「アプリケーションエンジニアになるためにどんな勉強をすればいい?」
「未経験でも勉強したらなれるもの?」
「アプリケーションエンジニアなら必須なスキルを知りたい」
様々な分野のアプリケーション開発を行うアプリケーションエンジニア。扱う範囲が多岐に渡るため、どんな言語を学べば戦力になれるのかいまいち捉えにくいですよね。既にエンジニアとして活躍している人は、求められるスキルの違いも気になるでしょう。
アプリケーションエンジニアの場合、プログラミングのほかに、データベースやネットワークの知識も必要です。そのため、システムエンジニアを経てから目指す人も多いです。
アプリケーションエンジニアの仕事内容を理解した上で、求められるスキルを身につけてキャリアアップすることをおすすめします。
この記事では、
- アプリケーションエンジニアは勉強したら未経験でもなれるのか
- 仕事内容
- 勉強するべきスキル
- 仕事の流れ
- スキルの付け方
などをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
未経験でもアプリケーションエンジニアになれる?
未経験からアプリケーションエンジニアになるのは、簡単なことではありません。システム開発の全体像を理解してはじめて、活躍できる仕事だからです。
アプリケーションエンジニアは、システムに入るアプリケーションを作る仕事。Web上で使えるもの、スマホ用のものなど対応範囲が幅広いのが特徴です。
そのため、まったくの未経験からいきなりアプリケーションエンジニアを目指すハードルは高いです。
実際に、アプリケーションエンジニアに転職する人の7割はIT業界出身。すでにIT業界でエンジニアとしての実績を積んで、スキルと経験がある人がほとんどです。いきなり未経験で目指すのは難易度が高く、よほど時間をかけないと簡単にはなれません。
まずは、プログラミングスキルをつけて、エンジニアとしての仕事を少しずつこなしていくことが大切です。
経験を積んでスキルをつけていくことで、アプリケーションエンジニアの道が開かれます。
アプリケーションエンジニアの仕事内容
アプリケーションエンジニアの仕事内容を簡単に言えば、アプリケーションを作成するぜための作業をまるっと請け負うというもの。
- システム設計
- プログラム開発
- 動作テスト
など全体を担当します。
さらに、作るアプリの種類も多岐に及びます。ここでは3種類ご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- Webアプリ
- スマートフォンアプリ
- 業務系アプリ
1. Webアプリ
Webアプリは、ブラウザで利用できるアプリです。その名の通り、Webで使えるアプリと覚えておくといいでしょう。
Webアプリは、スマホやパソコンにインストールしなくても使えることが特徴です。
TwitterやFacebookなどのSNSや、YouTubeやGmailなども挙げられます。
他にも、Amazonや楽天と言ったショッピングサイトもWebアプリの一種です。
2. スマートフォンアプリ
スマートフォンアプリは、一番馴染みがあるスマホで使うアプリのことです。アプリと言えばスマートフォンアプリを思い浮かべる方は多いでしょう。
スマホの普及に伴い、スマホアプリを制作できるエンジニアの需要も高まってきています。実際に、Webでも使えるSNSでもスマホからログインしている人の方がはるかに多いです。
また、サービスやメディアを使いやすくするために、アプリ版を作る場合もあります。Webだけでなく、スマートフォン用のアプリを作るのも仕事の1つです。
3. 業務系アプリ
業務系アプリと呼ばれる、企業が抱えている課題を解決するアプリを開発することもあります。
具体的には、業務を効率化させたりコミュニケーションを単純化させたり、企業が欲しい機能やシステムを作る仕事です。
企業に合わせて作成するのでオーダーメイドのアプリになることも多く、規模が大きいのが特徴です。この場合は、依頼主の要件に合わせてWebアプリの開発やスマホアプリの開発、もしくは両方を行います。
アプリケーションエンジニアになるために勉強するべき3つのスキル
アプリケーションエンジニアは、様々な種類のアプリを作成するのが主な仕事というのをお伝えしました。
では、実際にアプリケーションエンジニアを目指すときに、どのようなスキルを勉強すればいいのか気になりますよね。
ここでは、3つの勉強するべきスキルについてご紹介していきます。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- ITスキル
1. プログラミングスキル
アプリを作るためには、プログラミングスキルが必要です。プログラミング言語は、作成するアプリによって異なります。
よく使われる言語は以下のとおりです。
<Webアプリの開発に主に使われる言語>
【バックエンド】
- Java
- C
- Ruby
- PHP
【フロントエンド】
- HTML
- CSS
- JavaScript
<スマートフォンアプリの開発に主に使われる言語>
iPhone用アプリ
- Swift
Android用アプリ
- Java
- Kotlin
<業務系アプリの開発に主に使われる言語>
- Java
- C
- C++
- C#
- COBOL
未経験の場合なら、自分が作りたいアプリケーションに必要なプログラミング言語から学んでいきましょう。
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▼アプリ開発に必要な言語をまとめて解説▼
【保存版】アプリ開発に必要な言語12選!身に付けておきたい3つのスキルも紹介
>>【保存版】アプリ開発に必要な言語12選!身に付けておきたい3つのスキルも紹介
2. コミュニケーションスキル
アプリケーションエンジニアになるには、コミュニケーションスキルも重要です。
エンジニアなのにコミュケーションが必要なの?と疑問に思う方もいるでしょう。しかし、エンジニアの仕事はただコードを打ってアプリを作ればいいというわけではありません。
特に、アプリを作る場合、クライアントからどのような機能が欲しいのか細部まで聞き出す能力が求められます。アプリケーションエンジニアはシステム設計や要件定義から対応するためです。
アプリの開発で重要なのは設計。あらかじめクライアントが求めるものを設計書に組み込まなければ、どんなに大規模なシステムを作っても満足してもらうことができません。
また、アプリの開発は複数人で行うことも多く、他の方と連携をとって作業することも大切です。
実際に、企業のエンジニアの採用条件としてコミュニケーション能力が高い人が挙げられることも。プログラミングスキルを勉強しながら、最低限のコミュニケーション能力もつけましょう。
3. Webに関する知識
最後に勉強するべきなのはWebに関する知識です。アプリケーションエンジニアになるには、プログラミングスキルはもちろんのこと、最低限のITスキルもないといけません。
ITスキルというのは、直訳すると情報技術の能力です。パソコンの操作や効率的な作業などもIT技術に含まれます。
アプリケーションエンジニアとして、抑えておきたいのは以下の通り。
- ソフトウェア:OS、ミドルウェア、ファイルシステム、開発ツールなどの知識
- ハードウェア:メモリ、プロセッサ、バス、入出力デバイスなどの知識
- データベース:データベース方式、設計手法、データ操作などの知識
- ネットワーク:ネットワーク方式、通信プロトコル、データ通信と制御、ネットワーク管理などの知識
プログラミングスキルの前に、IT業界で働くための最低限の知識が必要です。上記の基礎的なITスキルは身につけておきましょう。
ITスキルのレベルをはかる資格などもあるので、挑戦してみてもいいですね。
アプリケーションエンジニアの仕事の役割・流れ
それでは、アプリケーションエンジニアの実際の仕事の流れについてもご紹介していきます。
アプリの開発は、仕事のフェーズごとに役割を決める場合や、1人で行う場合など様々です。
ここでは流れとそれぞれの役割について解説します。
- 設計
- 開発
- テスト運用
- 運用
1. 設計
まず初めに、どんなアプリを作るのか、必要な言語やどのように作成していくのかなどを設計します。
アプリを開発するには、あらかじめ決められた設計書に沿って作業をするのが一般的です。
つまり、設計の段階でクライアントの希望する雰囲気や機能、システムなどを理解して、要望に応える設計書を作らないといけません。
アプリの開発において重要なフェーズでもあり、経験やスキルが求められます。
アプリ作成に必要なことを理解するプログラミングスキルに加えて、クライアントの希望を聞くコミュニケーション能力なども重要です。
2. 開発
設計書が完成したら実際に開発に移っていきます。いわゆるプログラミングの作業です。
設計書をもとにひたすらコードを打ってアプリを作っていきます。
アプリの規模によっては、何千行ものコードを打たないといけません。そのため、早く仕事が進められる技術やツールを使いこなす力なども必要です。
複数人で開発を進める場合は、作業をうまく切り分けるスキルも求められます。
最低限のプログラミングスキルを身につけたら、実際に自分でアプリを開発してみておくと、イメージが湧きやすいかもしれません。
3. テスト運用
アプリを作成したら、きちんと動くのか不備がないのかをテストする工程です。
テスト運用では、細部に渡ってチェックします。
- 設計書通りに動いているのか
- 不具合が発生しないか
- クライアントの要望通りにできているか
など、確認項目はたくさん。
あらかじめ、クライアントの要望や求める機能などのチェックリストを作っておき、条件を満たしているか確認することが多いです。
動作に不備がある場合やクライアントの要件を満たせていない部分があるなど、何らかの不具合があればバグとして記録しておきます。
バグを見つけたら修正するために、もう1度設計や開発の工程に戻り、完成したら再度チェック。
これで問題なく作成できたら完成です。
4. 運用
テストをクリアしたら実際にアプリをリリースして運用していきます。しかし仕事はここで終わりではありません。
実際に運用した後に、クライアントから追加や修正の要求がある場合も。
実際にユーザーのフィードバックをもらい、使いやすいように改善を依頼されることがほとんどです。
また、思わぬ動作からバグが発生したりテスト段階ではわからなかった不具合が起きたりする可能性もあるでしょう。
リリース後の対応も、アプリケーションエンジニアの仕事の1つです。
お使いのスマホアプリからよくアップデートの通知がくるという方もいるでしょう。アップデートがあるということは、アプリケーションエンジニアが修正や機能の追加を行ったということです。
この工程を1人で行う方もいますが、初めのうちは自分ができそうな工程から行っていきましょう。
プログラミングスキルの3つの勉強方法
アプリケーションエンジニアに必要なスキルや仕事の内容などをお伝えしました。
アプリを開発するには、最初にプログラミングスキルが必須です。最低限のスキルがないと、エンジニアにはなれません。
そこで、プログラミングスキルを身につけるために、おすすめの勉強法を3つご紹介します。
- 独学
- プログラミングスクールに通う
- オンライン講座を受ける
1. 独学
本や動画などを利用して、独学で勉強する方法です。現在はネットでも無料でプログラミングを勉強できるので、初めのうちは独学で始めるのも1つの手段でしょう。
しかし、アプリケーションエンジニアを未経験から目指すのであれば、独学はかなり難しいのも事実です。
もちろん順を追ってスキルを身につけ、小さな経験を積み重ねていけばなれる可能性もあります。
ただ、時間がかかりますし独学でつまづいた場合、すぐに問題を解消できません。
プログラミングを始めた多くの人が挫折をするので、本気でアプリケーションエンジニアを目指すのであれば講座を受けたりスクールに通ったりすることをおすすめします。
とりあえず勉強してみたいという場合は、Progateやドットインストールなどで無料で勉強してみましょう。
2. プログラミングスクールに通う
プログラミングスクールに通って勉強する方法です。
1人では挫折しやすいプログラミング学習ですが、スクールに通うことできちんとスキルを身につけられる確率が上がります。
スクールでは順を追って必要な知識を教えてもらえますし、わからないことがあっても講師に聞けるというメリットもあるでしょう。
しかし、スクールに通ったら必ずアプリケーションエンジニアになれるわけではありません。
知識は教えてもらえますが、自分の手で勉強して実践しないとスキルを身につけられないですよ。
また、料金が高いのがデメリットの1つです。オンラインスクールは入学するのに高額な料金がかかります。
よほどの覚悟がある場合と、1人では勉強できない方でなければ、おすすめしません。
3. オンライン講座を受ける
最後の方法は、オンライン講座を受けること。オンライン講座はスクールと独学のいいところをとった勉強方法です。
スクールと同じかそれ以上のクオリティーの動画を受講できて、さらに料金も良心的。
時間ない人でも自分のペースで勉強できるというメリットもあります。
オンライン講座を選ぶなら、当メディアが運営するSkill Hacksがおすすめです。
3,000人以上にプログラミングを教えてきた講師から、プログラミングの基本から学べます。
また、
- LINE@で無制限に質問できる
- いつでもどこでも動画を見れる
- 94本のわかりやすい教材で学べる
などのメリットもあります。
これからプログラミングを勉強したい方は、ぜひ試してみてください。
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