「アーリーリタイアすると暇って聞くけど、本当かな」
「早期退職したけれど時間を持て余している」
「お金のかからない趣味を見つけたい」
このような悩みを抱えていませんか?
近年注目を集めているアーリーリタイアですが、誰もが幸せになれる訳ではありません。やることがない場合、退屈な日々を繰り返す結果になってしまいます。
せっかく苦労して早期退職を実現したのに、時間を無駄にするはもったいないですよね。
そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。
- リタイア後に暇だと悩む原因
- 日々を充実させる方法
- おすすめの趣味
- 学び直しに最適な分野
最後まで読めば、リタイア後の生活を豊かにするヒントになるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。
アーリーリタイア後に「やることがない」と悩む3つの原因
仕事から解放されたのに、なぜ「やることがない」と悩むのか気になりますよね。原因は、主に3つです。
- 自由な時間が膨大にあるから
- 社会との接点がなくなるから
- リタイア達成で人生の目標を見失うから
順番に詳しく解説していきます。
1.自由な時間が膨大にあるから
アーリーリタイアを実現すると、これまで仕事に費やしていたすべての時間が自由になります。
正規雇用の場合、8時間×週5日の勤務体系が一般的です。残業や通勤の時間も含めると、1日の大半を仕事のために拘束されているでしょう。
会社員をしていると、もっと自由な時間がほしいと考えることも多いはずです。ところが、いざ莫大な自由時間を手に入れると、半年から1年ほどで飽きてしまう人が少なくありません。
気ままに暮らせるのが早期退職の魅力ですが、制限がないことで悩みが生まれる危険性もあります。
2.社会との接点がなくなるから
仕事のストレスや煩わしい人間関係から解放される反面、アーリーリタイアをすると社会との接点がなくなります。自分が頑張らなくても社会が問題なく回っているのを見ると、行動するモチベーションが沸かないものです。
仕事をしていれば人の役に立っていると実感することや、評価をされる機会もあるでしょう。承認欲求が満たされることで、自分の存在意義を確認できます。
しかし、リタイアをすると「社会や誰からも必要とされていない」と苦悩し、行動する意欲が下がるケースは意外と多いです。
3.リタイア達成で人生の目標を見失うから
「アーリーリタイアの達成」を目標にしてきた人は、実現すると途方に暮れてしまいがちです。人生の目標がなくなり、なにをすればいいのか見失ってしまうためです。
早期退職を望む会社員のほとんどは、1日でも早い退職を目指して努力してきたでしょう。目標があったからこそ、日々の業務や生活費の節約にも取り組めたはずです。
リタイア後にしたいことが明確になっていない場合、早期退職した時点で燃え尽き症候群のようになってしまいます。
アーリーリタイア後に「やることがない」を回避する3つの方法
リタイア後の時間を無駄にしないためには、3つの方法があります。
- 趣味を見つける
- 学び直しをする
- 社会活動に参加する
1つずつ詳しく見ていきましょう。
1.趣味を見つける
時間を持て余している人にまず推奨するのは、趣味を見つけることです。夢中になれるものがあれば日々が充実し、自分が成長している実感も得られます。
趣味には豊富な種類がありますが、アーリーリタイア後は経済的な負担が少ないものを選んでください。始めるハードルが低く、生活費も圧迫せずに済みます。
また、ひとりでも楽しめるものを選ぶことも重要です。友人はまだ働いている人が多いはずなので、自分は暇でもなかなか予定が合わない可能性が考えられます。
もし誰かと一緒に楽しみたい場合は、SNSなどを活用して仲間を探すといいでしょう。
2.学び直しをする
学び直しとは、義務教育を終えた社会人が自主的にもう一度学習することを指します。人生100年時代と言われるなか、学び続けて自分の知識やスキルをアップデートすれば、人生が豊かになります。
大手転職サイトのマイナビ転職が実施した「社会人の学び直しに関する実態・意識調査」によると、社会人の82.1%が学び直しに興味を持っています。しかし、実際に学び直しをしているのは、わずか16.9%です。理由として最も多いのが、時間が取れないためです。
膨大な自由時間があるアーリーリタイア達成者であれば、好きなときに学習ができます。持て余した時間の活用方法として、学び直しはうってつけだと言えます。
3.社会活動に参加する
社会活動への参加も、時間を有意義に使う方法の1つです。人々や社会に貢献することで、やりがいや自分の存在意義を実感できます。
また、活動を通じて新しい友人と出会えるのもメリットです。リタイア後は、交友関係を広げる機会が少なくなります。しかし、社会活動に参加すれば、利害関係ではなく価値観の近い人と親しくなれるでしょう。
さらに、日々なにをして過ごしているのか説明しやすくなるので、近隣住民などから詮索されづらくなるのも利点です。
アーリーリタイア後におすすめ!お金がかからない趣味7選
こちらでは、お金がかからない趣味を厳選して7つ紹介します。
- SNSなどで情報発信
- 図書館の本で読書
- 映画などの動画鑑賞
- 料理やお菓子作り
- スマホで写真撮影
- ウォーキングやサイクリング
- 家庭菜園・ガーデニング
それぞれの特徴を把握して、自分にぴったりのものを選ぶ参考にしてみてください。
1.SNSなどで情報発信
SNSやブログでの情報発信は、基本的に無料で始められます。また、自分に共感する人とつながれるのも特徴です。
発信する内容は問いませんが、せっかくであればアーリーリタイアについてが大勢の人に喜ばれるでしょう。以下のように、あなただからこそ発信できる情報を伝えれば、友人やファンが見つかるはずです。
- リタイアするまでの経緯や心境
- 資産や支出の状況
- 実現してから感じたメリット・デメリット
SNSを活用すれば、今までに経験したことがないような出会いも期待できます。
2.図書館の本で読書
図書館では無数にある本をすべて無料で読めるので、お金をかけない趣味としてぴったりです。
全国に図書館は7,300以上あるので、誰でも通える範囲で見つかるはずです。最近では雑誌や漫画の取り扱いも増えているので、読書が苦手な人でも楽しめるでしょう。
また、当然ですが図書館は読書に最適な環境が整っています。空調も行き届いているので、季節を問わず長時間過ごすことが可能です。
なにを趣味にすればいいか迷っている人は、まず図書館の本での読書を選んでみてはいかがでしょうか。
3.映画などの動画鑑賞
近年では、動画が見放題の配信サービスが普及しています。スマホやタブレットがあれば、場所を問わずどこでも視聴可能です。
月額1,000円前後が一般的なので、映画館よりも金銭的な負担が大きくありません。最初は無料期間があるサービスが大半なので、気軽に試せるのも嬉しいポイントです。
会社員の場合、仕事から帰宅して2時間の映画やを観るのは億劫な人も多いでしょう。しかし、リタイアをしてせっかく時間があるのであれば、名作や流行している作品を楽しんでみてください。
4.料理やお菓子作り
料理やお菓子作りは実用的ですし、家族にも喜ばれます。また、外食が減って節約につながるのもメリットです。
レシピのサイトやアプリは種類が豊富ですし、YouTubeにも動画はたくさん投稿されています。最初は「包丁いらず」「5分で完成」など、手軽に始められるレシピから取り掛かるといいでしょう。
料理やお菓子作りは、スクールに通うと高額な費用がかかります。しかし、レシピサイトやアプリを活用すれば、材料費だけで楽しめるコスパのいい趣味です。
5.スマホで写真撮影
一眼レフカメラなどを使った本格的な写真撮影は、高額な費用がかかります。しかし、すでに持っているスマホを使えば、お金をかけずに楽しめます。アプリを駆使して加工すれば、より本格的な作品に仕上げられるはずです。
身の回りにある好きなものを撮ればいいので、スマホでの写真撮影は始めるハードルが低い趣味だと言えます。納得できる作品が撮れるようになったら、SNSに投稿してみると楽しみが広がるでしょう。
季節によって写真の雰囲気が変わるので、飽きずに続けられるのも魅力です。
6.ウォーキングやサイクリング
ウォーキングやサイクリングは財布に優しいだけでなく、運動不足の解消もできる一石二鳥の趣味です。始める前は少し面倒ですが、いざやってみると体調がよくなり、生活リズムの改善にも効果を実感するはずです。
自転車を所有していない場合、サイクリングには初期費用がかかります。しかし、フリマアプリを活用すれば安価で購入も可能で、交通費の節約につながります。
家にこもりがちで運動不足になりやすいリタイア後の生活には、ウォーキングやサイクリングはぴったりの趣味です。
7.家庭菜園・ガーデニング
家庭菜園やガーデニングも安価で材料を揃えやすい、経済的な負担がかからない趣味です。野菜やハーブなど食卓に彩を添えるものを育てると楽しいですし、食費の節約にもなります。
いきなり本格的に土を掘り返したり、プランターに植えたりする必要はありません。土を使わずに水と液体肥料だけでOKの水耕栽培など、簡単なものから始めてみるといいでしょう。
育っていく過程も見られるので、長期間楽しめる趣味を探している人に家庭菜園やガーデニングはうってつけです。
アーリーリタイア後の学び直しに最適な分野4選
リタイア後の学び直しには、おすすめの分野が4つあります。
- プログラミング
- 動画制作・編集
- 外国語
- 資産運用
それぞれ内容を確認していきましょう。
1.プログラミング
プログラミングとは、コンピュータがおこなう処理を順番に書き出して指示を作ることです。指示を組み合わせることで、Web Siteやアプリを作成できます。
アーリーリタイア後にプログラミング学習をすれば、リスクヘッジになります。プログラミングスキルの特徴は、稼ぎやすい点です。もしリタイア後に資金不足に陥っても、一定の収入が見込めるので安心です。
初心者向けの学習サイトや参考書も豊富にあるので、学びやすい環境が整っています。独学が不安な場合は、質問できるスクールや動画教材を選ぶといいでしょう。
2.動画制作・編集
成果物を残せるものを学びたいなら、動画制作・編集がおすすめです。自分の手掛けた動画が、きちんと作品として残ります。
YouTubeなどで配信した場合、視聴者の反応がすぐにわかるのも利点です。頑張って編集した動画が高評価だった場合、モチベーションアップにもつながるでしょう。
リタイア後の旅行や、移住生活の動画を制作して配信してみると、日々の生活がより楽しくなるはずです。
3.外国語
外国語を学習すれば、旅行時に現地の人とコミュニケーションが取りやすくなります。また、海外移住も選択肢として増えます。
外国語の習得には、時間がかかるものです。「外国語をしっかり勉強してみたい」と思っても、時間を確保できずに諦めた人も多いのではないでしょうか。
しっかりと外国語を学ぶには、膨大な時間があるリタイア後が絶好のチャンスです。スクールに通わなくても、アプリや動画教材でも気軽に学べるので、ぜひ検討してみてください。
4.資産運用
リタイア後の生活を安定させたい人は、資産運用について学ぶのがうってつけです。継続的に運用益が出せるようになれば、経済的にも精神的にもかなり楽になります。
アーリーリタイアを実現できた人のほとんどは、少なからず資産運用を経験しているでしょう。経験にプラスしてより深い知識を身につけることで、リスクを抑えて資産を増やせる可能性が高まります。
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