フリーランスには、社会的信用が低かったり、収入が不安定になったりするデメリットもありますよね。「フリーランスを辞めて就職したいな・・・」と考えている方も多いのではないでしょうか。
ただ、転職活動をしようにも、「フリーランスから正社員になれるのかな?」という不安になりますよね。まだまだフリーランスからの転職事例が少ないので、情報がほしいところです。
そこでこの記事では、フリーランスから正社員へ転職したい方が気になる、以下のポイントを解説しています。
- フリーランスから転職できるかどうか
- 転職する際に会社側が見ていること
- 志望動機
- 転職する方法
- 転職する際にやっておきたいこと
詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてください。
フリーランスから正社員へ転職ってできるの?
結論から言うと、フリーランスから正社員へ転職することは可能です。
現場で活躍できるスキルがあれば、即戦力として中途入社しているケースもあります。
ただ、フリーランスの経験をプラスに評価してくれない企業も。転職に時間がかかるかもしれないことは覚悟しておきましょう。また、現状より給与が下がることも多いです。
フリーランスから転職するには、職務経歴書やポートフォリオで実績やスキルをきちんと伝え、一緒に働きたいと思ってもらう必要があります。
また、面接で企業が感じている懸念点を払拭しなければなりません。具体的に、企業が見ているポイントやおすすめの志望動機について、この後紹介していきます。
フリーランスから転職する時に企業側が見ていること
フリーランスから会社員へ転職活動をする時に、企業側が見ていることを確認しておきましょう。
見られているのは以下の4つ。
- フリーランスになった理由
- 長く働いてくれるか
- 実績・スキル
- 人柄
それぞれ解説します。
【企業側が見ていること1】フリーランスになった理由
面接では、フリーランスになった理由を聞かれることが多いです。
「組織が合わなかったので、フリーランスになりました」などの、後ろ向きな回答はNG。あまり良く評価されず、採用に繋がりにくいです。
「やりたいことに集中するために独立しました」「自分の力を試したいと思ってフリーランスになりました」などの、前向きな理由を伝えたいですね。
【企業側が見ていること2】長く働いてくれるか
企業側は、長く働いてくれる人を求めていることが多いです。
1度フリーランスとして活動していた人は、スキルが身についたり、経験を積んだりしたら、また独立してしまうのではないかと思われてしまいがち。
転職理由と会社を選んだ理由を明確にし、長く働く意思があることを伝えたいですね。
【企業側が見ていること3】実績・スキル
企業は即戦力を求めているので、フリーランス時代の実績やスキルをしっかり伝えましょう。
正社員からの転職では、前職の会社の職種や仕事内容を参考します。ただ、フリーランスの場合は会社名などを参考にできないので、正しく評価されないことも。
正しく評価してもらうためにも、取引先や扱っていた商品、売上額など分かりやすい実績を提示するようにしましょう。
【企業側が見ていること4】人柄
人柄、特に組織人として一緒に働けるかどうかを企業は見ています。
フリーランスとしての活動が長いと、「協調性が低く、会社員として働けないのでは?」と思われてしまう場合も。チームで働いた経験などがあれば、しっかりと伝えていきたいですね。
また、謙虚さや素直さなどの、学ぶ姿勢が求められます。フリーランスとして活動していことに自信を持つのは大切ですが、謙虚さを忘れずに1から学び直すつもりで、転職活動を進めたいですね。
フリーランスから転職するときの志望動機では前向きな内容を伝えよう
フリーランスから会社員に転職する際、志望動機を伝える際は、以下のような前向きな内容を伝えましょう。
- 個人では関われない、大きなプロジェクトに取り組みたい
- 新規開発の分野に挑戦したい
- チームで協力して仕事を行いたい
前向きな理由であれば、話していて気持ちも入りやすく、熱意が伝わりやすいです。
たとえば、「インフラ系のシステム開発で社会貢献したいと思い、チームでより大きなプロジェクトを回す働き方に魅力を感じた」といったものが上げられます。
逆に、「収入が低くて生活できなくなったので、就職したい」というような、後ろ向きな志望動機を伝えるのは避けましょう。企業に助けて欲しいと言っているようなものなので、評価も下がってしまいます。
企業は、会社の風土とマッチし、利益に貢献してくれる人を求めています。
気持ちが後ろ向きな人は、一緒に働きたいとは思ってもらえません。
フリーランスの経験を活かして、会社の利益向上にどのように貢献できるのか、熱意を持って伝えられるように、志望動機を考えていきましょう。
フリーランスから会社員へ転職する方法5選
フリーランスから会社員へ転職する方法を紹介します。
方法は以下の5つ。
- 転職サイトを使う
- 転職エージェントを使う
- クライアントの会社へ就職
- 人に会社を紹介してもらう
- SNSで就職先を探す
それぞれ解説します。
【フリーランスから転職する方法1】転職サイトを使う
転職サイトを使って仕事を探すことができます。
- 職種
- 業種
- 会社名
- 待遇
など、希望する条件を入力して検索することで、自分に合った会社を探すことができます。
フリーランスの人を比較的受け入れてくれやすい、ベンチャー企業や実力主義の会社が多く載っているサイトを選びたいですね。
メリット
メリットは自分で会社を選べること。
自分の希望する条件に合う会社を見つけることができるので、納得のいく転職をすることができます。
デメリット
デメリットは以下の2つ。
- 書類選考に通らないことがある
- 転職活動を全て自分で進める必要がある
書類選考が通らず、面接に進めないことがあります。また、スケジュールの調整や履歴書の作成など、全て自分で行う必要があります。
自分で好きな企業を選べる分、少しハードルが高い転職活動になりがちです。
【フリーランスから転職する方法2】転職エージェントを使う
転職エージェントに相談して、転職先を斡旋してもらう方法もあります。
転職エージェントはざっくり言うと、希望の職種や待遇を伝えると、自分にあった会社を紹介してくれるサービスのこと。
履歴書の添削や面接対策などのフォローもしてくれるので、転職活動が初めてな方でも、安心して進めることができます。
メリット
メリットは以下の2つ。
- 企業に直接繋いでもらえる
- 面接対策などのフォローをしてくれる
企業の人事担当者に直接繋いでもらえることがあるので、面接率が高まります。フリーランスというだけで、書類選考に通らないことが多いですが、エージェントの方が話を通してくれることもあります。
また、面接対策などのフォロー体制も手厚いです。転職に関する相談を気軽に行うことができますね。
デメリット
デメリットはエージェントの実力に個人差があること。
優秀なエージェントが担当につけば、転職活動も上手くいきやすいので、いくつかのエージェントサービスを同時に利用することをおすすめします。
【フリーランスから転職する方法3】クライアントの会社へ就職
仕事をもらっているクライアントの会社へ就職するのも、1つの手です。
案件をもらえているので、自分のスキルを高く評価してもらっていることが多いですね。就職する場合も、現在と同じ仕事を任されることがほとんど。フリーランスの経験をフルに活かせます。
もし、クライアント先に就職したいと考えているなら、「正社員募集してませんか?」と聞いてみましょう。
メリット
メリットは以下の2つ。
- 信頼関係が既にできている
- クライアントから就職して欲しいと言われていると有利
仕事を何度ももらっているので、信頼関係が既にできています。自分の人柄を理解してもらっていることも多く、スムーズに就職できる可能性が高いですね。
また、企業から「ウチの会社で働かないか」と言ってもらえることも。選考を受けずに内定をもらえる可能性も十分にあります。
デメリット
デメリットは、高いレベルのスキルやコミュニケーション能力が必要なこと。
企業からすると、社員として雇うと保険等の費用がかかってくるので、長期的に見ると、フリーランスとして外注している時よりも、コストがかかります。
「スキルが高いので他の会社に取られたくない」「採用したら社内にも良い影響が出そう」と思ってもらうためには、相当な実力が必要ですね。
【フリーランスから転職する方法4】就職先を人に紹介してもらう
仕事仲間やクライアントに就職先を紹介してもらうことで、転職することも可能。
信頼のおける人に紹介してもらえれば、いきなり社長面接に進むこともあり、内定が出やすいです。
メリット
メリットは内定まで進みやすいこと。
紹介してくれた方が、事前にスキルや人柄を伝えてくれる場合が多く、面接がスムーズに進むことが多いです。
デメリット
デメリットは、紹介してもらっている分辞めにくいこと。
面接を辞退したり、就職後にすぐ辞めたりしてしまうと、紹介してくれた方に迷惑がかかってしまいます。
就職しやすい分、辞めにくいということに注意しましょう。
【フリーランスから転職する方法5】SNSで転職先を探す
SNSを使っても就職先を探すことができます。
最近では、企業アカウントを作っているところも増えてきています。正社員募集の投稿を探して応募してみると、選考に進める場合もあります。
投稿の内容やプロフィールを見れば、企業の特徴も分かりやすいですね。
メリット
メリットはフォロワーが多いと信頼性が高まること。影響力のある人を採用しようとする企業も増えてきています。
Twitterなどで応募する際は、フォロワーの数が多いと選考にも進みやすいです。フォロワーを増やして、有利に選考を進めたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
▼Twitterのフォロワーを増やす方法▼
Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
>>Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
デメリット
デメリットは怪しい会社が多いこと。
ベンチャー企業やウェブ系の企業が多いので、応募する際はどんな会社かしっかり調べるようにしましょう。
フリーランスから会社員へ転職する場合にやっておきたい3つのこと
フリーランスから会社員へ転職する場合に、やっておきたいことを紹介します。
- スキルを高める
- 職務経歴書の内容を説得力のあるものにする
- ポートフォリオを作成する
それぞれ解説します。
【やっておきたいこと1】スキルを高める
スキルアップを図りましょう。
スキルが高いと評価が高まりやすく、就職する際に有利に働きます。また、入社後の給料も高くなる可能性があります。
フリーランス時代に、スキルを高めておいて損することはありません。フリーランスとして活躍するにも、転職するにも重要なので、どんどん自分から勉強するようにしましょう。
【やっておきたいこと2】職務経歴書の内容を説得力のあるものにする
職務経歴書の内容を説得力のあるものにしましょう。
以下のものがあれば記載していきたいです。
- 売上額などの数字
- クライアントの会社名
- チームで活動した経歴
成果の大きいものや大手企業との取引実績があれば、評価も高まりやすいです。
ただ、クライアント名などで守秘義務がある場合は、コンプライアンス違反になるで注意しましょう。
【やっておきたいこと3】ポートフォリオを作成
職種によりますが、ポートフォリオを作っておくとスキルをアピールしやすいです。
SNSなどもポートフォリオになり、応募時にURLリンクを送ることも可能。フォロワーが多いとそれだけで評価が高まることもあります。
TwitterやInstagramのフォロワーの増やし方については、別記事で紹介しているので、転職活動を有利にしたい方は参考にしてください。
▼Twitterのフォロワーを増やす方法▼
Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
>>Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
▼Instagramのフォロワーを増やす方法▼
【必見】 Instagramでフォロワーを増やすための9つの方法を徹底解説
>>【必見】 Instagramでフォロワーを増やすための9つの方法を徹底解説
フリーランスから転職して会社員になりたいならスキルを伸ばそう
この記事では、フリーランスから会社員に転職したいかたが気になる以下のポイントを解説しました。
- フリーランスから転職できるかどうか
- 転職する際に会社側が見ていること
- 志望動機
- 転職する方法
- 転職する際にやっておきたいこと
フリーランスから会社員へ転職する際に、スキルのレベルが高いと有利に働きます。
面接で高く評価されるだけでなく、入社後の給料がアップする可能性もあるので、フリーランスのうちに時間を見つけて、スキルアップを図りましょう。
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