「脱サラするにはなにか準備が必要なのかな?」
「フリーランスになったあとでも安定して稼ぐ方法を知りたい」
「脱サラも可能な副業ってないのかな?」
将来脱サラして独立したいと考えたことがある人は多いのではないでしょうか?もしかしたら「今すぐ会社を辞めて独立したい!!」と考えている人もいるかもしれません。
しかし、勢いだけで会社を辞めるのは危険です。入念な準備をせずに独立してしまうと、開業準備に手間取ったり、売り上げが立たなかったりするリスクがあります。
独立後に安定的に稼ぐには、脱サラ前の準備が必要不可欠。
この記事では、脱サラしたいと考えているあなたに向けて、独立の準備に関する以下のポイントを徹底解説。
- 脱サラの準備をしなかったときのリスク
- 最低限の脱サラ準備
- 稼ぐためにやっておきたい脱サラ準備
それぞれ詳しく解説しますので、脱サラ準備の参考にしてください。
脱サラの準備をしないと発生する3つのリスク
脱サラをする際には、しっかり準備する必要があります。
もし、準備を怠った場合、以下の3つのリスクが発生します。
- 生活費が足りなくなってしまう
- 書類提出などに時間がかかり、すぐに仕事をスタートできない
- 信用が無くて後悔することも
それぞれ解説します。
1.生活費が足りなくなってしまう
準備をせずに会社を辞めてしまうと、仕事がうまく回らず、生活費が足りなくなる可能性があります。
- どんな仕事をするのか
- どれくらい収益が上がりそうか
- どんな会社から仕事をもらうのか
などの計画を事前に練らなければいけません。何も計画せずに急に脱サラをしてしまうと、売り上げが立たなくて苦しむ可能性があります。
よく、「とりあえず会社辞めてから考えなよ」「本気で稼ごうと思うなら時間がもったいから今すぐ辞めた方が良い」と、言っている方がいます。
すぐに辞めた方が時間を取れるのは間違い無いですが、無計画で脱サラするのは非常に危険。無計画でも稼げている人は、元々持っているスキルがあるなど、レベルがすごく高い人ばかりです。ほとんどの場合うまく稼ぐことができません。
お金が無いと、精神も不安定になりがち。不安でうまく仕事に集中できないこともあります。
事業計画を立て、ある程度収益が上がる見込みができてから、脱サラすることをおすすめします。
2.書類提出などに時間がかかり、すぐに仕事をスタートできない
脱サラすると、様々な届け出が必要です。そのため、すぐに仕事をスタートできない場合があります。
開業届けを出したり、保険証を国民健康保険に切り替えたりなどの手続きに、何日かの時間が必要です。すぐに仕事をスタートするためにも、ある程度事前に準備をしておく必要があります。
3.信用が無くて後悔することも
脱サラすると、信用が無くなってしまうので注意が必要です。
特に、独立したばかりの頃はほとんど信用が無く、クレジットカード作成したり、ローンを組んだりすることができません。
信用が必要なものは、脱サラする前に進めておきましょう。
脱サラするために最低限準備すること10選
脱サラするために最低限準備しておきたいことを紹介します。
準備すべきは以下の10点です。
- 事業案を考える
- 最低限稼げるスキルを身につける
- 税金の知識をつける
- 事業計画と資金繰りを考える
- 貯金する
- 有給など現職の規則を確認、退職時期を決める
- 信用情報が必要な手続きを済ませる
- 独立後の提出書類を準備する
- 固定費を計算して不要な支出をカット
- 屋号を決めておく
どれも独立するにあたって必要となるもの。脱サラ後に後悔しないためにも、ぜひチェックしてみてください。
1.事業案を考える
どんな事業をして収益をあげるのか考えましょう。脱サラする際は以下のパターンで開業すると収益を上げやすいです。
- 現職と同じ分野で独立
- 副業などでスキルを磨いて別分野で独立
自分が今持っているスキルで、どんな事業ができるか考えてみましょう。必要なスキルや資格があれば、習得のために時間を取って勉強することも検討したいですね。
本業とは別にの副業の分野で独立するパターンもあります。本業の合間に少しずつ副業を始めて、独立することも十分可能。
自分にあった収益を上げやすい事業を見つけましょう。
2.最低限稼げるスキルを身につける
最低限生活できるくらいの、稼げるスキルを身につけておきましょう。
自分のスキルでどれくらい稼げるのか、確認するためにも、サラリーマン時代に副業をしておくと良いですね。副業が軌道に乗ってきて、生活できるレベルまで稼げるようになったら、独立を検討してみましょう。
もし、本業以外に稼げるスキルを身に付けたいのであれば、Hacksシリーズがおすすめ。分かりやすい動画教材で勉強できる上に、現場で活躍している人に質問し放題と、充実のサポート体制があります。
講座も10種類以上あり、自分にあったスキルを見つけることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
3.税金の知識をつける
税金などのお金周りの知識をつけておきましょう。
脱サラすると、今まで会社が払ってくれていた税金などを、自分で支払う必要があります。節税などの知識があれば、無駄な出費を減らすことも可能です。
利益を最大化するためにも、税金や保険料についてはしっかり勉強しておきたいところ。
また、お金周りの知識がないと、損益計算がうまくできません。開業したら基本的に会計周りのことも全て自分でやる必要があります。
しっかりと収益を上げ続けるためにも、貸借対照表などの財務諸表も最低限読めるようにしておきましょう。
4.事業計画と資金繰りを考える
事業計画を立てて、資金繰りを考えておきましょう。
始めに立てた事業案をもとに、どうやって収益をあげるか計画を立てましょう。クライアント候補や、新規案件の取得方法などもリストアップして収益を予想。できれば、脱サラ前に営業してある程度クライアントを確保しておきたいですね。
また、独立にどれくらい初期費用がかかるかも計算しておきたいです。逆算して、貯金を切り崩したり、融資を検討したりして、資金を確保しましょう。
さらに、売上が立ってからお金が入ってくるまでには時間がかかります。その間の支払いが滞らないように資金繰りもしっかり計画しておくべきです。
事業計画ができたら、すでに脱サラしている人に相談して、フィードバックをもらっても良いですね。良いスタートダッシュを切るために、しっかり計画を立てましょう。
5.貯金をしておく
最低限の貯金をしておきましょう。
独立後は、すぐに売り上げが立たないことも。報酬の支払いが月末締め翌月末払いなどの場合も多く、報酬が振り込まれるのがすごく先になってしまうことが多いです。
最低でも、3ヶ月生活できるくらいの貯金をしておくと安心ですね。
6.有給など現職の規則を確認、退職時期を決める
所属している会社の規則を確認しましょう。どれくらい前に退職手続きをすれば良いのかや、有休消化について確認しておくと、スムーズに退職できます。
規則を確認したら退職時期を決め、会社に退職したい旨を伝えましょう。
7.信用情報が必要な手続きを済ませる
信用情報が必要な手続きがあれば、退職する前に済ませておきましょう。脱サラして、開業したばかりだと信用がありません。
身近で必要になってくるのは以下の4つ。
- クレジットカードの作成
- クレジットカードの上限アップ
- 融資・ローンの申請
- 物件の賃貸契約
現状必要なくでも、脱サラ後に必要になる可能性が高いので、先に済ませておきましょう。
8.独立後の提出書類を準備する
独立後に必要な提出書類を準備しましょう。
- 国民健康保険加入の届け出
- 開業届け
- 青色申告承認申請書
など、自分がどんな分野で開業するかで提出書類が異なります。
期日も書類によって異なりますのでしっかり確認しておきましょう。特に、多くの人が加入する国民健康保険加入の届け出は、退職後14日以内に提出しなければならないので注意。
また、開業すると確定申告をおこなう必要があります。売り上げや経費をスムーズに計算するために、脱サラのタイミングで会計ソフトを導入しておくこともおすすめです。
9.固定費を計算し不要な支出をカットできるようにする
固定費を計算して、不要なものはカットしていきましょう。脱サラすると、収入が減少することも多いので、このタイミングで出費を見直したいですね。
以下のような出費を確認してみましょう。
- 家賃
- インターネット料
- 携帯代
- 水道・光熱費
- 生命保険
家賃の安い家に引っ越したり、携帯を格安SIMに変更したりして、削れる部分を削っていきましょう。
10.屋号を決めておく
屋号とは、法人でいうところの会社名にあたります。個人事業主として活動するなら屋号を考えておきましょう。
主な利用シーンは以下の通りです。
- 事業用の銀行口座の開設
- 請求書
- 領収書
- 見積書
- 契約書
なお屋号は必ずしも必要なものではありません。一方、個人名で活動するよりも社会的信用が高まります。
屋号を付ける際には、事業な内容がわかりやすく覚えやすいものがおすすめです。
高い収益を上げたいならやっておきたい脱サラ準備4選
最低限の準備に加え、高い収益をあげるためにやっておきたいことがあります。
やっておきたいのは以下の4つ。
- 人脈を作る
- 高いスキルを身につける
- 営業力を身につける
- 副業をしておく
それぞれ解説します。
1.人脈を作る
コミュニティなどに所属して人脈を作りましょう。
人脈が増えてくると以下のようなメリットがあります。
- 仕事を受注できるチャンスが増える
- 仕事を発注できる
- 人を紹介してもらえる
- 最新の情報を知ることができる
仕事に直接繋がりやすいので、積極的に人脈を広げていきたいですね。
また、同時期に開業した仲間がいると、仕事のモチベーションも高まりやすいです。脱サラしたばかりの頃は、コミュニティに所属することをおすすめします。
2.高いスキルを身につける
単価をあげるためにも、スキルのレベルを高めていきましょう。スキルのレベルがそのまま報酬に直結することが多いです。
また、独立後は上司のような人がいないので、フィードバックをもらえる機会が減ってしまいます。オンライン講座などを受講し、学べる環境を作りたいですね。
質の高いオンライン講座を受けたいのであれば、Hacksシリーズがおすすめ。分かりやすい動画教材に加え、以下の特徴があります。
- 現場で活躍している講師に質問し放題
- 添削指導がある講座も
- お仕事紹介コミュニティへ案内
スキルがアップし、仕事を紹介してもらえるチャンスもあるので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
3.営業力を身につける
仕事を増やすために、営業力もしっかり身につけていきたいです。
新規の案件を獲得できる営業力があれば、開業したばかりでも、多くの収益をあげることができます。
また、個人のクライアントよりも、企業から案件を受注した方が、単価が高くなる傾向があります。仕事に慣れてきたら、企業へ営業をかけて単価を上げていきましょう。
メインとなる営業方法は以下の2つ。
- 企業に電話・メールで問い合わせ
- 人に企業・クライアントに紹介してもらう
自分を売り込むためにも、スキルを高め、人脈を増やしていきましょう。
対面の営業スキルだけでなく、ポートフォリオを作成したり、SNS運用を運用したりすることでも、営業力アップに繋がります。企業などから問い合わせがくることもあるので、脱サラをして開業するのであれば、同時にSNSを始めてみても良いですね。
SNSを始めるのであれば、フリーランスのユーザーが多いTwitterがおすすめ。フォロワーが多いと信用力も高くなります。
フォロワーの増やし方は別記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
▼Twitterのフォロワーを増やす方法▼
Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
>>Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
4.副業をしておく
高い収益をあげるためには、会社員時代に副業をしておくことをおすすめします。いくつか取引先がある状態だと、脱サラ後の収入が安定するためです。
仕事がない状態で会社を辞めてしまうのは危険。退職したあとに事業を始める人もいますが、あまりおすすめはできません。
事業によってはスキルを身につけるところからスタートすることになります。実際に報酬が発生するのは数ヶ月後の可能性も。
脱サラ前に副業を始めておけば、作業量を増やすことで収入を担保できます。独立したあとに大きく稼げる可能性があります。
【脱サラ可能】おすすめの副業アイデア4選
脱サラを見据えている方は、副業から始めてスキルを徐々に身につけていくと安全です。こちらでは、独立も視野に入るおすすめの副業を紹介します。
- プログラミング
- Webデザイン
- 動画編集
- Webライティング
順番に見ていきましょう。
1.プログラミング
プログラミングは、Webサイトやアプリを開発する副業です。PHPやRubyといったプログラミング言語を使い、コードを書いていきます。
メリットは、単価が高いこと。案件によっては、40万~60万円稼ぐことも可能です。プログラマーは需要が高いので、仕事に困ることもほとんどありません。
デメリットは、スキルを身につけるまでが困難なことです。習得するには3~6ヶ月かかります。またプログラミングの挫折率は、約9割と言われています。ほとんどの人が勉強途中でつまずいてしまうので、学習環境を整えることが重要です。
未経験者がプログラミングスキルを身につけるまでの手順は「【決定版】プログラミング学習のロードマップ【初心者が仕事を受注できるまで】」にて解説しています。仕事の取り方も解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
2.Webデザイン
Webデザインは、バナーやロゴを作成したりするビジネスです。PhotoshopやIllustratorといった編集ソフトを使用します。
なお独立を目指すなら、Webサイトの構築やランディングページの作成まで請け負えるようにしておきましょう。1つの案件で30万~50万円稼ぐことも可能です。
ここまでのレベルになると、編集ソフトのスキルに加えてプログラミングの知識が必要になります。
例えば
- HTML
- CSS
- JavaScript
- PHP
などの言語は覚えておきましょう。
3.動画編集
動画編集は、YouTubeにアップする動画を編集する副業です。Premiere Proなどの編集ソフトを使用します。
メリットは、案件数が多く需要が高いこと。編集スキルを身につける必要はありますが、カットやテロップ入れなど操作は比較的理解しやすいです。
ただし、ある程度高性能のパソコンが必要で、20〜30万円の初期費用がかかります。編集に必要なPremiere Proは有料ソフトなので、こちらも契約しなければなりません。
動画編集を独学で身につけたい方は「【断言】動画編集は独学でOK!完全習得する4つの方法を徹底解説」を参考にしてみてくださいね。
4.Webライティング
Webライティングは、ネット上の記事やコンテンツを執筆する仕事です。インターネットにつながるパソコンさえあれば始められます。
ただし、始めやすい分ライバルが多い副業でもあります。独立してやっていくなら、他のライターと差別化をはかれる高いライティングスキルが求められます。
Webライターの始め方は「【保存版】webライターの始め方完全ガイド!4STEPでわかりやすく解説」にて詳しく解説しています。
脱サラしたときにおこなうべき2つの手続き
脱サラをしたあとにもおこなうべき手続きがあります。
具体的には以下の2つです。
- 健康保険の切り替え
- 年金の切り替え
手続きの方法などあわせて解説します。
1.健康保険の切り替え
会社員を辞めた場合、健康保険の切り替えが必要となります。
以下2つの方法からの選択が可能です。
- 国民健康保険
- 健康保険の任意継続
国民健康保険への手続きは、住んでいる地域の市区町村役場でおこないます。社会保険の資格喪失証明書や離職票など、退職日を証明できる書類が必要です。
会社員時代に入っていた健康保険を任意継続することも可能。2年間継続して加入できます。この場合は、資格喪失日(退職した次の日)から20日以内に手続きをしなければなりません。
なお健康保険組合によって継続の条件は異なります。退職前にあらかじめ確認しておくと安心です。
2.年金の切り替え
健康保険と同様に年金の切り替えも必要です。脱サラしてフリーランスとなる場合は、国民年金へ変更します。
手続きをおこなう際は、住んでいる地域の市区町村役場へ行きましょう。国民健康保険に切り替える方は、同時に手続きするのがおすすめです。
国民年金へ変更する際には、年金手帳と退職した日付が分かる書類(退職証明書など)が必要となります。
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