「資産運用は20代から始める必要がある?」
「20代から始めるならどの運用方法にすべき?」
「運用以外で資産を形成する方法はない?」
などと考えていませんか?
将来の金銭的な不安から、資産運用を始める人は増えてきています。
ところが資産運用に難しいイメージを抱いてしまい、20代から始めてうまくいくのか気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、20代からの資産運用に関して、以下の内容を解説します。
- 20代から資産運用を始めるメリット
- 資産運用に失敗する人の特徴と対策
- おすすめの資産運用方法
ぜひご一読ください!
20代から資産運用を始めると子育てや老後に備えられる
20代から資産運用を始めることで、子どもの教育や結婚、老後のための資金を貯められます。
貯金で賄おうとする人が多いですが、それだけでは不十分です。
仮にお子さんが高校に通う場合、入学費用に30万円、在学費用に年間72万円、3年間で合計246万円が必要です。
大学に通う場合入学に82万円、在学費用に151万円程度かかり金銭的負担が大きいため、貯金だけでは少々厳しいでしょう。
また、老後20〜30年で約2,000万円が不足する「2,000万円問題」も懸念されており、年金だけに頼らず貯蓄しておく必要があります。
マイホームを建てるなら住宅資金も必要となるため、必要なお金は想像以上に多いです。
貯金も必要ですが、合わせて資産運用も行うことでお金を増やしていけます。
早く始めるだけ資産が増えるため、20代から始めるのがおすすめです。
20代から資産運用を始める3つのメリット
20代から資産運用を始めると、以下3つのメリットを得られます。
- 長期運用でリスクが少ない
- 複利効果が大きくなる
- 将来のライフイベントに備えられる
順番に見ていきましょう。
1. 長期運用でリスクが少ない
長期運用であれば、商品の価格が短期的に下落しても後に回復する可能性があり、それほど値動きの影響を受けません。
投資期間が長いほど長期運用になり、リスクを減らしながら資産形成できます。
さらに長く投資すればするほど、稼げる金額は爆発的に増えていきます。
例えば100万円を年利5%で複利運用した場合、10年後は約165万円(+65万円)ですが、20年後には約270万円(+170万円)にまで跳ね上がります。
一方で値動きの大きい商品を扱い、短期運用を行うのはリスクが大きいです。
一時的な値動きでも価格が変動するため、大きな損失を出す可能性が考えられます。
若いうちから運用を始めることで、リスクの低い長期運用でも、大きく稼げる点はメリットです。
2. 複利効果が大きくなる
複利とは、運用によって得られた収益を元本に組み入れて再投資することです。
投資で得た利益がさらなる利益を生むことで、雪だるま式に多くの資産を作れます。
複利効果は、短期間よりも長期運用の方が大きくなります。以下2つの例で考えてみましょう。
- 毎月1万円を年利4%で30年積立:約694万円
- 毎月3万円を年利4%で10年積立:約440万円
上記はどちらも合計積立額は360万円ですが、複利を含めると月1万円を30年積立てる方が、利回りによって資産が増えます。
早く積立てた方が複利効果を得られるため、少ない金額であっても20代から資産運用していくのが良いでしょう。
3. 将来のライフイベントに備えられる
人生の中では、以下のようなライフイベントが控えています。
- 子育て(教育資金)
- マイホーム(住宅資金)
- 老後(老後資金)
20代でまとまったお金が必要になることは少ないです。
しかし将来的に上記のライフイベントにより、まとまった資金が必要になってきます。
教育資金とマイホームはいつ必要になるかはっきりしないため、早く始めた方がリスクを減らすことに繋がります。
20代から資産運用を始める2つのデメリット
20代からの資産運用には、以下のようなデメリットもあります。
- 元手が少ない
- 融資を受けにくい
上記のデメリットも把握した上で、資産形成を始めましょう。
ひとつずつ詳しく解説します。
1. 元手が少ない
20代は社会人になって間もないため収入がまだ少なく、資産運用に使うための元手を十分に確保しづらいです。
また、元手が多いほど利益が増えるため、資産運用を行うメリットが減ってしまいます。
ただし少ない運用額でも、複利によって長期的な利益に繋がる場合があります。
元手が少ないからと資産運用を断念するのではなく、自分が毎月投資できる金額でいくらの利益を狙えるか、考えてみると良いでしょう。
2. 融資を受けにくい
20代は自己資金が少ない分、金融機関からの融資を受けにくいです。
不動産投資のように多くの資金が必要な運用法の場合は、金融機関に融資を依頼するのが一般的です。
しかし20代は上の年代と比べてどうしても貯蓄が少ないため、ローン審査に落ちてしまう恐れもあります。
また、自己資金が不足していると借入比率が高くなるため、利息が増加し返済が難しくなるのもデメリットです。
まずは少額から始め、運用実績が出来てから高額運用を行なっていきましょう。
20代から資産運用を始めて失敗する人の5つの特徴と対策
資産運用を行うなら、損失を出すのはなんとしても避けたいですよね。
20代から資産運用を初めて失敗してしまう人には、以下5つの特徴があります。
- 短期間で利益を出そうとしている
- 資産運用の知識が少ない
- 運用目標や方針が曖昧
- 金銭的な余裕がない状態で始めている
- リスクヘッジをしていない
それぞれ解決策と合わせて解説します。
1. 短期間で利益を出そうとしている
短期間で利益を狙うとなると、自ずとハイリスク・ハイリターンの手法に限られてきます。
ハイリスク・ハイリターンの手法はうまくいけば利益を上げられるが、その分損失を出すリスクも大きいです。
短期間で利益を出すのは、資産運用のプロでも難しいです。
利益よりも損失を出してしまう可能性の方が高いため、ハイリスク・ハイリターンの手法は避けた方がいいでしょう。
資産運用は長期的に行った方が低リスクで、最終的に大きな利益を得られる可能性も高いです。
2. 資産運用の知識が少ない
株式投資を行う場合、どの銘柄がいいかわかっていないと、なんとなくの知名度などで企業を選んでしまいがちです。
ところが成長が期待できない企業の株を選んでしまうと、利益を出すどころか損失を出してしまいます。
また、資産運用のことがよくわからないからと、専門家に全ての判断を丸投げするのも危険です。
専門家といえども、全ての判断が正しいとは限りませんし、相手にとって都合のいい商品を勧められているだけの恐れもあります。
何が良くて何が間違っているかを自分でしっかり判断できるよう、知識をつけてから資産運用を始めましょう。
3. 運用目標や方針が曖昧
資産運用は、お金を増やしたいくらいの目標ではうまくいきにくいです。
資産運用の目的によって「どのくらいの金額が欲しいのか」「いつまでに達成したいのか」といったことが変わってきます。
目標が曖昧だと無駄にハイリスク・ハイリターンの商品を選んだり、その反対に利益の少ない商品を選んだりしてしまいます。
「老後資金にあてたい」「子どもの教育費を貯めたい」など、目的を明確にした上で資産運用を始めるようにしましょう。
4. 金銭的な余裕がない状態で始めている
無理に資産運用を行うと、日々の生活を圧迫しかねません。
将来に備えて資産運用を始めたことで、今の生活が苦しくなっては意味がありませんよね。
また、日々の生活費に加え、病気や事故によってまとまったお金が必要になることもあります。
余裕のない状態で資産運用を行なっていると、イレギュラーな出費に対応できません。
資産運用は、貯蓄から生活費や予備費用を引いた余剰資金で行いましょう。
5. リスクヘッジをしていない
どの資産運用方法であっても、必ずうまくいくものはありません。
そのため、損失を出す可能性も考慮し、リスクヘッジしておくことが重要です。
具体的には、投資時期や投資先を分散しリスクを抑えるといった方法です。
いずれかの運用が損失を出しても、別の運用で利益を出し補える可能性があるため、リスクヘッジに繋がります。
20代におすすめの資産形成方法5選
資産形成を始めようにも、どんな方法があるのか、どの方法がいいのかなど迷ってしまうことも多いです。
そこでここからは、20代におすすめの資産形成方法を5つ紹介します。
- 投資信託
- 不動産投資
- 株式投資
- 貯蓄型保険
- 国債
順番に見ていきましょう。
1. 投資信託
投資信託は、複数の投資家から資金を集め、専門家が代わりに資産運用を行う手法です。
専門家による資産運用の成果と投資額に応じて、利益を分配してくれます。
分散投資されておりリスクが少なく、長期運用を見越しているため20代からの資産形成に最適です。
また、投資信託を行う際は「つみたてNISA」という制度の活用も有効です。
つみたてNISAを利用すると、投資で得た利益が年間40万円・最長20年間非課税になります。
税金が差し引かれない分、さらに利益を増やせるため活用するのがおすすめです。
2. 不動産投資
不動産投資は、物件の入居者から家賃収入を得ていく手法です。
これは「インカムゲイン」と呼ばれる継続収入で、物件を売却するまで続きます。
長期スパンで運用することで、多額の資産形成に繋がります。
なお、不動産投資の物件は高価なため、銀行でローンを組み購入し毎月の家賃収入から返済していくのが一般的です。
ローン完済まで30〜35年ですので、20代から始めれば定年前に完済できる計算です。
3. 株式投資
購入した株を高値がついたタイミングで売却することで、譲渡益を得ていく手法です。
株式投資では、配当金(利益を株主に還元)や株主優待がもらえる場合もあるのが嬉しいポイントです。
ただ、株は値動きが激しく、売却するタイミングを誤ると損失を出してしまいます。
そのため、株式投資のノウハウをよく学んだ上で始めると良いでしょう。
4. 貯蓄型保険
貯蓄型保険は期間満了時に保険金、解約時に「解約返還金」を受け取れる保険です。
返還金は、これまでに積み立ててきた金額よりも多く入ってきます。
そのため、長期的に投資する分返還金が増えて、将来の生活に備えられます。
貯蓄型保険の代表的なものは、以下の4つです。
- 終身保険:死亡に備える
- 学資保険:子どもの教育費に備える
- 養老保険:老後に備える
- 個人年金保険:自分で年金を準備し将来に備える
自分の資産運用の目的に合わせて、適したものを選びましょう。
5. 国債
国債とは、国が発行する債権のことです。
国にお金を貸すことで、満期になると額面金額に利息を加えたお金が払い戻されます。
国債には満期が設定されているため、もし返せない場合は「債務不履行」として法的責任を負うことになります。
ほぼ確実に利益を得られるため、リスクが少ない投資方法です。
大きなリターンは得にくいですが、低リスクで資産運用したい人におすすめです。
20代から資産運用を始めるためにやるべき5つのこと
20代から資産運用を始めるにあたって、以下5つのことをやっておきましょう。
- すでに成功している人から知識を学ぶ
- 貯金で余剰資金を確保
- 資産運用の手段を決める
- 口座を開設する
- 副業で収入を増やす
ひとつずつ詳しく解説します。
1. すでに成功している人から知識を学ぶ
すでに資産運用を行い、利益を出している人から知識を学びましょう。
どんな人も最初から成功することはなく、うまくいった方法もあれば失敗してしまった経験も多いです。
資産運用を始める前に学んでおくことで、リスクを避け成功する確率を高められるでしょう。
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2. 貯金で余剰資金を確保
資産運用を行うにも、ある程度資金が必要です。
そのため、資産運用を無理に始めるのではなく、まず貯金で余剰資金を確保しましょう。
貯金は、給与を受け取った後すぐに差し引いて行なっていくやり方が貯めやすくおすすめです。
また、銀行では「自動積立定期預金」という仕組みもあるため、活用すると良いでしょう。
3. 資産運用の手段を決める
資産運用の手段は、以下を比較して選びましょう。
- リスクとリターン:リスクの少ない方法で積み立てる
- 運用期間:長期運用で利益を得られるもの
- 運用コスト:無理なく行える金額
運用方法によって異なるため、それぞれ比較して選ぶことが重要です。
資産運用がうまくいくかはどの手段を選ぶかにも左右されるため、慎重な検討が必要です。
4. 口座を開設する
投資信託や株式投資を行う場合は、取引のための証券口座が必要です。
ネット口座を開設すると、銀行まで行かなくても取引できるためおすすめです。
「楽天証券」や「SBI証券」といった大手であれば、安全性も高く安心して取引できます。
5. 副業で収入を増やす
会社の給与とは別に副業を行い、収入を増やしていきましょう。
収入が増えれば生活にゆとりが出て、資産運用に使える金額が大きくなり、その分資産運用で得られる利益も増加します。
まずは月3~5万円でもいいので、収入を増やすための副業を検討してみてください。
▼副業についての記事はこちら▼