「JavaScriptエンジニアの年収は高い?」
「年収を上げる方法はある?」
「JavaScriptはどのような仕事に使える?」
という疑問をお持ちの方、実はJavaScript単体では、他のエンジニアと比較したときに年収はそれほど高くありません。
しかし、JavaScript自体の需要は高く、エンジニアとしてステップアップするにも重要な言語。そのため、追加でスキルを身に着けていくことで年収アップも見込めます!
この記事では、JavaScriptエンジニアの現状を説明した上で、年収アップ方法や具体的なスキルアップ方法を解説。
- JavaScriptエンジニアの平均年収
- 将来性
- 役立つ仕事
- 年収を上げる方法
- スキルアップする方法
と、これから稼げるようになりたい方に向けた情報をまとめています。今から年収を上げたい方はぜひご覧ください!
JavaScriptエンジニアの平均年収は?
さっそくJavaScriptエンジニアの具体的な平均年収をお伝えします。結論から言うと、JavaScriptエンジニアの平均年収は、エンジニアの中ではそこまで高くありません。
年代 | 平均年収 | 順位(21言語中) |
20代 | 378万円 | 18位 |
30代 | 497万円 | 15位 |
40代 | 583万円 | 17位 |
50代 | 580万円 | 12位 |
(参考:TECH Street「2020年プログラミング言語別年収ランキング」)
JavaScriptは最低限身につけた上で、他の言語も合わせて学び武器を増やすといいでしょう。
年収はやや低くてもJavaScriptエンジニアの将来性は明るい
年収はやや低いとはいえ、JavaScriptエンジニアの将来性は明るいです!
こちらでは、その理由を3つ説明します。
- Webアプリ開発に必須な言語だから
- 言語の人気が高いから
- 汎用性が高いから
それぞれ確認し、JavaScriptを勉強する必要性を知っておきましょう。
【JavaScriptエンジニアの将来性が明るい理由1】Webアプリ開発に必須な言語だから
JavaScriptは、Webアプリ開発には欠かせない必須な言語です。
なぜなら、どのような大手のサイトでも大なり小なりJavaScriptを使って運営しているからです。
特にユーザーが直接触れる部分を作るには、JavaScriptは必須の言語。JavaScriptを使わなかったり、オフ状態にすると正しくサイトが表示されず、利便性が低くなってしまいます。
JavaScriptを使いこなせる人がいないと、満足のいくWebアプリやツールが作れないということです。
つまり、開発環境が大きく変わらない限りJavaScriptは必要とされ続けることが予想されます。
仕事が途切れないプログラミング言語なので、将来性が見込めるでしょう。
【JavaScriptエンジニアの将来性が明るい理由2】言語の人気が高いから
JavaScriptは人気が高いプログラミング言語です。
ITエンジニアを対象としたアンケートでは、25の言語のうち3位という人気の高さが明らかになりました。
前回調査と比較するとランキング上位の言語に入れ替わりが見られる中、JavaScriptは2年連続でトップ3へ入っています。
(参考:日経 xTECH「プログラミング言語実態調査2020」)
世界でも同様に高いニーズがあるので、需要の安定さがうかがえますね。
【JavaScriptエンジニアの将来性が明るい理由3】汎用性が高いから
JavaScriptは汎用性の高い言語です。
フロントエンドとサーバーサイドでのどちらでも活用できたり、他のプログラミング言語と組み合わせたりして、多くの開発に貢献できます。
さらに、先ほど説明した通り、ほとんどのWebアプリ開発にJavaScriptが使われています。
そのため新規の開発以外にも、改修などで広く仕事が生まれるでしょう。
▼Webアプリ開発で必要な言語を解説▼
【保存版】アプリ開発に必要な言語12選!身に付けておきたい3つのスキルも紹介
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JavaScriptが役立つ仕事の例
繰り返しになりますが、JavaScriptは様々な場面で使われています。
例えば、JavaScriptが役立つ主な仕事は以下の3つです。
- フロントエンドエンジニア
- サーバーサイドエンジニア
- Webデザイナー
【JavaScriptが役立つ仕事1】フロントエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアは、HTMLやCSSといったマークアップ言語とJavaScriptを組み合わせてWebアプリのUI・UXを開発する仕事です。
UI(ユーザーインターフェイス)とはユーザーの目に入る見た目の部分、UX(ユーザーエクスペリエンス)とはWebアプリの利用によってユーザーが得られる体験のことを指す言葉。
あらかじめ用意された開発の骨組みであるフレームワークやライブラリを使いながら、利便性の高いWebアプリなどを開発します。
作り上げたプログラミングが分かりやすく見た目に反映されるので、クリエイティブな仕事がしたい方におすすめです。
▼フロントエンドエンジニアに必要なスキルを現役に取材▼
【現役に取材】フロントエンドエンジニアのスキル厳選4選【マストでない知識は除外】
>>【現役に取材】フロントエンドエンジニアのスキル厳選4選【マストでない知識は除外】
【JavaScriptが役立つ仕事2】サーバーサイドエンジニア
フロントエンドエンジニアはユーザーが感じ取れる部分に携わるのに対し、サーバーサイドエンジニアは開発の裏側を支えています。
具体的にはサーバー処理のためのプログラミングや、必要なデータ管理を行っています。
JavaScriptの他に開発で使われるのは次のような言語です。
- Ruby
- PHP
- Python
Webサイトが成り立つ仕組みに興味がある方におすすめな仕事です。
【JavaScriptが役立つ仕事3】アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアとは、ITシステムに使われるアプリケーションを開発したりメンテナンスしたりする仕事です。
ひとくちにアプリといっても、種類は様々。
- スマートフォン向けアプリ
- 業務用アプリ
- Webアプリ
開発分野によって使用言語も異なります。
世の中の役に立つようなアプリを生み出したい方におすすめです。
【JavaScriptが役立つ仕事4】Webデザイナー
Webデザイナーは、依頼内容に合わせてWebサイトのデザインを考える仕事です。
デザイナーという名前からビジュアル的な仕事を想像するかもしれませんが、実際は幅広い業務内容でサイト開発の裏側を支えています。
具体的な仕事内容は次の通りです。
- クライアントとの打ち合わせ
- コンセプト設計
- ワイヤーフレーム(骨組み)の作成
- サイトデザイン
- コーディング
本格的な制御はエンジニアにおまかせすることもできますが、JavaScriptを理解しておくとデザインに活かせる場面もでてきます。また、HTMLを記述するときもJavaScriptを使うことを意識でき、サイト全体を効率よく開発できるようになるでしょう。
クライアントが求めるサイトの提案から、完成まで携わりたい方におすすめです。
JavaScriptエンジニアが年収を上げる6つの方法
JavaScriptエンジニアはIT業界の中で年収が、特別高い職業ではありません。
周りよりも高い年収を得るためには、闇雲に働くのではなくポイントを抑えて行動する必要があります。
こちらでは、年収を上げるための具体的な方法を6つ紹介します。
- スキルアップする
- 上流工程を経験する
- 他にも扱える言語を増やす
- データベースを理解する
- 転職する
- フリーランスになる
すぐに行動を起こせることもありますので、できることがないか確認してみてください。
【JavaScriptエンジニアが年収を上げる方法1】スキルアップする
スキルアップをすると社内評価に反映されたり、転職時に自分の市場価値が上がったりして年収アップが見込めます。
- 応用的な文法を学ぶ
- 取り扱えるフレームワークの種類を増やす
- 作業効率を上げる
- エラーを減らす
など、できることから始めましょう。
【JavaScriptエンジニアが年収を上げる方法2】上流工程を経験する
上流工程の仕事ができると、年収は上がります。
なぜなら、上流過程であるほど仕事への責任感が重くなったり、求められるレベルが上がったりするからです。
エンジニアの仕事の多くは以下の流れで進みます。
- 要件定義
- 設計
- プログラミング
- テスト
- 納品
この中で上流過程に当たるのは「要件定義」と「設計」です。
クライアントとの打ち合わせや、プロジェクト管理を担当します。
積極的に上流過程をこなし、経験値を貯めましょう。
【JavaScriptエンジニアが年収を上げる方法3】他にも扱える言語を増やす
JavaScript以外にも、扱える言語を増やしましょう。
仕事の幅が広がり、会社で必要とされる存在になれるからです。
フリーランスの場合でも、仕事の選択肢が増えてより高単価な案件を獲得できるようになります。
強化したい分野や、なりたいエンジニアの種類に合わせて次に学ぶ言語を決めましょう。
スマホアプリ | Java・Kotlin(Android) Swift(iOS、MacOS) |
Webサイト | PHP、Rubyなど |
AI開発 | Python |
▼各言語のポイント解説はこちら▼
Webエンジニアに必要な言語8選!JavaScriptの勉強がおすすめな理由も解説
>>Webエンジニアに必要な言語8選!JavaScriptの勉強がおすすめな理由も解説
【JavaScriptエンジニアが年収を上げる方法4】データベースを理解する
データベースとは、集めた情報を保存・蓄積し使いやすく整理したデータ群のことです。
知識をつけておくと、サーバーサイドエンジニアと円滑にやりとりができるようになります。
多くの分野で広く使われているのが、複数の表でデータを管理するリレーショナルデータベース(RDB)という方法です。
データベースを操作するための言語であるSQLと、それを受け取るためのDBMSというシステムの使い方を学んでおきましょう。
【JavaScriptエンジニアが年収を上げる方法5】転職する
年収を大きく上げたい場合、転職もひとつの手法です。
一般に下請けや孫請けといった下流過程に行くほど、給料が低い傾向にあります。なぜなら、末端に行くたびにマージンが抜かれて、下流の会社に残る利益が減るからです。
エンジニアを対象にしたアンケートでは、元請け企業と3次下請け企業における年収の差は138万円(30代前半の場合)もあることが分かりました。(参考:Tech総研)
なるべく元請けに近い企業に就職し、給料事情を改善しましょう。
【JavaScriptエンジニアが年収を上げる方法6】フリーランスになる
転職の他に、フリーランスになっても年収を改善できる場合があります。
フリーランスは自分で条件を交渉したり、仕事を選んだりできるので、安すぎる受注金額で疲弊するのを防げるからです。
フリーランスというとハードルが高いイメージがあるかもしれません。
しかし、日本では働く人のおよそ20%がフリーランスとして活動しており、昔よりもかなり身近な存在になってきました。(参考:「 政策課題分析」内閣府)
会社に頼らなくても仕事を得られる人脈や実力がある方は、フリーランスも視野に入れましょう。
▼フリーランスエンジニアで独立する方法▼
【スキル勝負】40代からフリーランスエンジニアになれる?3つの方法や知るべき2つのデメリットを解説
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JavaScriptエンジニアがスキルを上げる方法
JavaScriptエンジニアがスキルを上げると、年収アップが期待できます。
また、転職や昇進にも有利に働くでしょう。
この章では具体的なスキルアップ方法を4つ紹介します。
- 本で学ぶ
- 模写コーディングをする
- スクールに通う
- オンライン講座を活用する
自分にあった勉強方法がないか確認してみてください。
【JavaScriptエンジニアのスキルアップ方法1】本で学ぶ
本を使えば、通勤や休憩の時間をスキルアップに充てられます。
本を選ぶ際は次のポイントを意識しましょう。
- 解説が分かりやすい
- 出版年が新しい
- 自分のレベルに合っている
ただし、本を使った勉強は完全な独学なので、わからないことの解決が難しいという欠点があります。
自分で適切に調べたり、人に聞いたりできる状態で学習するといいでしょう。
【JavaScriptエンジニアのスキルアップ方法2】模写コーディングをする
ある程度知識がある方は、模写コーディングで腕を磨くのがおすすめです。
模写コーディングとは、既存のサイト再現するように自分でコーディングすること。実際に手を動かしながら、知識のアウトプットができます。
「まずはレイアウトを真似しよう」「慣れてきたから完コピを目指そう」など、具体的な目標を持って模写すると、成長が早くなりますよ。
【JavaScriptエンジニアのスキルアップ方法3】スクールに通う
勉強を継続するのに不安がある方は、スクールを活用しましょう。
あらかじめカリキュラムが決まっているので、間延びすることなく集中的にスキルアップできます。
社会人向けの習い事や、専門学校の既卒者向けコースを使うと、学生でなくてもクラスルーム式の授業が受けられます。
とはいえ、通学の手間がかかったり、まとまった金額が必要になったりするので注意しましょう。
【JavaScriptエンジニアのスキルアップ方法4】オンライン講座を活用する
オンライン講座は、動画教材などを使いインターネット上で授業を受ける勉強方法です。
スマートフォンやパソコンでいつでもどこでもスキルアップができます。スクールよりも安い費用で、通学することなく学べますよ。
ただし、非対面式なのでわからないことは自分で解決する必要があります。
疑問を解決するためのサポート制度が充実した講座を選ぶといいでしょう。
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