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PHPにおけるオブジェクト指向とは?理解するメリットや3大要素まで徹底解説

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「PHPにおけるオブジェクト指向とは?」
「そもそもオブジェクト指向の概念を知りたい」
「オブジェクト指向がうまく理解できないままPHPを勉強してるけど、わかったほうがいいのかな…?」

プログラミングを行う上で多くの人がつまずくオブジェクト指向。理解できると作業を効率化させられて、スキルアップにもつながりますが、概念が難しく感覚を掴むまでに時間がかかります。

そこでこの記事では、

  • PHPにおけるオブジェクト指向
  • 理解するメリット
  • 覚えるべきこと
  • 3大要素
  • 学ぶ方法

などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。

監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。

PHPにおけるオブジェクト指向とは

そもそもオブジェクト指向というのは、どのようなものなのか解説していきます。

結論からいうと、オブジェクト指向は「もの」を組み立てるように表現するプログラミングの考え方です。PHPに限らず、全ての言語に必要になる概念でもあります。

たとえば、車のデータを作るときにあらかじめメーカーや色などを設定できるようにしておきます。それを車種ごとに定義することで、分業しやすくなったり、修正も容易になったりするのがメリット。

簡単に言うと、複数人での作業がしやすくなり、開発も効率的に行えるようになります。

オブジェクト指向には明確な定義などはなく、理解する難易度が高いです。しかし、オブジェクト指向前提のプログラミング言語も多いので、学習を進めながら理解を深めていきましょう。

PHPを扱う上でオブジェクト指向を理解する3つのメリット

続いては、PHPを扱う上でオブジェクト指向を理解する3つのメリットをご紹介します。

  1. 大人数での開発がしやすい
  2. 修正や変更が簡単
  3. 効率的な開発が可能

1. 大人数での開発がしやすい

オブジェクト指向を用いてプログラミングを行うと、分業がしやすくなるため大人数での開発が楽になるというメリットがあります。

オブジェクト指向では部品ごとに分けて開発やテストができるので、仕事をわけやすいです。

オブジェクト指向を理解できると、大人数で行うような大規模な開発にも携われるようになるため、収入アップも期待できます。

2. 修正や変更が簡単

オブジェクト指向を理解しておくと、コードの修正や変更が簡単になります。というのも、オブジェクト指向では長いプログラムを比較的わかりやすくまとめておくので、後から見たときに修正がしやすいのです。

他の人が見てもすぐに理解できるので、不具合が起きたときの対応もスムーズに行えます。

また、動作や機能を変更したいときにも、オブジェクト指向は重要です。

たとえば、1,000種類のキャラクターがいて、全てのキャラがAボタンで歩く、Bボタンで走るとしましょう。これらの機能のコードを書いた後に、やっぱりAボタンは座るにしようと変更したくなっとします。

ここで1,000キャラのコードをひとつひとつ書き換えるのは、大変な作業です。オブジェクト指向により場合分けされていれば、1部のコードを書き換えるだけで、機能を変更できます。

そのため、後からの修正や変更が簡単に行えるのです。

3. 効率的な開発が可能

効率的な開発を行えるようになるのも、オブジェクト指向を理解するメリットです。

同じような「もの」を作りたいときに、元のコードを再利用できるので、一からプログラムをする必要がありません。

特に、決まっている機能を増やしたいときには使いやすく、余計な手間を省くことが可能。

たとえば、人間のキャラクターの他にロボットやモンスターのキャラを作ろうと思ったとします。Aボタンで歩く、Bボタンで走る機能は人と同じだから再利用できる、というのもオブジェクト指向の考え方です。

オブジェクト指向の理解には時間がかかる

オブジェクト指向を理解すると、開発が効率的に行えて大人数での作業もしやすくなることから、スキルアップにつながります。PHPエンジニアとして活躍するには、必ず理解したい考え方です。

しかし、オブジェクト指向を理解する上で大きな壁となるのは、その難しさ。明確な答えがないため、理解するまでに時間がかかり、挫折する人も多くいます

企業としても若手エンジニアの育成に時間がかかるのがデメリットでしょう。

とはいえ、エンジニアとして活躍するためにオブジェクト指向は必須です。ゆっくり時間をかけながら、少しずつ理解していきましょう。

PHPにおけるオブジェクト指向を理解するために覚えるべき4つのこと

それでは、PHPにおけるオブジェクト指向を理解するために覚えるべき4つのことについてご紹介していきます。

  1. クラス
  2. メソッド
  3. プロパティ
  4. インスタンス

1. クラス

クラスというのは、オブジェクトの設計書のようなものです。

後に出てくるプロパティやメソッドなどを1つにまとめた、設計書またはテンプレートのようなものと理解しておきましょう。

クラスの役割としては分類することです。たとえば、同じような特徴や動作をもつ人のキャラクターが1,000人いたら、共通部分をまとめて「人」にするのがクラスの考え方となります。

どんな機能を持っているのかどんな行動ができるのかを決めて、設計するのがクラスです。

2. メソッド

メソッドは、オブジェクトが持っている処理のことです。作ったものに対する命令文という役割もあります。

キャラクターで例えると、歩く・走るなどの全てに共通するアクションを起こすための処理です。この歩く・走るなどのオブジェクトが起こせるアクションを振る舞いということもあります。

また、言語によっては関数とも呼ばれ、基本的にはPHPの他の関数と同じような動き方をするという理解で問題ありません。

3. プロパティ

プロパティは、オブジェクトが持っているデータや属性のことです。

たとえば「人」というオブジェクトは「性別」「名前」「身長」「体重」「年齢」といったプロパティを持っています。

また、クラスの中で定義される変数でもあるので、クラス内で数値が動くものなどを扱うものです。

プロパティのコードを書くときは、外から触ることのできないようにします。

4. インスタンス

インスタンスは、実際にプログラムを実装するときに生み出されるもののことです。

設計書となるクラスを用いて作成したもののことを、インスタンスと呼びます。人で例えるなら、「人」という設計書を用いて作られた「村人A」が、インスタンスです。

また、クラスからオブジェクトを実装することをインスタンス化とも言います。

PHPにおけるオブジェクト指向の3大要素

それでは、PHPにおけるオブジェクト指向の3大要素をご紹介していきます。

  1. 継承
  2. カプセル化
  3. ポリモーフィズム

1. 継承

継承は、同じようなコードをまとめて再利用性を高めることです。すでに作られているクラスを元にして、新しいオブジェクトを作成するのに利用します。

コードの数が多くなってくると、バグや不具合が起こりやすくなり、1から新しいクラスを作っていたらミスのリスクは高くなるでしょう。

それを防ぐのが継承の役目です。同じコードを何度も書く必要がなく、最低限の変更点だけいじればいいので、不具合のリスクを減らせます

継承では、同じようなコードをまとめるため、他の人が作業を引き継ぐときにも重要な要素です。

2. カプセル化

カプセル化は、プログラムをまとめることで中身を隠し、外の影響を受けないようにすることです。

名前の通り、薬のカプセルをイメージすると理解しやすいでしょう。保護したいプログラムをカプセル化することで、外からの不正アクセスや他のプログラムからの干渉を防げます。

そのため、不具合を防ぎつつコードの管理をしやすい状態にできるのです。

3. ポリモーフィズム

ポリモーフィズムは、多様性などの意味をもち、その「もの」特有の動きを可能にする概念です。

同じ行動を取ったとしても、その後の動作が異なるようにすることを、ポリモーフィズムと言います。

具体的には「人」というクラスから「一般人」「陸上選手」「おじいさん」という3種類のキャラクターがいるとしましょう。
同じ「走る」というメソッドを実行しても、一般人は走り方は至って普通で、陸上選手は綺麗なフォームで走ります。一方でおじいさんは早歩きのような走りをする処理を行う、というのがポリモーフィズムの概念です。

同じ走るという行動をしても、それぞれ特有の動き方があるというイメージを持っておきましょう。

PHPにおけるオブジェクト指向を学ぶ方法

PHPにおけるオブジェクト指向を理解するのは難易度が高く、少しずつ勉強することが大切です。

こちらでは、オブジェクト指向を学ぶ方法を3つご紹介します。

  1. 本や動画で独学
  2. プログラミングスクールに通う
  3. オンライン講座を受ける

1. 本や動画で独学

1つ目は、本や動画などを利用して、独学で勉強する方法です。現在はネットでも無料でプログラミングを勉強できるので、まずは独学で学んでみるといいでしょう。

しかし、オブジェクト指向を理解するには時間がかかりますし、実際に手を動かして感覚を覚えることが大切です。

独学でつまづいた場合、すぐに問題を解消できずに挫折する可能性もあるのがデメリットでしょう。

まずは自分の力で勉強してみて、あまりにわからない場合には、人に聞いたり講座を受けたりすることをおすすめします。

2. プログラミングスクールに通う

2つ目はプログラミングスクールに通って、教えてもらう方法です。プログラミングスクールに通うことで、わからないことを教えてもらいながら、効率的に学習できます。

理解が難しいオブジェクト指向でも、講師にわかりやすく解説してもらえれば、比較的早くものにできるでしょう。

また、そもそもプログラミング学習は挫折しやすいので、スクールに通うとスキルを身につけられる確率が上がります。

スクールでは順を追って必要な知識を教えてもらえますし、わからないことがあっても講師に聞けるというメリットもあるでしょう。学習のペースを掴めるのも大きな利点ですね。

しかし、スクールに通ったら必ずスキルが身についてオブジェクト指向が理解できるわけではなく、自分の手で勉強して実践しないといけません。また、料金が高いのもデメリットの1つです。

プログラミングスクールに通う場合でも講師に任せきりにせず、自分で学習するという意志が必要です。

3. オンライン講座を受ける

最後の方法は、オンライン講座を受けること。オンライン講座はスクールと独学のいいところをとった勉強方法です。

スクール同様にクオリティーが高く、体系立てて学習できる動画で学べるのがメリット。時間ない人でも自分のペースで勉強できます。

一方で、学習のペースを自分でつかまないといけないのがデメリット。わからないところでつまずくと挫折しやすいので、教材選びが重要です。

オンライン講座を選ぶなら、当メディアが運営するPHP Hacksがおすすめです。 教育経験も豊富な現役PHPエンジニアによる動画が見られます。

また、

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などのメリットもあり、挫折しにくい仕組みを整えています、これからプログラミングを勉強したい方は、ぜひ試してみてください。

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