YouTubeのCMや広告などで、プログラミングの教材や専門スクールを見かける機会は増えていますよね。
インフルエンサーがプログラミングについて発信することもよく見かけます。
しかし、プログラミングが本当に必要なのか疑問が残る方は多いでしょう。
プログラマーやエンジニア志望ではない限り、学ばなくてもよい知識のように思えますよね。
結論からお伝えすると、プログラミングを学習する必要性は高いです!
社会人の方でも、いまから身につけるメリットはたくさんあります。
この記事では、プログラミング学習の必要性や習得するメリットを紹介します。
プログラミングがどう役に立つのかを解説するので、ぜひご一読ください。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
大人がプログラミングの知識を身につける必要性はある?5つのメリットを紹介
「大人がいまからプログラミングを学習するのは遅いのでは」と考えている方も多いのではないでしょうか?
しかし、社会人の方こそ身につける必要性があるんです!
こちらでは、大人がプログラミングを学習するメリットを5点紹介します。
- 就職・転職が有利になる
- 普段の業務の効率化をはかれる
- 論理的な思考が身につく
- 副業で収入を得られる
- キャリアの選択肢が増える
順番に解説しましょう。
1.就職・転職が有利になる
プログラミングを学習するメリットは、就職・転職が有利になること。
プログラマーやエンジニアといったIT人材は、需要に対して不足しているためです。
下記の表は、IT人倍の需要と供給をまとめたもの。
参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査(概要)」
発表元に経済産業省によれば、2018年の時点で約22万人のIT人材が不足しています。
2030年になれば、必要人数に対して約44万人足りないことが明らかになっています。
このことから、プログラミングスキルを身につけることで就職・転職を有利に進められることがわかります。
2.普段の業務の効率化をはかれる
「プログラマーやエンジニアになるつもりはない」という方にも朗報。プログラミングスキルは、現職の仕事でも活かせます。
例えば、Excelでマクロを組めば計算やメール送信などが可能。普段の業務を自動化することで、効率良く仕事ができます。
業務が素早く終われば、終業後の時間を有意義に過ごせますよね。
プログラミングは、プログラマーやエンジニアだけに必要なものではありません。身につけることで、業務の効率化をはかれます。
3.論理的な思考が身につく
論理的な思考とは、物事がなぜそうなるかを整理し順序立てて考える力です。
ロジカルシンキングと呼ばれることもあります。
プログラミング論理的な思考が身につく理由は、プログラムは書かれたコード通りにしか動かないため。
自分の思い通りに動作して欲しいなら、順序立ててコードを書く必要があります。
大人が論理的な思考が身につけるメリットは、原因をつきとめたり問題を解決したりする力が向上することです。
普段の業務でトラブルが起こることはあるため、身につけておくことで冷静な対応が可能になります。
加えて、自分の言いたいことを相手にわかりやすく伝える能力が上がります。
プレゼンテーションや提案をおこなう機会が多い人は、ぜひ身につけておきましょう。
プログラミングを学ぶことは、仕事をしやすくなるためのスキル習得に役立ちます。
4.副業で収入を得られる
プログラミングスキル習得することで、副業をおこなうことが可能です。
プログラミングの仕事は豊富です。
クラウドソーシングサイト「ランサーズ」でプログラミング案件を検索すると、500件以上の募集が見つかります(2021年4月時点)。
下記が実際の案件です。
仕事内容によっては、1案件で新卒の初任給を超えるものもあります。
副業で収入が増えると、貯金に回せたり自由に使えるお金が増えたりとメリットが豊富。
スキルを身につけることは簡単ではありませんが、収入アップを目指している方にはプログラミング学習がおすすめです!
「【月5万を目指す】プログラミングの副業で稼げるレベルを解説!具体的な案件や必要な言語も紹介」では、仕事の獲得方法についても解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
5.キャリアの選択肢が増える
プログラミングを学習することで、キャリアの選択肢が増えます。
例えば、プログラマーやエンジニアとして独立可能。
フリーランスとして活動することで、会社に縛られない働き方ができます。
加えて、好きな場所でリモートワークも可能です。
在宅であれば家庭を優先できますし、旅行をしながら仕事もできますね。
プログラミングは、キャリアの選択肢を広げられるスキルです。
自分の自由に働きたい方は、習得を目指してみましょう。
【大人だけじゃない】子ども(小学生)がプログラミングの知識を身につけるメリット3選
大人だけではなく、子どももプログラミングを身につけるメリットがあります。主には以下3点です。
- 必修科目である
- 将来の可能性が広がる
- パソコンの操作スキルが身につく
各メリットについて、詳しく解説します。
1.必修科目である
2020年から、小学生にはプログラミング学習は必修科目となりました。
文部科学省によると、ねらいは「コンピュータをより適切、効果的に活用していくため」と発表しています。
つまり、子どもにプログラミングスキルを身につけることは国が必要と示しているということです。
2021年には中学生が必修科目、2022年には高校生が選択授業としてプログラミングを取り入れる方針を発表しています。
2.将来の可能性が広がる
プログラミングを学ぶことで、子どもの将来の可能性が広がります。
プログラミング学習をする目的は、プログラマー・エンジニアになるだけではありません。
これからの社会ではITやコンピュータとのつながりが必須になるので、どんな職業でも必要なスキルです。
プログラミングは、子どもの将来を広げるための味方になるでしょう。
3.パソコンの操作スキルが身につく
プログラミングを学び事で、パソコンの操作スキルが身につきます。
最近では子どもがスマートフォンを使う機会が増えてきました。若者のパソコン離れが叫ばれているくらい身近なツールです。
しかし、スマートフォンは誰でも使えるように作られているため操作スキルを覚えなくても直感的に利用できます。
社会に出た際にはスマートフォンよりもパソコンはよく使います。
タイピングやショートカットキーなど、パソコンならではの操作スキルを早めに学習すると良いでしょう。
プログラミングの必要性を語る著名人
プログラミングの必要性を著名人が語るケースが見受けられます。こちらでは、必要性を訴える3名を紹介しましょう。
- バラク・オバマ
- 三木谷浩史
- まつもとひろゆき
順番に解説します。
1.バラク・オバマ(アメリカ合衆国 第44第大統領)
アメリカ合衆国第44代大統領であるバラク・オバマ氏は、プログラミングなどのコンピュータ技術について以下のように語っています。
コンピュータ・サイエンスのスキルを身につけることは、皆さん自身の未来のみならず私たちの国の未来にとっても大事なことです。
アメリカという国が最先端であり続けるためには、皆さんのような若いアメリカ国民に今後の世界のあり方を変えるツールや技術を学んでもらう必要があります、
コンピュータ学習をおこなっている企業や学生などを支援する取り組みを発表する際に発言されました。
プログラミングとは一見関係のないように思える大統領でも、必要性を訴えていることがわかりますね。
引用元の動画は以下から確認できます。日本語の字幕がついているので、ぜひチェックしてみてください。
2.三木谷浩史(楽天グループ代表取締役社長)
楽天グループの代表取締役社長である三木谷氏は、プログラミングを以下のように語っています。
英語化は楽天の英語化であったり、今のTOEFL化とかで、結構うまく世の流れを少しは変えられたかなと思っているので、次はちょっとプログラミング、日本国民のプログラミング力を上げるというプロジェクトを。
楽天グループが自社の英語活用に力を入れているのは有名ですよね。
三木谷氏は、英語に続いてプログラミング教育に注力したいと語っています。
3.まつもとひろゆき(Ruby開発者)
まつもとひろゆき氏は、プログラミング言語であるRubyの開発者です。
まつもと氏は自身のブログにて、プログラミングの必要性を以下のように語っています。
社会におけるコンピュータの重要性は明らかで、そのコンピュータがソフトウェアがなければ役に立たず、そのソフトウェアは人間にしか作れないとなれば、ソフトウェアを開発する人間こそが真に重要だということになります。
しかし、現状、誰でもがソフトウェアを開発することができない以上、ソフトウェアを開発する人、プログラマを養成することは急務です。引用:Matzにっき
いくら技術が発達しても、コンピュータがコンピュータを作れません。
新たな技術を創造するには人の力、つまりプログラミングのスキルが必要になります。
【メリット・デメリットまで解説】プログラミングを学ぶ方法4選
プログラミングは注目度が高いスキルです。そのため、さまざまな学習方法があります。
代表的なものは以下4点です。
- オンライン講座を受講する
- プログラミングスクールに通う
- 書籍を読む
- WebサイトやYouTubeを活用する
各学習方法の特徴を解説します。これからプログラミングを学習しようと考えている方は必見です!
1.オンライン講座を受講する
オンライン講座は、インターネットとさえあればスマートフォンやパソコンで受講できるサービスです。
教室に通う必要がないため、近くにプログラミングスクールがない人や仕事が忙しい人にもぴったり。
オンライン講座のメリットは、自分の都合の良いペースで学習を進められることです。
ちょっとしたスキマ時間でも学べるので、通勤時や就寝前にサクッと勉強もできます。
ただし、オンライン講座によってはサポート体制が手薄いものも。
プログラミングは疑問点が多く出てくるため、質問を受け付けているサービスを選びのが良いでしょう。
初めてプログラミングを勉強するなら、当メディアが紹介するSkill Hacksがおすすめ!動画形式の講座で、コードの書き方が理解しやすいです。
最大の特徴は、LINE@で質問を受け付けていること。回数や期間は無制限のため、疑問点をとことこんサポートする環境をととのえています!
2.プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールのメリットは、講師がいるため疑問を解決しやすいことです。
スクールによっては、マンツーマンで指導をしたりメンター制度を設けたりしていつところも。
また教室に通うことで、学習へのスイッチを入れやすくなります。
プログラミングを習得するには200時間かかると言われているため、きちんと勉強を継続したい方にはおすすめです。
一方、プログラミングスクールの受講費が高額。相場は20~40万円なので、人によってはネックに感じることもあるでしょう。
スクール経由での就職をおこなうことで、キャッシュバックをしてくれるところもあります。
なかには無料でプログラミングを学習できるスクールも。評判の良いプログラミングスクールは「【2024年版】評判の良い無料プログラミングスクールを8校紹介!無料の仕組みも公開」にてまとめています。ぜひこちらもチェックしてみてくださいね!
3.書籍を読む
プログラミングスキルは、書籍から学習可能。RubyやJavaScriptといった、言語に応じた参考書も発売されています。
書籍の特徴は、必要な知識を順序立てて学習できることです。そのため、プログラミング未経験者でも取り組みやすい学習方法です。
加えて、学習コストが低いことも特徴。数千円で購入できるため、お試しでプログラミングを学びたい人にも向いているでしょう。
書籍での学習は、疑問点があったときには自分で解決する必要があることが注意点。
オンライン講座やプログラミングスクールとは異なり講師がいないためです。
疑問を解決する力が身につきますが、学習効率を良くしたい方には注意したい学習方法でしょう。
4.WebサイトやYouTubeを活用する
最近では、WebサイトやYouTubeからプログラミングを学べるようになりました。
基本的には無料で閲覧できるので、学習コストを抑えたい方にぴったりです。
知りたいことをピンポイントで調べられるので、疑問点をサクッと解決したい人にもおすすめでしょう。
注意点としては、カリキュラムに不十分なケースがあること。
プログラマーやエンジニアになるためのガッツリとした教材をアップしている人は少ないためです。
プログラミング学習の補助ツールとして利用するのが良いでしょう。
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