「脱サラで成功したら稼げそうだな」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。
うまくいけば、サラリーマンの何倍もの収益をあげることができるのが、脱サラの魅力です。ただ、失敗のリスクもあり、収入が不安定になりがちなデメリットもあります。
そのため、しっかりと準備した上で、失敗しないように脱サラしましょう。とはいえ、具体的にどうしたら成功できるのかわからない方もいますよね。
この記事では、脱サラで成功したい方に向けて、以下のポイントを解説しています。
- 脱サラのメリット・デメリット
- 成功しやすい人
- 成功するためのアイデア・コツ
詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
成功したいのであれば脱サラの現実をしっかり理解しよう
脱サラを成功させて稼ぎたいのであれば、脱サラの現実をしっかり理解する必要があります。
まず、脱サラしても必ずしも稼げるわけではありません。事業計画をしっかり立てていても、計画通りに発注が来たり、お客さんが来たりするとは限らないです。
また、起業した場合の会社の生存率は、3年後には5割、5年後には3割の会社しか残っていないというデータもあります。3年で半分以上の会社が潰れてしまうと考えると、厳しい世界だなと感じますよね。
もちろん、事業がうまく回って稼げることもありますが、常に収入が無くなる可能性があり、ハイリスクな状態なことに変わりはありません。メリット・デメリットを理解した上で脱サラする必要があります。
成功したいなら知っておくべき脱サラのメリット3選
脱サラをする上で知っておくべきメリットは以下3つ。
- やり方次第で大きく稼げる
- 働く時間や場所が自由
- 裁量権を持って働ける
それぞれ解説します。
【メリット1】やり方次第で稼げる
やり方次第で大きく稼げるのが脱サラのメリットです。稼げる額の上限はないので、工夫すればサラリーマン時代の何倍も稼ぐことができます。
固定給がないので、自分が成果を出した分だけ報酬に出来るのはうれしいところです。
【メリット2】働く時間や場所が自由
時間や場所を自由に選べるのも脱サラのメリット。
自分の好きな事業を行うことができるので、どんな場所で働くか選ぶことができます。
また、稼働時間も自由に設定可能。毎日働いても良いですし、好きな日を休みにすることもできます。仕組み化することができれば、周りの人に仕事を任せて自分は職場に行かずに利益を出すことも可能です。
【メリット3】裁量権を持って働ける
裁量権をも持って働けるのも大きなメリット。仕事を行う上で全てを自分で判断し、行動することができます。
サラリーマンにありがちな、上司の顔色を伺ったり、派閥争いに巻き込まれたりする面倒なことが起きません。毎回上司に確認を取らなければならず、スピード感が遅いのにうんざりしていた方も多いのではないでしょうか。
全て自分の判断で仕事を進めてみたいという方に、合っている働き方です。
成功したいなら知っておくべき脱サラのデメリット4選
メリットだけではなく、以下の4つのデメリットも知っておきましょう。
- 収入が不安定
- 社会的信用がほとんどない
- 総務・会計周りの業務も自分でやる必要がある
- すべてが自己責任になる
それぞれ解説します。
【デメリット1】収入が不安定
脱サラすると、収入が不安定になります。クライアントが見つからないと、売上が立たず1円も稼ぐことができないことも。固定給もないので、お金が無くなって生活が苦しくなってしまいます。
がっつり稼げる可能性がある分、全く稼げないこともあるハイリスク・ハイリターンな働き方です。
【デメリット2】社会的信用がほとんどない
社会的信用がほとんど無くなってしまうのも脱サラのデメリット。特に、脱サラしたばかりの時は信用が低く、ローンを組んだり、物件を借りたりするのが難しいです。
信用をあげるためには、確定申告をして収入を証明したり、法人化したりする必要があります。
お金の借り入れも難しくなってしまうので、創業支援融資などの脱サラした方向けの制度を使って、費用を工面するようにしましょう。
【デメリット3】総務・会計周りの業務も自分でやる必要がある
脱サラすると、総務や会計周りなどの後工程の業務も自分でやる必要があります。サラリーマン時代に、営業だけ・技術職だけと限られた業務しかしていないと、苦しむことが多いです。
売り上げの計算や納税などの雑務は、税理士にお願いして外注することもできますが、費用がかかってしまいます。脱サラしたばかりの頃は、ある程度自分でやることを覚悟しておきましょう。
【デメリット4】すべてが自己責任になる
脱サラすると、全てが自己責任。特に失敗してしまった場合、全て自分が責任を負うことになり、相当なストレスがかかります。
また、社員やアルバイトを雇用する立場になると、その人の生活まで背負うことになります。覚悟を持って仕事に取り組む必要がありますね。
【脱サラしたい人必見】成功しやすい人の特徴
脱サラで成功しやすい人の特徴を紹介します。
- PDCAを自分で回せる
- 人脈が広い
- 準備に時間をかけられる
- 営業力が高い
- 自己管理能力が高い
- スキルが高い
それぞれ解説するので、サラリーマンのうちにしっかり伸ばしておきましょう。
【特徴1】PDCAを自分で回せる
PDCAサイクルを自分で回せる力があると、成功しやすいです。
PDCAとは、以下の4つの言葉の頭文字を取った業務の効率化を目指す方法のこと。
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(評価)
- Action(改善)
何も考えずに営業活動だけをしていると、どこに課題があるのか気づきにくいです。仮説や計画を立てて実行し、効果検証をしていくことで、改善点が明確になり、収益をあげやすくなります。
サラリーマンであれば、上司や先輩にこのPDCAがうまく回っているか確認できますが、脱サラすると自分で確認しなければなりません。脱サラする前に、1人でPDCAを回す力をつけておきましょう。
【特徴2】人脈が広い
成功している人は人脈が広いことが多いです。様々な人との繋がりがあると、ビジネスチャンスが広がりやすいです。
事業のことを相談できるメンターのような人がいると、悩みも解決しやすいですね。
サラリーマン時代のクライアントや同業者の人との繋がりが生きることもあるので、積極的に人脈を広げておくようにしましょう。
【特徴3】準備に時間をかけられる
入念に準備をすることも必須です。
事業計画の立案や物件の契約を脱サラ前に済ませておくことで、退職した後にスムーズに仕事を始めることができます。勢いで辞めてしまうと、お金がなかったり、様々な手続きに時間がかかって後悔してしまうことも。
脱サラ前に準備するべきことに関しては、別記事でまとめているのでぜひ参考にしてください。
▼脱サラの準備の方法を解説▼
【完全保存版】脱サラ前にやるべき準備14選!フリーランスで大きく稼ぐ方法も解説
>>【要チェック】脱サラ前にやるべき11個の準備をすべき順番に解説
【特徴4】営業力が高い
自分を売り込む営業力が高いことも成功するポイント。仕事を増やすために、自ら売り込む力もしっかり身につけておく必要があります。
新規の案件を獲得できる営業力があれば、開業したばかりでも、多くの収益をあげることができます。
また、個人のクライアントよりも、企業から案件を受注した方が、単価が高くなる傾向があります。
効率良くを稼ぐためにも営業力を身につけておきたいですね。
【特徴5】自己管理能力が高い
脱サラをするのであれば、高い自己管理能力を持っておく必要があります。
全ての業務を自分で行うので、タスクを管理する力がないとうまく事業が回りません。特に、売り上げを増やすために、スキルアップする時間を確保したいので、時間管理の能力は必須です。
また、体調を崩してしまって働けなくなると、売り上げを立てることができません。健康に配慮した生活をする力も求められます。
【特徴6】スキルが高い
もしWeb系のサービスをするならば、スキルのレベルを高いと成功しやすいです。脱サラすると、スキルのレベルがそのまま報酬に直結することが多いです。
独立後は上司のような人がいないので、フィードバックをもらえる機会が減ってしまいます。メンターになるような人やオンライン講座などを受講し、学べる環境を作っておきましょう。
質の高いオンライン講座を受けたいのであれば、Hacksシリーズがおすすめ。分かりやすい動画教材に加え、以下の特徴があります。
- 現場で活躍している講師に質問し放題
- 添削指導がある講座も
- お仕事紹介コミュニティへ案内
スキルがアップし、仕事を紹介してもらえるチャンスもあるので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
成功率を上げる脱サラアイデア3選
脱サラしたいと思っていても、どんな事業を始めるのが自分にあっているのか、よく分からない方も多いですよね。
そこで、脱サラの成功率をあげるアイデアを3つ紹介します。
- ウェブ系の事業
- フリーランス
- フランチャイズ
ぜひ参考にしてください。
【アイデア1】ウェブ系の事業
ウェブ系の事業は、初期投資が少ないので始めやすいです。PCがあればスタートできるものが多く、物件の契約の必要もないため、店舗型ビジネスより、固定費が少なく成功しやすいです。
イメージしやすいのは、以下のような事業。
- ネットショップ
- 自社でWebサービスを作って販売
BASEなどのネットショップサービスを使えば、低コストで自分の販売サイトを作ることができます。ハンドメイドやオリジナルの商品を販売することで収益をあげることができます。
また、自社でWebサービスを作成して販売することも可能。現在では、マッチングサービスなど、どんどん新しいWebサービスが誕生しています。知識や閃きが必要がですが、うまくサービス化できれば、高い収益をあげることができます。
【アイデア2】フリーランス
フリーランスはスキルを生かして業務委託で働く方法です。スキルをそのまま使えば初期投資ほぼ0。スキルのレベルが高ければ、収益も見込めるで、脱サラもしやすいです。
フリーランスとして人気があるのは以下の職業。
- 動画編集者
- デザイナー
- ライター
- エンジニア
副業としても始めやすいものばかりなので、サラリーマンをしながらスキルを高めることをおすすめします。副業である程度稼げるようになってきたら、脱サラしてフリーランスになることを検討してみましょう。
なお、これからフリーランスになりたい方は当メディアで提供する、Hacksシリーズで勉強するのがおすすめ。現役フリーランスを中心とした講師陣による10種類以上の講座を展開しています。
受講期限がなく、質問が無制限なので、実践的なスキルを手に入れられます。
▼ネット副業でスキルを伸ばして脱サラを目指す方法▼
【厳選】ネットで稼げる副業11選!詐欺を見分けるコツも解説
>>【厳選】ネットで稼げる副業11選!詐欺を見分けるコツも解説
【アイデア3】フランチャイズ
フランチャイズも成功しやすい脱サラの1つです。
フランチャイズとはざっくり言うと、特定のブラントの加盟店となり、加盟金を支払うことで商標の使用権やサービスの販売権を得られるシステムのこと。コンビニやファミレスがイメージしやすいと思います。
最大のメリットは、本部のリソースや既に成功しているブランドをそのまま使えること。0から事業を立ち上げるよりも、成功しやすいです。
ネックなのは、加盟金を始め事業の立ち上げに多額の費用がかかること。ブランドによっては、売り上げの何%かを加盟金として支払う場合もあります。
多額の費用がかかりますが成功しやすいので、初期投資の費用が準備できるのであれば検討してみましょう。
【成功率を上げる】脱サラのコツ3選
脱サラの成功率をあげるためのコツを3つ紹介します。
- 経験を生かした仕事を選ぶ
- 失敗例を学んでおく
- 起業したい分野について学ぶ
それぞれ解説します。
【コツ1】経験を活かせる仕事を選ぶ
自分の経験が活かせる仕事を選びましょう。
現職のスキルや経験を活かせる仕事であれば、事前に準備する期間が短くなり、すぐに仕事をスタートできます。人脈も脱サラ後に活かせることも多いです。
また、先に副業として仕事をしておくこともおすすめ。脱サラ前にクライアントができていると、ある程度売り上げが見込めるので、安心して脱サラすることができます。
【コツ2】失敗例を学んでおく
脱サラして失敗した人の例を見て、学んでおきましょう。
失敗の代表例は以下の通りです。
- 突然脱サラして仕事を始めるのが遅くなった
- お金がなくて苦しかった
- 税金周りの業務が大変だった
- 信用が足りなくてローンが組めなかった
- 相談する人がいなくて困った
多くの失敗例がありますが、ほとんどが準備不足によるものです。別記事で失敗例をまとめているので、しっかり確認してみてください。
▼脱サラの失敗例と失敗の防ぎ方▼
脱サラの失敗例7選!うまく行かない人の6つの特徴も徹底解説【再就職も視野に】
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【コツ3】起業したい分野について学ぶ
起業したい分野についてしっかり学びましょう。特に、異分野に行く場合は、業界情報などを1から学ぶ必要があります。
実店舗を構えるビジネスを始める場合は、同業種の方に相談すると知識の習得が早いです。困った時に相談できるよう、ある程度の関係性を構築しておきたいですね。
また、Web系の事業やフリーランスになりたいと考えている場合は、スキルを身につけるのが必須です。通信講座などに通って専門的なスキルを習得しましょう。
オンラインサロンに入ることもおすすめです。自分が始めようとしている分野で、活躍している人が運営しているサロンに入れば、実践的な知識を得たり、相談に乗ってもらうことも可能です。同業の仲間も増えるので、仕事へのモチベーションも高まります。
成功するために、しっかり学ぶようにしましょう。
脱サラで成功したいなら準備をしっかりしよう
この記事では、脱サラで成功したい人に向けて以下のポイントを解説しました。
- 脱サラのメリット・デメリット
- 成功しやすい人
- 成功するためのアイデア・コツ
脱サラをすると、高い収益をあげられる可能性がありますが、全く稼げない可能性もあります。特に、スキルや知識が足りないと成功するのは難しいです。
脱サラ前は入念に準備しましょう。できれば成功している人に相談をして、自分の考えている事業が成功する確証を得てから独立したいですね。
実力が全ての世界なので、スキルレベルをアップさせることは必須。時間を確保し、通信講座などを使ってスキルを高めていきましょう。