「アプリケーションエンジニアってどんなことするの?」
「仕事内容や求められるスキルは何?」
「どんなエンジニアなのか詳しく知りたい!」
などの疑問を持つ方もいるでのはないでしょうか。
アプリケーションエンジニアを目指すうえでも、具体的な年収や仕事内容は知りたい部分ですよね。
そこでこの記事では、アプリケーションエンジニアについて、以下の内容を紹介します!
- アプリケーションエンジニアの概要
- 仕事内容
- 平均年収
- 必要なスキル
- スキルを身につける方法
これから就職や転職・キャリアアップを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
アプリケーションエンジニアとは?概要をサクッと30秒で解説
アプリケーションエンジニアは、その名の通りアプリの開発や運用を行うエンジニアです。
クライアントが求めているアプリの設計や開発を行い、必要に応じて運用を行います。
- 業務系アプリ
- Webアプリ
- スマホアプリ
- ハイブリッドアプリ
など、様々なアプリを作成する仕事です。
作るアプリによって必要な言語が変わるので、使えるプログラミングスキルがあるほど仕事の幅は広がります。
いまや多くの企業がアプリ開発を行っているため、アプリケーションエンジニアは需要が高い仕事のひとつです。
アプリケーションエンジニアの仕事内容
こちらでは、アプリケーションエンジニアの仕事内容を紹介します。
4つのステップにわけて解説するので、参考にしてみてください。
- 設計
- 開発
- テスト運用
- 運用・保守
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.設計
アプリケーションエンジニアが初めに行うのが、アプリの設計です。
初めに作る設計書が、スムーズに作業を進められるかの指標となります。
設計ではクライアントが何を求めているのか、どんな機能が必要かなどを聞き出すことが重要です。
設計書にクライアントの要望が組み込まれていないと、完成してから大幅な修正が必要な可能性もあります。
- ユーザーにとって使いやすいか
- クライアントの要望は盛り込まれているか
- 実現可能な仕様になっているか
など、プログラミングスキルだけでなく、コミュニケーション能力も求められる仕事です。
2.開発
アプリの設計書が完成したら、開発に移ります。開発業務は、いわゆるプログラミングの作業です。
あらかじめ作成した設計書の形になるように、コードを打っていきます。アプリの規模によっては、大量のコードを打たなければいけません。
チームで効率的に作業を進めるためには、フレームワークの知識が必要です。
チームの場合は、担当者の割り振りや進捗管理が重要なので、責任者はマネジメント能力なども求められます。
アプリケーションエンジニアを目指している方は、スキルを身につけたら1度自分でアプリ開発を行うとイメージが掴めるでしょう。
3.テスト運用
アプリ開発の工程が終われば、実際にアプリをリリースするためにテスト運用を行います。
アプリがきちんと動作するか確認する工程で、開発において重要なフェーズです。
主に以下のような部分を重点的にチェックします。
- 設計書の通りに完成しているか
- 動作に問題がないか
- 不具合が発生していないか
- クライアントの要望が組み込まれているか
テスト段階で何らかの不備が見つかったり、クライアントの要望通りに動かなかったりした部分は、バグとして記録します。
ひと通りのテストが終わってからやることは、記録していたバグをまとめて修正する作業です。再度、設計や開発の段階に戻ってバグを直していきます。
この作業を繰り返して不具合が見つからなくなれば、テストはクリアです。
4.運用・保守
テスト運用をクリアしたらいよいよアプリのリリース、クライアントへの納品です。しかし、アプリケーションエンジニアの仕事はこれで終わりではありません。
アプリをリリースしたら運用・保守を行います。アプリの多くは、運用途中にもらったユーザーからのフィードバックなどを参考にして、改善を続けます。
より良いアプリを目指して改善を行うのも、アプリケーションエンジニアの仕事です。
また、思わぬバグが起きたりサーバーが落ちたりしたときの対処も行います。
アプリをスムーズに利用できるように運用を進めるのも、アプリケーションエンジニアの仕事です。
アプリケーションエンジニアの平均年収
アプリケーションエンジニアの平均年収は、556万円です。(参考:求人ボックス)
年代別の平均年収は以下の通り。
年代 | 平均年収 |
20〜24 | 339万円 |
25〜29 | 445万円 |
30〜34 | 533万円 |
35〜39 | 573万円 |
40〜44 | 621万円 |
45〜49 | 651万円 |
50〜54 | 666万円 |
50〜59 | 652万円 |
転職サイトのdudaによると、日本全体の平均年収は409万円なので、4割ほど高い計算です。
高いスキルを持っているとフリーランスに転身して単価を上げることも可能なので、収入面で見ると非常に魅力ある仕事だといえます。
アプリケーションエンジニアに必要な5つのスキル
アプリケーションエンジニアを目指すには、様々なスキルが必要です。
こちらでは、アプリケーションエンジニアに必要な5つのスキルを紹介します。
- プログラミングスキル
- ITスキル
- Webに関するスキル
- フレームワークに関するスキル
- コミュニケーションスキル
それぞれ詳しく紹介します。
1.プログラミングスキル
アプリ開発を行うにはプログラミングスキルが必要です。複数のプログラミング言語を利用してアプリは作られています。
アプリの種類によって必要な言語は変わるので、自分が作りたいものに必要なアプリを習得しましょう。
種類ごとに必要なプログラミング言語は以下の通りです。
「どんなアプリにも必要な言語」
- HTML
- CSS
- JavaScript
「Webアプリに必要な言語」
- PHP
- Python
- Ruby
「Androidアプリに必要な言語」
- Java
- Kotlin
「MacOS・iOSアプリに必要な言語」
- Swift
- Objective-C
「Windowsアプリに必要な言語」
- C#
- VisualBasic
「業務系のアプリに必要な言語」
- Java
- C
- C++
- COBOL
アプリケーションエンジニアにもいろいろな仕事があるので、自分が目指したい方向を考えてプログラミングスキルを身につけることが大切です。
2.ITスキル
アプリケーションエンジニアを目指すのであれば、ITスキルも必要です。
アプリ開発では、プログラミング以外にもインターネットやサーバーなどの知識が求められます。
アプリケーションエンジニアが身につけるべきITスキルは以下の通りです。
- ソフトウェア:OS、ミドルウェア、ファイルシステム、開発ツールなどの知識
- ハードウェア:メモリ、プロセッサ、入出力デバイスなどの知識
- データベース:データベース方式、設計手法、データ操作などの知識
- ネットワーク:ネットワーク方式、通信プロトコル、データ通信と制御、ネットワーク管理などの知識
ネットワークやデータベースについて理解していないと、アプリ開発は行えません。
また、サーバーを構築するためにソフトウェアに関する知識も求められます。
プログラミングスキルを身につけたらITスキルの習得を目指しましょう。
3.Webに関するスキル
Webに関するスキルもアプリケーションエンジニアが持っておくとよいスキルです。
- Webの仕組み
- フロントエンド
- バックエンド
アプリの仕組みは、インターネットを通してフロントエンドとバックエンドにわけられます。
フロントエンドとは、Webサービスやアプリにおいてユーザーから見えている部分です。アプリやシステムの見た目を作成する業務を、フロントエンドと呼びます。
アプリやWebサービスのフロントエンドの作成を行うエンジニアが、フロントエンドエンジニアです。
バックエンドとは、ユーザーから見えない部分です。ネットワークやサーバーなどの開発から運営までの業務も、バックエンドと呼びます。
バックエンドの開発やメンテナンスを行うのが、バックエンドエンジニアです。
ネットワークを使うアプリを開発するためには持っておくとよい知識なので、役割をしっかり理解しておきましょう。
4.フレームワークに関するスキル
アプリ開発では、フレームワークを扱えるスキルも必要です。
フレームワークとは汎用的な機能が用意された骨組みのことで、プログラミングを効率的に行える便利なツールです。
フレームワークがないと1からコードを入力しないといけないので、時間と労力がとてもかかります。
企業によって使うフレームワークは変わりますが、うまく使いこなして作業時間を短縮することが大切です。
5.コミュニケーションスキル
アプリケーションエンジニアには、コミュニケーションスキルも求められます。
アプリ開発では、クライアントの要望を聞き出す力が必要です。
アプリの設計書を作るときに、
- どんなアプリにしたいか
- どんな機能をつけたいか
- アプリを作る意味
- アプリの役割
など、クライアントから要望を理解しておかないと、満足のいくものは作れません。
また、アプリ開発はチームで行うことが多いので、周りのエンジニアと円滑に作業を進められる力も大切。
プログラミングの作業では、1人の作業が遅れると全体の仕事が進まないという状況もあります。よりよいアプリを作るためにも、コミュニケーションスキルは重要です。
アプリケーションエンジニアに必要なスキルを習得する3つの方法
こちらでは、アプリケーションエンジニアに必要なスキルを習得する3つの方法を紹介します。
- オンライン講座を受講
- 本や動画で独学
- プログラミングスクールに通う
これから学習を始める方は参考にしてみてください。
1.オンライン講座を受講
オンライン講座を受講すると、効率的に必要なスキルを習得できます。
オンライン講座を受講するメリットは、講師から学べるにも関わらずスクールよりも安価に受講できる点です。プロの講師が動画でわかりやすく解説してくれるので、初心者でもスキルを身につけられます。
また、オンラインであればいつでも学習できるので、忙しい方でも自分のペースで勉強できるのも魅力です。
アプリケーションエンジニアに必要なプログラミングスキルを得られる講座は、Front Hacksがおすすめです。
現役のエンジニアが実際に使えるスキルを動画でわかりやすく解説しているので、初心者にもおすすめです。無制限の質問サポートがついているので、疑問をすぐに解決できますよ。
2.本や動画で独学
アプリケーションエンジニアに必要なスキルを、本や動画で独学するのも1つの方法です。
本や動画を利用するメリットは、学習にかかる費用を抑えれること。
本は1冊数千円で購入できるだけでなく、何度も繰り返し読めるので、コストパフォーマンスに優れています。
またYouTubeやドットインストールなどを利用すれば、無料で勉強が可能なので、費用をかけずにスキルを身につけたい方におすすめです。
しかし、プログラミング学習の独学は難易度が高く挫折しやすいのがデメリット。
独学では疑問を解決しにくく、習得までに時間がかかります。多くの方が中途半端な状態で学習をやめてしまうので、本気でスキルを身につけたい方には、オンライン講座がおすすめです。
3.プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通うのも、スキルを身につける1つの方法です。
スクールに通うと、アプリケーションエンジニアを目指すのに適切なカリキュラムを提示してくれて、講師から知識を学べます。強制力があるので挫折しにくいのも魅力です。
しかし、プログラミングスクールに通うには高額な費用がかかるので、1人で学習を進められない方や、金銭的に余裕のある方は利用を検討してみてください。
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