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【クラウド対応】インフラエンジニアになる勉強法を徹底解説【市場価値UP】

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「インフラエンジニアになりたい!」
「どういう勉強が必要か詳しく知りたい」
「需要のある知識やスキルを教えて」

そんなお悩みにお答えしていきます。

近年におけるクラウドサービスの急激な発展により、インフラエンジニアの仕事内容は大きく変化し始めました。実際のところ、勉強を続けないと時代に取り残されてしまう危険性があります。

そこで本記事では、

  • インフラエンジニアに必要な超基礎勉強
  • 専門領域別インフラエンジニアの勉強法
  • 最速でクラウド系インフラエンジニアになる方法

を徹底的に解説していきます。

ぜひ本記事を参考に、専門性の高い知識を身につけ、変化する時代に求められる人材を目指しましょう。

監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。

監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。

インフラエンジニアになるための超基礎勉強

まず、インフラエンジニアの超基礎知識について解説します。インフラエンジニアになりたいと考えている人は、以下のような基礎的な勉強からはじめましょう。

  1. ITインフラの知識をつける
  2. 基礎的な資格を取ってみる

詳しく解説していきます。

1. ITインフラの知識をつける

インフラエンジニアが扱う「ITインフラ」について理解を深めましょう。

そもそもインフラとは、生活や産業を下支えする設備や仕組みをいいます。私たちの生活を支えている電気や水道、道路などのことです。

それを踏まえると、ITインフラとは「ITシステムを下支えする設備や仕組み」と言い換えられます。ITインフラには以下のようなものが該当します。

  • パソコン:最も身近なハードウェア
  • サーバー:プログラムやファイルなどを保管し、複数の端末からアクセスできる場所
  • ストレージ:大容量のデータを保管できる装置
  • テープ:大容量のデータを高速で記録できる機器
  • ネットワーク:パソコンやサーバー・ストレージなどを相互接続してる状態
  • OS:さまざまなソフトウェアを動かすための最も基本的なソフトウェア
  • ミドルウェア:OSとアプリの間にあるソフトウェア

これらを整備する仕事を、広義のインフラエンジニアと理解しておきましょう。

また、勉強にはITインフラの入門書を1〜2冊読んでみるのがおすすめです。たとえば、書籍『インフラエンジニアの教科書』が初心者にもわかりやすくまとめられています。

2. 基礎的な資格を取ってみる

ITインフラ関連の基礎的な資格を勉強してみると、理解が深まります。なぜなら、資格を活用すれば初心者にも段階的かつ体系的に知識を学べるからです。

たとえば、以下のような資格試験の勉強がおすすめです。

  • ITパスポート
  • 基本情報技術者

どの専門領域で仕事しようと必ず活かせる知識なので、勉強して損はありません。

インフラエンジニアの専門領域

インフラエンジニアとは、ITインフラを整備・構築する仕事です。なかでも、規模が大きくなると分業で仕事を進める必要が出てきます。

たとえば、専門領域は以下3つの種類に分けられます。

  1. ネットワーク
  2. サーバー
  3. クラウド

どの分野を担当するかは、個人だけでなく会社の意向も関係しますが、まずは1つの分野に精通しなければ始まりません。

一つの分野を極めてスペシャリストになる方もいれば、複数の分野をまたいでディレクションを行うゼネラリストもいます。

それぞれの分野について、詳しく紹介していきます。

1. ネットワーク

ネットワークとは、パソコンやサーバー、ストレージなどを有機的に接続している環境や状態をいいます。ネットワーク系インフラエンジニアは、主に以下のような仕事を行います。

  • ネットワーク設計
  • ネットワーク構築
  • ネットワーク監視・運用

規模が小さな案件では、これらの仕事を一気通貫して1人で行うこともあります。

特に、ネットワークを使用する担当部署の従業員は、ネットワークに関する知識を持っていないことが多いです。したがって、ネットワーク系インフラエンジニアには、専門用語もなるべく噛み砕いてわかりやすく伝えられるようなスキルが求められます。

2. サーバー

サーバー系インフラエンジニアは、サーバーを構築したり、運用したりする仕事です。

サーバーとは、ネットワーク上においてプログラムやファイルなどを保管し、複数の端末からアクセスできる場所のことをいいます。

設計業務では、プログラマーと相談しながらサーバーに必要なスペックとコストのバランスを取り、運用しやすい構成を考えていきます。

導入時には、サーバー用OSやアプリケーションのインストールや設定を行います。また、配線やラッキングといった物理作業が発生するのも、サーバー系インフラエンジニアの特徴です。

運用業務では、メンテナンスを通じてサーバーを良好な状態に保ちます。サーバー障害が起きてしまったら、迅速な復旧作業が必要です。休日・夜間関係なく、作業が発生する可能性があります。

したがって、OSやネットワーク、セキュリティに関する全般的な知識があると良いでしょう。

3. クラウド

クラウド系インフラエンジニアは、クラウド製品を利用したシステム設計・構築・運用などを担当する技術者をいいます。

クラウドを使うと物理サーバーやネットワーク機器が不要なので、開発スピードの大幅な向上や、機器を管理する手間の削減が見込めます。

また、使った分のみ支払いが発生する従量課金制を採用しているので、コスト削減できるのもメリットの一つです。

クラウド系インフラエンジニアには、ネットワークやサーバーといったITインフラの知識に加え、クラウド製品を使いこなすための知識が必要になります。世界中でよく使われているクラウド製品には以下の3つがあります。

  • AWS(Amazon Web Service)
  • Microsoft Azure
  • GCP(Google Cloud Platform)

クラウドが登場したことで、インフラ環境は大きく変化したといえるでしょう。近年のインフラエンジニアには、クラウドを扱える人材へステップアップすることが求められています。

ネットワーク系インフラエンジニアになるための勉強

パソコンやサーバー、ストレージなどをケーブルや電波などで相互に接続して、情報をやりとりする仕組みをネットワークといいます。本章では、

「ネットワーク系インフラエンジニアになりたい」
「ネットワーク分野に配属された」

という方のために、ネットワーク系インフラエンジニアになるための勉強方法を紹介していきます。以下の3つの手順で、知識と経験を身につけると良いでしょう。

  1. Webサイトで基本を学ぶ
  2. 実際に手を動かしてみる
  3. 資格試験勉強で学ぶ

それぞれ詳しく解説していきます。

1. Webサイトで基本を学ぶ

まずは無料のWebサイトで基本的な知識を身につけましょう。本章で紹介する2つのサイトは、ネットワーク系インフラエンジニアの登竜門的な存在です。

1つ目は「3分間ネットワーキング」です。

見かけは少し古めかしいサイトデザインですが、現役エンジニアからの満足度は非常に高く、3分間✕第81回と充実した内容になっています。登場人物である博士と助手のコミカルな掛け合いにより、難しい内容も挫折せずに学べます。

2つ目は「ネットワークエンジニアとして」です。

本サイトは、ゲームの攻略サイトのように活用するのがおすすめです。わからないことに突き当たったとき「〇〇 ネットワークエンジニアとして」と検索するエンジニアは数多くいます。

ネットワークの初級(CCNA)から中級(CCNP)までを網羅しています。

2. 実際に手を動かしてみる

大まかな知識を身につけたら、機器のコマンドやネットワーク構成をシミュレーションしてみましょう。

フリーソフトを活用するなら、ネットワークエミュレータソフト「GNS3がおすすめです。なぜなら、接続イメージの視認性が高く、エンジニアからもわかりやすいと評判だからです。

CiscoのIOSを使用し、仮想デバイスと実際のデバイスの組み合わせをシミュレーションできます。

また、シミュレーターだけでなく、実機を触るのもおすすめです。なぜなら、物理的なエラーを経験できるからです。

たとえば「ケーブルの接続がゆるい」「まったく違う機器の設定を変更していた」などです。知り合いから入手するか、フリマサイトで購入すると良いでしょう。

3. 資格試験勉強で学ぶ

資格試験勉強で学ぶのは、非常に効率的な方法です。なぜなら、体系的にまとまっており、初心者でも段階的な学習ができるからです。

ネットワーク系インフラエンジニアの学習には「シスコ技術者認定」の取得がおすすめです。グレードと分野が細かくわかれていましたが、2020年2月に統合されて現在は「CCNA(200-301)」のみ展開されています。

完全初心者から取得を目指すなら、書籍『1週間で CCNAの基礎が学べる本』から始めるとよいでしょう。練習問題は無料Webサイト「Ping-t」で閲覧できるので、あわせて活用してみてください。

サーバー系インフラエンジニアになるための勉強

サーバー系インフラエンジニアになるには、サーバー用OS「Linux」の知識を身につけましょう。普段遣いのパソコンで言うなら「Mac OS」「Windows 10」と同列の概念です。

Linuxの勉強は、以下3つの手順で進めるとよいでしょう。

  1. Webサイトで基本を学ぶ
  2. 実際に手を動かしてみる
  3. 資格試験勉強で学ぶ

それでは、詳しくみていきましょう。

1. Webサイトで基本を学ぶ

基礎知識は無料のWebサイトで身につけられます。おすすめは「【Linux入門講座】初心者からステップバイステップで学べる!」です。

具体的な悩みに対応して解説記事が用意されているので、操作の途中でつまづいても安心です初心者向けとして、多くの現役エンジニアがおすすめしています。

2. 実際に手を動かしてみる

習得したいスキルがあれば、実際に手を動かすことがおすすめです。なぜなら、人間はアウトプットを通じて記憶を定着させるからです。

そこで、Linuxを身につけるなら、自宅にLinuxサーバーを構築してみましょう。

方法はLPI-Japanが発行している無料の「Linux標準教科書」を活用して以下のことから少しずつ始めるのがおすすめです。

  • Linuxから派生したCentOSのインストール
  • DNSサーバー構築
  • Webサーバー構築
  • メールサーバー構築
  • Samba活用

3. 資格試験勉強で学ぶ

資格試験勉強を通じて、体系的な知識を身につけましょう。

サーバー系の知識なら「Linux技術者認定資格」の取得がおすすめです。なかでも、認定資格は以下2つのうちLPICを選びましょう。

  • 国際標準のLPIC【おすすめ】
  • 国内基準のLinuC

なぜなら、LPICは世界で通用する資格で、転職市場での需要も大きいからです。レベル別に難易度が用意されており、まずはレベル1の合格を目指していきます。

完全未経験から勉強を始めるなら、書籍『LPICの基礎が学べる本』からはじめましょう。練習問題ならWebサイト「Ping-t」が無料アカウント登録だけで利用できるのでおすすめです。

さらに合格率を高めるなら、書籍『Linux教科書 LPICレベル1 Version5.0対応』で勉強しましょう。表紙カラーから通称「あずき本」ともよばれ、多くのエンジニアから支持されています。

教科書に対応した問題集『Linux教科書 LPICレベル1 スピードマスター問題集 Version5.0対応』もあわせて活用すると、短期合格に近づきます。

クラウド系インフラエンジニアになるための勉強

冒頭で説明したとおり、ITインフラにクラウドを活用する流れが大きくなっています。なぜなら、クラウドを導入することで開発スピードが上がり、日々のメンテナンス業務や費用が削減されるからです。

クラウドサービスは以下の3つが有名です。

  • AWS(Amazon Web Service)
  • Microsoft Azure
  • GCP(Google Cloud Platform)

なかでも本章では、クラウドサービスで世界シェアNo.1のAWSを中心に解説していきます。具体的な以下3つの勉強法を紹介します。

  1. Webサイトで基本を学ぶ
  2. 実際に手を動かしてみる
  3. 資格試験勉強で学ぶ

それぞれ詳しく確認していきましょう。

1. Webサイトで基本を学ぶ

AWSでどんなことができるのか、イメージできていない人も多いのではないでしょうか。

そこで、AWS公式が提供する「AWS漫画 なな転び八起のAWS開発日記」がおすすめです。具体的なサービスごとに第13話まで配信されています。

各サービスの詳しい説明は「AWS ドキュメント」を参考にしてみてください。ただし、2021年2月時点では英語版しか配信されていません。日本国内のシェアも高まっているので、今後日本語に対応していく可能性があります。

2. 実際に手を動かしてみる

AWSも実際に手を動かして、身につけることがおすすめです。

AWS公式サイトに「AWS ハンズオン資料」が用意されています。アカウントの作り方からサービスの活用方法まで、専門動画を交えて詳しく解説されています。本ページを参考に、サービスの構築をはじめてみましょう。

また、知識の習得には「AWSトレーニング」を利用すると良いでしょう。初心者から経験者まで、クラウドを効果的に学べます。

3. 資格試験勉強で学ぶ

資格試験を通じて、体系的な知識を習得しましょう。AWSの活用スキルが身についた証として「AWS認定資格」が用意されています。

資格の種類は複数ありますが、AWS入門者には「AWS認定 ソリューションアーキテクト−アソシエイト」の取得がおすすめです。なぜなら、AWSに必須の知識や、インフラを設計する上で汎用的な考え方を学べるからです。

「AWS認定 ソリューションアーキテクト−アソシエイト」取得におすすめの参考書は3つあります。

  • 通称:青本『合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト』
  • 通称:赤本『最短突破 AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 合格教本』
  • 通称:黒本『徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書』

一番人気は「青本」ですが、最新の試験範囲に対応していない点に注意が必要です(2021年2月時点)

「赤本」と「黒本」はどちらも2018年の試験範囲改定に対応した参考書です。1回分の模擬試験が付属しています。

最速でクラウド系インフラエンジニアになるならAWS Hacks

本記事では、書籍やWebサイトを用いて自主学習する方法を中心に解説してきました。特にクラウドサービスのスキルがホットなので、市場価値を高めるためにもAWSの勉強を進めるのがおすすめです。

しかし、最新技術ということもあり、社内にノウハウが集まっていないことも多いでしょう。わからないときに質問できないと、せっかくの勉強機会が失われ、挫折してしまうかも知れません。

そこで弊社が提供するオンライン講座「AWS Hacks」がおすすめです。経験豊富な講師と、無制限の質問サービスにより、挫折しづらい環境を整えています。

特にAWSはサービスの数が多いので、全てをイチから勉強するのは不可能に近いです。そんなお悩みも「AWS Hacks」なら解決できます。経験に基づく独自の優先順位付けにより、学びやすいカリキュラムを用意しています。

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