「どんな人が起業に成功するのだろう」
「起業で成功するコツがあれば知りたい」
「成功しやすい事業を教えてほしい」
このようなお悩みにお答えします。
起業と聞くと、一部の限られた人しか成功しないイメージのある人も多いのではないでしょうか。たしかに、起業に成功する人には共通点があります。
つまり、共通点を真似すれば誰でも起業の成功確率を高められるということです。
そこでこの記事では、
- 起業に成功する人の共通点7つ
- 起業で成功するためのコツ3つ
- 起業に成功しやすい事業の特徴5選
と、起業の成功について解説していきます。起業するか迷っている人は、記事を読んで初めの一歩を踏み出してみてください。
起業に成功する人の共通点7つ
こちらでは、起業に成功する人の共通点を7つ紹介します。
- 物事をシンプルに考えられる
- 長期的・短期的な視点で考えられる
- モチベーションを維持できる
- 失敗を引きずらない
- 勉強する習慣が身についている
- マーケティングのスキルが高い
- 信頼できるメンターがいる
順番に見ていきましょう。
1.物事をシンプルに考えられる
複雑に物事を考えられる人のほうが、起業に成功しそうなイメージがありますよね。しかし実際は逆で、物事をシンプルに考えられる人の方が成功しやすいです。
シンプルに考えられるということは、複雑な要素を分解して切り分けられるということです。要素の分解と切り分けは、本質の理解に繋がります。
たとえばトラブルが起きているとき、さまざまな原因があります。そのなかでも本質的な原因は何なのかを見極め、すぐに対策できるのが物事をシンプルに考えられる人の特徴です。簡単そうに見えて難しい「物事をシンプルに考える」という能力は、起業の成功に欠かせません。
2.長期的・短期的な視点で考えられる
起業を成功させるためには、長期的な視点と短期的な視点の両方が重要です。
たとえば長期的な視点は、商品開発やマーケティングの仕組み作りです。一方の短期的な視点は目の前の顧客対応や資金繰りなどを指します。どちらの視点が欠けてもビジネスはうまく回らなくなります。
そのため、長期的な視点と短期的な視点のバランスを持っていることは成功する起業家の共通点です。また、どちらかの視点に偏っている場合は、補えるパートナーを用意するなど工夫をしています。
3.モチベーションを維持できる
起業はトラブルや問題の連続で、物事がスムーズに進むことは珍しいです。そのため、起業当初は高かったモチベーションが下がってしまう起業家は多いです。その反面、モチベーションを維持できる起業家は成功しやすいと言えます。
どんな人でも、モチベーションを高く維持し続けるのは難しいでしょう。大切なのは、回復させる方法を自分で理解していることです。
低下したモチベーションを回復させるためには、以下のような方法が有効です。
- 起業の目的を思い出す
- 小さな目標を立てる
- ライバルを作る
- 信頼できる人に相談する
- 思い切って休む
成功する起業家は、モチベーション低下への対策を事前に用意しています。
4.失敗を引きずらない
成功する起業家は失敗を引きずらず、気持ちの切り替えが上手いです。もちろん失敗すれば落ち込みます。しかし、大事なことは引きずらないことです。
失敗した事実だけを反省し、同じ失敗を繰り返さないために原因を考えようと切り替えます。自分を責めて、くよくよすることはありません。自分自身だけでなく、一緒に働く従業員に対してもです。
失敗を引きずらず気持ちを切り替え、常に前向きでいることが起業で成功する人の共通点です。
5.勉強する習慣が身についている
起業家は多忙です。しかし他の人と差をつけるためには、努力が必要です。「勉強する習慣がついているか」と「時間ができたらやろうと思っているか」では大きな差が開きます。
成功する起業家は、勉強熱心な人です。他社のビジネスモデルや経営学など、仕事の成果を上げようと常に学び続けています。忙しい中で勉強時間を確保するために、大切なのが習慣化です。
たとえば移動時間は読書をする、帰宅したら着替える前に30分勉強するなど、毎日継続できる工夫が習慣化のポイントです。
6.マーケティングのスキルが高い
マーケティングのスキルが高くなければ、起業での成功はありません。現代はモノやサービス、情報が溢れているためです。どんなに素晴らしい商品でも、待っているだけだは売れません。ターゲット顧客に認知してもらい、必要性を感じてもらうことが重要です。
成功する起業家は市場の分析、競合のリサーチなどを徹底的に行います。さらに顧客の立場になって広告や宣伝をして、商品が自動的に売れる仕組みづくりをします。独自のポジションを確立するために、高いマーケティングスキルが必須です。
7.信頼できるメンターがいる
起業を成功させるためには、顧客の立場で自社のサービスをチェックすることが必要です。しかし自社のサービスを客観的に見るのは簡単ではありません。
信頼できるメンターがいれば客観的なアドバイスがもらえ、自分やサービスの足りない部分に気づけます。アドバイスをもとに改善に取り組んだ結果、売上アップに繋がるでしょう。
起業で成功するためのコツ3つ
こちらでは、起業で成功するコツを以下の3つ解説します。
- 小さく始める
- 成長できる環境に身を置く
- 健康管理に気をつける
それぞれ詳しく確認してみましょう。
1.小さく始める
起業で1番怖い失敗は、多額の借金を抱えることです。しかし融資や出資を受けずに小さく始めれば、損失のリスクは最小限に抑えられます。
もし会社員で起業を考えている人は、副業からの起業がおすすめです。給料による収入があるので、事業がうまくいかなくても生活が破綻することはありません。人脈を広げ継続案件が獲得できるなど、収入の目処が立ってから本格的に起業すればリスクはかなり低くなります。
副業を本格的な独立の準備期間としてスキルを磨くことや、自己管理能力をチェックすることもできますよ。
小さく始めて失敗のリスクを低くすることは、起業で成功するためのコツです。
2.成長できる環境に身を置く
起業で成功するためには、情報収集と勉強が欠かせません。そのため成長できる環境に身を置くことが大切です。
たとえばオンラインサロンへの参加です。自分よりも経験のある起業家と繋がることができ、新しいアイデアに触れることもできます。
セミナーや交流会は参加するのが手間ですが、オンラインであれば好きな場所から参加可能です。地方に在住している人にとっても、気軽に参加しやすいのはメリットですよね。ただ参加するだけでなく、自分が主宰するのも学びが多く貴重な経験になるでしょう。
自分をステップアップさせる環境を整えることが、起業での成功に繋がります。
3.健康管理に気をつける
健康管理ができないと、起業で成功は難しいです。起業家にとって健康はお金には代え難いもので、大切な資本と言えます。実際に成功している起業家には毎日ジムでトレーニングをしたりと、健康管理に気をつけている人も多いです。
会社員であれば体調を崩して会社を休んでも、有給休暇などを使い収入が減らないように調節できます。しかし起業家は、体調不良が事業の危機に繋がる可能性もあるでしょう。個人事業主として1人で事業をしている場合、自分が休んでいる間は売上がない状態になってしまいます。
常にベストパフォーマンスを発揮できるように、健康管理に気をつけることは起業で成功するコツです。
起業に成功しやすい事業の特徴5選
起業に成功しやすい事業には、どのような特徴があるのでしょうか。こちらでは、以下の5つを解説します。
- 初期投資や維持費が安い
- 在庫を抱えない
- 場所に縛られない
- 利益率が高い
- 市場のニーズが高まっている
どの事業で起業するか迷っている人は、参考にしてみてください。
1.初期投資や維持費が安い
起業に成功しやすい事業を選ぶうえで、初期投資や維持費の安さは重要なポイントと言えます。資金不足による廃業のリスクを下げられるためです。
もし初期投資が高い事業の場合、開業前から多額の負債を抱えた状態でスタートすることになります。しかし起業当初は知名度の低さなどから売上が伸びず、収入が安定しないケースがほとんどです。そのため想定していたよりも支払いが苦しくなり、資金不足になるリスクが高まります。
同様に、支出の負担を減らすために維持費も安い事業を選びましょう。事務所を借りなくていい、人件費をかけなくても回るような事業です。
たとえば、アフィリエイトはおすすめの事業です。自宅でできるので事務所を借りる必要がなく、自分だけでできるので人件費もかかりません。
これから起業をする人は、事業の初期投資や維持費の安さに注目してください。
アフィリエイトについては「副業でアフィリエイトはまだ稼げる?始め方と稼ぐコツ・注意点を紹介」で詳しく解説しています。
2.在庫を抱えない
在庫を抱える事業には、販売機会を逃さないメリットがあります。しかし、在庫を抱える事業で成功できるのは資金力のある大企業の場合です。潤沢な開業資金がある人を除いて、おすすめできません。
在庫を抱える事業のデメリットは、主に以下の4つです。
- 在庫保管などの管理費用が発生する
- 劣化する商品だと価値が下がりやすい
- 業務の生産性が下がりやすい
- ビジネスの変化に対応しづらい
資金力がない人にとって、在庫が残り失敗するリスクの高い事業です。
在庫を抱えなくていい事業でおすすめなのは、講師です。自分の体とスキルだけでやっていけるので、在庫を抱える必要がありません。すぐにでも始められるスピード感もメリットです。
3.場所に縛られない
決まった場所に出勤や顔を合わせて打ち合わせる必要のある事業は、移動に多くの時間を費やします。しかし場所に縛られない事業は移動の手間がなく、限られた時間を効率的に使えるので成功しやすいです。トラブルが発生した際に、外出先でもすぐに対応できるメリットもあります。
また、仕事のモチベーションも保ちやすいです。インターネットの環境とパソコンさえあれば仕事ができるので、お気に入りのカフェなど好きな場所を選ぶことで飽きにくくなります。
場所に縛られない事業でおすすめなのは、ライター業です。ライターのなかでもタイプが分かれますが、Webライターは基本的には場所に縛られません。クラウドソーシングなど、仕事を獲得する仕組みも充実しているのでおすすめです。
場所に縛られない事業は時間効率がいいので、起業に成功しやすいと言えます。
Webライターの仕事は「【保存版】webライターの始め方完全ガイド!4STEPでわかりやすく解説」で解説しています。
4.利益率が高い
そもそも利益とは「売上から経費を引いたもの」です。その利益を売上で割ったものが利益率です。利益率が高いほど、入ってくる収入は多くなります。
- 利益=売り上げ-経費
- 利益率=利益÷売り上げ×100
利益率の高い事業のメリットは、ゆとりが生まれることです。質のいいサービスや商品を少し売ればいいので、ゆとりが生まれます。ゆとりがあるので顧客対応が丁寧にでき、信頼関係を構築できます。そして信頼関係のできた顧客からは新しい顧客を紹介されやすいので、ビジネス展開がしやすくなります。ゆとりが生まれることで、事業を好循環で回すことが可能です。
利益率のいい事業でおすすめなのは、コンサル業です。自身の経験とスキルを活かして顧客に助言や指導をするコンサル業は、料金を高めに設定しやすく利益率が高いと言えます。
事業を成功させるためにも、利益率の高さは欠かせません。
5.市場のニーズが高まっている
どれだけ優れたサービスや商品でも、市場のニーズが低くては成功が難しいでしょう。市場のニーズが高まっているということは、販売機会が豊富ということです。人々の生活に欠かせないものを取り扱っていることが多いので、長期的な事業展開ができます。
市場のニーズが高まっている事業では、ITエンジニアがおすすめです。ITは私たちの生活に欠かせないものになっており、エンジニアの需要も高まっています。経済産業省の調査(2019年3月)によると、2030年にはIT人材の不足数が最大で約79万人になるという試算が出ています。
ITエンジニアは市場のニーズが高まっている反面、人材が不足しているので、成功しやすい事業と言えるでしょう。
参考:「- IT 人材需給に関する調査 -」