「Ruby on Railsめちゃくちゃ難しい…」
「どうやって学習するのが効率的?」
「挫折しないコツがあれば知りたい」
プログラミングを学ぼうとRuby on Railsの勉強を始めたものの、難しさに心が折れそうになってはいないでしょうか。
Ruby on Railsはプログラミング初学者におすすめと言われていますが、やり方を間違えると大きくつまづいてしまいます。
正しい学習方法を知って、なるべく効率的に身につけたいですよね。
そこでこの記事では、フリーランスエンジニアの私が、
- Ruby on Railsとは
- 難しいと感じる理由
- 効率的に学ぶコツ
- おすすめの学習方法
を紹介します!
記事を読めば、今まさに挫折しそうなあなたも、もう一度頑張ってみようと思えるはず。
ぜひ参考にしてみてください。
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
Ruby on Railsとは
Ruby on Railsとは、プログラミング言語Rubyのフレームワークです。
フレームワークは「ログインやユーザー登録など基本機能を開発しやすいように提供してくれているもの」のこと。うまく使えば、少ない記述で効率的に開発ができます。
Ruby on Railsを動かしているプログラミング言語Rubyは
- 記述量が少なくサクサクとコードを書ける
- コンパイル(機械語への変換)不要で動かせて動作確認が簡単
- 日本人が開発した言語のため、日本語の情報を探しやすい
などの特徴があり、初学者にも向いていると言われています。
「Rubyを学ぶだけではだめなの?」と疑問に感じるかもしれませんが、実務でRubyを単体で使うことはほとんどありません。
多くの場合、フレームワークを使って開発を行います。
Rubyで最も代表的なフレームワークが、Ruby on Railsです。
Ruby on Railsを使って開発されたサービスには、有名なものでTwitter・クックパッド・Airbnbなどがあります。
聞いたことや、使ったことのあるサービスもあるのではないでしょうか。
Ruby on Railsを身につければ、上記のようなサービスを自分で開発できるようになります。
Ruby on Railsが難しいと感じる6つの理由
Ruby on Railsが難しいと感じる理由を、6つ紹介します。
- すべてを理解しようとしてしまう
- 前提知識が足りていない
- Rubyを先に学んでいない
- 開発環境を作るのにつまずく
- エラー解決に時間がかかる
- 中上級者向けのRailsチュートリアルから学習を始めてしまう
理由がわかれば、対策も立てやすいです。
当てはまるものがないか、確認してみてください!
1.すべてを理解しようとしてしまう
コードに書いてある内容すべてを理解しようとすると、先に進めなくなってしまいます。
現役のエンジニアでも、コードを100%理解して書いているとは限りません。
とくにフレームワークの場合、書いたこと以外にも内部的にたくさんの処理が行われており、理解するのは大変です。
はじめのうちは「6割程度の理解でOK」と、割り切って学習していくことをおすすめします。
2.前提知識が足りていない
前提知識が足りていないと、わからない単語だらけになってしまい、心が折れやすいです。
Ruby on Railsを学ぶためには、以下の概要を理解しておく必要があります。
名前 | 詳細 |
データベース(SQL) | ログインユーザーなどのデータを保存・管理するシステム |
HTML/CSS、Javascript | クライアント(利用者のPC)で動作するプログラミング言語 ※Rubyはサーバー(サービス提供社のPC)で動作する言語 |
Webアプリケーションの仕組み | 「サーバーとどんな通信をしてWebサイトが表示されているか」などの基本的な仕組み |
コマンドライン | コマンド(文字入力)によってファイルコピーやフォルダ作成などのPC操作を行う方法 |
Git | バージョン管理(変更の履歴や修正時のファイルそのものの管理)を行うツール |
これらに関連する単語が出てきたときに何のことだか思い出せる程度には、理解しておくことをおすすめします。
まったく知らない状態でRuby on Railsの学習を始めると、調べることが増え、非効率になってしまうでしょう。
3.Rubyを先に学んでいない
プログラミング言語Rubyを学ばずにRuby on Railsに取り組むのは、おすすめできません。
Ruby on Railsはフレームワークであり、プログラム自体はRubyで動いています。
書き方や動作の仕組みはRubyに準拠するため、理解していないと「今何の処理をするコードを書いているのか」「内部的にどんなことが行われているのか」をイメージしにくいでしょう。
Ruby on Railsに限らず、フレームワークを学ぶ際は、使われているプログラミング言語をまず理解することが大切です。
4.開発環境を作るのにつまずく
コードを書いてプログラムを動かすためには、開発環境を作る必要があります。
環境の構築は、初学者には難しい作業です。
OSによって操作が違う、ちょっとしたミスでうまくいかなくなるなども、つまずきやすい原因でしょう。
Ruby on Railsが動く環境を作成には、一般的には以下のインストール作業が必要となります。
- Ruby
- データベース(MySQLなど)
- Ruby on Rails
- gitなどのツール
この段階でつまづいてしまうと、精神的につらいです。
環境構築の不要なWebサービスを利用する、誰かに聞くなどの工夫をするとよいでしょう。
5.エラー解決に時間がかかる
エラー解決に時間がかかってしまうことも「難しい」と感じる大きな原因です。
プログラミング初学者でありがちなエラーの原因は…
- スペルミス
- 全角スペースの入力
- データ間の不整合(数字しか入らないところに文字を入れようとするなど)
などがあります。
たとえばスペルミスは、構文のスペルが1文字でも間違っていたら動きません。
経験者なら数秒で解決できるエラーの対処に、何時間もかかってしまう場合があります。
エラーが出た場合、まずはエラーメッセージを検索して解決方法が載っていないか調べてみましょう。
解決できない場合は一度作り直してみるのも手です。
6.中上級者向けのRailsチュートリアルから学習を始めてしまう
Ruby on Railsの学習サイトとして有名なRailsチュートリアルは中上級者向けです。
初学者がいきなりこのチュートリアルから取り掛かると、理解することは難しいでしょう。
他の学習方法で基礎を学んだ上で、応用編としてRailsチュートリアルに取り組むことをおすすめします。
Ruby on Railsを効率的に学ぶ3つのポイント
ここでは、Ruby on Railsを効率的に学ぶために、3つのポイントを紹介します!
- まずは動かすことを目標にする
- 正しい順番で学ぶ
- 相談相手をもつ
難しいと感じている方は、ぜひ実践してみてください!
1.まずは動かすことを目標にする
コピペでもいいので、まずは動かすことを目標にしましょう。
完璧主義はプログラミング学習には不要です。
- 1周目→とにかく動かすことを目標にする
- 2周目→主要な処理の動きを理解する
- 3周目→細かい部分まで理解する
など、同じ内容を繰り返し学習しながら、徐々に理解を深めていけるとよいでしょう。
最初から細かい部分まで理解しようとしないことが大切です。
2.正しい順番で学ぶ
正しい順番で学びましょう!
「前提となる知識が足りない」「レベルの高い内容から学習をはじめてしまう」などを防げます。
- HTML/CSS、データベース、Webアプリケーションの仕組み
- Ruby
- Ruby on Rails
(Git、コマンドラインは出てきたタイミングで必要に応じて)
この順番で学ぶのがおすすめです。
▼Ruby on Railsの勉強方法を解説▼
【挫折しない】Ruby on Railsを勉強する前に知っておきたい学習方法4STEP
>>【挫折しない】Ruby on Railsを勉強する前に知っておきたい学習方法4STEP
▼Ruby on Railsの入門書を紹介▼
【厳選】Ruby on Railsのおすすめ本16選【入門書から上級者向けまで】
>>【厳選】Ruby on Railsのおすすめ本9選【入門書から上級者向けまで】
3.相談相手をもつ
困ったときに相談できる相手をもちましょう。
「エラーが解決しない」「環境構築が一向に作成できない」などの際、質問できる相手がいると安心です。
1人で悩む時間が減り、学習ハードルがぐっと下がります。
相談できる相手を探すには
- 質問対応付きの学習サービスを利用する
- オンラインコミュニティに参加する
- 知り合いのエンジニアに相談する
などの方法があります。
当メディアの運営しているオンライン講座Skill Hacksなら、Line@で講師に質問し放題です。
エラーの解決はもちろん、学習方法や技術的な疑問、モチベーションに関する悩みも質問OK。
ぜひ参考にしてみてください。
Ruby on Railsの学習方法4選
Ruby on Railsを身につけるのにオススメの学習方法を4つ紹介します!
- Webサービス
- 本
- オンライン講座
- スクール
それぞれのメリット・デメリットを理解し、組み合わせながら学習するとよいでしょう。
1.Webサービス
Webサービスを利用して、ブラウザ上でコードを書きながら学べます。
Progate、ドットインストールなどが有名です。
- 環境構築が不要でコードを書くところからはじめられる
- 実際にコードを書きながら学習できる
- 無料でほとんどの機能を使える
などのメリットがあります。
質問ができないため、行き詰まったときや疑問を感じたときに、自分で調べなければならない点に注意が必要です。
2.本
本を使うのもおすすめです。
フレームワークによっては書籍がほとんど出回っていないものもありますが、Ruby on Railsは、比較的たくさんの参考書が出版されています。
購入する際は、本屋で試し読みして、自分に合いそうなものを選ぶとよいでしょう。
本で学ぶメリットは
- 知識を体系的に学べる
- 安い(2,000円~3,000円程度)
- 一度買えばずっと読める
など。
座学中心でコードを書く機会が少なくなりがちなことや、Webサービスと同様、質問ができないことには気をつけましょう。
3.スクール
資金・時間に余裕があるなら、プログラミングスクールへの加入も検討するとよいでしょう。
スクールのメリットとして、以下が挙げられます。
- カリキュラムがあるので自分で学習計画を立てなくてよい
- その場でプロの講師に質問できる
- 緊張感を持って学習を進められる
1~3ヶ月などまとまった期間通い続ける必要があり、費用も相場は約30万円と高額なことに注意が必要です。
4.オンライン講座
オンライン講座は、Webサービスとスクール両方のよいところを持つ、バランスのよい学習方法です。
- 自分のペースで場所を選ばすに学習を進められる
- スクールと比べると安い
- 質の高い動画を受講できる
などのメリットがあるので、仕事や子育てが忙しい方、スクールの値段に躊躇している方にもおすすめです。
講座によっては質問ができなかったり、回数や期限が限定されていたりする場合があります。
質問できるかどうかで理解度や学習効率が大きく変わるので、しっかり確認した上で申し込むようにしましょう。
オンライン講座を選ぶなら、当メディアの運営するSkill Hacksがおすすめです。
受講期限のない94本の動画と、Line@による無制限の質問サポートで、確実に力をつけられます。
Ruby on Railsを学ぶならSkill Hacksがおすすめ
この記事では、以下を紹介しました。
- Ruby on Railsが難しいと感じる理由
- 効率的に学習するポイント
- おすすめの学習方法
Ruby on Railsを使って開発ができるようになれば、案件を受注することが可能です。
ただ、学習途中で挫折して辞めてしまう人が多いのも事実。
せっかく学ぶのであれば、実際にアプリケーションを作って、収入を得られるようになりたいですよね。
Ruby on Railsを確実に身に着けたいなら、Skill Hacksをぜひ検討してみてください。
- 指導経験3000人以上の講師に質問し放題
- HTML/CSSから始めるRuby on Railsの学習に適したカリキュラム
- 94本と大ボリュームの動画コンテンツ
- 転職サポート付きコースも選択可能