「フリーランスはサラリーマンより厳しい?」、「未経験だと働けない?」などの疑問を持つ方も多いでしょう。
自由な働き方ができるというイメージが強いフリーランス。しかし、実際は大変なことはないのか、サラリーマンと比べて厳しいのではないかと気になりますよね。
そこでこの記事では、
- フリーランスはサラリーマンより厳しい?
- 7つの厳しい現実
- 3つのメリット
- 活躍するためにやるべきこと
などをご紹介します。
ぜひ、参考にしてください!
フリーランスはサラリーマンより厳しい?
結論からいうと、手に職があれば厳しいわけではありません。しかし、未経験の場合は厳しいでしょう。
スキルや経験があれば、サラリーマン時代から給料がアップする人もいます。一方、未経験の場合は仕事をとることが難しいです。実力や職種によって、厳しいと感じるか厳しくないと感じるか異なります。
また、個人で活動する限り実力以上の仕事をもらうことはできません。意識的にスキルアップしないと、成長は止まってしまうでしょう。
自分でスキルを磨き続けることができる人なら、あまり苦を感じずに活躍できる可能性もあります。
フリーランスで感じる10個の厳しい現実
それでは、具体的にフリーランスで感じる10個の厳しい現実をご紹介します。
- 仕事がもらえない
- 仕事を抱え込む
- 単価が上がらない
- 休みがない
- 自己管理が必要
- 成長しづらい
- トラブルがあっても自己責任
- 実務経験を重要視される
- アドバイスをもらえる人がいない
- 体調を崩すと収入0
【厳しい現実1】仕事がもらえない
フリーランスでは技術があっても、営業をしたり人脈がなかったりすると仕事がもらえません。仕事がなければ自動的に収入もなくなってしまいますよね。
サラリーマンであれば、会社に所属していたら仕事がなくなる恐怖はあまりないと思いますが、フリーランスでは働くことに必死という厳しい現実があります。
どれだけやる気や技術があっても働ける保証はどこにもなく、仕事がない状態が1番辛いですね。
人脈があってフリーランスになりたての頃は案件をもらえたとしても、継続できるかもわかりません。仕事がもらえない恐怖と戦うのが現実です。
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【厳しい現実2】仕事を抱え込む
仕事を頂けることはとてもありがたいことですが、フリーランスは基本的に1人で働くので、活動できる時間や労力が限られています。
そんな中、すでに案件を抱えていても新規の依頼があれば、断ったら次がもらえないかな、今これを受注しないと損するかななど考えて、全て引き受けてしまう人もいるでしょう。
しかし、あまりに負担が多いと仕事のクオリティーも下がってしまいます。抱えきれなくなり、オーバーワークになって体調を崩す可能性も。
実際に、働き続けないと不安なので、仕事を抱え込んでしまうフリーランスが多いのも現実です。
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【厳しい現実3】単価が上がらない
安い単価の案件を受けて、なかなかその後も上がらないというフリーランスも多いでしょう。
実績や経験のためにこなすことも大切なことですが、報酬が安い仕事をたくさん受けても単価は上がっていきません。
高いパフォーマンスを求められるのに単価が安いと、モチベーションも上がらず生活も厳しいこともあります。
仕事を自分で選べるのもフリーランスの特徴でもあるので、なんでも受けるわけではなく、本当にやるべき仕事なのかを考えると良いでしょう。
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【厳しい現実4】休みがない
会社員と違い、有給なども無いので長期で休むと収入が減ってしまいます。個人でスケジュールも組む必要があり、休日というものがないのが現実です。
自分で休めば良いことだろともう人もいると思いますが、仕事が終わらず休みを返上したり、急な依頼に対応して休めなくなったりすることもあります。
また、締め切りの日程にスケジュールが左右されるため、休みを作りづらいということも。仕事がない場合は営業しないと落ち着かず、ゆっくり心を落ち着ける時間はありません。
一見自由に見えるフリーランスですが、休みがないと感じる人も多いので厳しいですね。
【厳しい現実5】自己管理が必要
フリーランスはサラリーマンよりも自己管理が大切です。会社に属していたら、税金や保険の管理を代行してもらえます。
しかし、フリーランスではそれらの手続きを全てやらなければならないのです。しっかり経費の帳簿づけもして毎年の確定申告も必要です。
また、仕事のスケジュールも自分で管理し、納期を守りきちんとマネジメントする必要があります。怒ってくれる上司もいないですし、1度信頼を失ったら仕事がなくなります。
手続き関連にしても仕事に関しても、自己管理ができなければフリーランスで生活できないでしょう。
【厳しい現実6】成長しづらい
フリーランスでは、自分の持っている能力でできる範囲の仕事を求められます。会社員のように、上司に無茶振りをされることはないですし、何かを教えてくれながら働くことはありません。
新しいチャレンジや、自分が成長できる環境があまりないので、行動を起こさないとレベルが上がっていかないのです。
自分から新しいことを吸収できるなら良いですが、全て自分で学んで知識も得ないといけないので、成長しづらい現実があります。
【厳しい現実7】トラブルがあっても自己責任
厳しい現実として、トラブルがあっても自己責任というのがあります。
フリーランスでは全て自分で行わないといけなくて、誰かが助けてくれるわけではありません。クライアントの未払いがあっても自己責任なのです。
また、トラブルに巻き込まれても助けてくれる人がいないので、全て自分で解決する必要があります。初めのうちはわからないことも多くて、様々なことで苦労するでしょう。
【厳しい現実8】実務経験を重要視される
フリーランスで仕事を得る際、クライアントは実務経験を重視している場合がよくあります。
クライアントにとっては、仕事のノウハウを持っているフリーランスの方が安心して依頼できるからです。
経験が浅いうちは、周りのベテランフリーランスに仕事を取られてしまうかもしれません。
とはいえ、ポートフォリオや自信のある実績でアピールすれば、仕事ぶりを評価されるチャンスは大いにありますよ。
▼未経験フリーランスの現実と対策方法を紹介▼
【計画的に】未経験のフリーランスはぶっちゃけ厳しい!おすすめな5つの仕事と対処法も解説
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【厳しい現実9】アドバイスをもらえる人がいない
フリーランスなどには、アドバイスをくれたり付き添って教えたりしてくれる先輩はいません。
仕事に必要なことは自分で学ばないといけないのです。
わからないことは本や検索で調べたり、実践で身に着けることになるでしょう。
クライアントがフィードバックをくれなければ、自分の仕事への評価すらわからないことも。
会社からのアドバイスがもらえない代わりに、オンラインサロンなどを活用した同業者との情報交換をするなど、自分なりの人脈作りも大切です。
【厳しい現実10】体調を崩すと収入0
フリーランスは、会社員と違って収入の保証がありません。
体調を崩せば作業が滞り、その間の収入は0になります。体調が原因で締め切りに影響が出れば、最悪次の仕事がもらえないなんてこともあり得ます。
会社員には当たり前の有給や傷病手当も受けられないので、何も対策をしなかった場合に頼れるのは貯金のみ。
常に収入が途切れるリスクが付きまとうことは、大きな不安となるでしょう。
【体験談】フリーランスの私がつらかったこと
ここで、フリーランスでWebライターをしている筆者が、実際に体験したつらかったエピソードを紹介します。
フリーランスが大変・つらいと感じることは人それぞれ違います。筆者の場合、次の2点でつらさを痛感しました。
- スケジュール管理
- 仕事量の調整
フルーランスの場合、スケジュールや1日の過ごし方は自由に決められます。もちろん、休憩を挟もうが休日を増やそうが責める人はいません。
その結果、自己管理の甘さからあらかじめ計画していたスケジュール通りに仕事が進まないこともしばしば…。
「まだ余裕があるから大丈夫」「明日からちゃんとやろう」なんて思っていたら、気がつくと締め切りは目の前です。
ほぼ徹夜してなんとか原稿を出したことも少なくありません。
締め切りを落としたり、速さを求めるあまり適当な仕事になったりしては、クライアントからの信頼は失います。
自分のキャパシティを超えるような大量すぎる受注や、サボり癖によるスケジュール崩壊はあるあるです。
フリーランスをこれから始める人には、余裕と計画性を持つことをおすすめします。
厳しいだけじゃないフリーランスの3つのメリット
ここまで、フリーランスの厳しい現実をお伝えしました。
ですが、厳しいだけではありません。3つのメリットをご紹介します。
- 自由な働き方
- 給料が上がる場合も
- ストレスが減る
【メリット1】自由な働き方
フリーランスの特徴として、自由な働き方ができるということがあります。会社を辞めて独立する人の多くは、この自由な働き方に憧れるでしょう。
場所や時間に捉われない働き方が魅力で、締め切りなどはありますが、それを守れば他の時間の使い方は自由なのです。
会社でこの時間まで仕事をしなければならないということはなく、きちんとこなせるならカフェでコーヒーを飲みながら仕事をしても良いは大きなメリットですね。
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【メリット2】給料が上がる場合も
スキルや職種によっては、会社員のときと比べて、給料が2〜3倍になることもあります。フリーランスは会社員と違って成果報酬型なので、やればやっただけ収入が増えていくのです。
高単価が狙える職種で、需要も多ければ給料が大幅に上がることがあるのはメリットですね。
ただ、継続的に稼げる保証はなく、仕事をもらえるかも確定しているわけではないので、独立を考えている人はよくリサーチをしましょう。
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【メリット3】ストレスが減る
フリーランスでは、自由な働き方が可能なので、ストレスが減るというメリットもあります。
具体的には、通勤や人間関係のストレスが激減します。朝早く起きて満員電車に乗る必要はありませんし、職場の嫌な人と顔を合わせなくてOKです!
もちろん上司に理不尽に怒られることもありません。仕事以外の部分でストレスが減るのは、フリーランスの魅力ですね。
フリーランスで活躍するには4つのやるべきこと
それでは、フリーランスとして活躍するために、4つのやるべきことをご紹介します。
- スキルを磨き続ける
- 人脈を作る
- 頂いた仕事を全力でこなす
- 自己管理を徹底する
1.スキルを磨き続ける
フリーランスとして生計をたてる場合、スキルを磨き続けることが大切です。自分の技術が上がれば、報酬も伸びていくのがフリーランスの魅力。一方、スキル不足だとすぐに他の人に切り替えられてしまいます。
会社員と異なり案件ごとに契約を結ぶので、人を切り替えるのは簡単です。特に現在は、フリーランスも増えてきているので、競争率も高くなっています。
フリーランスになってからも、積極的に新しいスキルを身に着けたり、いまの技術を伸ばしたりする努力が必要です。
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2.人脈を作る
フリーランスとして活躍するためには、人脈があると働きやすいです。仕事をもらったり、最新情報を周りから教えてもらったり、孤独になりがちなので、人脈があると様々なメリットがあります。
将来ビジネスパートナーになる可能性もありますし、困ったときに助けてくれることもあるでしょう。
人脈があり仕事を回してもらえたら、営業をする必要もなくなります。独立する前から人とのつながりを大切にして、幅広い人脈を作っておくとフリーランスで働きやすいですよ。
3.頂いた仕事を全力でこなす
3つ目は、頂いた仕事は全力で取り組むということ。当たり前だろと思う人もいるかもしれませんが、とても重要なことなのです。
というのも、仕事がないから目の前の案件からこなしているときに、単価が低いものもあると思います。そのときに、この価格くらいの品質のものでいいやという思考になる人もいるでしょう。
しかし、品質の低いものを出しているとクライアントは満足しませんし、次の高単価の仕事につながりません。
単価が低い仕事を抜け出すには、単価以上のクオリティのものを出して次に繋げることが大切なのです。単価が低いからといって適当な仕事をせず、先を見据えて全力て取り組みましょう。
4.自己管理を徹底する
仕事がないときに焦って案件を取った結果、運良く大量に受注してしまった場合には、注意が必要です。
受けきれない仕事をもらって納期を飛ばしてしまうと、信用を失い次の案件がなくなります。しっかり管理して、納期通りにクオリティの高いものを提出できるようにしましょう。
逆に、納期が間に合わなくなりそうな仕事なら、取りすぎると信用を失う原因になるので辞める勇気も必要です。
また、フリーランスでは継続して働くことが大切です。オーバーワークになり体調を崩してしまっては、元も子もありません。自己管理を徹底して、健康も仕事面もしっかりマネジメントしていきましょう。