「副業を始めたいけど、所得税について全く分からない」
「副業を始める場合、所得税で注意すべきポイントってどこなの?」
「稼げる副業についても知りたい」
このように考えていませんか?
副業を始める場合、所得税について分からないことだらけで不安に感じてしまうことも多いですよね。
「知らないうちにルールを破っていたらどうしよう」と悩んでしまう方もいらっしゃるはずです。
そこで今回の記事では、副業の所得税が発生するタイミング、計算方法について詳しく紹介します。
会社員が副業で稼ぐ際に必要な心構えについても記事の後半で解説しているので、あわせて参考にしてください。
副業を行う際に所得税で注意すべき4つのポイント
副業を行う際、所得税について、以下の4つのポイントをしっかりと確認しましょう。
- 副業の収入が年20万円を超える場合は申告する
- 会社の就業規則を必ず確認する
- 確定申告を行わないと無申告加算税がかかる
- 副業バレを防ぐ場合は住民税を普通徴収に切り替える
いずれも非常に重要なポイントなので、じっくりと確認することが大切です。
1. 副業の収入が年20万円を超える場合は申告する
副業の収入が年20万円を超える場合は、確定申告を行う必要があります。
確定申告とは、1年間の自分の所得を計算して税務署に申告し、納税することを指します。
国税庁のルールによって定められているため、従わないと脱税に繋がってしまうので注意が必要です。
バレるバレないに関わらず、ルール違反となるので副業収入が年20万円を超える場合は、確定申告を必ず行いましょう。
参考:国税庁
2. 会社の就業規則を必ず確認する
副業を行う場合は、会社の就業規則を必ず確認しましょう。
破ってしまうと、懲戒解雇や減給処分を受ける可能性があります。
重大な規則違反を行ってしまうと、会社から損害賠償を求められることもあるので、十分な注意が必要です。
具体的には以下のような形で就業規則が定められていることが多いので、自社のルールを十分にチェックしましょう。
- 副業のために欠勤や遅刻をしない
- 競合他社で副業を行わない
- 会社のノウハウや機密情報を流出させない
- 会社の名前や名刺を使って副業をしない
3. 確定申告を行わないと無申告加算税がかかる
「副業の収入が年20万円を超えたけど、どうせバレないから確定申告しなくてもいいでしょ」
このような考え方をする方もいるかもしれませんが、危険なのでやめておきましょう。
脱税が国税庁にバレてしまうと、無申告加算税を払うことになり、余計な出費が増えてしまいます。
無申告加算税とは、正当な理由なく、申告期限内に申告しなかった場合に、その税額に対して15%または20%の税率で課される税金のことです。
例えば、年25万円の副業収入を申告しなかった場合、約37,500円の無申告加算税が発生します。
かなりの痛手になってしまうので、副業で年20万円以上の収入を得た場合は必ず申告しましょう。
4. 副業バレを防ぐ場合は住民税を普通徴収に切り替える
もし、会社に副業がバレるのを防ぎたいのであれば、住民税を普通徴収に切り替えましょう。
「普通徴収」であれば、自分で住民税を納付するので会社を通さずに済み、バレる可能性を抑えられます。
ただ、バレにくくなる方法の1つなので、副業がバレるのを100%防げるわけではありません。
自治体のルールによっては、会社にバレてしまうこともあります。あくまで1つの手段として考えておきましょう。
副業での所得税を計算する方法
副業での所得税を計算する場合、課税の対象となる金額によって、税率が変わる課税方法である累進課税が適用されます。
そこで、以下の早見表を確認しておきましょう。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
1,000円 ~1,949,000円まで |
5% | 0円 |
1,950,000円 ~3,299,000円まで |
10% | 97,500円 |
3,300,000円 ~6,949,000円まで |
20% | 427,500円 |
6,950,000円 ~8,999,000円まで |
23% | 636,000円 |
9,000,000円 ~17,999,000円まで |
33% | 1,536,000円 |
18,000,000円 ~39,999,000円まで |
40% | 2,796,000円 |
40,000,000円以上 | 45% | 4,796,000円 |
出典:国税庁
例えば「課税される所得金額」が25万円の場合は、以下の計算式で所得税を求めることが可能です。
- 250,000円×0.05%-0円=12,500円
シンプルな計算式なので、これから副業を始める方はぜひ覚えておきましょう。
会社員でも稼ぎやすい副業5選
会社員でも稼ぎやすい副業としては、以下の5つが挙げられます。
- プログラミング
- ブログ
- ライティング
- 動画編集
- 投資
ここからはそれぞれの副業の特徴について詳しく解説していくので、1つずつ確認していきましょう。
1. プログラミング
プログラミングは需要が高く、高単価案件も多いので副業で稼ぎたい方に向いています。
また、プログラミングを極めることで、独立も目指せるため、将来的な選択肢を増やすことも可能です。
まずは、難易度が比較的低いWebサイト、アプリ制作から取り組んでみるといいでしょう。
2. ブログ
ブログも稼げる副業の1つとして、現在でも高い人気を博しています。
好きなジャンルで始められるので、半ば趣味としても続けられるのがメリットです。
ただ、未経験者からブログを始める場合、どのように着手していいのかわからないこともあるでしょう。
そこで、当メディアでは「Blog Hacks」という「ガチで稼ぎたい人しか受けてはいけないブログ講座」を提供しています。
ブログの広告収入のみで月150万円以上稼ぐプロのノウハウを、動画形式で学ぶことが可能です。
10記事、30記事、50記事、75記事、100記事突破時にブログ記事の添削を受けられるため、実践力を磨きたい方に向いています。
3. ライティング
副業で人気が高いジャンルの1つとしてWebライティングが挙げられます。
企業や個人のブログを代筆する仕事が多く、特にスキルがない未経験者でも始めやすい仕事です。
最近ではYouTube台本の執筆も増えており、さらに需要が増えています。
パソコン1台あれば誰でも始められるので、特別なスキルを持たない方にもおすすめの副業です。
4. 動画編集
YouTubeやTikTokの需要は非常に高いため、動画編集者の副業もおすすめです。
高性能なパソコンや動画編集ソフトなどを購入する必要はありますが、うまくいけば月50万円以上稼ぐことも珍しくありません。
参入ハードルが低く始めやすい仕事なので、初めて副業にチャレンジする方にも向いています。
5. 投資
投資は資産運用に当たるため、会社にバレずにお金を稼ぎたいという方に向いています。
他の副業と違って作業をし続ける必要がないので、負担がかかりづらいのもメリットです。
以下の投資であれば、初心者でも始めやすいので、気になったものでチャレンジしてみましょう。
- REIT(不動産投資信託)
- NISA
- ロボアドバイザー
おすすめの投資については、関連記事「【厳選】副業に投資を選ぼう!おすすめ7選や会社にバレないコツも紹介」で解説しているので、ぜひご参考にしてください。
【厳選】副業に投資を選ぼう!おすすめ7選や会社にバレないコツも紹介
会社員が副業で稼ぐ際に必要な心構え5選
会社員が副業で稼ぐ場合、ただ作業しているだけではなかなか収入は上がりません。
そこで、以下の5つの心構えを意識して副業に取り組みましょう。
- 隙間時間を積極的に活用する
- スキルを向上させる
- 自己投資を惜しまない
- 本業を優先する
- 成功者の考え方を真似する
他にも、よりお金持ちに近づくための心構えは「【ライフハック】お金持ちになる方法8選!貧乏になる人との違いを知って思考・行動を見直そう」で紹介しています。あわせてチェックしてみてくださいね!
【ライフハック】お金持ちになる方法8選!貧乏になる人との違いを知って思考・行動を見直そう
1. 隙間時間を積極的に活用する
副業で働くとなると、会社での本業があるため、時間がない中で稼ぐ必要があります。
そこで、隙間時間や移動時間を見つけたら積極的に活用しましょう。
- 電車やバスでの出勤時間
- タクシーに乗っている時間
- 会社での昼休み
- 外回りの休憩時間
このように使える隙間時間は多く存在するので、作業の時間にあてるのがおすすめです。
他にも、飲み会の機会を減らすなどの取り組みも行って、副業に割ける時間を増やしましょう。
2. スキルを向上させる
副業で稼ぐ場合、スキルが低いままだと高単価案件を獲得できません。
当然ながら、発注者としてはスキルが低い方には高単価案件を任せられないからです。
また、スキルが低いと、途中で契約解除されてしまうこともあるため、安定した収益を得られません。
どの副業でもクライアントを満足させて、稼がせることが大切です。
副業で高収入を得たいのであれば、常に勉強を続けてスキル向上を意識しましょう。
3. 自己投資を惜しまない
副業で稼ぐためには、自己投資を積極的に行うことが大切です。
- 本
- 教材
- オンラインサロン
気になったコンテンツがあれば、有料の場合でも積極的に購入してみましょう。
無料のコンテンツでは載っていない情報を手に入れられるので、さらに副業で稼げるようになります。
無料のコンテンツだけで学習しようとしても限界があるので、自己投資は惜しまないようにしましょう。
4. 本業を優先する
副業で稼ぐことも大切ですが、副業で無理をして本業に支障が出たら意味がありません。
本業でのパフォーマンスが下がってしまうと、社内での評価が下がり、査定に響くこともあります。
昇進できないと収入が伸びないため、副業で稼いだとしても物足りないと感じる可能性が高いです。
あくまでも、優先すべきは本業なので、副業にばかり熱中しないように心がけましょう。
5. 成功者の考え方を真似する
副業で少しでも早く稼ぎ始めたい場合は、成功者の考え方を真似することが大切です。
成功例を真似せずに我流で突き進んでしまうと、間違ったやり方を選んでしまっていることもあります。
間違ったやり方で突き進むと、努力してもなかなか稼げないこともあるので、時間を無駄にしないためにも成功者の考え方を積極的に学びましょう。