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【厳選】RubyのフレームワークはRailsだけじゃない!7種類の特徴・選び方を詳しく解説

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「Rubyのフレームワークの種類を教えて」
「フレームワークを使うメリットが知りたい」
「Railsってどこが良いの?」

Rubyはプログラミング言語の1つで、さまざまなWebアプリケーション開発に利用されています。なかでも、Rubyでの開発を加速させるためにはフレームワークの存在が欠かせません。

本記事では、

  • Rubyのフレームワークとは何か
  • フレームワークを使うメリット・デメリット・選び方
  • Rubyのフレームワーク7選

について詳しく解説していきます。

特に、有名なRuby on Railsに関してはおすすめの勉強教材まで紹介しているので、プログラミングで稼ぎたいと思っている方は必見です。

ぜひ、本記事を参考にRubyのフレームワークを学んでみてください!

監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。

監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。

Rubyのフレームワークとは

Rubyとは純国産として初めて国際規格に認証されたプログラミング言語です。

他の言語と比較して、日本語の参考書や解説サイトが多いので、多くの日本人プログラマーに親しまれています。当時サラリーマンだったMatz(まつもとゆきひろ)氏が会社勤めの空き時間で開発したと言われています。

Rubyはサーバーサイド言語として知られていますが、Webアプリケーション開発にも多く利用されるなどオールマイティに活躍しています。たとえば、以下のWebサービスはRubyを用いて開発されました。

  • 料理レシピサービスのクックパッド
  • 世界中のユニークな家に民泊できるサービスAirbnb
  • 家電などの最安値を探せる価格ドットコム など

こういったRubyでの多様な開発には、使いやすいフレームワークが必要不可欠です。

フレームワークとは

プログラミングで開発するにあたり、よく使うものをまとめている枠組みのこと

技術として安定していることもあり、Rubyエンジニアの人口は年々増加傾向にあります。したがって、今後もRubyのフレームワークの需要は高まっていく見込みです。

有名なRubyのフレームワークには、Railsがあります。しかし、フレームワークには流行があるので、さまざまな種類を知っておいて損はありません。

Rubyのフレームワークを使うメリット

フレームワークは、Rubyの開発を加速させていきます。フレームワークで開発することでフルスクラッチ(フレームワークを使わない新規開発)より工数が激減するので、プログラミング言語とセットで導入するのが一般的です。

具体的に言うと、以下2つのメリットがあります。

  1. 短時間で高品質なアプリ開発ができる
  2. コミュニケーションコストの削減

詳しく解説していきます。

1. 短時間で高品質なアプリ開発ができる

フレームワークを利用することで、開発の速度が上がります。なぜなら、大部分の簡単なコーディングを用意する必要がなくなるからです。

具体的には、専用のテンプレートを利用できたり、再利用可能な要素を登録できたりします。機能やデザインのカスタマイズも簡単なので、ちょっとした変更にも強い拡張性の高さが特徴です。

また、同じコードを打つことがなくなり記述量が削減できると、自力で全部作るよりもミスが減ります。結果としてバグの少ない高品質なコンテンツが作れるようになるでしょう。

このように、フレームワークは迅速かつ正確な開発に役立てられています。

2. コミュニケーションコストの削減

アプリケーション開発は大規模なものになれば、複数人のプログラマーで分業することも多いです。社内で同様の教育を受けた人だけでなく、フリーランスを雇ってスポット的に仕事をしてもらうこともよくあるでしょう。

そういった環境では、記述の仕方も人それぞれになってしまうため、コードの統一性の保持するのは難しいです。

しかし、フレームワークを用いれば、マニュアルの作成・共有・チェックに割かれる時間や手間を削減できるようになります。コミュニケーションに必要なコストをまるまる削減できるので、開発に集中できるようになるでしょう。

Rubyのフレームワークを使うデメリット

開発に大きなメリットをもたらすフレームワークですが、もちろん良くない点もあります。これから自社に導入したり勉強を始めたりする上で、障害になる部分があるかも知れないのできちんと把握しておきましょう。

  1. 習得に時間がかかる
  2. 費用がかかるものもある

それぞれ確認していきます。

1. 習得に時間がかかる

学習コストがかかる点を認識しておきましょう。なぜなら、全くの初心者の場合はRubyの学習に加えて、フレームワーク独自の使い方や規約を覚える必要が生じるからです。

また、マイナーなフレームワークは指南書が少なく独学が難しいです。英語の解説しか見つからず挫折することもあると認識しておきましょう。

2. 費用がかかる

Ruby自体はフリーソフトですが、Rubyのフレームワークの中には費用がかかるものがあります。導入時には事前に調べておきましょう。

習得方法と費用の壁さえ乗り越えれば、フレームワークが開発の手助けとなることは間違いありません。

Rubyのフレームワークの選び方

Rubyに合わせたフレームワークにはたくさんの種類があります。本章では、どのフレームワークで開発を進めるべきか、その考え方について詳しく紹介していきます。

以下3つのポイントを考えると良いでしょう。

  1. 市場のニーズ
  2. 習得の難易度
  3. 機能面の充実度

それぞれ詳しくみていきましょう。

1. 市場のニーズ

フレームワークごとに市場の需要が異なります。企業でよく使われているフレームワークをマスターしている人の方が、市場価値が高まるでしょう。

また、プログラミング自体まだまだ発展中のスキルなので、流行り廃りが激しいです。市場の動向を見て柔軟にスキルを取り入れていきましょう。

2. 習得の難易度

独自の機能が搭載されており、習得に時間がかるフレームワークもあります。すぐには開発にたどり着けないので嫌われる傾向はありますが、市場のニーズがあれば時間をかけてでも克服すべきでしょう。

特に、シンプルさや軽量さがウリのフレームワークは初心者でも開発しやすいので、習得する上で参考にしてみてください。

3. 向いている制作物

開発したいものに応じて、どのフレームワークを使うか検討しなければいけません。

  • 軽量でシンプルなアプリケーションを作成したい
  • 複雑だが利便性の高いアプリケーションを作成したい
  • 何にも縛られず自由な制作が必要となるアプリケーションを作成したい など

なぜなら、フレームワークはそれぞれ機能や特徴が異なるからです。開発者の意図によりフレームワークごとに得意不得意があることを、あらかじめ理解しておきましょう。

Rubyのフレームワーク7選

人気のプログラミング言語であるRubyには、たくさんのフレームワークが用意されています。前章で紹介した3つの選定ポイントをベースに、以下7種類のRubyフレームワークを紹介していきます。

  1. Ruby on Rails
  2. Sinatra
  3. Padrino
  4. cuba microframework
  5. Ramaze
  6. HANAMI
  7. Camping

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. Ruby on Rails

名称 Ruby on Rails
開発者 David Heinemeier Hansson
市場のニーズ ◎ 圧倒的に多い
習得の難易度 ◯ 参考書が多い
向いている制作物 ◎ オールマイティ

Railsは、最も有名なRubyのフレームワークです。短い記述やテスト自動化機能が搭載されており、Rubyを学ぶなら最善の選択肢と言えます。採用している企業が多いので、求人案件数も圧倒的に多いです。

開発者のDHH氏が提唱する「the Rails way」の理念に従い、より効率的な開発が可能になっています。特に有名なのはDRY原則とCoC原則です。

  • DRY原則:「Don’t Repeat Yourself(同じことは繰り返さない)」
  • CoC原則:「Convention over Configuration(プログラマーの意思より規約を優先する)」

Ruby on Rails での開発力は特に稼げるスキルとして注目されており、弊社でもプログラミング未経験の方を対象にしたオンライン講座「Skill Hacks」を開講しています。

プログラミング初学者に重要なのは、挫折しないことです。Skill Hacksでは挫折しない仕組みづくりに重きを置き「質問無制限サービス」「わかりやすい動画教材」を提供しています。

ぜひ、Skill HacksでRuby on Railsを学んでみてください!

2. Sinatra

名称 Sinatra
開発者 Blake Mizerany
市場のニーズ △ 2位
習得の難易度 ◎ 初心者向け
向いている制作物 △ 単純なもののみ

Sinatraは、シンプルな作りで初心者にも使いやすいフレームワークです。Webアプリケーション開発の基礎を身につけるには最適なので、プログラマーの研修などでよく使われます。

デフォルトの機能は少なく、自分で拡張しながら使っていきます。特に単純なアプリケーションの開発が得意という特徴があります。

3. Padrino

名称 Padrino
開発者 Nathan Esquenazi
市場のニーズ △ 3位
習得の難易度 △ 参考書少なめ
向いている制作物 ◯ Sinatraよりも複雑なものに対応

Padorinoは、Sinatraの設計思想に基づいて開発されたフル装備のフレームワークです。Sinatraではシンプルすぎて開発できなかった制作物も、Padorinoを使えば軽量なコード記述で実現できるでしょう。Sinatraの機能追加バージョンというイメージで、Railsの次の選択肢として十分な実力を備えています。

メールを配信するための基本テンプレートや、コードが正しく動いているかチェックできるテストツールなど十分な機能を実装しています。しかし、3番人気とはいえRailsの需要とは相当な開きがある点は覚えておきましょう。

4. Cuba microframework

名称 Cuba
開発者 Michel Martens
市場のニーズ △ スポット
習得の難易度 △ 参考書少なめ
向いている制作物 △ シンプルなもの

Cubaは小規模で軽量なアプリケーションの制作に向いたフレームワークです。開発者のマイケル・マーティンはミニマリストということもあり「小さい・軽量・速い」という考えが色濃く反映されています。

機能を極限まで削っているため、もはやフレームワークではないというのがコンセプトになっています。microframeworkという単語はこの考えをベースに表現されています。

5. Ramaze

名称 Ramaze
開発者 Michael Felinger
市場のニーズ
習得の難易度 △ 記述はRubyに準拠
向いている制作物

Ramazeは、複雑なコード不要で開発できるシンプルなフレームワークです。Rubyの書き方がそのまま使えて、Sinatraのようなカスタマイズ性の高さを持ちます。

KISSの原則「Keep It Simple , Stupid!(シンプルにしろ!)」とPoLSの原則「Principle of Least Surprise(驚きは最小で)」というコンセプトからもわかるとおり、難しい操作は徹底的に排除したフレームワークとなっています。

6. HANAMI

名称 HANAMI
開発者 Luca Guidi
市場のニーズ
習得の難易度 △ 参考書少なめ
向いている制作物

HANAMIは、多くの機能を持った軽量なフレームワークです。2017年にリリースされたばかりで、以下2つの特徴があります。

  • Light Weight:短く書けるので迅速な開発に向いている
  • Thread Safe:アクセス集中によるサーバーダウンを防ぐ

フレームワークの制作段階から拡張されることを意識して設計されています。

7. Camping

名称 Camping
開発者 Jonathan Gillette
市場のニーズ
習得の難易度
向いている制作物

Campingは、Rubyフレームワークのなかでも最も軽量なものの1つです。Railsのように開発できたり、Railsにアプリケーションを容易に移行できたりするので、小さなRailsとして親しまれています。

ぜひ、本記事を参考にさまざまなRubyのフレームワークを試してみてください!

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