「SNSマーケティングってなに?」
「どんな効果があるの?」
「やり方やコツを教えて」
そんなお悩みにお答えしていきます。
近年のマーケティング環境の移り変わりはとても激しいです。それぞれのSNSの発展が顕著なので、情報のキャッチアップだけでも骨が折れることでしょう。
そこで、この記事では
- そもそもSNSマーケティングとは?
- マーケティングの手法
- 上手く行っていないときに確認すべきこと
- 特徴別にSNSの種類を紹介
と、SNSマーケティングについて詳しく解説します。
ぜひ、この記事を参考にWebでの集客に力を入れてみてください!
SNSマーケティングとは何か30秒でサクッと解説
SNSマーケティングとは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を用いて商材の購買活動を促進させることです。
SNSを使うと従来の媒体よりも熱量の高い見込み客を集められます。
たとえば、SNSで訴求するメリットには以下のようなものがあります。
- 双方向からの発信ができる
- ファン同士の繋がりができる
- 拡散性が高い
- ターゲット層に向けた的確なアプローチができる
- ブランディングしやすい など
このように従来のマーケティングでは対策できなかった部分をを網羅できるので、より効率的な顧客獲得につながると期待されています。
なぜ今SNSマーケティングが注目されているのか
なかでも、2021年にSNSマーケティングが注目されているのはなぜでしょうか。
こちらでは、企業や個人がSNSマーケティングにこぞって参入する理由を以下3つ紹介します。
- SNS利用者の増加
- SNSで情報収集する人が増えている
- SNSマーケティング市場規模が拡大している
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. SNS利用者の増加
スマートフォンの普及ならびに高速インターネットの一般化により、さまざまな種類のWebサービスが発展しました。
その1つが動画投稿型のSNSです。魅力的なコンテンツが充実するにつれ、SNS登録者数も爆発的に増加しました。
ユーチューバー、インスタグラマーという言葉が世間にも浸透しているところからみても、認知拡大がうかがえます。
多くのユーザーにリーチできるので、効率的なマーケティングに繋がりやすいです。
2. SNSで情報収集する人が増えている
現在の検索ツールは、Googleの1強ではありません。実はそのライバルはTwitterやInstagramといったSNSなのです。
特に欲しい物、やってみたいことを検索するときにはSNSが利用されやすいです。そもそも行動するつもりで検索しているので、成約に繋がりやすい傾向があります。
あまり長文を読む習慣がない方向けや、文章による説明がそぐわない分野に関しては、動画・音声SNSが活躍するケースも増えていますよ。
3. SNSマーケティング市場規模が拡大している
MarkeZineニュースによると、現在もSNSマーケティング市場は伸び続けており、2020年の日本国内での市場規模は5,519億円と言われています。
なんと2025年には1兆円を超える見通しとのこと。単体で化粧品業界や菓子業界に匹敵できるくらいまで発展する見込みです。
将来性が高く、お金をかける事業者が増えている点は見逃せないポイントでしょう。
SNSマーケティングの手法5選
一言でSNSマーケティングと言っても、実はさまざまな方法があります。
こちらでは、以下5種類の手法についてみていきます。
- SNSアカウント運用
- ソーシャルメディア広告
- キャンペーンプランニング
- インフルエンサーマーケティング
- ソーシャルリスニング
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1. SNSアカウント運用
アカウントで一貫した発信を行うことで、ブランドイメージをより強固にする方法です。注目される投稿や定期的な情報発信により、商品や企業・個人のファンを作っていきます。
SNSの拡散性を活用すれば、世間的に無名でも認知が獲得できます。ユーザーとの接点を増やすことで「あやしい商品なのでは?」という疑念を取り除けるので、信頼構築という面でも一役買ってくれるでしょう。
ただし、長期的な目線での運用が前提で、すぐに効果が現れるわけではない点に注意が必要です。
2. ソーシャルメディア広告
各SNSに掲載する広告のことです。画像・動画・セールスライティングを駆使して、魅力的な商品訴求を行えます。
一般の投稿のなかに紛れて表示されることが多いので、ユーザーに見てもらいやすい傾向があります。さらに、細かい条件で広告を表示するターゲット層を絞れるため、より効果の高いマーケティングが実現するでしょう。
期間限定の発信にも対応しており、予算に応じてスポット的な発信ができる使い勝手の良さが特徴です。
3. キャンペーンプランニング
SNSを通じたキャンペーン活動で、購買促進を狙います。
たとえば、以下のような応募条件を設定することで、アカウント運用をサポートしたり消費者の購買行動を促したりできます。
- アカウントのフォロー
- 投稿の拡散
- 商品購入・店舗来店・イベント参加
- ハッシュタグによるトレンド化 など
さまざまなSNSマーケティング施策と組み合わせることで、大きな効果を発揮するでしょう。
4. インフルエンサーマーケティング
影響力のある発信者に、自社をPRしてもらう方法です。
自社商品を使っているところを投稿してもらったり、新商品開発を監修してもらったりすることで、インフルエンサーのフォロワーにアプローチできます。
影響力の強さやどんな属性のフォロワーが多いのかは、その方の投稿をしっかりチェックしておくのがおすすめです。
5. ソーシャルリスニング
SNSを消費者行動の分析に使う方法があります。潜在ニーズの掘り起こしやプロモーション活動の効果測定に使われることが多いです。
SNSを活用することで、マーケティング全体に関わる施策を従来よりも詳細に組み立てられるようになります。遠回りせず的確にターゲティングを行うには、重要な手法の1つでしょう。
すべてのSNSマーケティング施策の基礎となる点を覚えておきましょう。
SNSマーケティングが上手くいっていないときに確認すべきこと
SNSマーケティングは外注だけが全てではありません。無料でアカウントを作れたり投稿できたりするものがほとんどなので、自前で用意したいと考える方も多いでしょう。
こちらでは、SNSマーケティングに自社で取り組むときに確認すべきポイントを5つ紹介します。
- 目標・目的は定まっているか
- ターゲット・ペルソナに合ったSNSを選んでいるか
- 専門の部署・チームを作っているか
- 分析と検証を行っているか
- 炎上リスクに備えているか
それぞれ詳しくみていきましょう。
1. 目標・目的は定まっているか
そもそもなぜSNSを使うのか、目標・目的を明確にしておきましょう。
たとえば、集客が目的なのか、商品の購入・コンバージョンが目的なのかで打ち手は大きく変わってきます。
ただなんとなく、見よう見まねでの発信活動はどの層にも響かないことが多いです。フォロワー数やインプレッション数など定量的な判断に落とし込めると、より効果的なマーケティングに繋がりやすいでしょう。
2. ターゲット・ペルソナに合ったSNSを選んでいるか
一言でSNSと言っても、それぞれの登録ユーザーは特性が異なります。どのターゲット層に訴求したいかを考え、適切なプラットフォームを選択することがおすすめです。
動画・テキストどちらを選ぶかでも、対象ユーザーは変わってきます。明確なプランニングの元で、マーケティングを実行するようにしましょう。
3. 専門の部署・チームを作っているか
SNSマーケティングは参入障壁が低いので、誰でもできる&簡単と考えがちです。しかし、アカウントのブランディングや投稿の1つひとつにこだわると、片手間では上手くいかないことに気がつくでしょう。
初めての試みならなおさら、専門チームをしっかりと作り、作業時間を確保するところから始めるべきです。
運用が軌道に乗ってから、効率化できる部分はないか考えてみると良いでしょう。
外注やコンサルティングも選択肢の1つとなります。最速最短でアカウントを伸ばしたいなら、専門家の意見は貴重です。
弊社代表の迫祐樹は公式LINEでファンが付く情報発信のコツも配信しています。何から始めたらいいかわからない方は、ヒントが得られるはずです!
4. 分析と検証を行っているか
SNSマーケティングの最大の利点は、効果測定が詳細に行えることです。これにより、正確に顧客ニーズを把握でき、的確な施策を打てるようになるでしょう。
しかし、分析ツールの見方がわからなかったり存在を知らなかったりして、うまくPDCAサイクルを回せていない方も多く見受けられます。
Googleで検索するだけでも、多くのマーケティングツールの存在に気づけるでしょう。成果が出ないときは、まず現状把握に時間をかけるところから始めてみてください。
5. 炎上リスクに備えているか
SNSは双方向に発信できることが魅力ですが、匿名性の高さも相まって心無い反応を受けることも少なくありません。
なかでもSNSを利用するうえで、切り離せないのが炎上リスクです。モラルに欠けた発言や差別的な投稿はコメント欄が荒れやすい傾向があります。
炎上を避ける事前対策と、炎上後の鎮火方法はセットで考え、落ち着いて対処できるように準備しておきましょう。
SNSマーケティングに使われるプラットフォーム6選
SNSマーケティングに使われるプラットフォームにはたくさんの種類があります。
こちらでは以下6つのSNSについて、特徴やユーザー層を詳しく紹介します。
- LINE
- YouTube
- TikTok
1つひとつ確認していきましょう。
1. LINE
LINEはメッセージアプリLINEの公式アカウントを使った情報発信ツールです。メールマガジンよりも劇的に開封率が高く、リストマーケティングに最適です。
ステップ配信にも対応しており、ユーザー層や反応によって個別に送る内容を変えられるのも特徴の1つ。ターゲティングしやすいので、商品購買の前に無料登録できるLINEを挟む手法が好まれています。
2. Twitter
Twitterは140文字と短めのテキストをベースにしたSNSです。スクロール形式でサクサク投稿を確認できるので、スマートフォンとの相性も抜群です。
拡散性が高く、ビジネス目的で使う方も多く見受けられます。SNSのなかでは成熟した部類に入り、ノウハウが確立されつつあります。
1アカウント1ジャンル発信を基本とすることで、ファン化しやすい傾向があります。フォローするメリットを提示し、定期的な投稿を心がけましょう。
3. YouTube
YouTubeは動画系SNSの先駆けです。あまり文章を読む習慣がない方に好まれ、家事のながら聞き・移動時などのスキマ時間に利用されることが多いです。
ビジネス用途に使われることも増え、ターゲット層を絞ったインフルエンサーマーケティングに大きな効果を発揮するでしょう。また、商材の紹介やキャンペーンの告知にも向いています。
ただし、イチからチャンネルを作り一定の登録者を獲得するには、長期的な目線を持つことが必要でしょう。
4. Facebook
Facebookは実名登録を基本としたSNSです。ビジネス用途にはFacebookページを使った情報発信が基本となります。
近年はプライベートグループ機能を活用した承認制コミュニティが注目を集めています。同じ価値観を持つ方のみ入会できる形なので炎上リスクが低く、熱烈なファンを集めやすいメリットがあります。
アクティブなユーザー層は30代〜40代の年配という特徴も他のSNSと一線を画しています。
5. Instagram
Instagramは写真付きの投稿に特化したSNSです。おしゃれを売りにしたいインフルエンサーに人気でしたが、近年はビジネス用途としての進化が注目されています。
以下のようなさまざまな形態の発信ができるので、幅広い客層にリーチできます。
- 投稿:画像や動画による投稿。文字入れをした画像によるノートブック形式の情報発信がトレンド
- ストーリーズ:24時間で消える写真や動画機能。タイムラインの見やすいところに表示される
- ハイライト:お気に入りのストーリーズをプロフィールに保存しておける機能
- リール:TikTokのような最大30秒のショートムービー機能
- IGTV:YouTubeのような最大60分の長尺動画を共有できる機能
ただし、上位表示のアルゴリズムが流動的で、まだ安定していない点には注意が必要です。常に最新情報をキャッチアップする姿勢が重要でしょう。
6. TikTok
TikTokは10代を中心に爆発的な流行を見せているショートムービー投稿SNSです。スワイプ形式でサクサク動画が見られるのが特徴です。
YouTubeと違い、ファンが少なくてもある程度の視聴数が確保できるので、新参者にもやさしいです。企業や個人の認知拡大にも大きな影響力を発揮するでしょう。
しかし、現状ではTikTokから商品購入に直接誘導できない点に注意が必要です。いったんInstagramなど別のSNSにリンクしなければいけないので、途中で離脱されてしまう可能性が高いでしょう。
ぜひこの記事を参考に各SNSの特徴を押さえ、適切なマーケティングを行ってみてください!