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PHPでできること5選!開発しやすいサービスや苦手なことも合わせて開設

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「PHPって何ができるんだろう?どんな開発に向いているんだろう?」
これから勉強する言語を探している方にとって、各言語の特徴をおさえるのは大切です。やりたい内容に合わせた言語を選ばなければ遠回りになる可能性もあります。

なかでも、PHPは開発の幅が広く、需要も高い言語。具体的にどんなことができるのか疑問を持つ方も多いでしょう。

そこでこの記事では、

  • PHPにできること
  • 苦手なこと
  • 他の言語と比較した強みと弱み

をまとめて解説していきます。言語選びに悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。

監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。

PHPができること5選

特にPHPが得意なのは、Webで扱うことを前提としたサービス。具体的には、以下のような機能を作るのに向いています。

  1. お問合せフォーム
  2. 予約システム
  3. 検索機能
  4. ログイン機能
  5. ファイル操作

1. お問合せフォーム

ブログや企業のWebサイトにあるお問い合わせフォームを作れます。

  • ユーザーが入れた情報に応じて反応を返す
  • 内容を送信・データベースに保存する

の2つができればいいので、比較的簡単に作れる機能です。基礎さえ理解すればすぐ実装できるようになるでしょう。

2. 予約システム

施設などの予約システム部分もPHPで作れます。予約システムの場合

  • 予約状況の情報を自動取得して画面に表示する
  • 日時などを絞った情報だけを吐き出す
  • 予約を新しく入ったら情報を更新する

といった機能を求められますが、全てPHPだけで完結できます。

3. 検索機能

Webサイト内の検索機能も実装できます。PHPでは

  • ブラウザからの命令をSQL文に変え、データベースに情報を探しに行く
  • データベースから受け取った結果を一覧化して表示

という2つの役割を担います。

4. ログイン機能

データベース上の情報と紐付けることで、ログイン機能も実装できます。

  • 新規登録
  • データベース情報との紐付け
  • 紐付かなかったときにエラーを返す
  • アカウントからログアウト

という機能を作れればよく、PHPなら比較的簡単に作れます。

5. ファイル操作

PHPを用いることで、ログファイルや画像ファイルを作成したり、そのファイルに書き込みができますまた、アップロード・ダウンロードをすることも可能。

特にPHPの場合は画像ファイルの処理が比較的容易にできるのが特徴です。

PHPが得意な開発5選

PHPができることを組み合わせれば、さまざまなサービスを開発できます。具体的には以下のような分野です。

  1. WordPressテーマの開発
  2. ECサイト
  3. 予約サイト
  4. SNS
  5. 社内管理システム

1. WordPressテーマの開発

PHPの大きな魅力の一つが、最大手のCMSであるWordPressに採用されていること。

CMSを簡単に言うと、サイトやブログの作成がプログラミングなしでできるソフトウェアのことです。Webに関する知識がない人でも記事投稿やサイトの管理ができるので、多くの企業をはじめ、個人のブログ運営者にも採用されています。

CMSにはたくさんの種類がありますが、W3Techsによれば、世界のCMS市場の64%がWordPressと言われています。日本内で見れば、さらにシェアは高いでしょう。

多くの需要があるWordPressを触れるのはPHPだけ。ここが、PHPだけでできることであり、最大の強みとも言えます。

2. ECサイト

オンラインショップ・ECサイトも実装できます。ECサイトでは以下のような機能を付与できます。

  • 購入された個数に応じて表示される在庫数を変える
  • 販売商品を追加する
  • 過去に購入された商品を元に、ユーザーにおすすめを紹介する
  • お気に入り登録する
  • オンラインで決済する

商品検索や、問い合わせ機能を作るのに長けているので、比較的簡単に制作できるでしょう。

3. 予約サイト

決済システムやログインシステムを組むのが得意なので、予約サイトの開発にも向いています。

例えば、ぐるなびの開発にもPHPが用いられています。

4. SNS

PHPはSNS開発にも使えます。実際にFacebookはPHPを使って作成されたサイトです。

  • ユーザー登録
  • コンテンツの更新・削除
  • チャット
  • グループ作成

など、SNSに必要な機能はすべてPHPで実装できます。

5. 社内管理システム

スケジュール管理や顧客管理など、社内を管理するシステムも作成できます。特にブラウザ上で利用できるサービスを作るならPHPが得意です。

実際に業務管理システムを販売している「サイボウズ」でも、PHPが多く使われています。

PHPが苦手なこと

ここまで説明してきたとおり、PHPはWeb系のサービスを作るのに適しています。逆に、他の言語を使ったほうがいい分野は以下のとおりです。

  • 機械学習・データ分析
  • スマホアプリ開発
  • フロントエンド開発

これらを行いたい場合は、別言語を学びましょう。

1. 機械学習・データ分析

機械学習やデータ分析には向いていません。

PHPはインタプリタ言語に分類され、コードを1行ずつコンピューターが読み取りやすいように翻訳していくのが特徴。これにより、実行速度が比較的遅いのがデメリットだからです。

機械学習に使いたい場合はPythonをおすすめします。

2. スマホアプリ開発

スマホアプリやデスクトップアプリの開発にも向いていません。さまざまなデバイス上でプログラムを制御することができないからです。

スマホアプリを開発する場合は、以下の言語が適しています。

<iOSの場合>

  • Swift
  • Objective-C

<Windowsの場合>

  • C#
  • VisualBasic

<Androidの場合>

  • Java
  • Kotlin

なお、アプリ開発に必要な言語の特徴については「【保存版】アプリ開発に必要な言語12選!身に付けておきたい3つのスキルも紹介」にて詳しく解説しています。

こちらのぜひご覧ください。

3. フロントエンド開発

PHP単体では、Webサイトの見た目に関する部分(フロントエンド)を作ることができません。そのため、ユーザーが触れるWebサイトを作成するには、下記の言語を学ぶ必要があります。

  • HTML
  • CSS

HTMLはWebサイトの構造を作るための言語です。CSSはWebサイトのフォントサイズ、背景の色など装飾を指定するのに役立ちます。

PHPはWebサイト開発と相性が良い言語なので、合わせてHTML/CSSの2つも学ぶようにしてください。

PHPの特徴

PHPにできることを学んだ上で、もっと知りたいと思った方に向け、PHPの特徴を説明します。よく言われているのは以下の4つです。

  • 構文がわかりやすい
  • コーディングしてすぐ動作確認できる
  • HTMLに直接組み込める
  • ネットに情報が多い

1. 構文がわかりやすい

PHPは構文が理解しやすい言語と言われています。加えて、記述の自由度が高いことから、初心者でも比較的簡単に習得できます。

変数の型を意識しないで良かったり、配列を自由に定義したりできるので、ソース量が減るのも理解しやすい一因でしょう。

2. コーディングしてすぐ動作確認できる

PHPは、1行ずつコンパイルができるインタプリタ言語に分類されます。コーディングをしてすぐに動作確認ができるのでエラーを見つけやすく、初歩的なコードを書き間違えることも多い初心者にも扱いやすいのが特徴です。

一方で、コーディング全体を一括でコンパイルする言語に比べて、実行速度が遅くなるというデメリットも併せ持っています。

3. HTMLに直接組み込める

PHPは、ファイル内にHTMLを記述することで実行も可能です。また、.htaccessに追記することで、HTMLファイルのままでもPHPを実行できるようになります。

これにより、アクセスしたタイミングや条件によって表示が変わる、動的なページを作れるのがメリット。また、システムやCMSとの連携が容易になるので、利便性が高いです。

4. ネットに情報が多い

PHPはWebサービス全般で多く利用されており、人気のある言語。そのため、インターネット上に情報が多く落ちているのもメリットです。

プログラミングの場合、一通り学習した後も調べる作業は続きます。実際にエンジニアとして現場に入っても、作りたい機能を実装するために、自分で調べる場面が多いです。

情報の多いPHPならば、勉強しやすい上に、業務で使うときも問題を解決しやすいのは大きな利点と言えるでしょう。

情報が多いとはいえ、全くの初心者がネット情報だけで独学するのはおすすめしませんそもそも学ぶべき内容の全体像がわからず、調べるべきことすらわからないまま挫折する可能性が高いからです。

当メディアの提供するPHP Hacksは、現役のPHPエンジニアに質問無制限のオンライン講座。受講期間の制限もなく、自分のペースで動画学習できるのもメリットです。
公式ページにはサンプル動画もあるので、これからPHPを始める方はぜひご覧ください。

PHPを学ぶ3つのメリット

PHPのできること・できないことを読んで、他の言語を学ぼうか悩んだ方もいるかもしれません。そこで、プログラミング言語を比較したときのPHPの強みを3つ紹介します。

  1. 案件数が多い
  2. スキル次第で高年収が狙える
  3. 個人での受託開発もしやすい

1. 案件数が多い

PHPは利用されているサービスも多く、人気の言語。そのため、案件数が多いのが魅力です。実際に応募されている仕事のレベル幅も広く、初心者から始めても比較的案件を取りやすい言語と言えるでしょう。

特に、地方の支社にも多くの仕事が流れてくるのはPHPならではの特徴。都心から離れてエンジニアとして働きたい方にはPHPがぴったりです。

2. スキル次第で高年収が狙える

PHPのスキルが上がってくると高収入も狙えます。PHPは年収が低いと言われることもありますが、それは平均値で換算したときの話です。

スタンバイ」の調査結果によれば、PHPエンジニアの年収の上限は2000万円と、むしろ高い部類です。実力がつけばしっかり稼げるのはうれしいですよね。

なお、PHPエンジニアの年収について、現役エンジニアの本当のトコロを聞いています。「【現役講師が解説】PHPエンジニアの年収は低い?収入を上げるステップや仕事内容も紹介」の記事で読めるので、ぜひチェックしてみてください。

3. 個人での受託開発もしやすい

WordPressの開発にも対応できることから、個人での受託業務も受けやすいのがメリット。特に副業したい方にはおすすめです。

大型のシステムを作るのに適している言語の場合、企業で受託するケースが多いもの。副業ではなかなか仕事が回ってきません。

その点、PHPならば

  • 個人ブログの設定代行
  • 中小企業向けにWordPressの設定やカスタマイズ

といった、個人で対応できる範囲の仕事も多いのが特徴でしょう。

PHPを学ぶ2つのデメリット

PHPを学ぶ上で知っておくべきデメリットも2つあります。

  1. Webサービス以外の開発にあまり適さない
  2. セキュリティ・保守性に懸念がある

それぞれ理解した上で、勉強するか決めましょう。

1. Webサービス以外の開発にあまり適さない

PHPは、Webサービス以外の開発には適しませんそのため、アプリ開発など他にもやりたいことがある場合は要注意。汎用性の高いJavaなどの言語を学ぶほうがよいかもしれません。

逆に、Webサービスをバリバリ構築していきたい場合、PHPは魅力的な言語です。

2. セキュリティ・保守性に懸念がある

PHPにはセキュリティや保守のしやすさに懸念があるため、将来性を疑問視する声もあります。

セキュリティホールを発見しにくく、他の言語に比べると脆弱であると言われています。また、記述の自由度が高く、人によってコードの書き方にばらつきが出るので保守がしにくいのもデメリット。

これらの理由から、PHPでの開発を嫌う企業もあります。すでにPHPを使ったサービスは多く、すぐに需要がなくなるとは想像しにくいですが、弱点も頭に入れておきましょう。

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