「アプリケーションエンジニアになるのは難しい?」
「どんな知識が必要?」
「勉強におすすめの言語は?」
など、疑問に思っていませんか?
アプリケーションエンジニアへの道が気になっているものの、そう簡単にスキルを習得できるのだろうかと不安に思っている方も多いはず。
エンジニア経験がない方は、なおさら勉強が難しく感じてしまいますよね。
しかし、紐解いてみるとアプリケーションエンジニアになるのはさほど難しくありません。
そこでこの記事では、以下の内容を詳しくお伝えしていきます。
- アプリケーションエンジニアが難しいと感じる理由
- 勉強は案外難しくない理由
- 知っておくと便利な知識
- スムーズに仕事をするコツ
アプリケーションエンジニアになりたい方や、これから勉強を始める方はぜひ参考にしてください!
アプリケーションエンジニアの仕事が難しいと感じる理由5選
アプリケーションエンジニアの仕事は「なんだか難しそう…」と思われがちです。
なぜ多くの方がそのようなイメージを持っているのか、理由を5つ説明します。
- 文系にはITの基礎知識がない
- アプリには種類がある
- データベースやサーバーの知識も必要
- 工程が多い
- コミュニケーション能力が必要
それぞれ確認してみましょう。
【難しい理由1】文系にはITの基礎知識がない
文系出身からすると、アプリケーションエンジニアの仕事は難しく感じるかもしれません。
文系は学生時代にITの基礎知識をつけてこなかった方も多いからです。
一方で情報系の理系出身は、専攻の内容やインターンシップを通して初歩的な知識を身につけています。そのため文系は「入社後、理系と肩を並べられるのだろうか」と不安に思うのです。
とはいえ、エンジニアを出身分野で分けて調査したアンケートでは、入社後3年を目安に知識面・給料面ともに差を感じなくなるという結果が出ています。
文系と理系の差は、徐々に縮まるので安心してください。
▼文系アプリケーションエンジニアが勉強するコツや必要なスキルを解説▼
アプリケーションエンジニアは文系でも就職可能!必須4スキルや勉強方法も紹介
>>アプリケーションエンジニアは文系でも就職可能!必須4スキルや勉強方法も紹介
【難しい理由2】アプリには種類がある
アプリケーションエンジニアの種類が分かれているため、仕事が難しいのではと不安に思う方がいらっしゃいます。
例えばアプリケーションエンジニアは次のように細分化できます。
- スマートフォン向けアプリケーション
- Webアプリケーション
- 業務用アプリケーション
開発する分野によって必要なスキルが変わるため、扱える言語の幅広さや知識量が求められます。
【難しい理由3】データベースやサーバーの知識も必要
アプリケーションエンジニアはプログラミング言語だけでなく、データベースやサーバーの知識も必要。
Web業界が未経験の方にとっては、難しいと感じる方もいるでしょう。
データベースは顧客名簿などのデータを後で使いやすい形に整理して保存する仕組みのこと。サーバーはリクエストされたファイルなどを提供するコンピュータの総称です。
この説明だけ読んでも、未経験の方はイメージが湧きにくいでしょう。
実践を通して学ぶことも多いので、座学だけでは難しいと感じる方が多くいます。
【難しい理由4】工程が多い
アプリケーションエンジニアは関わる工程が多いため、難しいと感じるでしょう。
具体的には、アプリケーション開発は次のような工程で行われています。
- 要件定義:ヒアリングをもとに開発のゴールを設定
- 設計:要件を元に必要な機能の選定やデータベースの構成を洗い出し、仕様書にまとめる
- 開発:実際に手を動かしてプログラムを組む
- テスト:バグなく正しく動作するか確認
- デプロイ:プログラムを本番環境にインストールする
- 保守・運用:正常なシステムを維持する
一般的な職業では、部署や会社ごとで担当を分担することになるので、アプリケーションエンジニアのように全ての工程に携わるのは珍しいかもしれません。
【難しい理由5】コミュニケーション能力が必要
パソコンに向かってコードを書くのはもちろんですが、アプリケーションエンジニアには意外とコミュニケーション能力も求められます。
クライアントへのヒアリングやチーム内の交流が発生するからです。
職種も超えてしっかりとやり取りを重ね、方向性を共有してプロジェクトが円滑に進むように努めます。
知らずに入社して、ギャップに驚く方も多いでしょう。
アプリケーションエンジニアの勉強は難しくない!
ここまで読むと「自分にアプリケーションエンジニアが務まるのだろうか…」不安に思うかもしれません。
しかし、アプリケーションエンジニアの勉強はそれほど難しくありません!
その理由を3つ、簡単に解説します。
- 初心者でもわかりやすい言語が多い
- フレームワークで開発を簡略化できる
- 教材がたくさんある
難しいイメージを取り払い、勉強への自信を持ちましょう。
【勉強は難しくない理由1】初心者でもわかりやすい言語が多い
アプリケーションエンジニアに必要なプログラム言語は、初心者でも比較的わかりやすいものが多いです。
文法がわかりやすい言語から勉強して徐々にレベルアップすれば、初心者でもスムーズにスキルを習得できるでしょう。
例えば、勉強しやすいと言われているプログラミング言語は以下の通りです。
- JavaScript
- PHP
- Ruby
プログラミング言語よりも外国語の習得の方が難しいというエンジニアもいるほど。
プログラミングの基本さえ理解できれば、次の言語もサクッとマスターできるでしょう。
【勉強は難しくない理由2】フレームワークで開発を簡略化できる
フレームワークを使いこなせば、開発を効率化することができます。プログラミングはコードを長く書く必要があり、エラーだらけになるから難しいというイメージを持っている方にとって、とても役に立つツールです。
フレームワークは、汎用的な機能が用意された骨組みのこと。
アプリケーションエンジニアがシステム開発をするときに、作業を効率化させるツールです。これがないと、1からコードを書かないといけないので、時間と労力がかかり非常に効率が悪くなります。
フレームワークはあらかじめルール化されているので、作業量を格段に減らせて便利なツールです。
例えば、RubyであればRuby on Railsというフレームワークがあります。
うまく活用すれば、エラーだらけで開発が進まない状態から脱出できますね。
【勉強は難しくない理由3】教材がたくさんある
アプリケーションエンジニア向けの教材はたくさんあります。
言語別、レベル別にたくさんの書籍が販売されているからです。昔よりも勉強の環境が整ってきたので、初心者でも独学は難しくありません。
今や小学生でもプログラミングを勉強しています。
インターネットも一緒に活用すれば、初歩的な疑問は自分で解決できるでしょう。
アプリケーションエンジニアが知っておくと便利な知識3選
アプリケーションエンジニアとして活躍するなら、プログラミング言語以外も勉強しておくといいでしょう。
そこで、知っておくと便利な知識を3つ紹介します。
- ショートカットキー
- GitとGithub
- テストコード
自分に足りない知識はエンジニアデビューの前に身につけておきましょう。
【アプリケーションエンジニアが知るべき知識1】ショートカットキー
ショートカットキーとは、よく使う操作をキーボードで簡単に呼び出す機能のことです。
マウスへの持ち替えや不必要なクリックを減らせるので、ショートカットキーを覚えておくと作業の効率化ができるでしょう。
多くのショートカットはWindowsとMacでコマンドが変わります。自分のパソコンに合わせて覚えておいてくださいね。
例えば、よく使うコマンドは以下の通りです。
Windows | Mac | |
保存 | Ctrl+S | command+S |
コピー・ペースト | Ctrl+C、Ctrl+V | command+C、command+V |
スクリーンショット | Print Screen | command+Shift+3(全体保存) command+Shift+4(部分保存) |
アプリの切り替え | Alt+Tab | command+Tab |
リロード | F5、Ctrl+R | command+R |
他にも、用途に応じてさまざまなショートカットがありますが、慣れてしまうと作業がとても簡単になります。
新しいショートカットキーを作ったりカスタマイズしたりして、自分好みの作業環境を作りましょう。
【アプリケーションエンジニアが知るべき知識2】GitとGithub
GitとGitHubは、アプリケーションエンジニアになると仕事で使うことになります。
Gitはファイルのバージョン管理が簡単にできるシステムです。基本的にプログラミングに更新を加えると、元に戻すのに手間がかかります。
しかしGitを使っておけば編集履歴を管理して作業を簡単にできるのです。
例えば、Gitでは次のような操作ができます。
- 古いバージョンを復元する
- 複数のバージョンを一括管理する
- 編集履歴を人と共有する
- 担当者ごとの編集を統合する
特に複数人でプロジェクトを進める場合には必須となるので、ある程度使えるようにしておきましょう。
さらにGitHubは、Gitの仕組みを生かして自分の制作物を簡単に共有できるサービスのこと。
GitやGitHubを覚えるなら、実際に手を動かしてみて使い心地を感じてみるといいでしょう。
【アプリケーションエンジニアが知るべき知識3】テストコード
テストコードは、プログラミングが正しい動作をしているか確かめるために使います。
例えば「2つの数字の合計を出す」という機能を作ったら「1と3を渡して4を返すこと」をテストコードでチェックします。
テストコードを作りメリットは以下の通りです。
- 開発者の意図がわかって仕様書代わりになる
- すぐに機能確認ができる
- 不具合が簡単に見つかる
テストコードは参考書やスクールで簡単に流されがちです。
しかし実務では確実に使うことになるので 復習しておくと良いでしょう。
アプリケーションエンジニアがスムーズに仕事をする3つのコツ
アプリケーションエンジニアとしてスムーズに仕事をする3つのコツをお伝えします。
- Read Meをよく確認する
- スキルアップを怠らない
- 積極的に情報収集する
就職後、困ることがないように確認しておきましょう。
【アプリケーションエンジニアのコツ1】READMEをよく確認する
Read Meとは説明書のような添付ファイルのこと。
ソフトウェアの注意点や使い方が書いてあります。
わからないことは先輩に聞く前に、まずはREADMEを読んで自分で解決方法を考えてみましょう。インストール方法やデモ動作などを確認できる場合があります。
また、社内で開発を行う場合は、途中から入ったメンバーが困らないようにわかりやすいREADMEを残してあげることも重要です。
他の人のものを読むことで、わかりにくくなるポイントや伝わりやすい書き方も身につくので、ぜひ目を通してみましょう。
【アプリケーションエンジニアのコツ2】スキルアップを怠らない
第一線で活躍し続けるためには、スキルアップが欠かせません。
アプリケーション開発は、常に新しい言語や技術が登場する業界だからです。
社内の研修でも基礎的なことは確認できますが、自主的な勉強で周りと差をつけることも重要です。
仕事の幅が広がるばかりでなく、転職にも有利に働きますよ。
勉強の具体的な方法としては、次の4つがあります。
- 本を読む
- スクールに通う
- Web学習ツールを使う
- オンライン講座を使う
しっかりとした学習を低価格で進めるには、オンライン講座がおすすめです。
オンライン講座では納得がいくまで繰り返し、教材を閲覧できます。通学の手間をかけず自分のペースで学習したい方にはぜひ活用しましょう。
ただし、難しいと感じることがあってもその場で質問ができない講座もあるので、サポートをよく確認して受講を決める必要があります。
当メディアで提供しているSkillhacksでは、講師に質問しながらプログラミングの基本を学習できます。
質問の回数や期間の上限はありません。
一部動画を無料公開していますので、気になる方はぜひご確認ください!
【アプリケーションエンジニアのコツ3】積極的に情報収集する
アプリケーションエンジニアになるなら、入社前から積極的に情報収集することをおすすめします。
知識を常にアップデートして、自分の市場価値を高めるためです。
- ニュースサイト
- SNS
- 質問サイト
- YouTube
などを使うと個人でも無料で情報を仕入れられますよ。
インターネットも活用し、最新の技術やトレンドを把握しておきましょう。