>>「真面目」でも「頭がいい人」でもお金持ちになれないたった1つの理由とは

【現役エンジニア監修】サーバーエンジニアとは?4つの仕事内容や必要スキルを徹底解説

「サーバーエンジニアってどんな職業?」
「なるためには、どんなスキルを身に付けたらいいの?」
「将来性は明るい?」
などの疑問をお持ちではありませんか?

なんとなく「サーバーに関することを扱う」ということはわかっても、具体的な仕事内容や、他のエンジニアとはどう違うのかは気になるところ。

就職を考えている方は、事前に不安や疑問などを明確にさせたいですよね。サーバーエンジニアへの理解が浅ければ、就職したあとにミスマッチがおこる可能性も考えられます。

そこで本記事では、サーバーエンジニアについて以下の内容を解説します。

  • 仕事内容
  • 必要なスキル
  • 将来性が明るい理由

加えて、サーバーエンジニアを目指している方に向けて、スキルに身につけ方を紹介!
この記事を読むことで、サーバーエンジニアへの道筋を理解できます。ぜひ最後までご覧ください。

監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。

監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。

【平均年収まで紹介】サーバーエンジニアとは?

サーバーエンジニアとはそもそもどんな職業なのか、こちらでは以下の項目を紹介します。

  • サーバーエンジニアの概要
  • サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアへの就職を考えている方は、ぜひ覚えておきましょう。

サーバーエンジニアの概要

サーバーエンジニアとは、コンピューターシステムを運用するためのサーバーを扱う職業です。

サーバーに関する、以下の業務を担当します。

  • 設計
  • 構築
  • 運用
  • 保守

サーバーとひとことでまとめても、種類はさまざまです。代表的なものとしてWebページを表示するためのWebサーバー、メールを配信するためのメールサーバーなどがあります。サーバーエンジニアは、使用用途や顧客に合わせて、サーバーの設計や開発を行う仕事です

サーバーエンジニアの平均年収

サーバーエンジニアの平均年収は約465万円マイナビAGENT調べ)です。

20代の平均年収が348万円、30代が444万円doda調べ)なので、サーバーエンジニアの給与水準は高めだといえます。

収入を伸ばしたいと考えている方には、おすすめの職業です。

サーバーエンジニアの仕事内容4選

サーバーエンジニアの仕事内容はサーバーを扱うことです。主な業務は以下4点に分けられます。

  1. 設計
  2. 構築
  3. 運用
  4. 保守

順番に解説します。サーバーエンジニアへの理解を深めるため、ぜひチェックしてみてくださいね。

1.設計

サーバー設計は、利用するユーザーの要望に沿ったものを構築するために重要な業務です。サーバーをただ単に構築しても、利用者のニーズを満たせるものはできません。
エンジニア側で要望を確認して、うまく形にすることが大切です。

設計業務では、主に下記ポイントを確認します。

  • サーバーの設置台数
  • ネットワーク回線の通信速度
  • 利用電源の容量
  • コストバランス

ときにはプログラマーと相談し、運用しやすいサーバー設計をおこないます。この段階で、トラブルの想定や対処法を考えておくことが重要です。

2.構築

構築業務では設計業務で作成した設計図をもとに、サーバーを使える状態にします。

例えば以下のような作業を担当します。

  • パソコン機器の設置
  • OSやアプリのインストール
  • ネットワーク回線

構築業務をおこなう際には、ユーザーの要望に沿ったものを作らなくてはなりません。そのため、設計図と実際の構築に差異がないようにします。もし異なる点があれば、後々トラブルに発展する可能性があるので注意が必要です。

3.運用

構築したサーバーの運用も、エンジニアの重要な業務です。サーバーが使えなくなっては、ユーザーの業務に支障をきたしてしまいます

そのため、サーバーの稼働状況を常に監視しなければなりません。

加えて、サーバーを快適に運用できるようにすることも業務の一環。例えば、OSやソフトウェアのバージョンアップをおこなったり、不正アクセスから守ったりします。

4.保守

日々の運用業務を行っていても、サーバーが障害を起こす場合があります。そのため、サーバーエンジニアはサーバーの保守をおこないます。具体的には、サーバーのトラブルを解明し、復旧させることです。

なおサーバーの障害は、ユーザーの業務に支障をきたします。そのため、いち早く復旧させなければなりません

サーバーエンジニアの将来性が追い風といえる理由

サーバーエンジニアの将来性は明るいです。就職することで仕事に困ることは少ないでしょう。

サーバーエンジニアが置かれている状況が明るい理由は、以下2点です。

  1. 需要が高まる
  2. サーバーのクラウド化が進む

各項目を詳しく解説します。

1.需要が高まる

サーバーエンジニアの将来性が明るい理由は、プログラマーやエンジニアのIT人材需要が高まっているためです。下記が実際のデータです。

参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)

経済産業省の発表では、2018年の時点で約22万人のIT人材が不足。2030年になれば、必要人数に対して約44万人足りないことが明らかになっています。

このデータから、サーバーエンジニアの需要が高まることが分かります。

2.サーバーのクラウド化が進む

サーバーエンジニアが追い風なのは、クラウドサービスを利用している企業が増加していることが理由です。従来のサーバーはオンプレミス型(物理サーバーを設置している)が主流でした。しかし、現在はネットワーク経由で利用するクラウド型のサーバーを導入する企業が増加しています。

下記の表は、総務省の発表による企業がどのくらいクラウドサービスを利用しているのかを表したものです。


参考:総務省「企業におけるクラウドサービスの利用動向

2015年は、クラウドサービスを利用している割合が約44%です。ところが4年後の2019年では約64%まで増加し、半数以上の企業がクラウドサービスを利用していることが分かります。

このデータから、オンプレミス型からクラウド型へのサーバーの入れ替え作業が増加していくと予想できます。そのため、サーバーエンジニアの将来性は高いといえるでしょう。

サーバーエンジニアに必要な6つのスキル

サーバーエンジニアを目指す人は、必要なスキルを把握しておきましょう。就業前に身に付けておくことで、就職活動が有利になるためです。

サーバーエンジニアが必要なスキルは、以下の6点です。

  1. コンピューターの仕組みへの理解
  2. サーバーOSの知識
  3. サーバー設計の知識
  4. サーバー運用・保守の知識
  5. クラウドサーバーの知識

順番に解説します。

1.コンピューターの仕組みへの理解

エンジニア未経験者は、まずはコンピューターの仕組みから理解する必要があります。

特にネットワーク機器への知識は重要です。サーバーエンジニアは、ユーザーの要望や状況に応じで、必要なネットワーク機器を選ぶことも仕事として行います。

  • ストレージ
  • CPU
  • メモリ

などがどのような意味を持つのか、しっかり理解することが大切です。

2.サーバーOSの知識

サーバーOSとは、サーバー向けに設計されているOSのことです。

具体的なものは以下の通りです。

  • Windows Server
  • Linux
  • UNIX

これらサーバーを操作する際に利用するため、使い方を身につける必要があります。

ただし就職する企業や案件によって、使用するサーバーOSは異なります。そのため、すべてのサーバーOSを習得する必要はありません。

なおWindows Serverは、国内で高いシェアを誇ります。どのサーバーOSを学習するか迷った際には、需要の高いものから勉強することをおすすめします。

3.サーバー設計の知識

クラウドエンジニアには、サーバーの土台となる設計の知識も重要です。

ユーザーの要望を満たし、快適にサーバーを動かします。そのため、設計には幅広い知識が必要になります。

  • ハードウェアのアップグレード
  • ソフトウェアの設定

など、必要な知識は様々です。

設計の知識はエンジニアとしてキャリアアップしていく上でも重要なので、徐々に身につけていくことが求められます。

4.サーバー運用・保守の知識

サーバー運用・保守の知識は、就職前にぜひとも身に付けたい知識です。サーバーエンジニアになりたての若手が最初に任される業務だからです。

障害が起きないように監視したり、トラブルを対処したりします。そのため、企業向けの運用方法や監視項目を知っておくことが必要です。

サーバーエンジニアに実務に、直結しやすい知識といえます。

5.セキュリティの知識

サーバーエンジニアは、セキュリティ対策をおこなわなければなりません。

サーバーには、個人情報や顧客情報など漏洩してはいけない情報が格納されているためです。万が一情報が流出してしまえば、企業は損害賠償や信頼低下などの痛手を負います。

セキュリティは、主に以下の知識をつけましょう。

  • ハッキングなどの外部からの攻撃対策
  • 人的ミスによる社内からの情報漏洩の対策

サーバーのセキュリティを担保することは、サーバーエンジニアの重要な役割です。

6.クラウドサーバーの知識

サーバーエンジニアには、クラウドサーバーの知識が必要です。クラウドサービスを利用している企業が増加しているため、需要が高くなっています。

代表的なクラウドサーバーは、以下の通りです。

  • AWS
  • Microsoft Azure
  • Google Cloud Platform

特にAWSは、国内でトップシェアを誇るサービスです。クラウドサーバーの知識を身に付けるなら、まずはAWSから学習することをおすすめします。

サーバーエンジニアに必要なスキルを身に付ける方法4選

サーバーエンジニアになるためには、スキルの習得が必要不可欠です。この章では、具体的な学習方法を紹介します。

主に下記4点です。

  1. 本や参考書を読む
  2. Webサイトを活用する
  3. 専門スクールに通う
  4. オンライン講座を受講する

それぞれの方法について、詳しく解説していきます。

1.本や参考書を読む

サーバーエンジニアを目指すなら、本や参考書の活用がおすすめです。順序だてて知識を学習できるため、まったくの知識がない人にも勉強しやすくなっています。

しかし、サーバーエンジニアに向けの書籍は豊富です。学習する内容をはっきりさせ、自分のレベルにあったものを選びましょう。

購入前には書店で試し読みしたり、レビューを確認したりすることをおすすめします。

2.Webサイトを活用する

Webサイトを活用することで、サーバーエンジニアに必要なスキルを習得できます。

無料で利用できるものがあるため、学習コストを抑えたい人におすすめです。検索するキーワードによっては、自分の知りたいことをピンポイントで調べられるというメリットがあります。

一方、Webサイトは疑問が出てきたとしても質問ができずに解決できないケースが考えられます。個人ブログやYouTubeなどにコメントをしても、返信がないことがあるためです。

そのため、Webサイトは補助ツールとして活用することをおすすめします。

3.専門スクールへ通う

サーバーエンジニアに必要な知識を習得するなら、専門スクールへ通うと良いでしょう。

最大のメリットは、疑問点を講師に質問できること挫折せずに学習を進められます。カリキュラムが組まれているため、効率よく学習できることも利点ですね。

しかし、専門スクールは受講費用が高額です。相場は20〜40万円となっています。近くに教室がなければ、通学がネックになる場合もあるでしょう。

サーバーエンジニアの専門スクールは「【徹底解説】サーバーエンジニア養成スクール5選!選び方を7つの軸で詳しく紹介」にて詳しく解説しています!失敗しないために選び方を紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。

4.オンライン講座を受講する

受講費を抑えつつスキルを習得したいなら、オンライン講座がおすすめです。専門スクールよりも受講費が安価な傾向にあります。

加えて、どこかの教室に通う必要はありません自宅やカフェなど好きな場所でサーバーエンジニアに必要なスキルを習得できます。

なおオンライン講座では質問できる回数や期限が決まっているものがあります。そのため、受講する前に確認しておくと安心できるでしょう。

サーバーエンジニアを目指すなら、当メディアが紹介するAWS Hacksがおすすめです。最大の特徴は、質問を回数や期間の制限なしで受け付けていること。現役エンジニアにLINE @で質問できるので、疑問点をサクッと解決できるでしょう。サンプル動画を用意しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

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