「フリーランスになってみたいけど、会社員を辞めるのはもったいないな」と考えたことがある方も多いのではないのでしょうか。
自由に働くことができるフリーランスに憧れている方も多いですよね。ただ、会社員を辞めてしまうと固定給がなかったり、社会的信用が低かったりするので不安だと考える方も多いでしょう。
それぞれの特徴を把握し、自分に合った働き方を選ぶことが大切です。
この記事では、フリーランスになりたい方に向けて、以下のポイントを解説しています。
- フリーランスと会社員の特徴を比較
- フリーランスになった方の口コミ
- フリーランスが向いている方
- 独立するまでの準備
筆者は、会社員からフリーランスになり、現在もフリーランスとして活動しているので、実体験も踏まえながら詳しく解説していきます。
フリーランスと会社員はどっちが良いの?
フリーランスと会社員はどっちが良いのだろうと悩んでいる方も多いですよね。
それぞれの働き方でメリット・デメリットが大きく異なります。個人の目標ややりたいことに合わせて、どちらの働き方が自分に合っているか、慎重に選ぶ必要がありますね。
フリーランスは自由に働くことができる分、社会的信用が少なかったり、安定して収益をあげるのが難しかったりします。私もフリーランスになったばかりの頃に、物件を借りれなくて苦労しました。
現在会社員で、フリーランスになりたいと考えている方は、それぞれの特徴を比較して自分にフリーランスという働き方が合っているかどうか、確認していきましょう。
フリーランスと会社員の特徴を比較
フリーランスと会社員の特徴を比較してみました。
特徴 | フリーランス | 会社員 |
働く時間・休日 | 自由 | 固定 |
仕事の進め方 | 全部自分で決める | 会社の方針に従う |
収入 | 不安定 | 安定 |
税金 | 全て自己負担 | 会社が一部負担 |
社会保障 | 少ない | 多い |
信用 | 低い | 高い |
それぞれの特徴を紹介します。
【比較1】働く時間・休日
フリーランスは働く時間や休日を自分で自由に設定することができます。というのも、受託で案件を受ける場合が多く、締め切りまでに納品すれば問題ないので、自分でスケジュールを調整できます。
忙しい時は毎日働かなければならない時もありますが、仕事をする日をぎゅっとまとめることで、好きな時に旅行に行くことも可能です。また、パソコンがあればどこでもできる仕事であれば、旅をしながら働くこともできますね。
カフェなどの自分が集中できるスペースを見つけると効率よく作業することができますね。
逆に、会社員は土日祝休みなど休日が会社によって決まっています。休みたいときは有給を使う必要があるので、自由に働く時間を調整するのは少し難しいですね。
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【比較2】 仕事の進め方
フリーランスは仕事の進め方を全て自分で決めることができます。仕事の内容はもちろん、クライアントも自分で営業して獲得するので、裁量権を持って働くことができますね。
会社員は、職種や部署によって仕事内容が決まっていることが多く、内容自体も会社や上司に与えられたものに取り組むことがほとんど。営業職の場合は好きなクライアントを選ぶことができますが、扱う商品などは決まっていることが多いですね。
【比較3】収入
フリーランスは固定給のことが少なく、収入は不安定です。高単価の案件を受注すればサラリーマン時代よりも大きく稼ぐことができます。
ただ、仕事を獲得できなければ収入は0。良くも悪くも実力次第の働き方ですね。
会社員は月給など固定給のことが多く、収入が安定しています。ボーナスや手当が出るので、働いた年数や役職によって給料が上がりやすいです。
【比較4】税金
フリーランスは税金周りのことを全て自分で行う必要があります。数字が苦手な人は少し苦しむかもしれません。国民健康保険や所得税、年金など会社員よりも支払う金額が大きくなることが多いですね。
会社員は税金関係のことは経理部や会社側が全て行ってくれます。雇用保険に加入できたり、年金を一部負担してくれたりするので、支払う金額も少なくて済みます。
【比較5】社会保障
フリーランスには社会保障制度があまりありません。怪我や病気などで休業する場合、収入が全くなくなってしまうこともあります。有給などもないので、風邪を引いてしまった時は収益が上がらず辛い思いをすることも。
会社員は傷病手当金などの制度があり、怪我や病気で仕事ができなくても給料に近い金額が支払われる制度が整っています。厚生年金もあるので、定年退職後もある程度の収入が保障されます。
【比較6】信用
信用が少なくなってしまうのもフリーランスの特徴。独立したばかりの頃は全く信用がなく、クレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることができなくなってしまいます。高い売り上げをあげ、確定申告して納税したり、法人化して何年か経過したりして、信用をあげる必要がありますね。
逆に信用が高いのは会社員。会社の規模や勤続年数・役職によって多少は変わりますが、クレジットカードは作りやすく、利用上限額も上げやすいです。また、家を借りる際の審査もスムーズに通りやすいです。
会社員からフリーランスになった人の口コミ・意見
筆者である私自身が、会社員からフリーランスになって感じたメリット・デメリットを紹介します。
まず、私が大きなメリットと感じたのは以下の3つ。
- 好きな人と仕事ができる
- 仕事量を調整できる
- 好きな時に遊びに行ける
自分でクライアントを選べるということは、自分の好きな人達と仕事ができるということです。尊敬できるフリーランスの先輩や、志の似ている友達と一緒に仕事ができるのはすごく楽しいです。もちろん、厳しいフィードバックをもらう時もありますが、自分の成長のために言ってくれているので、しっかりと受け止めます。
また、仕事量を調整できるのもメリットだと感じます。自分は稼ぎたいという気持ちが強いので、なるべくたくさん仕事を受けるようにしています。パンク気味になってしまうこともありますが、毎日仕事ができている今の環境が、充実していると感じています。
また、友達と飲みに行くのが好きなので、いつでも飲みに行けるのもフリーランスならでは。ある程度仕事が片付いていたら、誘われた瞬間に遊びに行ってしまいます。たまに、仕事が全然片付いていないのに、飲みに行ってしまうこともありますね・・・(笑)。
逆にデメリットだと感じるのは以下の2つ。
- 物件が借りられない
- 仕事が減ると不安になる
事務所用の物件を借りようと思ったのですが、全然審査に通りません。もっと売り上げを作って確定申告をしないと、借りるのは厳しいかなと思っています。
また、仕事が契約終了して案件数が減ってしまうと、「やばい、お金がない」という不安の気持ちが湧いてきてしまいます。営業活動をして、案件を獲得し続けなければならないのは、少しキツいなと感じることもありますね。
総合的に考えると、僕にはフリーランスが向いているなと感じています。仕事が好きなので働けば働くほど稼げる仕組みは自分に合っていますし、全て自己責任なところも気に入っています。前職が営業職だったので、新規の案件を獲得するのも苦手ではないので、食いっぱぐれることはないかなと感じています。
ただ、営業が苦手な人はフリーランスになって苦しむことが多いかなと感じます。自分を売り込んで価値を感じてもらい、仕事を受注するのがフリーランス。営業活動が苦手だと、収益を上げるのに時間がかかってしまうので、辛いと感じることも多いと思います。
自分で案件を獲得できる自信があるのであれば、フリーランスになることをおすすめします。自由で全てが自己責任なこの働き方は、辛い時もありますが楽しいと感じることも多いです。ぜひたくさんの人にフリーランスに挑戦して欲しいと思います。
会社員よりフリーランスが向いている方
会社員よりもフリーランスとして働くことが向いている人は、以下の特徴がある方です。
- 今よりも収入をあげたい
- 裁量権を持って働きたい
- 自由なスタイルで働きたい
フリーランスでは、自分でクライアントを見つけて仕事を行います。単価設定も自分で行うので、高単価の仕事を受注できればサラリーマンの時よりも大きく稼ぐことが可能ですね。
上司もいないので、全ての責任は自分にあるという裁量権を持った状態で働くことができます。組織に縛られず、自分で行動して働きたいという方に向いています。
自由なスタイルで働きたいという方にも向いています。働く時間や場所を自由に選べるので、旅をしながら働くノマドワーカーのような働き方も可能です。
会社員からフリーランスになる流れ
会社員からフリーランスになる流れを紹介します。
まずは、最低限の準備として以下の8つを行いましょう。
- 稼げるスキルをつける
- クライアントを確保しておく
- ポートフォリオを用意する
- クレジットカードを申請する
- ローン・不動産などの契約をする
- 貯金する
- 税金の知識をつける
- 固定費を減らしておく
特に、会社員で信用情報が高いうちにできる、クレジットカードや不動産の契約などは絶対に済ませておきましょう。
固定給が貰えるうちにスキルを高めておき、副業を初めてある程度稼いだり、クライアントを見つけておいたりすると、独立後もスムーズにフリーランス活動をスタートを切ることができますよ。
そのほか、フリーランスになりたての頃にするべき手続きなども別記事でまとめています。ぜひこちらもご覧ください。
▼フリーランスになるための準備を解説▼
【事前にチェック】フリーランスの準備19選!独立前にすべきことを徹底解説
>>【事前にチェック】フリーランスの準備19選!独立前にすべきことを徹底解説
準備をしっかりして会社員からフリーランスになろう
この記事では、会社員からフリーランスになりたいと考えているあなたに向けて、以下のポイントを解説しました。
- フリーランスと会社員の特徴を比較
- フリーランスになった方の口コミ
- フリーランスが向いている方
- 独立するまでの準備
フリーランスには自由に働けるなどのメリットがありますが、社会的信用が無くなるなどのデメリットも多いです。それぞれの特徴をしっかり把握し、自分に合っているか見極めてから独立を検討するようにしたいですね。
また、準備をしっかり行うことも大切。会社員時代にしかできないこともあるので、時間を作って準備を進めるようにしましょう。
スキルを高めることも、稼ぐために非常に重要です。通信講座や副業を通して稼げるスキルを身につけておくと、フリーランスになってからも収益を上げやすいです。