「Webサイトを自作したい!」
「Webサイトを作成するためにはどのような知識が必要?」
と考えていませんか?
Webサイトを作るサービスは色々ありますが、できれば自分でオリジナルのページを作りたいですよね。ところが、どのようにWebサイトができているかがいまいち分からないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、こちらの記事ではWebサイトの自作方法について、以下の内容を紹介します!
- Webサイトを自作するメリット・デメリット
- Webサイトを公開するまでの4ステップ
- Webサイトを自作するために必要な知識
について解説していきます。webサイトの自作を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
Webサイトを自作する4つのメリット
Webサイトを自作するとなると、ある程度の知識や技術が必要です。しかし、その分以下のようなメリットがあります。
- 好みのデザインで作成できる
- 自分で更新や修正ができる
- コストが安い
- ホームページを作成する知識が身につく
ひとつずつ詳しく解説していきます。
1.好みのデザインで作成できる
Webサイトを自作すれば、好みのデザインで作成できます。Webサービスのテンプレートのように似通った作りではなく、本格的なサイト制作が可能です。
HTMLやCSSの知識があれば、自由度はさらに広がります。
オリジナルのサイトを作りたい方には、自作がおすすめです。
2.自分で更新や修正ができる
Webサイトを自作すれば、更新や修正などが必要になったときにいつでも自分で対処できます。仮に制作を外注していると、更新や修正には毎回業者に連絡する必要があります。依頼するたびに、追加費用がかかる場合もあるでしょう。
特に企業では、顧客から間違いの指摘があったりクレームがあったりしたときにすぐに対応できるのもメリットです。
3.コストが安い
Webサイトを自作すれば、コストを抑えられます。自作なら、サーバー代やドメイン費用などだけでWebサイトを作成できるからです。
Webサイトを外注するとなると、コストがかかるのがネックです。ただし、Webサイト制作の知識がない場合は人を雇う必要が出てくるかもしれません。人件費が上乗せされる可能性も考慮しておくと良いでしょう。
自作すれば、制作費だけでなく月々の運用費も抑えられます。長期的な費用を見据えて外注するのか自作するのか検討してみてください。
4.ホームページを作成する知識が身につく
Webサイトを作成すれば、知識を身につけられます。実際にサイトを作ってみることで、学んだことがアウトプットできるからです。
Webサイトを作るための勉強をしようと、書籍を見たり、Webサイトで検索してみたりする方もいるでしょう。しかし、学ぶだけでは本当に知識が身についているのかわかりません。
Webサイトを自作しながら知識を身につけていけば、どんどん質の高いサイトを作り上げていけるでしょう。
Webサイトを自作する3つのデメリット
Webサイトを自作するには、人によってはデメリットに感じる部分もあります。こちらでは3つのデメリットについて紹介します。
- 時間がかかる
- SEO対策が複雑
- わからないところを教えてもらえない
それぞれ詳しく解説していきます。
1.時間がかかる
Webサイトを自作するとなると、時間や手間がかかります。外注なら依頼するだけですが、自分で動かなければWebサイトが作れないからです。
経営者や個人事業主が自分でWebサイトを作ろうとしても、他の業務が忙しくてなかなか時間が捻出できない場合もあるでしょう。
- どうしても時間が取れない
- 多忙なため良質なWebサイトを作れない
などという場合は、外注を視野に入れてみてください。
2.SEO対策が複雑
Webサイトを検索で上位に表示させるためには、SEOの知識が必要になってきます。頑張って作成したWebサイトが検索で上位に表示されなければ、ユーザーに見てもらえません。
Webサイト作成サービスを利用すると、プランの中にSEO対策が含まれていることがあります。しかし、自作するとなるとSEO対策を自身で行う必要が出てくるでしょう。複雑なSEOへの対策は自分で知識をつけて、対策することが必要です。
3.わからないところを教えてもらえない
サイトの作成方法や、運営方法について教えてもらえないのが自作するデメリットでしょう。外注なら担当者に連絡すれば教えてもらったり対処してもらったりできるからです。
わからないところが出てきたら、自分で書籍を読んだり、サイトで検索したりしなければなりません。Webサイトに詳しい知り合いがいればよいのですが、もしいない場合はWebサイトのコンサルティングを依頼する必要が出てきます。
Webサイト公開までの4ステップ
Webサイトを公開するまでをわかりやすく4ステップで紹介します。
- 目的を決める
- Webサイトを設計する
- Webサイトを作る
- 公開する
これからWebサイトを自作したいと考えている方は参考にしてみてください。
1.目的を決める
Webサイトを使って何をするのかを明確にしましょう。どんなデザインにするかよりも、まずは「なぜWebサイトを作成するのか」をはっきりさせる必要があるからです。目的により、サイトに必要な要素は異なります。
- 集客を目的にしたい
- とりあえず店の情報を載せたい
という2つでは、作成する要素や方法が違ってきます。
ただ情報を載せたいだけであれば、それほど凝ったサイトを作らなくても良いでしょう。しかし集客を目的にするのであれば、SEOやMEOへの施策をしっかり行うことが大切です。
このように、目的によって作るべきサイトの方向性が変わるので、まずはしっかりと目的を決めておいてください。
2.Webサイトを設計する
どのようなWebサイトを作るか方向性が決まったら、サイトの構造を決めていきます。ま
ずはどのような情報が必要かを書き出してみてください。書き出した情報を、階層にして構成していきます。
- どのページに何を載せるか
- 見やすくするためにはどう配置するか
- ユーザーが使いやすいページになっているか
など、閲覧する人の目線に立ってチェックしてみてください。
3.Webサイトを作る
Webサイトに掲載するテキストや画像を用意しましょう。画像やテキストは自分で作るのが一番良いですが、無ければフリー素材を利用するか、誰かに依頼するかです。
画像やテキストをネット上で探す場合には、著作権に注意が必要です。
ネットに掲載されている情報を一部変更したとしても、著作権の侵害に当たります。
ただしフリー素材は多くのサイトで使われているため、他のサイトと差別化できない場合があります。オリジナルのWebサイトを作りたいのであれば、画像は自分で用意するのがおすすめです。
画像やテキストが用意できたら、コーディング作業を行います。コーディングは、HTMLやCSSなどの言語を使って記述していくことです。
自身の知識によって表現できる幅が変わるため、プログラミング知識を身につけておくことが大切だといえます。
4.公開する
Webページの作成が終わったら、いよいよWebサイトを公開します。
公開するため必要なことは、以下の2つです。
- ドメインの取得
- サーバーレンタル
ドメインはサイトの住所のようなもので、当サイトであれば「skill-hacks.co.jp」が該当します。ドメインは種類によって値段が大きく変わりますが、年間で2,000~3,000円ほどが相場です。
また、Webページの公開にはサーバーも必要です。
レンタル料金は様々ですが、規模が小さいサイト用のサーバーであれば、月額1,000円程度で借りられます。中にはドメインを無料で利用できるサービスもあるので、いろいろ比較してみてください。
ドメインの取得とサーバーレンタルが済んだら、Webサイトをアップロードすることで、全世界に公開が可能です。
Webサイトを自作するのに必要なスキル7選
こちらでは、Webサイトを自作するために必要となるスキルを7つ紹介します。
- HTML・CSS
- JavaScript
- PHP・SQL
- 画像編集
- セキュリティ対策
- Webライティング
- Webマーケティング
これから知識を身につけていこうと考えている方は参考にしてみてください。
1.HTML・CSS
HTMLとCSSの知識は、Webサイトを作るうえで重要です。
- HTML・・・ホームページの文書構造をあらわす言語
- CSS・・・ホームページをデザインする言語
HTMLを使って、文章に見出しをつけたり段落をつけたりできます。HTMLで作成した文書の配置を変更したり文字の色を変えたりするのがCSSです。どちらもWebサイトを作成する上で欠かせないものなので、しっかり勉強を進めましょう。
2.JavaScript
JavaScriptは、HTMLに動きをつけられるプログラミング言語です。
JavaScriptの知識があれば、スライドショーやポップアップウィンドウなどをサイト上に表示できます。
1から学ぶとなると難易度は高いですが「jQuery」というライブラリを使用すると、初心者でも割と簡単に使えるようになります。
読みやすくオリジナリティあふれるWebサイト作成のために、JavaScriptの知識を取り入れてみてください。
3.PHP・SQL
PHPとSQLは、お問い合わせフォームなどを設置する際に利用するものです。HTMLだけでは、入力フォームを使って情報を送信することができません。
ユーザーが名前やメールアドレスを入力して情報を送信するフォームを作るには、PHPのスキルが必要です。
さらに、受け取った情報を保存しておくために必要なのがSQLです。
例えば会員サイトの場合、メールアドレスやパスワードなどを登録したら、その情報を保存しておく必要があります。
難易度は高いですが、Webサイトのバリエーションの幅を広げられるのが、PHPとSQLのスキルです。
4.画像編集
画像編集も必要な知識です。写真を加工したり、Webサイトのデザインを作ったりするのに必要だからです。主に使う代表的なソフトは以下のものです。
- Adobe Photoshop
- Adobe Illustrator
オリジナリティの高い、魅力的なWebサイトを作成するために、使いこなしたいソフトです。
5.セキュリティ対策
Webサイトを作成したら、セキュリティ対策をしっかり行わなければなりません。特に企業の場合、重要な情報や顧客情報が流出してしまうと大変な事態になってしまいます。Webサイトの安全を守るために、必ずセキュリティ対策を行っておきましょう。
WordPressを利用してサイト作成する場合、
- プラグインを使う
- パスワードを複雑なものにする
などの対策を行いましょう。
6.Webライティング
Web上に掲載する文章を作成するために、Webライティングの知識が必要になります。
ユーザーにサイトの情報を伝えたり、商品をPRしたりするには文章が必須です。
Webライティングの文章が集客を左右するといえるくらい重要なものなので、プログラミングと合わせて基本的な書き方を身に付けておくと良いでしょう。
7.Webマーケティング
Webマーケティングも必要な知識のひとつです。サイトにアクセスしてもらうために、どのようなユーザーがどのようなコンテンツを求めているのかリサーチすることが重要だからです。
- サービスを利用してもらうユーザーを考える
- 競合サイトを確認する
- 広告をつける
- SNSを利用して集客する
これらはWebマーケティングの知識が必要です。Webサイトは作成して終わりではなく、運用していくことが大切です。Webマーケティングの知識を身につけて集客につなげていきましょう。
Front Hacksならフロントエンジニアになる基礎が学べる
- 実務経験豊富なエンジニアから現場で使える知識を学べる
- 無期限の質問サポート付き
- 買い切り型で受講期限も無制限