「資産運用をやってみたい」
「おすすめの資産運用は?」
「証券会社はどこがおすすめ?」
そんな悩みにお答えしていきます。
「将来の夢を叶えるため」「老後に備えたい」など資産運用を始めたいと考える方は多いのではないでしょうか。資産運用は、持っている資金を増やすことが可能です。
しかし、どんな資産運用を選べば良いのか迷ってしまい、なかなか手をつけられない方も多いはず。おすすめの資産運用があれば知りたいですよね。
そこで、こちらの記事では以下の内容について解説していきます。
- 少額投資におすすめの資産運用
- 資金が100万円以上ある方におすすめの資産運用
- おすすめの証券会社
- 資産運用を選ぶときのポイント
資産運用を始めてみたいと考える方は、ぜひ参考にしてみてください。
少額投資におすすめの資産運用3選
少額投資は、リスクを抑えて手堅く資産を増やしたい方におすすめの方法です。こちらでは、少額でできる3つの資産運用を紹介します。
- つみたてNISA
- iDeCo(イデコ)
- ミニ株
詳しい内容を見ていきましょう。
1.つみたてNISA
つみたてNISAは、投資初心者向けの制度です。1,000円からの少額でも投資できるのがポイントです。年間40万円までの枠で投資できるので、資金があまり多くない方にも始めやすいでしょう。
また、つみたてNISAは運用益に税金がかからないメリットもあります。非課税になる期間は最長20年。毎年40万円を投資したとすると、最大800万円の資金を運用益非課税で投資可能です。
毎月口座からの引き落としで資産運用できるので、難しい操作が必要ないのもポイントです。
2.iDeCo(イデコ)
iDeCoは「個人型確定拠出年金」のことで、個人で運用ができる年金制度をいいます。つみたてNISAと同様に長期積立型なのが特徴です。
また、iDeCoは投資した金額すべてが所得控除の対象になるので、節税効果があるのがメリットです。加入できるのは20歳~60歳未満まで。「公的年金だけでは不安」「老後に備えて年金額を増やしたい」という方におすすめです。
3.ミニ株
ミニ株(単元未満株)積立は株式投資の1つです。通常の株式投資は、100株単位(単元株)で購入する必要があります。1株1,000円の株を購入する場合、10万円の資金が必要になります。
しかし、ミニ株は1株から購入できるので、大きな金額を用意できなくても投資が可能です。持ち株数に応じて配当金をもらったり、株主優待を請けたりできるケースもあります。
資金が100万円以上ある方におすすめの資産運用5選
「100万円以上の資金を上手く運用して資産を増やしたい」と考えている方もいるでしょう。そんな方におすすめの資産運用を5つ紹介します。
- ロボアドバイザー
- 株式投資
- FX
- ETF(上場投資信託)
- REIT(不動産投資信託)
1つずつ見ていきましょう。
1.ロボアドバイザー
ロボアドバイザーは、AIが自動で資産運用をおこなってくれるサービスです。年齢や資産運用の目的などを入力すると、最適な運用プランを提示してくれます。
自分で運用しなくても良いので、忙しい方や投資初心者におすすめです。ただし、手数料はやや高め(年率1%程度)に設定されています。
運用を代わりにおこなってもらえると考えれば、それほど高い手数料ではありません。しかし、投資額が大きい場合は1%の手数料もかなりの金額になるので注意が必要です。
2.株式投資
株式投資は、株式会社が証券を発行し投資家が購入して株主となるものです。投資家は資金を出すことにより、企業の株主になります。
一単元(100株)単位で取引をおこなうケースがほとんどで、株価により必要な資金はさまざま。株主は配当金をもらったり、株主優待を受けたりして利益を得ます。
また、株が値上がりしたときに売却して売買差益(キャピタルゲイン)で利益を得ることも可能です。
3.FX
FXは「Foreign Exchange(外国為替証拠金取引)」のことをいいます。通貨ペアを選択して、2国間の通貨を交換し差益を得ます。例えば、日本円⇔米ドルや、日本円⇔ユーロなど。
FXには、レバレッジがあるのも大きなポイントです。自分が用意した資金の25倍まで取引可能です。100万円の資金なら、2,500万円の取引ができてしまいます。ただし、損失が出たときに一気に資産を失うことになるため、レバレッジのかけすぎには注意が必要です。
4.ETF(上場投資信託)
ETFは、証券取引所に上場している投資信託をいいます。証券会社を通じて取引をおこないます。
株式投資と同様に、リアルタイムで売買可能です。特定の企業に投資する株式投資とは違い、日経平均株価などと連動し複数の銘柄で構成されているので分散投資が可能です。
5.REIT(不動産投資信託)
REITは、不動産投資法人がお金を集めて、家賃収入や売買利益などを投資家に分配するものです。不動産の資産価値は変動しにくく予測もしやすいので、比較的安定したリターンを得やすいのが特徴です。
一般的な不動産投資は建物を購入するため、物件によってはかなり大きな資金が必要です。しかし、REITは投資資金10万円ほどでも購入できるので、数百万~数千万の大きな資金がなくても不動産投資できます。
資産運用におすすめの証券会社7選
資産運用できる金融機関には、証券会社や銀行などが挙げられます。証券会社はさまざまな商品を取り扱っています。どの資産運用を選ぶべきかツールで判定してくれたり、有益な情報を発信したりしているので投資が初めての方も安心です。
こちらでは、おすすめの証券会社を7つ紹介します。
- SBI証券
- LINE証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
- GMOクリック証券
- auカブコム証券
証券会社を選ぶ際の参考にしてみてください。
1.SBI証券
取扱商品:国内株式・海外株式・投資信託・債券・FX・NISA・積立NISA・iDeCo
SBI証券は、国内株式個人取引シェアNo.1を誇る証券会社です(公式サイト情報)。取り扱い商品が豊富で、ほぼすべてを網羅しています。
1日約定代金の合計が100万円まで無料で、手数料の安さも人気のポイントです。アプリの機能も充実しているので、初心者でも資産運用に取り組みやすいでしょう。
2.LINE証券
取扱商品:国内株式・投資信託・つみたてNISA・iDeCo・FX・CFD
LINE証券は、LINEアプリで手軽に投資できるのがポイントです。株式投資では「いちかぶ」という単元未満株の取扱があります。1株数百円から投資できるので、投資資金が少ない方にもおすすめです。
LINEポイントを1P=1円で利用できるので、貯めている方は有効活用するのも良いでしょう。
3.楽天証券
取扱商品:国内株式・海外株式・投資信託・NISA・つみたてNISA・iDeCo・債券・FX・CFD
楽天証券は、総合口座700万、投資未経験の割合が75%の証券会社です(公式サイト情報)。初めての投資に利用する方が多いということは、初心者にやさしい証券会社といえます。
楽天会員は、資産運用をするだけで楽天ポイントを貯められます。ポイ活をしている方にもおすすめです。
4.マネックス証券
取扱商品:国内株式・海外株式・投資信託・NISA・つみたてNISA・iDeCo・債券・FX・CFD
マネックス証券は、特に米国株の取扱数が約4,500銘柄と多いのが特徴の証券会社です。口座を開設すると、日本の上場企業に関する情報や株価データをチェックできる「会社四季報」が無料で閲覧できます。
オンラインセミナーや人気アナリストのレポートなど、投資に必要な情報を十分に得られるので、まったくの初心者でも勉強しながら資産運用が可能です。
5.松井証券
取扱商品:国内株式・海外株式・投資信託・NISA/つみたてNISA・iDeCo・FX
松井証券は、100年以上の歴史がある証券会社です。現物株式取引の手数料は、1日の約定代金合計金額は50万円まで無料です。しかし、25歳以下は金額に関係なく(たとえ1億円を超えても)手数料が0円で利用できます。
24時間受付の専用フォームや、画面共有しながらのリモートサポートなど、サポート体制が整っています。初めての投資が不安で、わからないことを相談しながら資産運用をしていきたい方におすすめです。
6.GMOクリック証券
取扱商品:国内株式・投資信託・債券・NISA・FX
GMOクリック証券は、業界最安値水準の取引コストが特徴の証券会社です。スマートフォンとパソコンのツールが充実していて、さまざまなシーンで活用できます。また、無料デモ取引ができるので、いきなり投資するのが不安な方は練習してから実践に取り組むのがおすすめです。
24時間のサポートが無料で利用可能です。不明な点があれば、メールや電話出いつでも問い合わせできます。
7.auカブコム証券
取扱商品:国内株式・海外株式・投資信託・NISA/つみたてNISA・iDeCo・債権・FX・CFD
auカブコム証券は、三菱UFJフィナンシャルグループ証券会社です。Pontaポイントを貯められて、貯まったポイントで株の購入も可能です。「プチ株(単元未満株)」の取り扱いがあり、少額で株式投資を始めたい方にもおすすめです。
取引ツールやアプリが充実していて、資産運用の心強い味方になってくれます。
資産運用を選ぶときの3つのポイント
資産運用にはさまざまな種類があります。失敗して資産を失うことがないように、選ぶときのポイントを3つ紹介します。
- リスクとリターンのバランスを考える
- 目標とする運用期間に合う方法を選ぶ
- 資金力に応じた方法を選ぶ
詳しい内容を見ていきましょう。
1.リスクとリターンのバランスを考える
資産運用は、リターンを得ることを目指して投資をおこないます。しかし、どの方法を選んでもリスクはあります。リターンを考えることも大切ですが、同時にどれくらいの損失リスクがあるのかも考えることが重要です。
たとえばFXは、レバレッジにより資金の25倍まで投資できます。うまく行けば利益は25倍です。しかし、失敗したらレバレッジをかけた分だけ損失が大きくなります。一気に資産を失うリスクがあるので、避けたほうが無難です。
リスクとリターンのバランスを考えて資産運用をおこないましょう。
2.目標とする運用期間に合う方法を選ぶ
資産運用は「いつまでにいくらぐらいの利益を得たいのか」目標をはっきりさせることが大切です。
例えば「現在30歳。年金額を自己資金で1,000万円確保したい」なら、1年間で34万円の利益が出せれば目標を達成できます。つみたてNISAやiDeCoなどの長期運用で手堅く資産を増やしたほうが確実です。
一方「短期間で資産を増やしたい」なら、長期運用よりもFXや株式投資のほうが適しているといえます。増やしたい期間と金額を明確にすることで、最適な資産運用を選択できます。
3.資金力に応じた方法を選ぶ
資産運用は、必要な資金がそれぞれ異なります。資産運用にどれくらいの資金が捻出できるのかしっかり計算してから投資方法を選びましょう。
投資する際は、生活費などの必要資金を除いた余剰金でおこなうべきです。万が一損失が出ても、生活が苦しくなるような資産運用はNGです。
リスクを抑えるために、まずは少額から始められる資産運用で様子を見るのも良いでしょう。