「コンテンツ販売を始めたいけど、どのように作ればいいかわからない」
「自分の商品を作る方法が知りたい」
「売上を伸ばすためにはどうすればいい?」
などのお悩みにお答えします。
コンテンツ販売は、自分の持っている知識や経験から、形のないものを商品にして販売するビジネスです。これからコンテンツ販売に挑戦しようと思う方にとって、最初のオリジナル商品の作成は難しいもの。
どの種類のコンテンツを作れば、顧客に買ってもらえるかわかりませんよね。
そこでこの記事では、コンテンツ販売について以下の内容を解説します!
・コンテンツ販売の種類
・オリジナル商品の作り方
・初心者にオススメするコンテンツ販売がテキストの理由
・売り上げを伸ばすためのコツ
この記事を読むことで、コンテンツ販売で扱う商品の種類と、顧客に売れるオリジナル商品の作り方がわかります。オリジナル商品を作成し、売り上げを伸ばすため、ぜひ本記事を参考にしてください。
コンテンツ販売7つの種類と特徴
コンテンツ販売で代表される商品は、以下の7つです。
- テキストコンテンツ
- オーディオコンテンツ
- 動画コンテンツ
- コンサルティング
- 有料メルマガ
- オンラインコミュニティ
- Webセミナー
それぞれ順番に解説していきます。
1.テキストコンテンツ
文章による商品販売がテキストコンテンツです。WordやPowerPointを使い、テキストコンテンツを作成してから、PDFなどで販売します。
パソコン1台あれば商品を作れるので、初心者にも比較的作りやすい形式です。
顔や声出しに抵抗がある方や、マニュアルなどの手順説明が必要な場合に、テキストコンテンツは適しています。また、製作者のライティングスキルによってコンテンツの質が左右されるため、文章が得意な方には特におすすめです。
テキストコンテンツの代表的なプラットフォーム販売は、noteやKindle出版などがあります。
2.オーディオコンテンツ
近年注目され市場も伸びているのが、音声コンテンツです。テーマについて音声を収録し、音声データを販売します。自分で音声を収録する他にも、起業家同士の対談を録音し、販売する方法もあります。
必要な機材はマイクのみで、初心者にも比較的作成しやすい形式です。購入者が聞き流せるコンテンツを作りたい場合、特に有効なコンテンツといえます。
音声コンテンツの代表的なプラットフォーム販売は、Audibleやnoteなどがあります。
3.動画コンテンツ
動画コンテンツはテーマに対する構成を作成し、撮影をしたあと、録画した動画を編集してデータを作成します。
必要な機材は、以下のとおりです。
- マイク
- カメラ
- 編集ソフト・パソコン
初期費用がかかりますが、視覚的にわかりやすく、短時間でより多くの情報を伝えられます。テキストや音声だけでは分かりづらい情報を発信できるのが、動画編集の強みです。
顔出しに抵抗がある方も、キャプチャでPC画面を撮影したり、アニメーションソフトを利用したりすることで、違和感なくコンテンツを発信できます。
動画コンテンツの代表的なプラットフォーム販売は、Udemyや YouTubeの有料動画などです。
4.コンサルティング
コンサルティングは、あなたが得意なことや知識をもとに、購入者へアドバイスを行うコンテンツです。
例えば、英語でTOEIC満点の実績を活かして学習方法の相談に乗ったり、ゴルフを上達したい人へ個別指導したりと、あなたの得意を活かせるコンテンツになります。
人に教えらえるような知識や経験があったり、人に教えることが好きだったりする方は、コンサルティングがおすすめです。
5.有料メルマガ
月額定額制でメール配信する有料メルマガです。有名人が発信している例だと、ホリエモン氏の「堀江貴文のブログでは言えない話」などがあります。
普段のWeb媒体で情報発信している内容では発信できないような、有益な情報や個人のプライベートな情報を発信して、メルマガへの登録を促します。
メルマガ=無料というイメージがあるので、お金を出さないと得られないようなコンテンツを多く配信すると、登録者の増加に繋げられるでしょう。
初心者がいきなり有料メルマガを出しても登録者は増えづらいので、まずは他のビジネスで実績を出すことが大切です。
6.オンラインコミュニティ
オンラインコミュニティは、WebやSNSを通じた会員制サイトの運営を通して、収入を得るコンテンツです。
入会特典やサイト内で定期的に情報を更新したり、コミュニティメンバーと交流の場を作ったりと、コミュニティ内のコンテンツを充実させる必要があります。
有名なオンラインコミュニティは、お笑い芸人の西野亮廣氏が運営する「西野亮廣エンタメ研究所」やYouTuberの中田敦彦氏が運営する「PROGRESS」などがあります。
上記のように「インフルエンサーが発信する勉強系コミュニティ」だけでなく、共通の趣味を持った人が交流する場所という名目で運営されているコミュニティも存在します。
そのためアイデアによっては、自分に特別な発信力がなくても、盛り上がるコンテンツを作成可能です。
7.Webセミナー
Webセミナーは、Zoomなどの会議アプリを使うことで、オンライン上でできるセミナーのことです。会場で実施するセミナーと違い、設営費用がかからず、参加者はパソコン1台あれば参加できます。
Webセミナーを開催のメリットは、参加者と関係性を深められることです。参加者と直接話したり、個別に質問へ答えたりして、参加者と親密な関係が築けます。
また、セミナー参加者に商品の購入を促したり、コンサルティングの申し込みに繋げたりする方法もあります。
コンテンツ販売でオリジナル商品を作成する3つのステップ
こちらでは、オリジナル商品を作る方法を3ステップで説明します。
- ステップ1:オリジナル商品のテーマを決める
- ステップ2:商品を販売するターゲットを決める
- ステップ3:形式を決めてコンテンツを作成する
順番に読み進めることで、商品作成の手順がわかるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【ステップ1】オリジナル商品のテーマを決める
最初にオリジナル商品のテーマを決めましょう。テーマを決めるには、自分の得意なことや好きなことをテーマにすると商品作成がしやすくなります。
例えば、TOEIC900点以上で留学や海外旅行の経験が豊富な場合、英語をテーマとして決めます。
実際に効果のあった学習方法や、海外でも使える会話術など、自分の体験談を取り入れたコンテンツがおすすめです。
ところが「自信を持って発信できるほど得意な分野がない」という方もいるでしょう。
その場合は、過去に自分が苦手を克服した経験をテーマにしてみてください。苦手を克服した経験が、そのままコンテンツとして同じように苦しんでいる方に役立つからです。
例としては、夏までに痩せたくて3ヶ月で体重を10kg落とした。この経験からダイエット関連のテーマにします。
まずは、自分の得意分野や好きなこと、過去に苦手を克服した経験からテーマを1つ決めましょう。
【ステップ2】商品を販売するターゲットを決める
テーマを決めたら、商品を販売するターゲットを決めます。ターゲットを決めてから商品を作らないと、商品が売れないからです。
例えば、英語をテーマとしたコンテンツを販売するとして、以下2つのケースを考えます。
- スキルアップのために「TOEICのスコアを上げたい」サラリーマン
- 海外留学のために「英会話の学習」を頑張りたい学生
①TOEICスコアと②英会話学習では、同じ英語に関するテーマでも、販売するコンテンツが異なります。
このようにターゲットを決めて、適切な商品販売することが商品を作成するコツです。
ターゲットを決めるときは、以下の方法を使うと具体的な人物像がつかめます。
- Yahoo知恵袋でテーマに関する相談を検索
- SNSでテーマに関する情報発信を続け、反応のよい発信内容をもとに分析する
人物像がつかめたら「年齢、性別、職業、家族構成、収入、悩み」の項目を埋めていくと、より具体的な人物が浮かびます。
先ほどの英語の具体例を当てはめると、以下のようになります。
- 年齢:20代男
- 職業:会社員
- 家族構成:独身
- 収入:400万円
- 悩み:スキルアップのために英語学習に力を入れてTOEICスコアを上げたい。残業が多くなかなか学習時間が取れない。
上記のように、ひとりに届けるイメージでターゲットを選定していきましょう。そのほうが結果的に、多くの人に届けられるコンテンツが完成します。
【ステップ3】形式を決めてコンテンツを作成する
ターゲットを決めたら、形式を決めてコンテンツを作成します。
設定したターゲットの悩みを解決するコンテンツを作成することで、売れる商品が作れます。
さきほどのターゲット例をおさらいします。
- 年齢:20代男
- 職業:会社員
- 家族構成:独身
- 収入:400万円
- 悩み:スキルアップのために英語学習に力を入れてTOEICスコアを上げたい。残業が多くなかなか学習時間が取れない。
上記の悩みを分解すると「TOEICスコアを上げたい」「時間が取れない」に分けられます。
このターゲットの悩みを解決するための手段は、以下のとおりです。
- TOEICスコアを上げたい→TOEICスコアを効率的にあげる教材
- 時間が取れない→スキマ時間で学習できる教材
この2つの項目を達成する商品が、ターゲットに売れる商品です。
上記の英語教材の場合、スキマ時間で学習できる教材が求められるので、音声もしくは動画コンテンツが適しています。
このようにターゲットに応じて、コンテンツの種類や内容を決めていくことが大切です。
▼詳しいコンテンツ商材の作り方こちら▼
コンテンツ販売で売れる商材の作り方5ステップ!ジャンルの選び方や儲けるコツも解説
>>コンテンツ販売で売れる商材の作り方5ステップ!ジャンルの選び方や儲けるコツも解説
初心者におすすめなコンテンツ販売はテキスト!3つの理由を説明
コンテンツ販売の作成方法がわかっても、どの形式で売り出せばいいか悩むものです。そこで、初心者におすすめなコンテンツ販売は、テキストコンテンツになります。
テキストコンテンツをおすすめする理由は、以下の3つです。
- 特殊なスキルや機材を必要としない
- 初期費用0円から始められる
- 販売後もコンテンツの改善ができる
それぞれ順番に解説します。
1.特殊なスキルや機材を必要としない
テキストコンテンツは、音声や動画コンテンツと違い、特殊なスキルや教材を必要としません。
日本語が書ければ、誰でも文章は作れるので、初心者が最初に作成するコンテンツとしては1番難易度が低いです。
どの形式でコンテンツを作るか悩んで手が進まないときは、テキストコンテンツからはじめてみましょう。
2.初期費用0円から始められる
テキストコンテンツは、初期費用0円から始められます。
動画コンテンツは、撮影に必要な編集機材を揃える必要がありますし、音声コンテンツやWebセミナーはカメラやマイクを揃えなくてはなりません。
ところがテキストコンテンツは、パソコンやスマホが1台あれば、商品の作成が可能です。
テキストコンテンツは、商材を揃えて在庫を抱える心配もないので、低リスクで商品を作れます。
3.販売後もコンテンツの改善ができる
テキストコンテンツは、商品の販売後も改善が可能です。
商品販売後に購入者の問い合わせをもとに、テキストの改善ができるので、満足度の向上につながります。
また一度テキストを作成すれば、テキストを台本に音声や動画コンテンツを作成できるので、コンテンツの種類を増やすことも可能です。
動画のように撮り直しの手間が少なく、手軽に改善を進められるのは、テキストコンテンツのメリットだといえます。
コンテンツ販売の売上を伸ばす10個のコツ
コンテンツ販売で商品を作ったあとは、販売数を増やして売り上げを伸ばしたいですよね。そこでこちらでは、コンテンツ販売で売り上げを伸ばすコツを紹介します。
- コンテンツ販売の目的を再確認する
- ペルソナを明確に決める
- Web集客に力を入れてファンを獲得する
- 発信する情報に一貫性を持たせる
- ファンの悩みをリサーチしオリジナル商品に反映する
- 競合を分析する
- おとりの商品を用意する
- 問い合わせやコメントには積極的に答える
- プラットフォームを利用する
- 売り上げがあるプロに相談する
順番に説明します。
1.コンテンツ販売の目的を再確認する
まずはコンテンツを販売する前に、なぜ作るのかといった目標を再確認しましょう。
- 自社のブランド力を上げたいから
- 自社の商品やサービスを拡散したいから
- 売り上げを増やしたいから
どういった目的でも良いので軸をしっかり決めておきましょう。最終的な目的によって適切なコンテンツも変わってきます。
次に各段階の目標であるKPIを設定していきます。
KPIとは詳しく言うとKey Performance Indicatorの略で、日本語に訳すと「重要業績評価指標」です。
つまり目標を達成する上で、その達成度合いを計測するための指標のことをいいます。
長期的に行うコンテンツマーケティングだと成果はすぐに出ないため、途中で心が折れてしまったり方向性がぶれてしまったりすることがあります。
各段階で細かな目標を決めておくことで方向性のズレを防ぎ、確実に最終的な目標へ進んでいけるでしょう。
よってコンテンツ販売する際は今一度目的を再確認しておくことが大切です。
2.ペルソナを明確に決める
コンテンツ販売の売り上げを伸ばすためにはどういったユーザーへ販売するのか、ペルソナを明確にしておきましょう。
ペルソナとはコンテンツを購入するユーザーをより具体的にイメージした顧客像のことをいいます。
例えば「50代の女性」に商品を売りたいと言う場合、その情報以外にも以下のようにさらに詳しい人物像が必要です。
- 家族構成
- 悩みや趣味
- 普段どういったサイトをみているか
- コンテンツのテーマに対する知識量
- 購入を迷う理由
ペルソナを設定する際は1人だけにしましょう。多くのターゲットを設定してしまうとサービスの軸がぶれて結局誰にも刺さらなくなってしまいます。
他にも既存の顧客情報がある場合は共通点がないか分析してみましょう。競合のサービスを使っている人の共通点をまとめてみるのもおすすめです。
3.Web集客に力を入れてファンを獲得する
Web集客に力を入れてファンを獲得しましょう。あなたのファンが増えることで、商品を購入してくれる可能性が高まるからです。
Web集客として使えるメディアは、以下のとおりです。
- SNS(Twitter・Instagram・Facebook)
- 動画配信サイト(YouTube・TikTok)
- ブログ
集客のために、普段から発信するテーマに関する役立つ情報を発信し続けることで、あなたのファンが増えていきます。
Web集客に力を入れて、コンテンツ販売につなげていきましょう。
4.発信する情報に一貫性を持たせる
発信する情報に一貫性を持たせましょう。発信の軸がブレてしまうと、読者はあなたの発信する内容に興味を示さなくなるからです。
例えば、英語テーマで発信して、英語学習しようとするファンを獲得しようとします。
A:英語の濃い情報のみを発信するアカウント
B:英語と不動産投資とFXの情報を発信するアカウント
この2名がいる場合、ほとんどの人はAのアカウントをフォローして、情報を収集しようとするはずです。
情報発信に集まる人は、発信するテーマに興味がある人たちです。
集まった人に興味のないテーマを発信していくと、真剣に聞いてもらえませんし、読者から関心を持たれなくなります。
普段から発信する情報は一貫性を持たせ、あなたのファンを獲得していってください。
5.ファンの悩みをリサーチしオリジナル商品に反映する
ファンの悩みをリサーチしオリジナル商品に反映しましょう。悩みを解決する商品が、売れる商品になるからです。
Web集客でファンを獲得していくと、あなたのもとに問い合わせや相談の連絡が入ります。問い合わせや相談内容をオリジナル商品に反映していくことで、読者にとって悩みを解決できる商品になるでしょう。
また、ファンの悩みを聞く方法として、SNSのアンケート機能を使う方法があります。Twitterでは投票機能がついているので、投票結果をもとに商品の内容を決める指標となります。
ファンの悩みをリサーチし、オリジナル商品に反映して売れる商品を作りましょう。
6.競合を分析する
同じジャンルのコンテンツを販売している競合をしっかり分析することも大切です。
あなたのコンテンツの方がボリュームがあり優れていたとしても、集客力で負けてしまえば売り上げは競合にとられてしまいます。
売り上げがある競合はどのように集客を行なっているのか、何を意識しているのかなどをしっかり分析し、真似できることから始めてみましょう。
7.おとりの商品を用意する
本命のコンテンツを売る前におとりの商品を用意して売り上げにつなげる方法もおすすめです。
最初に無料や格安でコンテンツを提供し、内容に満足してもらえた場合、本命のコンテンツを推奨するという方法です。
コンテンツの冒頭部分や目次をおとりとして無料公開してある商品はよくみますよね。
魅力を感じたユーザーは「続きが読みたい」「他のものも試してみたい」と言う気持ちを満たすために、本命のコンテンツを購入してくれるでしょう。
8.問い合わせやコメントには積極的に答える
問い合わせやコメントには積極的に対応しましょう。真摯に対応すれば、相手から信頼してもらいやすくなります。
また問い合わせの内容を自分のサービスや商品に反映すれば、より満足度の高い商品が作れます。
他にも次のような対応であなたの人柄にポジティブなイメージを持ってもらうこともおすすめです。
- ネガティブな発言は避ける
- 積極的に交流する
- アンケートなどを定期的に取る
コンテンツの内容が優れていてもあなたの人柄に悪い印象を持たれてしまうと成約率が下がってしまいます。
せっかくあなたのコンテンツに興味を持って問い合わせやコメントをしてくれたユーザーを手放さないためにも丁寧に答えましょう。
9.プラットフォームを利用する
コンテンツ販売を行う際はプラットフォームを活用することも効果的です。おすすめのプラットフォームは以下の通りです。
- Brain
- ココナラ
- note
- スキルクラウド
- BASE
ユーザー数が多いプラットフォームを活用することであなたのコンテンツもより多くの人に見てもらいやすくなります。
おすすめのプラットフォームや選び方については以下の記事も参考になるでしょう。
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10.売り上げがあるプロに相談する
実際にコンテンツ販売で成功しているプロに話を聞きに行くのもおすすめです。
プロとは以下の手段で話せるため、積極的に参加したり活用したりしましょう。
- SNS
- セミナー
- 勉強会
コンテンツ販売を成功させるためのおすすめの集客方法や、伸ばすためのコツについては以下の記事も参考にしてみてください。
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