PHPエンジニアに最速でなりたい人ならば、効率的な学習方法が気になりますよね。プログラミングを習得するにはただでさえ時間がかかるので、無駄なことはしたくないという方も多いでしょう。
PHPを身につけるには、学習の順番が大切です。初心者の場合、いきなり言語を学び始めても前提知識が抜けていて、理解が追いつかないなんてことも。
そのまま挫折してしまうのはもったいないですよね。
逆に、正しい順番を知っていれば、行ったり来たりせずに納得して勉強を進められます。
そこで、この記事ではPHPエンジニアを目指したい人に向けて、未経験の方でも実践できるロードマップを作成しました。
1つ1つこなせば、PHPエンジニアとして活躍できること間違い無いので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
そもそもPHPとは
まず初めに、そもそもPHPがどのような言語であるのか、簡単に確認しましょう。
PHPというのは、WebサービスやWebアプリケーションを作成するために必要なスクリプト言語の一つです。
プログラミング言語の中でも多くの人に使用されています。特にPHPは、以下の特徴から初心者にも人気がある言語です。
- データベースと簡単に繋げられる
- HTMLと組み合わせたり埋め込んだりして使える
- WordPressに使われており需要も高い
HTMLやCSSと組み合わせることで、動的なWebページを作成できます。そのため、多くのブログサイトやECサイトにも使用されているのが特徴です。
Webサービスを作れる言語としてはJavaScriptなどが挙げられますが、PHPの場合はサーバーにインストールされた環境が必要になるので、覚えておきましょう。
未経験からPHPエンジニアになるまでのロードマップ
それでは早速ですが、未経験からでもPHPエンジニアになれるロードマップをご紹介します。
1〜7のステップに分けて、未経験からでも行える内容になっているので、自分のレベルに合わせて読み進めてみてください。
- HTML/CSSを学ぶ
- PHPを1通り勉強してみる
- 簡単なサイトを作ってみる
- 業務を受けてみる
- さらにPHPについて学ぶ
- WordPressやアプリを制作する
- 仕事を受ける
1. HTML/CSSを学ぶ
「未経験からPHPエンジニアを目指したい」「プログラミングについて少し知っているけど詳しくはない」という人は、先にHTMLとCSSを理解するのがおすすめ。
エンジニアとしてどの言語を選んでも、HTMLとCSSはほぼ必要になるからです。
HTMLはWebページを作るために必要な最も基礎的なマークアップ言語、CSSは文章のデザインを決めるために使う言語。どちらの言語も、普段見ているほとんどのWebページで使用されています。
Webサイトやアプリケーションを作成する上で必要になるので、初めに理解しておきましょう。
といった、無料で使えるプログラミング学習サイトでも勉強できます。少しずつコードに慣れながら進めると良いですよ。
この段階で、少しの文字と画像のみの簡易的なWebサイトを作ってみると、学んでいる実感が得られます。
2. PHPを1通り勉強してみる
HTML・CSSなどの基礎を学んだら早速、PHPについて1通り勉強してみましょう。
「もっと色々学ぶなくて良いの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、初めのうちは完璧に理解する必要はありません。それよりも、できることを増やしてどんどんサイトを作ることが重要です。
HTML/CSSを学んだときと同じように、ProgateやドットインストールでPHPの基礎を学んでみましょう。
PHPは、HTML/CSSと比べると、文法が出てくるなど複雑になります。自分のペースでゆっくりマスターしてください。
人にもよりますが、だいたい2週間ほどかけて一周します。まずは理解しきれなくても1通り勉強して、わからない部分を復習すると効率的です。
ここまでの工程を、プログラミング学習を始めてから1〜2ヶ月でクリアできると良いですね。
3. 簡単なサイトを作ってみる
ある程度PHPについて理解できたら、実際に簡単なサイトを作ってみましょう。
HTMLとCSS、基本的なPHPを使って、簡易的なポートフォリオサイトを作ってみてください。例えば、ProgateであればPHPを1通り学んだ時点で、問合せフォームや料理のレシピ表示サイトを作れるようになります。
HTMLとCSSでWebページを作り、問い合わせフォームや模擬的なユーザーの入力画面などを加えられたら完璧です。
動きのあるサイトが作れるようになると、自分でもこんなページが作れるのかとモチベーションが上がりますよ。
4. 業務を受けてみる
簡単なポートフォリオサイトが作れるようになったら、実際に業務を受けてみましょう。
この時点で、多くの人が自分の技術じゃできる仕事はないと感じると思います。しかし、簡易的なWebサイトを必要としている人は意外といるのです。
初めは、知り合いやクラウドソーシングサイト、ココナラなどのサービスを通じて、簡易的なWebサイトを作ってみましょう。
技術に自信がない場合は、報酬をもらわずに誰かのWebサイトを作ってみてください。
他人に頼まれてサイトを作ると、良いものを制作しようと緊張感も生まれますし、わからない部分があれば自分で学ばないといけないので、さらにスキルアップにつながります。
5. さらにPHPについて学ぶ
複数のWebサイトを制作して業務に慣れてきたら、さらにPHPについて学びましょう。
規模の大きいWebサイトやWebアプリの作成に必要な言語や知識を学ぶと、こなせる仕事の幅が広がります。
学習サイトで他の言語の基礎を学んでみたり、PHPについて踏み込んだ解説動画を見たりすると良いでしょう。
6. WordPressやアプリを制作する
PHPについての理解を深めたら、WordPressサイトやWebアプリの制作をしてみましょう。
持っている技術や知識を使って、実際に多くの企業やサービスで使われているサイトやアプリの作ります。
この段階では、jQueryやデータベースの知識があるといいでしょう。実用性の高いサービスを作るには、PHP以外の言語や知識が必要なので、制作中につまづくポイントがあれば、前のステップに戻って学んでください。
ここまで来るのに、早い人で半年くらいあれば到達できます。
7. 仕事を受ける
WordPressのサイトやWebアプリが作れたら、本格的なサービスが制作できるので、ガンガン仕事を受けましょう。
クラウドソーシングや知り合いだけでなく、企業に営業をかけたりエージェントを利用したりして、積極的に仕事を探してください。
仕事を受けるときは、今まで作ったサイトをまとめたポートフォリオを用意しましょう。また、SNSなどを利用すると営業に役立つので、ぜひ運用してみてください。
これで今日から、立派なPHPエンジニアです。
なお、一連の流れを効率的に行いたい方は、当メディアで提供しているPHP Hacksがおすすめです。受講期間無制限のオンライン講座で、現役エンジニアが講師なので、自分のペースで現場で使える技術を身につけられます。
また、LINE@による無制限の質問サポートが付いているので、わからないことがあればすぐに解決できますよ。
PHPエンジニアを目指すときの5つのポイント
PHPエンジニアになるまでのロードマップをお伝えしましたが、目指すときに意識したいポイントが5つあります。
- 初めから完璧に理解しようとしない
- とにかく実践
- 積極的に案件を受ける
- PHP以外のスキルを学ぶ
- オンライン講座やスクールを利用する
1. 初めから完璧に理解しようとしない
PHPエンジニアを目指すことに限らずプログラミング学習では、初めから完璧に理解しようとするのはやめましょう。
プログラミングは、ほとんどの場合が1回でマスターできず、何度も勉強と実践を繰り返して覚えていきます。
少しずつ理解してできることを増やしてくのが通常です。
しかし、成果を求めていきなり理解しようとすると、覚えられず挫折してしまいます。
きちんと学習するためにも、焦らず気長にコツコツと続けることが重要です。
2. とにかく実践
PHPについての知識を得たら、とにかく手を動かして実際にサイトを作りましょう。
頭で文法を覚えるだけでは、いつまで経ってもエンジニアには慣れません。プログラミングの学習は、実際にサイトを作っているときにコードを覚え、わからないポイントを学びながらクリアするのが効率的です。
勉強したら必ず実践するというのをルールにすると、確実に上達スピードが上がりますよ。
3. 積極的に案件を受ける
ある程度のプログラミングスキルが身に付いたら、積極的に案件を受けることも重要です。
自分の技術や知識に自信がなくても、仕事のチャンスがあれば受けましょう。
もちろん、全く手が出せない案件に無闇に挑戦するのは良くないですが、求められていることに対して7〜8割くらい行える力があれば問題ありません。
完璧に覚えるのを待っていても、仕事がもらえないままなので、完璧でなくても仕事をこなして成長していきましょう。
4. PHP以外のスキルも学ぶ
プログラミングの基礎を理解してPHPにも慣れてきたら、他の言語や知識も学びましょう。
WordPressサイトやWebアプリの制作には、jQueryやデータベースの知識も必要になってきます。
また、規模が大きいWebサイトやサービスを作るには、別の言語が必要なことも多いでしょう。
PHPだけでは、活動の幅が制限されてしまうので、他のスキルを積極的に勉強すると、収入アップにもつながります。
5. オンライン講座やスクールを利用する
PHPエンジニアには独学でもなれますが、オンライン講座やスクールを利用すると効率的です。
というのも、プログラミングの学習は独学だと挫折する可能性が高く、せっかく時間をかけても無駄になってしまう可能性があります。
オンライン講座やスクールを利用すれば、学ぶべきことが明確で自分にあったペースで理解できるので、挫折せずにマスターできる確率が高いです。
また、余計なポイントでつまづくこともないので、効率的にPHPエンジニアになれます。
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