「Linuxは初心者でも理解できる?」
「Linux初心者は何から始めれば良い?」
「そもそもLinuxにはどんな特徴がある?」
などの疑問をお持ちではありませんか?
Linuxを利用したいと考えていても、使い方がわからなくて困っているという方は多いです。専門用語などが多く、初心者にはすぐに理解できないというイメージもあるでしょう。
Linuxは、特徴を理解して使えるようになれば、様々なシステムに携われます。順を追って理解していけば初心者でも使えるようになるので、1つずつ疑問を解決していきましょう。
この記事では初心者に向けて、Linuxの特徴や学習方法について解説します。
- そもそもLinuxとは
- Linuxの特徴
- 初心者がやるべきこと
- 学習方法
などを紹介しますので、これからLinuxを勉強したい方はぜひ参考にしてみてください。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
【初心者向け】そもそもLinuxとは?概要をサクッと解説
まず初めに、そもそもLinuxとは何か簡単に解説します。
Linuxとは、WindowsやmacOSなどと同じようなOSの1つです。OSというのはOperating Systemの略称で、パソコンを操作するためのシステムです。
OSには端末やシステムを管理し制御する役割があり、様々な種類があります。
例えばLinuxの場合は、サーバーによく使われるOSとして人気を得ています。
WindowsやmacOSを使いこなせるとできることが広がるように、Linuxをマスターすることで新たな作業ができるようになるでしょう。
初心者でもわかるLinuxの7つの特徴
こちらでは、初心者でもわかるようにLinuxの特徴を7つ紹介します。
- 無料で使える
- オープンソースのOS
- 種類が豊富にある
- サーバーを建てられる
- 動かすにはコマンドが必要
- 高性能で使える場所が多い
- パソコンを選ばない
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.無料で使える
Linuxは、多くの機能を無料で使えるという特徴があります。Linuxをインストールして、様々な機能を使うために費用を支払う必要はありません。
内容によってはお金がかかるので全てが無料ではありませんが、費用を抑えてシステム開発などを行えます。
これがWindowsなら1台あたり20,000円の料金が発生するので、多く導入すると初期費用に大きな差が出るでしょう。
手軽にOSを使用したい人から人気を得ているのが、Linuxの特徴です。
2.オープンソースのOS
LinuxはオープンソースのOSというのも、特徴であり人気な要素の1つです。
オープンソースというのはその名の通りソースコードが公開されていて、中身を個人で自由に変えられるものを指します。
つまり無料でOSの中身をいじれるため、用途や目的に合わせて自由にカスタマイズできる点が特徴です。
Linuxは中身が完全に公開されていて、誰でも無料で利用できます。そもそもLinuxは、無料でプログラムを書き換えられることで、使いやすいOSに成長してきました。
無料で自由に書き換えられるので、初心者がOSを学ぶためにも非常に優秀なシステムです。
3.種類が豊富にある
Linuxは種類が豊富なので、既存のシステムを用途に合わせて選べるのが特徴です。
というのも、Linuxは自由にカスタマイズできるので、多くの企業や団体がOSと追加ソフトウェアなどをまとめたプログラムを配布しています。
そのようなまとまったプログラムのことを「Linuxディストリビューション」と呼ぶのが一般的です。
Linuxディストリビューションは非常に多くの種類があり、自分に合ったものを選択できるので、初心者の方でも気軽にOSをインストールできます。
1からプログラムを書き換えなくても、目的に合わせて利用できるのがメリットです。
4.サーバーを建てられる
LinuxはOSとしての機能だけでなく、サーバーを無料で建てられるのも魅力の1つです。
通常サーバーを建てるには、1つ数万円~のパソコンを利用します。そのため、サーバーエンジニアはクライアントの予算や管理コストを踏まえて、最適なインフラ環境を設計しなくてはなりません。
ところがLinuxはオンライン上に無料で何台ものサーバーを建てられるので、コストパフォーマンスの優れたインフラ構築が行えます。
また、Linuxがオープンソースという特徴を利用して、余計な機能を外してサーバーとして使いやすい形にカスタマイズできる点も特徴です。
Linuxはサーバーとして扱いやすいため、サーバー構築の際に採用されることが多いOSだといえます。
5.動かすにはコマンドが必要
Linuxを動かすには、専用のコマンドが必要になるのも特徴の1つでしょう。
Linuxを動かしたりカスタマイズしたりするには、基本的にコマンドが必要です。プログラミング言語のような専用のコマンドを入力すると、コンピューターを動かせます。
そのため、Linux初心者の方が活用したいと思った場合には、まずはコマンドを覚えなければいけません。
利用したい方は、Linuxコマンドについて勉強してみましょう。
6.高性能で使える場所が多い
Linuxは無料で利用できる高性能なOSなので、様々な用途で使われています。
そもそもはOSとして登場しているLinuxですが、好みや目的に合わせて自由にプログラムを書き換えられるので、使える場所が多いです。
具体的にはサーバーだけでなく、家電やゲームなどにも使われています。Linuxをベースに、新しくOSを開発することも可能です。
スマートフォンで有名なAndroidはスマホ用のOSですが、実はLinuxをベースに開発されています。
日々の作業を効率化させるだけでなく、新たなシステムを生み出せるのが特徴です。
7.パソコンを選ばない
Linuxはどんなパソコンでも動かせるという特徴があります。Linuxは余計な機能や無駄なプログラムが排除されている、容量が軽いOSです。
容量が軽い分非常にサクサク動くのが特徴で、よほど古いパソコンでない限りどんなものでも動かせます。
パソコンのスペックに左右されずに扱えるのも、特徴であり人気な理由です。
Linux初心者がやるべき5つのこと
こちらでは、Linux初心者がやるべきことを5つ紹介します。
- Linuxについて理解する
- Linuxの用途を明確にする
- Linuxディストリビューションを知る
- コマンドを覚える
- 実際に使用してみる
使い方をマスターするためにも、ぜひ順番に進めてみてください。
1.Linuxについて理解する
まず初めLinuxについて理解しましょう。
Linuxの概要から、実際に利用するとどんなメリットがあるのか、どんなものに応用できるのかなどを把握する必要があります。
例えばサーバーエンジニアの方が「サーバを建てるのにLinuxが良い」と聞いたとしても、どのようなものか理解していないと効果的に利用できません。
- 特徴
- できること
- インストール・操作方法
などを学び、自分なりに理解できるように実際に使用してみましょう。
2.Linuxの用途を明確にする
Linuxについて機能や特徴を理解したら、なぜ自分が使いたいのか用途を明確にしましょう。
というのも、Linuxは目的によっては非常に便利なサービスですが、他のシステムを使うともっと簡単に解決できる場合もあります。
Linuxを利用するには専門的な知識が必要になるため、なんとなくで触れるのは非常に難しいです。
すぐに理解できるようなものでもないため、使う場合は用途を明確にしましょう。
3.Linuxディストリビューションを知る
Linuxの用途が明確になったら、Linuxディストリビューションについて確認しておきましょう。
どんなLinuxディストリビューションがあるのか、用途や目的に合ったものを探す必要があります。
Linuxディストリビューションは、非常に多くの種類があるので、扱いやすいものから選ぶと良いでしょう。
Linux初心者におすすめのものは以下の通りです。
初心者でも比較的に扱いやすいものなので、気になる方は1度みて見てください。
4.コマンドを覚える
Linuxを扱うためにはコマンドが必要です。基本的な部分が理解できたらLinuxコマンドを覚えましょう。
初心者の方は、いきなりディストリビューションをインストールするのでなく、まずはLinuxカーネル(オーガニックなLinux)を動かすのがおすすめです。
初心者が覚えておきたい、使用頻度の高いコマンドは以下の通り。
コマンド | 内容 |
pwd | 作業しているディレクトリの表示 |
cd | 作業しているディレクトリの移動 |
ls | ディレクトリの内容を表示 |
cp | ファイルをコピーする |
mv | ファイルやディレクトリの移動・名前の変更を行う |
上記以外にも様々なコマンドがありますが、まずはよく使うものから覚えていきましょう。
5.実際に使用してみる
初心者がLinuxを理解して扱えるようになるには、実際に使用することが大切です。
最低限のコマンドを覚えたら、Linuxカーネルをインストールして動かしてみましょう。
もちろん、知識がない状態で適当にいじっていると、アクセスできなくなるエラーなどが起きる可能性があります。
しかし、Linuxは無料で使えるので、とにかく動かしてみてうまくいかなければ新たにインストールしましょう。
何度も利用しているうちに、仕様や活用方法が見えてきますよ。
初心者がLinuxを学ぶ3つの方法
それでは、こちらでは初心者がLinuxを学ぶ3つの方法を紹介します。
これからLinuxを扱えるようになりたい方は、ぜひ参考にしてください。
- オンライン講座
- 独学
- スクールに通う
1.オンライン講座
Linuxを勉強する方法の1つとして、オンライン講座を受講する手があります。
オンライン講座の多くは講師が動画で解説してくれているので、初心者でもわかりやすいのがメリットです。現役のエンジニアなどその道のプロが講師になる場合が多く、スクールに通わずに自宅で本格的な講義を学べます。
また、動画のオンライン講座はいつどこにいても学習を進められるので、効率的に知識を吸収できるのも魅力です。
仕事が忙しい方でも隙間時間や通勤時間を利用すれば、Linuxを身につけられます。
スクールと比べて費用を抑えられるのもポイントでしょう。
高額な費用をかけず繰り返し学習できるので、非常にコスパが高い方法です。
AWS Hacksでは、クラウドインフラとして人気が高いAWSについて解説しているなかで、Linuxについても紹介しています。
AWS Hacksは質問無制限のフルサポート付きで勉強が継続しやすく、現役エンジニアから技術を学べる点が特徴です。これからエンジニアを目指したいという方は、ぜひご覧ください。
2.独学
本やネット上の動画を利用して独学するのもおすすめの方法です。
本や動画を利用して独学すると、学習にかかる費用を抑えられるのがメリットでしょう。オンライン講座やスクールなどと違い、ほとんど費用をかけずにスキルを学べます。
現在は、Linuxについて解説している本や動画が増えてきているので、初心者の方は1度試してみるのがおすすめです。
しかし、独学は挫折しやすくスキルの習得に時間がかかるというデメリットがあります。
というのも、本で新たな知識を得るのは文字だけで理解しないといけないため、難易度が高く途中で挫折しやすいです。さらに疑問があってもすぐに解決できないため、理解するまでに時間がかかります。
本や動画での独学は、まずはLinuxがどんなものか理解したい方におすすめです。
3.スクールに通う
Linuxを学ぶにはスクールに通うのも1つの選択肢です。
スクールに通うと、最短でスキルを習得できるためのカリキュラムが組まれていて、講師から直接学べるので効率的に学習できます。
疑問があってもその場ですぐに解決できるので、Linuxを最短で理解できるでしょう。
また、他の生徒がいるとモチベーションを保ちやすくなり、挫折する確率を軽減させられます。
しかし、スクールに通うには高額な費用がかかるのがデメリットです。
確実にスキルを習得できる保証もないので、とにかくスクールでLinuxをマスターしたいという意思がある方におすすめします。
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