「ゆくゆくは副業を本業にしたい」
「最適なタイミングを選びたい」
「失敗しないための対策を知りたい」
このように考えていませんか?
現状の不満から副業を始め、フリーランスとして独立や起業を目指す人が増えています。
しかし、副業である程度稼げているからといって、早い段階で退職してしまうのは危険です。本業化して成功するかは、タイミングの見極めと事前準備次第で決まると言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、以下の内容を解説していきます。
- 副業を本業にするメリット・デメリット
- 最適なタイミングを判断するポイント
- 本業にしやすいおすすめの副業
- 事前にやっておくべき対策
最後まで読めば、失敗する可能性が低くなります。ぜひ、参考にしてみてください。
副業を本業にする5つのメリット
副業を本業にするメリットは、主に5つあります。
- やりたい仕事ができる
- 人間関係のしがらみがなくなる
- 時間・場所に縛られず働ける
- スキルが向上しやすい
- 会社員よりも高収入を目指せる
詳しく解説していきます。
1.やりたい仕事ができる
副業を本業にすれば、自分のやりたいことや好きなことを仕事にできます。自己実現のために働けるので、大きなやりがいを感じられます。
会社員であれば、やりたいことだけをするわけにはいきません。会社という組織に属している以上、苦手なことや不本意な仕事もせざるをえないものです。
好きな業種を選んで取り組みがいのある仕事ができるのは、副業を本業にする強みです。
2.人間関係のしがらみがなくなる
副業を本業にして独立すれば、人間関係のしがらみがなくなるのも利点です。
自分の好きなように働けるので、ストレスから開放されます。派閥争いに巻き込まれることや、断れない飲み会の誘いもなくなります。
会社勤めをしていると、組織ならではの不自由さを感じるケースは多いです。実際に厚生労働省の「令和2年 労働安全衛生調査(実態調査)」では、27%の人が対人関係がストレスの原因になっていると回答しています。
人間関係を気にせずに働けるようになるのは、精神衛生上の大きなメリットです。
3.時間・場所に縛られず働ける
副業を本業にしてしまえば、時間や場所に縛られず働けるようになります。決まった時間に出勤・退勤をする必要がなくなるためです。
近年ではリモートワークを推奨している企業が増えているとはいえ、規則があります。週に1~2回の出社や、定期ミーティングが義務付けられているケースも珍しくありません。
しかし、副業を本業にすると自分の裁量で仕事ができるので、働く時間や場所は自由です。自分のライフスタイルに合わせた働き方ができるのは、魅力的です。
4.スキルが向上しやすい
副業で独立すると、スキルが向上しやすくなります。会社員とは違って指示を出す上司がいないので、仕事について自分で考える機会が増えるためです。
自分で考えて行動することに慣れるまでは、苦労が多いかもしれません。しかし、得られる成功・失敗体験を通じて、スキルはこれまで以上に磨かれます。
より高いレベルの能力が身につきやすくなるのは、副業を本業にするメリットだと言えます。
5.会社員よりも高収入を目指せる
副業を本業化すると成果が報酬に現れるので、自分の努力次第で収入を伸ばせます。会社員時代の収入を超えるのも夢ではありません。
会社員の場合は昇給が年に1~2回しかないので、収入が大きく変わるケースは少ないです。年功序列の賃金形式を取る企業も減りつつあるため、以前のように勤続年数が長ければ年収が上がる保証もありません。
経済的自由を手に入れたいのであれば、副業を本業にするのは有効な手段です。
なお、ビジネスを始めるにあたって重要なのは、お金を増やすための考え方や情報収集力です。
これから副業で稼いでいきたい!と考えている方は、別記事の「真面目」でも「頭がいい人」でもお金持ちになれないたった1つの理由」をお読みください。
副業を本業にする3つのデメリット
副業を本業にするには、デメリットも3つあります。
- 収入が不安定になる
- 手厚い保障が受けられない
- 事務や経理などの手間が増える
順番に詳しく見ていきましょう。
1.収入が不安定になる
副業を本業にする最大のデメリットは、収入が不安定になる点です。会社員よりも高収入を目指せる反面、毎月決まった額の給料を受け取れなくなります。
独立をすると、成果を出さない限りは収入を得られません。病気やけがで働けないときや、仕事の依頼がないときは、収入がゼロになってしまうリスクがあります。
2.手厚い保障が受けられない
個人事業主になると保険上の労働者ではなくなるので、雇用保険や労災保険に加入できません。そのため、ケガや病気で入院したり、万が一失業したりしても、会社員のような保障が受けられません。
また、個人事業主は国民健康保険、国民年金への加入が必要です。保険料を会社が折半してくれていた会社員時代よりも、保険料の負担は増えます。
会社員のように社会保障や福利厚生などの手厚い補償が受けられなくなるのは、大きなデメリットです。
3.事務や経理などの手間が増える
副業を本業にして独立した場合、事務や経理などの手間が増えます。会社が経費を処理してくれる会社員と違い、すべての作業を自分で対応しなければなりません。
経理事務担当者を雇えるようになれば楽になりますが、事業が成長するまでは難しいでしょう。仕事をしつつ、細やかな作業もこなさなければならない点に注意が必要です。
副業を本業にするタイミングを見極めるポイント3つ
副業を本業にするのであれば、タイミングの見極めが非常に重要です。以下3つのポイントを判断基準にしてください。
- 副業の収入が本業を上回っている
- 複数の収入源を確保できている
- 3~5年後も成功するビジョンが見えている
それぞれ詳しく解説していきます。
1.副業の収入が本業を上回っている
本業化するのであれば、副業の収入が本業を上回ったタイミングが適切だと言えます。
一般的に、副業は本業よりも短い時間でおこなうものです。本業の給料を上回っているのであれば、会社員として働いていた分の時間を使ってさらに収入を増やせる可能性があります。
ただし、同じ手取り額だとしても、実際の年収は会社員の方が高いケースが多いので要注意です。
個人事業主の場合は収入から必要経費を引いたものが所得ですが、会社員は収入から給与所得控除を引いたものが所得となります。
給与からは所得税や住民税、厚生年金などが給与控除として毎月引かれており、それらの合計額が個人事業主の必要経費より高いことがほとんどです。
税金などを差し引いても副業の方が十分に年収を上回るという状況が続いているのであれば、本業化しても失敗する危険性は低いです。
2.複数の収入源を確保できている
複数の収入源を確保できているかも、重要な判断基準です。もし収入源が1つしかない場合、トラブルが起きると収入が激減する危険性が高いです。
しかし、複数の収入源を確保できていれば、リスクを分散できます。また、精神的にも余裕ができるのもメリットです。
副業を本業にするか悩んでいるなら、収入源を複数確保できてからの方が無難です。
3.3~5年後も成功するビジョンが見えている
数年後に成功している想像ができるかも、タイミングを見極める目安です。現在は副業で高い収入を得られていても、それが一生続くとは限りません。
特に、トレンドの仕事を副業にしている場合は注意が必要です。高い専門性がなければ、市場の変化についていけなくなる可能性があります。
副業を本業化するのであれば、3~5年後も成功するビジョンが見えているかを考えてみてください。
本業にしやすい!おすすめの副業7選
こちらでは、本業にしやすい副業を厳選して7つ紹介していきます。
- Webライター
- アプリ開発
- 動画編集者
- Webデザイナー
- アフィリエイト
- コンテンツ販売
- コンサルタント
特徴を把握して、自分に適したものを選ぶ参考にしてみてください。
1.Webライター
企業のホームページから個人のブログまで、さまざまな媒体で執筆するのがWebライターです。
一般的に、報酬は書いた文字数(=文字単価)または記事数(=記事単価)で支払われます。初心者歓迎の仕事は単価が安く稼ぎにくいですが、専門性の高い記事の執筆や取材ができると高収入も狙えます。
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2.アプリ開発
Webブラウザ上で使えるサービスや、スマホアプリなどを作成する仕事です。収入を得る方法は、大きくわけて3つあります。
- 企業からの受託
- 有料アプリの開発
- アプリの広告収入
アプリ開発の利点は、即金性の高い受託の仕事と、資産性のあるオリジナルアプリ開発の両方ができるところです。
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アプリ開発の副業は受託以外稼げない?メリット・デメリットや稼ぎ方を紹介
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3.動画編集者
動画編集者は、YouTuberや企業の代わりに編集作業をおこないます。
メリットは納品した分だけ必ず稼げる点です。定期的に動画を投稿したいクライアントも多いので、一回受注できると大量に仕事をもらえる可能性もあります。
より続きが見たくなるような編集スキルがあれば、案件の獲得に困りません。
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4.Webデザイナー
デザインをするのが好きな人には、Webデザイナーがおすすめです。
Web広告などで使用されるバナーや、YouTube動画の一覧などに表示されるアイキャッチ画像の作成は需要が高いです。アイキャッチ画像は速い人ならば1枚作るのに1時間もかからないため、稼ぎやすい仕事です。
ただし、編集ソフトの購入などの初期費用がかかる点には注意してください。
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5.アフィリエイト
ブログを運営し、広告収入で稼ぐアフィリエイトも本業にしやすい副業です。
アフィリエイトでは、紹介する商品によって報酬単価はピンキリです。サイトの無料会員登録だと100円程度、クレジットカード作成では数千~1万円程度にもなります。
収益化できるまでに時間はかかりますが、アフィリエイトの副業で数十万円稼いでいる人も珍しくありません。
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6.コンテンツ販売
コンテンツ販売は、自分の経験やスキルを商品として販売する副業です。
販売できるコンテンツは様々であり、主な種類は以下の通りです。
- テキストコンテンツ:PDFやブログ記事、メルマガなど
- 動画コンテンツ:YouTube、Vimeoなど
- 音声コンテンツ:ポッドキャスト、オーディオブックなど
利益率が高いので、高いスキルや優れた実績のある人であれば高収入も目指せる副業です。
▼コンテンツ販売の副業について解説▼
コンテンツ販売が副業に向いている7つの理由!始め方やテーマ選びの方法解説
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7.コンサルタント
コンサルタントは顧客の問題解決に向けた提案など、知識に対して報酬を得る仕事です。
初期投資がかからないなど金銭的リスクが少ないので始めやすく、本業の経験を活かして稼げるのがメリットです。Webコンサルや人事コンサルなどさまざまなジャンルがあり、案件を探せるマッチングサービスも豊富にあります。
専門性を求められる分、単価が高めなので、本業化しやすい副業だと言えます。
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副業コンサルの始め方を3ステップで解説!収入相場やおすすめの案件獲得サイトも紹介
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副業を本業にする前にやっておくべき5つの行動
こちらでは、事前にやっておくべき対策を5つ紹介します。
- 数ヶ月分の生活費を確保しておく
- 税金などお金に関する知識を身に着ける
- クレジットカードなどの審査を通しておく
- SNSやブログで情報発信をする
- 成功者からノウハウを学ぶ
後悔をしないためにも、内容を確認してみてください。
1.数ヶ月分の生活費を確保しておく
最低限必要な生活費を3~6ヶ月、できれば1年分確保しておいてください。
独立後に思ったように仕事が取れず、売上が伸びない可能性があるためです。また、継続的に受けている仕事もいつ打ち切りになるかもわかりません。
お金がないと、仕事はもちろん生活が回らなくなります。貯金があると心に余裕が持て、精神的な面での基盤となります。
2.税金などお金に関する知識を身に着ける
事前に税金や社会保障についての知識を身に着けておいて、損はありません。ルールを知ることは、自分の身を守ることや節税にもつながります。
たとえば、何を経費にできて、何が経費にならないのかなどです。基本的なことを理解していないと、確定申告をする際に困ります。
また、確定申告は青色申告と白色申告の2種類があり、控除額が異なります。詳しくは関連記事「【知らなきゃ損】フリーランスは確定申告が必須?不要なケースや種類について徹底解説」にて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
【知らなきゃ損】フリーランスは確定申告が必須?不要なケースや種類について徹底解説
3.クレジットカードなどの審査を通しておく
退職をする前に、申込みに審査が必要な手続きは済ませておいてください。会社員よりも社会的信用が低くなるので、審査通過の難易度が高くなるためです。
会社員時代よりも高収入になったとしても、毎月安定した収入が得られる保証がないので、クレジットカードや賃貸の契約は難しくなります。
審査には時間がかかるケースもあるので、余裕を持って退職の2ヶ月前には済ませておくことを推奨します。
4.SNSやブログで情報発信をする
独立前から、SNSやブログでの積極的な情報発信をおすすめします。実績やスキルを公表していると、新規のクライアントから案件の受注が期待できます。
また、いい仕事をしたら評判が広まりやすいのもメリットです。SNSは拡散力があるので、自分の実力を大勢の人に知ってもらえるチャンスがあります。
副業を本業化するのであれば、SNSやブログを名刺代わりにうまく活用してください。
5.成功者からノウハウを学ぶ
副業を本業にする前に、ビジネスの成功者からノウハウを学ぶ習慣を身に着けておいてください。独学でビジネスに取り組むよりもリスクを抑えられ、成果を出すための近道になります。
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