こんにちは,学生エンジニアの迫佑樹(@yuki_99_s)です.
本日,立命館大学主催のソフトウェアコンテスト・あいちゃれに出場してきました.
あいちゃれの詳細はこちらを御覧ください!
あいちゃれっていう大会に参加した話
70以上の応募の中から,中高校生7人,大学生6人がステージ発表を行いました.
私は,大学生版のラストのプレゼンをステージでやらせていただきました.
ステージでの発表だけじゃなく,ポスター発表も行いました!
当日,ハッシュタグ #あいちゃれ でつぶやくと会場内の画面に表示されたり,生配信があったりと,盛り上がりを見せていました
出したもの
今回出したのは,以前作った物資支援サービスのSafitemです.
作品に関しましては,以下の動画,もしくは以前に書いたブログのエントリーをお読みください.
結果
結果はですね,なんと3つも賞をいただくことが出来ました.
- テーマ賞
今回のテーマが,「安全・安心,社会の役に立つツール」ということで,今回作成した,「震災発生時に被災者の方へ物資支援を通して安全・安心をお届けする」というコンセプトが評価されました.
- ワークスアプリケーションズ賞
協賛企業の,株式会社ワークスアプリケーションズ様からの賞です.
- メンバーズ賞
協賛企業の,株式会社メンバーズ様からの賞です.
おかげさまで3つも賞をもらえました!ありがとうございました!
応援してくださった皆様に心から感謝いたします.
景品として,賞金と,アマゾンギフトカードと,食べログギフトカードと,Amazonタブレットと,色々もらいました.
思ったことメモ
とにかく,みんなプレゼンの質・作品の質がとてもすごかったです.
面白いプレゼンをたくさん聞けて,大満足です.
高校生がニューラルネットワークをフルスクラッチで実装するんですよ?
それと,1つ,私は別の視点からも見ていました.
プログラミング教育の可能性です.
何度かこのブログにも書いていますが,私は,中高生向けにプログラミング教育を行うLife is Tech!のメンターです.
そして,Life is Techのメンバーも2人このあいちゃれに出場していました.
メンターである私と,Life is Tech!のメンバー2人,合わせて3人があいちゃれに出場し,合計で10個以上の賞を受賞しました.
メンバーのうちの1人は,初のあいちゃれ中学生出場者にして,初の中学生最優秀賞受賞者.
プレゼンのやり方も技術力も,アイデア力も高校生・大学生に全く劣らない,むしろ上を行く素晴らしい発表でした.
自閉症の人が,アプリを使って会話をできるようにするというコンセプトで開発された彼のアプリ・発想は本当に尊敬できるものです.
彼は今までにもアプリリリース経験があります.席替えお助けアプリです.
席替えにどうしても時間がかかってしまうという状況を打破するために彼が作ったアプリ.
技術的には簡単なものかもしれませんが,間違いなく彼はこれを作り,誰かを幸せにしています.
「席替えに時間がかかる」という社会の小さな問題点を見つけ,解決しています.
このように,自分の身の回りの何かを変えていける,それがITだと私は思います.
彼は,その「身の回り」の範囲を,前のアプリでは「クラスメイト」だったのが,今回は「自閉症の方」という範囲に広げていきました.
この積み重ねが,やがて世界を変えるアプリやサービスにつながっていくのではないでしょうか.
そしてもう一人は,Life is Tech!大阪スクールに通い,プログラミングを学ぶ.女の子です.なんと,プログラミングを初めて1年半でVRアプリを開発しています.
わずか1年半で,本格的なVRアプリを開発し,VR酔いの問題について考察し,解決法を提案している.
さらにゲーム性もおもしろい.彼女も,3つの賞を受賞していました.
こんなことって,今までだったら考えられなかったことです.
僕も去年行ってましたが,TechAcademyやTECH::CAMP,中高生向けならばLife is Tech!などのプログラミング学習サービス・プログラミング教育の発展により,誰でもその気になれば短期間で一気に技術を習得することも可能なわけです.
現に,彼らは今日の発表を通して,年齢・学年なんてプログラミングには関係ないということを示してくれました.
ITが,どんどん身近になって,プログラミング教育によって,問題解決能力を持った中高生がどんどん生まれる.
私は,プログラミング教育にとても興味があるので,今後もLife is Tech!メンターとして活動しますし,その中で,やっぱりこういう大会に出ることを1つも目標にしてほしいなって思います.
アプリ甲子園やあいちゃれ,自分の担当メンバーから出したいですね.
もちろん,自分もプログラミング学習者としての意識を忘れずに,日々精進いたします.
素晴らしい発表によってモチベーションを高められたこともありますが,プログラミング教育の可能性についても再実感することができた,そんな一日でした.