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【現役講師が解説】PHPエンジニアの年収は低い?収入を上げるステップや仕事内容も紹介

「PHPエンジニアを目指したいけど、ぶっちゃけ年収って高いの?」
「年収を上げるにはどうしたらいいの?」
「そもそもPHPエンジニアって仕事はあるの?」

勉強するプログラミング言語を選ぶとき、やっぱり気になるのは年収ですよね。せっかく学習するなら、より高収入を目指せる言語を身に着けたいものです。PHPエンジニアは年収があまり高くないという話を聞いて、不安に思っている方もいるかもしれません。

結論から言えば、PHPエンジニアの年収は決して低くはありません。高単価な仕事から初心者向けの安めの案件まで幅広いので、平均値を見ると低めに見えるだけ。むしろ、初心者も仕事を探しやすく、実力がつけば高収入の仕事まであるので、かなりおすすめです。

そこでこの記事では、PHP Hacksの講師である私が、PHPエンジニアの年収の実際や収入を上げるコツを余すことなく解説します。

  • PHPエンジニアの年収
  • PHPエンジニアの仕事内容
  • 年収を上げるコツ

を、現役ならではの視点で紹介。

PHPエンジニアの収入が気になる方は必見です!

石川祐也

PHP Hacks講師。
受託の仕事とともにエンジニア教育も行う年商1000万円のエンジニアプランナー。
年間150名の教育を担い、転職後に現場で通用するスキルを教える。

Twitter:https://twitter.com/yu_nocode
ブログ:https://yu-nocode.com/

PHPエンジニアの年収は高い?

PHPエンジニアの年代別の年収は、以下のとおりです。

年収 言語別ランキング(21言語中)
20代 361万円 20位
30代 467万円 21位
40代 586万円 15位
50代 403万円 17位

(出典:TECH Street「2020年プログラミング言語別年収ランキング」)

プログラミング言語別の平均ランキングで見ると、低めです。ただし、PHPでは稼げないというわけではありません。

実は、PHPエンジニアは年収のレンジがかなり広いのが特徴です。例えばPHPを始めたてのエンジニアの場合、月収30万円ほど。しかし、フレームワークまで極めると、月の単価は70〜80万円くらいまで伸びていきます。

PHPは初心者向けの仕事も多いので、月収の安いエンジニアも存在します。その結果、初心者の収入に引っ張られて平均が下がっている印象です。

少し古いデータにはなりますが、「スタンバイ」の調査結果によれば、言語別の年収は以下のとおり。

(引用:スタンバイ プログラミング言語平均年収ランキング2017

これをみると、平均値こそひくいものの、高単価な案件もあることがわかります。初心者から入れる案件もあるので平均は押し下げられていますが、最高年収で見るとむしろトップクラスであることが読み取れますね。

石川さん

稼いでいるエンジニア同士で比較すれば、ほかのサーバーサイドの言語と変わりません。むしろ、Rubyよりアッパー層の年収は高いというデータもありますよ!

実力がつけば稼げるので、安心してくださいね!

▼年収を上げるにはフリーランスになるべし?実態を石川さんに取材▼
内部リンク:準備中

PHPエンジニアで年収を上げるステップ

PHPエンジニアの年収は幅広いという話をしましたが、具体的にどうやってキャリアアップしていくのか疑問に思った方もいるでしょう。そこで、PHPエンジニアが年収を上げるためのステップを紹介します。

  1. ネイティブPHPの開発を経験する
  2. Laravelのフレームワークを使えるようになる
  3. Vue.jsを使えるようになる

石川さん

このステップを踏めば、年収1,000万円も見えてきます!

Step1 ネイティブPHPの開発を経験する

初心者のうちに、フレームワークを使わず、PHPだけでアプリ開発を経験するのがおすすめ。PHPだけで一通りのプログラムが書けるようになれば基礎が身につきます。

最初にPHPだけで開発する経験を積まないと、応用が効かないエンジニアになってしまいます。いきなりLaravelやCakePHPでの開発に進む方がいますが、スキルがつかず市場価値が伸び悩むのでおすすめしません。

まずはPHPでプログラムを書ける力をつけることが大切です。このレベルではだいたい月収20〜30万円くらいになります。

Step2 Laravelのフレームワークを使えるようになる

ネイティブでプログラムを書く力がついたら、フレームワークを使った開発にも挑戦していきましょう。

PHPのフレームワークは何種類かありますが、モダンな現場でも使われているLaravelがおすすめ。世界的にみても利用者が増えているので、今勉強する価値はありますよ!

フレームワークを使ってしっかり開発できるようになると、月単価40〜50万円が狙えます。

Step3 Vue.jsを使えるようになる

Vue.jsまで使えるとさらに収入が上がります。

Laravelの開発では、よくVue.jsも用いられます。ここまで身につけると月単価70〜80万円前後になるので、年収1,000万円コースですね。

石川さん

会社員の場合は社内のプロジェクトを変えていけばステップを踏んでいけます。また、フリーランスの場合は常駐先を変えていきつつ、スキルを詰んでいけるように意識しましょう。

PHPエンジニアって求人は多い?

年収が高くても、求人が少なくては困りますよね。特に、地方に住んでいる方は求人状況が気になるでしょう。

結論から言うと、PHPエンジニアの求人は多いので、全く心配いりません。むしろ、PHPは都心・地方問わず需要の高い言語です。

石川さん

私は仙台に住んでいますが、地元で仕事を探すとなると、やはり求人は限られます。しかし、安定して仕事があったのがJavaとPHPでした。

求人が多い理由は2つあります。

  • そもそもの言語のニーズが高い
  • 古くから使われている

PHPはホームページを作る言語としてうまれてきたので、そもそもニーズが高いです。もちろん都心にも仕事は多いですし、そこで溢れた案件が支社や地方に流れてくるので、求人は安定していますね。

また、比較的長く使われている言語なので、過去のプログラムを最新のバージョンに合わせて書き換える案件も豊富です。

PHPエンジニアの主な仕事内容

ここまで読んでPHPエンジニアに興味を持っていただけた方に向け、仕事内容を紹介します。

PHPエンジニアの仕事内容は、大きく分けると4つ。

  1. ネイティブPHPでの開発
  2. フレームワークを使った開発
  3. WordPressの連携
  4. 古い技術からのリプレイス

それぞれ解説しますね!

1.ネイティブPHPでの開発

PHPだけで開発する案件は意外と多いです。比較的歴史が長いので、会社独自にPHPのプロダクトを使っている場合はニーズがあります。

PHPだけでも簡単な掲示板などのアプリケーションを作ることは可能です。
実際に、私もPHPだけを使った開発案件に携わったこともあります。

2.フレームワークを使った開発

フレームワークであるLaravelやCakePHPを使った開発ももちろんあります。

フレームワークは、よく使う機能をまとめて提供する枠組みのこと。ルールに従って使用すれば、1からコードを書く必要がないので時間短縮でき、エラーも減らせるのがメリットです。

LaravelやCakePHPでの開発は、やや大きめのアプリケーションの場合に多いです。

3. WordPressの連携

WordPressに関する開発があるのは、PHPならではです。私も実際に携わった案件ですが、食品販売のサイトに一部WordPressを組み込んで連携させました。このようなWordPress連携の案件も多いです。

Webサイトの中で一部分だけ更新できるようにして、そこにWordPressを組み込むことができます。これはPHPではないとできないところがあるので、特徴的な仕事ですね。

石川さん

ちなみに、日本全体のサイトの約80%でWordPressが使用されています。
ここからも、PHPエンジニアのニーズが高いことがわかりますね!

4. 古い技術からのリプレイス

古い技術からのリプレイス案件が多いのもPHPの特徴です。長く使われている言語なので、昔に作られたシステムの書き換えの仕事が発生します。内容自体は変えず、新しいPHPのバージョンに対応させる仕事です。

PHPは5系というバージョンが主流だったのですが、7系が浸透してきました。しかし、同じPHPにもかかわらず、5系で動いていたものが7系では動かないことも多いです。そのため、書き換えが必要なんですよね。

また、今までCakePHPだったフレームワークをLaravelに置き換える案件も。フレームワークのサポートが切れるタイミングで便利なものに乗り換えたい、今後伸びていくものを使いたいというニーズも多いです。

スキルがあればPHPエンジニアの年収は上がる!

PHPエンジニアは需要も安定していて、間口が広いのが特徴。

単価は安いものの、初心者でも入りやすい案件から、稼げるレベルの高いものまで仕事が豊富なので、おすすめの言語です。スキルがあれば年収がどんどん上げられるので、やりがいも感じやすいのではないでしょうか?

現場で使える知識をもったPHPエンジニアになりたいなと思った方は、私が講師を務めるオンライン講座、PHP Hacksをおすすめします。

私自身、個人で学習をすすめていたものの、現場とのギャップを痛感して絶望した過去があります。
本当は向いていないのではないかと悩み、自己学習から現場にはいる難しさを理解しているからこそ、「使える技術」を教えることにこだわりました。

私は、エンジニアとして仕事を始めてから挫折して自信をなくすより、学習中に苦労するほうが後々メリットが多いと思っています。そのため、基礎に加えて現場レベルの内容も含んでいるのがカリキュラムの特徴です。
ただ、学習中に心が折れてしまっては本末転倒なので、無制限の質問対応を設けています。また、状況に応じてZoomの対応もおこない、最後までしっかりサポートするのが強みです。

実際に私が未経験から教えた生徒で、就職に成功した後独立した人もいらっしゃるので、これからしっかり勉強したい方は、ぜひ一緒に学びましょう!

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