「どうしてもプログラミングが理解できない」
「正しい勉強の仕方がわからない」
「難しそうなイメージで勉強が始められない」
など、悩んでいませんか?
プログラミングは理系のイメージが強く、勉強が難しそうに感じます。分からないことか解決できずに、プログラミングを諦めてしまう人も少なくありません。
しかし、プログラミングができないと悩む理由を知って的確に対処すれば、プログラミングは挫折せずに習得できます。
そこでこの記事では、以下のことを説明します。
- プログラミングが思うようにできない理由
- プログラミングができないことへの苦手意識を無くす方法
- 初心者向けのプログラミング言語
- おすすめの勉強方法
せっかく時間もお金もかけてプログラミングを学ぶなら、途中で諦めることなく学んでいきましょう。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
プログラミングが思うようにできない7つの理由
プログラミングが思うようにできないのには原因があります。
ここでは、初心者がプログラミングの勉強に失敗する原因を7つ紹介します。
- 勉強に時間をかけていない
- 学習方法が自分に合っていない
- アウトプットをしない
- 疑問点を質問しない
- ググり方がわからない
- 習得しようとしている言語が難しすぎる
- 専門用語を知らない
自分に当てはまることがないか、確認してください。
【プログラミングができない理由1】勉強に時間をかけていない
勉強に時間をかけない人は、プログラミングができないままになってしまいます。
なぜならプログラミングは、他の仕事スキルよりも時間をかけないと習得できない難しい分野だからです。
例えばプログラミングスクールの説明では、プログラミングは最低でも300時間かけないと習得できないとしています。(参考:tech boost)
まとまった時間を取れずに1日1時間ずつ勉強した場合、休みなく勉強しても1年弱はかかる計算です。
とはいえ、300時間というのはあくまで、スクールを利用してプロから適切な指導を受けた際の目安。
個人で勉強するとスクールよりも勉強効率は落ちると予想できるので、もっと多くの時間をかけないと習得は難しいでしょう。
【プログラミングができない理由2】学習方法が自分に合っていない
自分に合わない学習方法では、なかなかプログラミングの習得はできないでしょう。
合わない方法で無理に勉強してもモチベーションを維持できなかったり、効率的に覚えられなかったりするからです。
特にスクールを利用する場合、特徴をよく調べなかったり値段だけで利用を決めたりするのは危険です。
プログラミングが長続きしないだけでなく費用が無駄になってしまいます。
スクール以外にも本やオンライン講座など様々な学習方法があります。
- まずは理論を固めた方が理解できる
- 手を動かして体で覚えたい
- 言葉よりも図解の方が理解しやすい
など、その人ごとの最適な学習方法を選びましょう。
【プログラミングができない理由3】アウトプットをしない
アウトプットができないと、プログラミングの理解が進みにくいです。
なぜなら本で説明を流し見するだけでは、技術は身につかないからです。
プログラミングのお手本を知っても、いざ開発してみると間違いに気づいたり疑問を持ったりするでしょう。
そのため、本を一通り黙読して勉強した気になっても、本番になって開発でつまづくことが予想されます。
実際に手を動かし応用力を身につけた人の方が、プログラミングの理解は進むでしょう。
【プログラミングができない理由4】疑問点を質問しない
疑問点を質問できないと、プログラミングを習得できません。
疑問に思ったことを解決できないままにすると基本がおろそかになり、上級の内容がさらに難しく感じてしまうからです。
例えばHTMLで<!DOCTYPE html>の必要性が分からないまま勉強を進めると、開発になって確実につまづくでしょう。
特に勉強を始めたばかりの段階は、ひとつずつ疑問を解決することが重要です。
【プログラミングができない理由5】ググり方がわからない
ググり方が分からないと、疑問点を解決できません。
実は、実務でプログラミングをしている人も、すべての知識が頭にあるわけではありません。その都度わからない部分を調べながら業務をすすめています。
プログラミングをやる場合、調べてコードをかければOK。逆に言えば、調べる力がないと現場で手が止まってしまいます。
インターネットで検索すると様々なことがわかりますが、闇雲にネットサーフィンするだけでは必要な情報が手に入りません。
例えば、プロミングに特化した質問サイトの存在を知らずにYahoo!知恵袋ばかり巡回しても、専門的な知識は身につかないでしょう。困ったときにどうやって調べるかという力も求められます。
また、プログラミングに関するサイトをみつけても、掲載されている情報が全て正しいとは限りません。正しい情報か吟味する力も求められます。
せっかく疑問を解決するために行動したのなら、正しい検索スキルを身につけて効率的に情報収集しないともったいないです。
【プログラミングができない理由6】習得しようとしている言語が難しすぎる
勉強を始めたばかりの人は、難易度を参考に習得する言語を選ぶ必要があります。
なぜなら、知識が少ないうちは難しい言語の勉強をしても理解できないからです。また、利用者が少なく、書籍やネットの情報が少ないと勉強するのも一苦労でしょう。
最初は初心者向けの言語を選ぶのがおすすめ。
そこから少しずつ言語の難易度を上げていけば、つまづきにくいでしょう。
サイトや本による解説が豊富な言語なら、疑問を解決しやすいです。
【プログラミングができない理由7】専門用語を知らない
専門用語を知らないと、プログラミングの勉強が思うようにできません。
なぜなら、プログラミングでは普段の生活では聞き馴染みのない言葉が多く使われているからです。言葉の関連性や意味が曖昧なままでは、理解は難しいでしょう。
関数やオブジェクトといった、基本的な言葉の解説を省略している教材が多くあります。
疑問が生まれるたびに調べたり、解説がわかりやすい教材を使ったりして、言葉の意味をつかむ必要があります。
プログラミングができないことへの苦手意識を無くす5つの方法
プログラミングができないと感じる人の多くは、苦手意識を持っています。
こちらでは、プログラミングのイメージを変えて苦手意識を無くす方法を5つ紹介します。
- 体験サイトでイメージを掴む
- 独学をしない
- 目標を持つ
- 楽しんで勉強する
- 質問できる環境を整える
ぜひ実践してみてください!
【プログラミングへの苦手意識を無くす方法1】体験サイトでイメージを掴む
プログラミングが体験できるサイトで、イメージをつける方法です。
いきなり本格的な勉強に入るよりも、プログラミングの考え方に頭を慣らしておくことができるからです。
おすすめのサイトとしては、次のようなものがあります。
これらのサイトはできる限り簡略化されたプログラミングを体験できるので、楽しみながら苦手意識を捨てられますよ。
【プログラミングへの苦手意識を無くす方法2】独学をしない
初心者がプログラミングを学ぶなら、独学は挫折の原因になります。
独学では分からないことを自分で調べなければならないので、つまづくポイントが多いからです。
また、自己流のプログラミングではエンジニアになってから困ることになります。
例えばスクールやオンライン講座を活用して、完全な独学を避けましょう。
【プログラミングへの苦手意識を無くす方法3】目標を持つ
目標を持って勉強に取り組むことをおすすめします。
目標がないと達成のために積極的に動いたり、ゴールから逆算して効率的に動いたりすることができないからです。
- いつまでに言語を習得しよう
- 最終的にこんな開発ができるようになりたい
- このアプリを作ってみたい
- エンジニアになったらいくら稼ぎたい
など、具体的に目標を決めてモチベーションアップしましょう。
【プログラミングへの苦手意識を無くす方法4】楽しんで勉強する
楽しんで勉強すると、プログラミングにネガティブなイメージを持たなくて済みます。
理解ができないプログラミングに渋々取り組むのは、精神的にも苦痛だからです。
ゲーム感覚で勉強できる学習サイトなどを使うと良いでしょう。
例えばロジックサマナーやコードガールこれくしょんといったプログラミング学習ゲームが無料で利用できます。
勉強した内容の振り返りや応用として活用するといいでしょう。
【プログラミングへの苦手意識を無くす方法5】質問できる環境を整える
理解できないことがあった時のために、質問できる環境を整えておきましょう。
インターネットで情報収集はできますが、自分の疑問への的確なアドバイスが見つかるとは限らないからです。
例えば、身近に質問できる相手がいなければ次のような方法を検討しましょう。
- エンジニア向けの質問サイトを使う
- コミュニティに所属する
- SNSで交流する
プログラミングに関するメンターを見つけるのもおすすめです。
▼プログラミング学習でのメンターの役割を解説▼
【決定版】プログラミング学習を依頼できるメンターの探し方5選!利用するメリットと注意点も徹底解説
>>【決定版】プログラミング学習を依頼できるメンターの探し方5選!利用するメリットと注意点も徹底解説
初心者向けのプログラミング言語
プログラミングの理解ができないといった事態を避けるには、難易度の低い言語から段階的に学習することがポイントです。
こちらでは、初心者向けの言語を紹介します。
- HTML・CSS
- JavaScript
- Ruby
- Python
- PHP
特徴やできることを知って言語を決める際の参考にしてくださいね。
【初心者向けのプログラミング言語1】HTML・CSS
HTMLとCSSは、Webサイトの見た目に関わる言語です。
厳密に言えばプログラミング言語ではありませんが、初心者でも理解がしやすいのに加えフロントエンド開発に必須なので、プログラミングを学ぶ最初の言語としておすすめです。
それぞれの役割は以下の通りです。
- HTML:Webサイトのレイアウトを作る
- CSS:文字色や背景などを設定して装飾し、デザインを整える
最初にHTMLとCSSでシンプルな文法を学んでおいた方が、他の言語をスムーズに習得できるようになりますよ。
【初心者向けのプログラミング言語2】JavaScript
JavaScriptは、HTMLとCSSで作ったWebサイトに動きを加えるのに必要な言語です。
例えば次のような機能はJavaScriptで表現されています。
- カーソルを合わせると強調表示される
- 画像がスライドして入れ替わる
- ポップアップウインドウを表示する
また、簡単なブラウザゲームの作成もできます。
ほぼ全てのWebサイトで使われているので、勉強は必須です。
【初心者向けのプログラミング言語3】Ruby
ここまで説明したHTML・CSSとJavaScriptがフロントエンド言語なのに対し、Rubyはサーバーサイド言語です。
サーバーサイドとは、簡単に言えばユーザーが直接触れない部分のこと。
Rubyは無駄な記号などを省略してコーディングできるのでコードがシンプルで、初心者でも学びやすいのがメリット。
- SNS
- ECサイト
- スマホアプリ
- Webアプリ
など、活用シーンが幅広いことから、エンジニアになって仕事を探すときにも重宝するでしょう。
さらにRubyのRuby on Railsというフレームワークが多くの開発で使われています。
Rubyの習得の際はぜひRuby on Railsをセットで覚えてくださいね。
▼Ruby on Railsの勉強方法はこちら▼
【挫折しない】Ruby on Railsを勉強する前に知っておきたい学習方法4STEP
>>【挫折しない】Ruby on Railsを勉強する前に知っておきたい学習方法4STEP
【初心者向けのプログラミング言語4】Python
PythonはRubyと同じように、初心者が学びやすいサーバーサイド言語です。
他の言語と比較してコーディングの行数が圧倒的に少ないのが特徴。
例えば、以下のような分野で活用されています。
- アプリ開発
- 自動のデータ処理や分析
- スクレイピング
- AI開発
アプリケーションだけでなく、AI開発に必須とされているので将来性にも注目が集まっています。
【初心者向けのプログラミング言語5】PHP
PHPは動的なサイト開発ができるサーバーサイド言語です。
PHPは、Rubyと同様にHTMLに埋め込むことで、作られたデータを条件にあわせて表示することができます。
例えば、挨拶に関するHTMLを朝ならば「おはよう」夜ならば「こんばんは」と変更して表示するのです。
WordPressの開発にも使われており、テーマやプラグインの開発に必須です。
PHPで動いている有名なサイトには、WikipediaやFacebookなどがあります。
シンプルな文法なので、初心者でも習得しやすいでしょう。
プログラミングをスムーズに学ぶなら、オンライン講座がおすすめ!
繰り返しになりますが、プログラミングが理解できないことで挫折するのを防ぐなら、完全な独学を避けることが重要です。
そこでおすすめなのが、オンライン講座を使った学習方法です。
本による独学では、分からないことを自分で調べる必要があり、初心者には難易度が高いからです。
また、独学を避けるためにスクールに通うのは、多額の費用や通学の手間が発生します。
それに対し、オンライン講座を利用するメリットは以下の通りです。
- 動画による視覚的にもわかりやすい解説
- 家にいながら学べる
- 自分のペースで学べる
- スクールよりも費用が安い
ただし、口座によっては質問に制限があったりサポートが充実していなかったりしますので、よく内容を確かめてから受講を決めましょう。
当メディアで提供しているSkill Hacks(スキルハックス)では、現役のエンジニアによる94本もの動画レッスンを受けられます。
おすすめの言語として紹介したRubyも習得可能です。
さらに、質問できる回数や期間は無制限。
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