「TikTokってよく聞くけど、何ができるの?」
「なぜ流行っているのか知りたい」
「安全に利用できる?」
このような悩みにお答えしていきます。
TikTokI(ティックトック)は、短い動画を配信できるSNSアプリです。若者中心に人気ですが、なぜ人気があるのか、そもそもどんなことができるのか気になる方もいるでしょう。安全性についても確認しておきたいですよね。
そこで、こちらの記事では、
- TikTokの概要
- TikTokでできること
- 安全にTikTokを利用するために気をつけること
について解説していきます。
TikTokとはどんなアプリなのか気になる方は、ぜひ読んでみてください。
TikTokとは何?簡単に解説
まずは、TikTokとはどうようなアプリなのか、チェックしてみましょう。以下の3つの内容について解説していきます。
- TikTokの概要
- 他のSNSとの違い
- 流行している理由
ぜひ参考にしてみてください。
1.TikTokの概要
TikTokは、中国のByteDance社が国際版として開発したSNSアプリです。15秒~60秒ほどの短い動画を投稿できるのが特徴です。
アプリをインストールするだけで、動画の閲覧や作成・投稿が可能です。一般ユーザーでも気軽に動画を作成し、投稿できることから人気が出ました。
動画のジャンルは幅広く、ダンス、美容、動物、Vlog、ライフハックなど、さまざまなジャンルの動画が投稿されています。
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年齢層は10代を中心に人気ですが、利用する年齢層や総数は年々上がっています。
「Business Journal」によると、すでに米国や英国ではTikTokの合計視聴時間がYouTube を超えているとのことで、日本での動向も注目されています。
2.他のSNSとの違い
TikTokはSNSのひとつです。他のSNSとの特徴を比較してみると、それぞれ特化したコンテンツが異なります。
- Twitter・・・テキスト
- Instagram・・・写真
- TikTok・・・動画
TwitterやInstagramでも動画が投稿できますが、TikTokには、動画用のテンプレートがあります。テンプレートを利用することにより、音楽やネタを用意しなくても投稿できます。
TikTokは、気軽に動画を投稿したい人に使いやすいSNSです。
3.流行している理由
TikTokが流行している理由は、主に3つあります。
- 動画が短いので気軽に暇つぶしできる:1つの動画が15秒程度なので、さまざまなジャンルの動画を楽しめる
- 加工や編集が手軽にできる:YouTubeのように特別な編集スキルがなくても動画投稿できる
- 拡散力が高い:他のSNSでシェアできる、ハッシュタグ機能により人気ワードに関連するタグをトレンド表示できる
TikTokの流行を利用する企業も増えてきています。「ハッシュタグチャレンジ」は、商品やサービスをハッシュタグつきで動画を投稿してもらうイベントです。
投稿のハードルが低いため、個人でも気軽にイベントに参加できます。
TikTokでできること5選
TikTokでは主にどんなことができるのか、詳しいサービス内容を紹介します。
- 動画の検索やセーブ・保存
- いいね・コメント機能
- アカウントフォロー
- 動画のシェア
- タグで人気動画検索
動画投稿ができることはわかっていても、詳しい機能は知らないという方は、参考にしてみてください。
1.動画の検索やセーブ・保存
TikTokでは動画を検索したり、セーブ・保存したりできます。
- 検索・・・見たい動画に関する単語で検索できる。例えば「猫」と検索すると、猫に関する動画が出てくる
- セーブ・・・ブックマーク機能。気になった動画をいつでも見返すことが可能
- 保存・・・ダウンロード機能。自分の端末に動画が保存できる
お気に入りの動画を保存しておけば、オフラインでも鑑賞できます。ただし、投稿者側によりダウンロードできない設定にしている場合は保存できません。
また、著作権により動画の一部に音声や音源が再生されないものもあります。
2.いいね・コメント機能
気に入った動画には「いいね」やコメントができます。
- いいね・・・画面の右にあるハートマークをタップするだけ。自分がつけた「いいね」はプロフィールから一覧で確認できる
- コメント・・・テキストでコメントできる。他のユーザーコメントも閲覧可能。
投稿者や他のユーザーと触れ合うことで、SNSとしての役割を果たしています。
3.アカウントフォロー
気に入った投稿者のアカウントをフォローする機能もあります。フォローしておくと、動画が投稿された際に通知を受け取れます。
フォローする方法は2通りあり、
- 動画のアイコンに表示された「+」マークをクリック
- プロフィールから「フォロー」
どちらの方法でも可能です。
4.動画のシェア
気に入った動画は、他のSNSやLINEでシェアできます。
動画の右側にある矢印をクリックすると、そのままシェアしたり転送したりできるようになっています。
また「リンクをコピー」を選択すれば、ブログサイトにURLを貼り付けることも可能です。
5.タグで人気動画検索
TikTokも、TwitterやInstagramのようにタグを設定できます。そのため、タグから人気動画の検索が可能です。
アプリ版の場合「トレンド」をタップすると、人気のハッシュタグと、関連する動画が表示されます。
もう一つ、気になるキーワードを検索し、関連するハッシュタグを探す方法もあります。
例えば「猫」で検索してみましょう。
「#猫のいる生活」「#猫おもしろ」「#野良猫」などが人気のハッシュタグとわかります。
TikTokの4つの危険性
TikTokはSNSの中でも、動画を投稿するため危険性が心配な方もいるのではないでしょうか。
TikTokは、そもそも13歳以上でないと利用できないSNSです。
年齢制限が設けられているほどなので、使い方には気をつける必要があります。
こちらでは、TikTokの危険性について解説していきます。
- 背景画像から個人が特定される危険性がある
- コメントで傷つけられる可能性がある
- ネットストーカー被害の恐れがある
- 意図しない場所にも拡散される可能性がある
安全に利用するために、危険性についてチェックしてみてください。
1.背景画像から個人が特定される危険性がある
TikTokに投稿した動画の背景に写り込んだ景色から、家や撮影場所を特定される危険性があります。
ほんの少し写り込んだだけでも、複数の動画から情報をつなぎ合わせて個人を特定されることがあるため、注意が必要です。
- 部屋の間取りや床の素材、壁紙が住宅情報サイトから家が特定される
- 電柱やマンホール、コンビニの特徴から自宅周辺が特定される
- 学校の制服を着用したまま投稿し、学校が特定される
など、思わぬところから個人を特定される材料が潜んでいます。
自分が知らなくても、電車で見かけるなどの理由で相手は知っていることもあり「この動画は〇〇学校の生徒だ」とSNS等で拡散される可能性も考えられます。
投稿する前に個人情報につながるものは写り込んでいないか、しっかりチェックすることを忘れないようにしましょう。
2.コメントで傷つけられる可能性がある
TikTokは、動画に対してコメントが付けられます。自分が投稿した動画に反応をもらえるのは嬉しい機能ですが、中にはネガティブなコメントをする人もいます。
本名でなくても書き込みできるSNSは、どうしても嫌なコメントを避けられません。
誹謗中傷を気にしない人はいいですが、落ち込んでしまう人はコメントをオフにしたほうが健全に使えるでしょう。
3.ネットストーカー被害の恐れがある
動画を見て、一方的に好意を寄せられ、しつこくコメント欄やメッセージで書き込みをする人もいます。
「コメントが多いな」くらいならよいですが、だんだんエスカレートするケースが多いです。
- TikTok以外のSNSも特定し、しつこく連絡してくる
- 誹謗中傷を書き込まれる
- 動画から個人情報を特定し、ネットに公開したり待ち伏せしたりする
などの行為に発展することもあります。あまりにも被害がひどい場合、警察に相談する人もいるようです。
4.意図しない場所にも拡散される可能性がある
TikTokは拡散力が高いことが人気の理由のひとつですが、それはデメリットにもなり得ます。
TikTokは動画を簡単に保存できるため、他のSNSやYouTube、ブログなど、思わぬところに自分の顔がさらされる可能性があります。
一度ネットにアップすると、その動画を完全に消すことは難しいものです。
良くない場所に拡散される可能性があることは、TikTokの危険な部分だといえます。
安全にTikTokを利用するために気をつける4つのこと
TikTokにはさまざまな危険性があります。危険性を完全に排除することは難しいですが、なるべく安全に使いたいですよね。
こちらで、TikTokを安全に利用するために気をつけておきたい点について、解説していきます。
- アカウントを非公開にする
- 個人情報が流出する場所で撮影しない
- コメントやダウンロードを制限する
- 未成年が使用する場合は「ペアレンタルコントロール」設定する
安心して使うために、参考にしてみてください。
1.アカウントを非公開にする
TikTokを身近な人だけで楽しむなら、アカウントを非公開にする方法がおすすめです。
非公開にしておけば、あなたが承認したユーザーのみがフォローできるので、不特定多数の人に見られるリスクは避けられます。
しかし、TikTokは多くの人に見てもらえるのも醍醐味のひとつです。
アカウントを公開する場合は、本名を使ったり生年月日を入れたりしないようにすると良いでしょう。
2.個人情報が流出する場所で撮影しない
気軽に撮影できるのがTikTokの良いところですが、撮影場所には気をつける必要があります。
特に自宅内や、近所で撮影するときは細心の注意を払いましょう。
場所以外にも、写り込んだ物から個人が特定される可能性もあります。
TikTokは動画のダウンロードも可能です。一度ネットにアップしたら完全に消すことは難しいでしょう。
特に慣れてきたときに気が緩みがちなので、常に注意を払うようにしてください。
3.コメントやダウンロードを制限する
TikTokは、コメントやダウンロードを制限する設定ができます。
- コメント・・・友達のみまたはオフに設定
- ダウンロード・・・動画のダウンロード許可をオフに設定
コメントは動画ごとにオン・オフの設定が可能です。ダウンロードは一括設定しかできません。
また、コメントの設定には、特定のキーワードをブロックすることが可能です。ブロックすると、指定したキーワードが入った文章はコメントできません。
4.未成年が使用する場合は「ペアレンタルコントロール」設定する
未成年が使用する場合は、アプリ内機能の「ペアレンタルコントロール(保護者管理)」を利用するのがおすすめです。
主な機能は、
- 使用時間制限モード・・・アプリの使用時間を制限できる
- 使用制限モード・・・未成年に不適切な動画がフィルタリングされる
- 検索制限・・・トレンド画面からユーザーやハッシュタグ、動画、楽曲を検索できないようにする
- プライバシー設定・・・アカウントの非公開設定やDM・コメントできる人を制限できる
未成年が使用する場合は、お子様が安心して使えるよう、保護者がある程度管理しておくのが良いでしょう。
TikTok公式の「保護者向けガイド」も参考にしてみてください。