「ライターにペンネームは必要?」
「つけるとどんなメリットがある?」
「つける時に何か気を付けることは?」
このような疑問にお答えします。
ペンネームを付ける理由は「身バレしたくないから」「好きな名前で活動したい」など様々ですが、別名でのライター活動にはメリットとデメリットがあります。
つける際のポイントもあるので、一通り知ったうえでペンネームは作るべきです。
この記事では、以下の4点を主に紹介します。
- ライターはペンネームを作るべきか?
- ペンネームのメリット・デメリット
- つけるときのポイント
- つけるときに使えるサービス
本名にするかペンネームにするか悩んでいる方、既にペンネームで活動している方にも見ていただきたい内容です。
ぜひ最後までご覧ください。
ライターはペンネームを作るべき?
結論から言うと人によります。ライターだからといって、必ずペンネームを作った方が良いということはありません。
基本的には、本名で活動するほうが有利な場面も多いです。とはいえ、その人の立場や目的によって、ペンネームを作るべき場合もあります。
なかには、複数の名前を使いわけて活動している人も。
ペンネームにはメリット・デメリットがあるので、しっかり考えてつくるか決めましょう。
ライターがペンネームを作る5つのメリット
それでは、ライターがペンネームを作るメリットを5つご紹介します。
- テーマに関わらず執筆できる
- 特徴的な名前をつけられる
- 身バレを防げる
- 役になりきれる
- 結婚して本名が変わっても大丈夫
【メリット1】テーマに関わらず執筆できる
ペンネームがあれば、テーマに関わらず執筆できます。例えば、アダルト系のテーマの仕事を本名で書くとなると、抵抗がある人がほとんどでしょう。
知り合いに見られたら嫌だな、アダルト系やアングラ系の記事を書いている人と思われたくないと感じる方は多いです。また、その実績がでてくることで、ほかの仕事に影響が出てくる場合も。
しかし、ペンネームであればしっかり執筆できます。
顔出ししていなければ、知り合いにバレることはありませんし、どんなジャンルの仕事も受けることができるのはメリットでしょう。
【メリット2】特徴的な名前をつけられる
本名が覚えにくかったり、特徴がなかったりする名前の人も多いですよね。ペンネームにすることで一目でわかる、覚えやすい名前を作ることができます。
苗字や名前が特徴的で、覚えられやすい場合であれば、本名でも良いかもしれません。しかし、よくある苗字だとクライアントから覚えられにくく、すぐに仕事が回ってこない場合も。
また、自分の名前を検索したときにすでに他の方が出てくる場合は勘違いされる可能性がでてきます。
わかりやすい特徴的な名前にすることで、仕事がもらえる確率が上がるかもしれません。
【メリット3】身バレを防げる
3つ目のメリットは、身バレを防げるということです。書きにくいジャンルを書けるようになるだけでなく、そもそもライターをしていることをバレないようにできます。
ペンネームにして顔を出さなければ、いくら記事を執筆してもバレることはありません。純粋にライターとして活動していることがバレたくない方や、副業禁止だけど記事を書いている方など。
バレずにお金を稼ぎたいという人にとっては、メリットですね。
【メリット4】役になりきれる
別人格のもう1人の自分のような感覚で、ペンネームのときの新しい人格を作ることができます。
自分の本名で活動していると、記事を書くときも割り切った意見を言いにくいですよね。SNSでも誹謗中傷や個人の特定などのリスクがあり、本音を書きづらいでしょう。
しかし、ペンネームであれば身バレも防げますし、役になりきれるので自分の言いたいことを発信できます。また、発信に一貫性が出てきてさらに信頼も増すというメリットがあるのです。
【メリット5】結婚して本名が変わっても大丈夫
ライターでペンネームを使っていれば、結婚して姓が変わってもそのまま活動できます。
名字が変わることで、今までの実績がひもづかなくなったり、名前での認知がリセットされたりしてしまって、大変もったいないです。
ペンネームなら結婚などで名前の変更の影響は受けないので、不便なく執筆を続けられます。
ライターがペンネームを作る3つのデメリット
それでは、ライターがペンネームを作る3つのデメリットをご紹介します。
- 信頼性が低いと思われることも
- 本名がバレる可能性がある
- 記名記事を断られる場合がある
【デメリット1】信頼性が低いと思われることも
1つ目のデメリットは、信頼性が低いと思われる場合があるということです。顔出しをしていて本名であれば、その人がどんな人かもわかります。
しかし、ペンネームだとどんな人なのか、本当に仕事を任せて平気なのかという不安感を抱く方も少なくないでしょう。
実際に、クライアントの意見として、本名を公開している人の方が信頼できるし仕事を頼みやすいという声もあります。また、クラウドソーシングの中には本名で登録しているライターを優遇しているところも。
金融系など固めのメディアでは、本名を出せる方だけ執筆できるという条件も実際にありました。
もちろん、ペンネームでもきちんと信頼を得て、活躍している方は大勢います。一方で、信頼されづらいというのも事実です。
【デメリット2】本名がバレる可能性がある
いくらペンネームで活動したとしても、本名がバレる可能性があるのもデメリットの1つですね。
記事の執筆やSNS、クライアントとのやり取りはペンネームで行っても、振込先の口座を伝えるときに本名がバレてしまいます。
どれだけ名前を隠していても、どこかで本名がバレるタイミングがあるのです。完全にペンネームで、名前をバレないように活動するのは難しいでしょう。
【デメリット3】記名記事を断られる場合がある
ペンネームで執筆活動すると、記名記事を断られる場合があります。
記名記事とは、文末に執筆者の名前が記された記事のことです。
一般に、執筆者がある1つのジャンルに詳しい場合、その記事の信頼性が高いとみなされます。
ただ、ペンネームだと本名に比べて執筆者の素性が見えにくいため、信頼が薄くなりがちです。
ジャンルや依頼者によっては、ペンネームの方は記名記事の執筆は受け付けないというルールを敷いている場合もあります。
ライターがペンネームをつけるときの7つのポイント
ここまで、ライターがペンネームをつけるメリット・デメリットをお伝えしました。
次は、ペンネームで活動したいと思った方が、名前をつけるときのポイントを7つご紹介します。
- 出したい雰囲気に合わせる
- 公開できる名前にする
- 覚えやすい名前にする
- 人とかぶらない名前にする
- SNSと統一する
- 奇抜すぎないものにする
- 使い続けられる名前にする
【ポイント1】出したい雰囲気に合わせる
自分の印象や、出したい雰囲気に合わせて名前を決めることは、とても大切です。キャラと名前にあまりにギャップがあると、違和感があり信頼感も少なくなります。
硬い雰囲気にしたいなら、苗字+名前で、リアルな名前に近づける、親しみやすい雰囲気にしたいなら、カタカナやキャッチーなわかりやすい名前にするなど。
自分の雰囲気に合わせて名前を考えると、似合うペンネームにできるでしょう。
【ポイント2】公開できる名前にする
ペンネームを考えるときに、本当にこれは公開できる名前なのか考えることも大切です。当たり前ですが、活動を始めたらメディアやインターネットで公開されます。
ペンネームを作ったとしても、自分のあだ名やペットの名前などにして、身バレする場合も。また、人に不快感を与えたり自分が恥ずかしかったりする名前の人も中にはいます。
決めるときは、本当にこれは公開して良いのかもう一度考えると良いでしょう。
【ポイント3】覚えやすい名前にする
せっかくペンネームをつけるとなれば、発音しやすい、覚えやすい名前にすることが大切です。
覚えにくい名前では、仕事に支障が出る可能性もあります。
一目で読めて、わかりやすい名前を意識すると、クライアントともスムーズにコミュニケーションがとれるでしょう。
【ポイント4】人とかぶらない名前にする
覚えやすい名前にするのは大切ですが、人とかぶってしまってはあまり意味がありません。既に同姓同名がいると、自分の実績と混同されてしまったり、検索しても自分の情報が出ないこともあるのです。
場合によっては、依頼を別の人にされる可能性もありますし、どれがどの人かわからず信頼できないという風に感じさせることも。
ペンネームをつけるときは、他の人と名前がかぶらないように意識しましょう。
【ポイント5】SNSと統一する
ペンネームを作ったら、SNSやブログの名前と統一することが大切です。ライターとしての名前とSNSやブログの名前が違うと、自分が認識されにくくなります。
また、同一人物と思われずに片方が偽物扱いされることもあるのです。
しかし、全ての名前を統一することで、自分が認知される機会が広がるし、発信力が高まります。クライアントも実力や人柄を判断しやすいですし、信頼されやすいでしょう。
名前をつけたら、必ず全て統一するようにしましょう。
【ポイント6】奇抜すぎないものにする
印象に残る名前にするのは大切ですが、奇抜すぎたり、わかりにくかったりするのはよくありません。
たまに、暗号のような読みにくい名前の方もいますが、それでは覚えられないし、信頼感も少ないでしょう。
インパクトはありつつも、わかりやすくシンプルな名前を考えることが大切ですね。
【ポイント7】使い続けられる名前にする
ペンネームをつける際は、使い続けられる名前にするべきです。
何回も変えていると、結局だれからも認知を獲得されないままになるので、ペンネームのメリットが薄れます。
基本ペンネームは一度付けたら変えることはないので、自分が気に入ったものをつけましょう。そして、長く使い続けるのがベストです。
愛着のある名前を使い続けて、多くのクライアントに覚えてもらえれば、ライター活動がよりスムーズに進みます。
ライターがペンネームをつける時に使えるおすすめサービス4選
ここでは、ライターがペンネームをつける時に使えるおすすめサービスを4つ紹介します。
- ココナラ
- クラウドソーシング
- それっぽい名前ジェネレータ
- fortune mug
【サービス1】ココナラ
ココナラは、個人のスキルをプラットフォーム上で自由に売買できる国内最大級のスキルマーケットです。
検索画面で求めるスキルを入力すると、悩み相談やイラスト、Web制作など様々な出品が見られます。
ペンネームをつける際は「ネーミング」と検索すればOKです。
商標登録がされていないかの確認や、画数診断も含めて対応してくれる出品者もいます。
1,000円程度から頼めるので、どうしても思いつかない方・時間をかけずにサクッと決めたい方は、一度詳しく見てみてください。
【サービス2】クラウドソーシング
ペンネーム考案をクラウドソーシングで依頼するのも一つの手です。
ランサーズやクラウドワークスといった大手クラウドソーシングサイトでは、ネーミングの作業も受発注されています。
1,000円前後から頼めるので、ココナラよりも使い慣れているという方は、クラウドソーシングを利用してみるのもいいでしょう。
コンペ形式でも発注できるので、複数の案を募ってその中から選ぶということも可能です。
【サービス3】それっぽい名前ジェネレータ
それっぽい名前ジェネレータは、ランダムで「それっぽい名前」を作成してくれるWebサービスです。
「英語男性風」「イタリア女性風」などニュアンスを項目から選ぶことで、それに寄せた名前を勝手に作ってくれます。
仕様上5文字の名前が多くなるとのことでしたが、適当に名前の案を作ってもらい、その後自分で加工すれば問題ありません。
イチから名前を考えるのは時間がかかりますが、ある程度案を出してもらえばペンネーム決定までかなり時間を短縮できます。
【サービス4】fortune mug
fortune mugは、無料でできる姓名判断サービスです。
該当するボックスに名前を入れるだけで、自分の名前・ペンネーム・誰かとの相性を簡単に占えます。
名前から「一生の運勢」「性格」「恋愛のタイプ」などがすぐに丸裸です。
「これからライターとして活動する前に、決めたペンネームの運勢を知りたい」という方はもちろん、「既にペンネームで活動してるけど、今後の運勢を占ってみたい」という方にもおすすめできます。
結果のすべてが正しいとは限りませんが、何かの道しるべとして一度占ってみるのも面白いですね。
【心配なし】ライターのペンネームはいつ変えても大丈夫
ライターのペンネームは基本的に1つのものを、長く使い続けた方がメリットが大きいです。
とはいえ、ペンネームを事情があって変える必要が出たり、気分で変えたくなったりすることがあるでしょう。
この場合、ライターのペンネームは変えても大丈夫です。また、変更スパンにこだわる必要もありません。
あなたのライター活動なので、あなたが活動した名前で楽しめる方が何より大切と言えます。
ペンネームのメリット・デメリット、つける時に気を付けるべきことなど様々ありましたが、深く考えすぎなくても大丈夫です。
常に一番お気に入りのペンネームで活動していきましょう。
ライターのペンネームをつける際は、長期で使えるお気に入りの名前を選びましょう。
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