「AWSはオンライン学習できる?」
「どのようなオンライン学習を選べばいい?」
「AWSの何をオンライン学習で勉強すればいい?」
と考えていませんか?
せっかく受講するのであれば、効率よく学べる教材や講座を選びたいですよね。
オンライン学習はサービスごとに料金や授業形式が違うので、よく確認してから利用を決めるのが重要です。
そこでこの記事では以下の内容を詳しく解説します。
- オンライン学習でAWSを学ぶポイント
- オンライン学習ができるサービスや教材
- 抑えておきたいAWSのサービス
- オンライン学習のコツや注意点
AWSエンジニアとしてスキルアップしたい方や、AWSの仕組みを知って仕事の幅を広げたい方はぜひ参考にしてみてください。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
オンライン学習でAWSを学ぶポイント
まず、AWSでオンライン学習を学ぶ際のポイントを3点お伝えします。
- AWSやクラウドの概要を掴む
- サービスの全体像を把握する
- 各サービスを掘り下げて勉強する
ほとんどのオンライン学習は独学で勉強を進めることになります。
最初に学習の見通しを立てておくことで、スムーズに勉強できますよ。
【AWSを学ぶポイント1】AWSやクラウドの概要をつかむ
AWSを初めて学ぶ方は、AWSやクラウド技術の概要をつかむことから始めることが大切です。
右も左も分からない状態で知識を詰め込んでも、実務的なイメージが湧きにくいでしょう。
例えば導入や成功の事例を知り、なぜAWSを学ぶ必要があるのかを確認すると、内容を理解しやすくなるはずです。
よく使うWebサービスの仕組みを知るのにもつながります。
【AWSを学ぶポイント2】サービスの全体像を把握する
本格的な勉強に入る前に、AWSのサービスについて全体像を把握しておきましょう。
AWSには160以上のツールやサービスがあります。
できることが多過ぎて、初心者はAWSを難しいサービスだと思いがちです。
各サービスはどのようなシーンに役立つのか、どのサービス同士が連携しているのかなどをざっくり知って俯瞰しておくと、あいまいだったイメージが点と線で繋がります。
この段階で全てのサービスについて完璧に理解を深める必要はありません。
AWSでできることを知り、AWSの世界観に頭を慣らしておきましょう。
【AWSを学ぶポイント3】各サービスを掘り下げて勉強する
全体像を確認するうちに、自分が必要としているサービスや気になるサービスが浮かび上がってくるはずです。
それに対してぴったりな内容のオンライン学習を選び、AWSを触りながら勉強しましょう。
とはいえ、160以上もあるAWSのサービスの中には、自信と関わりのない分野が含まれているかもしれません。
色々なサービスについて把握しておくに越したことはないですが、まずは自分の仕事や再現したいことのイメージと近い分野から勉強を始めましょう。
勉強を始める前には、どのサービスや技術から学ぶべきか優先順位をつけるのがポイントです。
オンライン学習ができるサービスや教材9選
AWSに関する多くのオンライン学習が提供されています。
こちらで紹介するのは以下の9つのサービスや教材です。
- Amazonの公式トレーニング
- Qiita
- Udemy
- タイムチケット
- Schoo
- ドットインストール
- qwikLABS
- Coursera
- AWS Hacks
提供元によって料金や特徴が異なるので、ぜひ比較して利用を決める際の参考にしてくださいね。
【オンライン学習の手段1】AWS Hacks
AWS Hacksは、当メディアで運営する、AWSの基礎を学べるオンライン講座です。
現役のエンジニアが講師を担当し、AWSの基礎やインフラについて解説しています。
オンライン講座は自分の力で疑問を解決しなければなりませんが、当講座では無制限の質問サポートを提供。
追加料金を支払うことなく納得がいくまで講師に質問できます。
一部の講義を無料で公開していますので、どのオンライン学習サービスでAWSを学ぶべきか迷っている方は、ぜひご確認ください。
【オンライン学習の手段2】Amazonの公式トレーニング
AWSを運営するAmazonが、公式トレーニングを提供しています。
オンラインで受けられるトレーニングの形式は以下の3つです。
- クラスルーム型
- オンラインセミナー
- 動画講習
5分でサクッとまとめられた動画から、数日間に及ぶ演習トレーニングまで、テーマや難易度に応じた幅広いトレーニングがあります。
使い方の勉強や認定試験の対策が可能です。
AWSのパートナーアカウントを持っていれば無料で利用できるので、ぜひ確認してみましょう。
【オンライン学習の手段3】Qiita
Qiita(キータ)は、エンジニア向けの知識共有サイトです。
エンジニアが日々の業務で気づいたことや、エンジニアに役立つトピックをブログのような感覚で投稿しています。
実際にサイト内で「AWS」のタグを使って検索すると2万件以上の記事がヒットします。
初心者向けの指南記事を参考にすることで、無料でAWSの勉強を始められますよ。
エンジニアによる生の声が投稿されるので、本では分からないリアルな情報を得られるのがメリットです。
【オンライン学習の手段4】Udemy
Udemy(ユーデミー)は講義動画を探せるサービス。
一般のエンジニアから現役の講師まで、さまざまな人が授業を提供しています。
動画見放題のサブスクリプション形式ではなく、動画を買い切る仕組みのサービスです。
AWS認定資格に関する講義動画のまとめページから、関連の講義を簡単に探せます。
動画の長さや質にもよりますが、1万〜2万円台の価格設定がほとんど。
値段が少々高く感じるかもしれませんが、頻繁にセールを行っているのでタイミングを狙えばお得に動画を購入できますよ。
【オンライン学習の手段5】タイムチケット
タイムチケットは、30分単位で相手の時間を買えるサービスです。
「レッスン/学習」のカテゴリでは、現役のエンジニアなどがAWSの知識を提供してくれています。
掲載されているレッスンは以下のようなイメージです。
- AWSでWEBサービスを作る方法教えます(1時間で5,000円)
- AWSインフラの構築について相談のります(30分で2,500円)
- AWSのノウハウ共有します(1時間で5,000円)
講師によりますが、zoomやチャットでのオンラインレッスンも見つかります。
マンツーマンでじっくり勉強したい方にはタイムチケットが特におすすめです。
【オンライン学習の手段6】Schoo
Schooでは、生放送を視聴して勉強を行います。
司会を用意して講師をゲストに招き、クオリティの高い授業が日々放送されています。
今後の授業の放送予定はカレンダーでわかるので、AWSに関する気になる授業があったらぜひ予定を開けておきましょう。
無料の会員登録を済ませれば生放送を自由に視聴できます。
過去の放送の録画を見るなら、月額980円のプレミアム会員への登録が必要です。
AWSに関する一部の動画は無料公開されているので、Schooの雰囲気を知るためにもぜひ確認してみてくださいね。
【オンライン学習の手段7】ドットインストール
ドットインストールでは1回3分程度の短い動画で気軽にAWSを学習できます。
AWSに関する講義は全17回にまとまっていて、その内の最初の4回は無料でお試し視聴が可能です。
月額1,080円のプレミアムサービスに登録すればAWS以外にも全ての講義を視聴できます。
プレミアムサービスでは講師への質問も受け付けています。
独学では分からない点を解決するのが難しい点もありますが、ドットインストールを使えば疑問点を残すことなく安心して学べるでしょう。
【オンライン学習の手段8】QwikLABS
QwikLABSはGoogleが提供しているオンライン学習用プラットフォームです。
AWSをはじめとしたクラウドサービスについて学習できます。
無料で利用できるのは入門編にあたる19のレッスンです。
その他のレッスンは単発利用のクレジット(プリペイド方式)か、サブスクリプション形式で受講。
AWSの公式サイトにもQwikLABSの説明やおすすめの講座が載っていますので、利用を迷っている方は参考にしてみてください。
【オンライン学習の手段9】Coursera
Coursera(コーセラ)とは、世界中の大学や企業の提供する講座を公開している教育プラットフォームのこと。
以下のように、インターネットを介した自由度の高い学習スタイルが特徴です。
- 講義動画の視聴
- オンラインディスカッション
- テスト・課題
AWSに関しては、Amazonも講義を提供。
ただし、Courseraには日本語の講義がありません。
日本からは東京大学しか講義を提供していないためです。
しかし動画講義であれば日本語字幕を表示できるので、問題なく学習できますよ。
オンライン学習で抑えておきたいAWSのサービス
オンライン学習サービスでは、AWSのサービスごとに複数の講座を公開しています。
たくさんありすぎてどの講座を選べば良いのか分からない方のために、こちらでは特に優先して勉強したいサービスを3つ紹介します。
- Amazon S3
- Amazon EC2
- Amazon RDS
どれも実務でよく使われているので、勉強するサービスを決める際の参考にご覧ください。
【勉強すべきAWSのサービス】Amazon S3
Amazon S3は、AWSのオンラインストレージサービスです。
USBやSDカードを使うことなく、クラウド上にデータを保存できるオンラインストレージが浸透しています。
仕事に使うデータをAmazon S3の機能で共有している企業もあるので、その時になって困らないように初期段階で使い方を知っておきましょう。
【勉強すべきAWSのサービス】Amazon EC2
Amazon EC2は仮想サーバー構築するのに使われます。
多くの企業が物理サーバーを廃止し、クラウドサーバーへの切り替えを進めています。
そのため、クラウドサービスへのサーバー移行で、Amazon EC2が使われています。
特にインフラエンジニアやサーバーエンジニアの方は、Amazon EC2について把握しておくと安心です。
【勉強すべきAWSのサービス】Amazon RDS
Amazon RDSでは、需要の高い以下のリレーショナルデータベース管理システムを扱えます。
- Amazon Aurora
- PostgreSQL
- MySQL
- MariaDB
- Oracle データベース
- SQL Server
データベースエンジニアの方や、バックエンド管理に携わりたい方はAmazon RDSでデータベースを操作できるようにしておきましょう。
AWSのオンライン学習をするコツや注意点
こちらではAWSのオンライン学習をする際のコツや注意点をお伝えします。
- 質問できる相手を見つける
- 使用料が膨らまないよう気をつける
- インフラ知識の知識を付ける
それぞれ確認の上、オンライン学習に取り組みましょう!
【オンライン学習のコツや注意点1】質問できる相手を見つける
オンライン学習を始めるにあたって、質問できる相手を探しておきましょう。
オンライン学習は独学を前提としているので、初学者は疑問点を自分で解決しなければならないからです。
身近にAWSに詳しい知り合いがいない方は、タイムチケットなどのサービスを利用したり、メンター(質問相手)を探す専門サービスを使ったりすると良いでしょう。
【オンライン学習のコツや注意点2】使用料が膨らまないよう気をつける
勉強でAWSを使う際は、使用料が膨らまないよう気をつけながら利用しましょう。
なぜならAWSは公共料金と同じように、使った分だけ料金が上乗せされる従量制課金を導入しているからです。
設定されている利用上限を超えたのに気づかず、課金される失敗例がよくあります。
アラートメールで料金が増える前に通知してくれますが、英語なので分かりにくいのが難点です。
勉強をしすぎるあまり、利用上限を超えないように注意してください。
【オンライン学習のコツや注意点3】インフラ知識の知識を付ける
AWSを学ぶ前に、インフラの初歩的な知識を付けておくと安心です。
AWSエンジニアはインフラエンジニアの中の1種だからです。
サーバーやネットワークについて知っておくと、AWSの勉強がスムーズに進みますよ。
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