「インフラエンジニアって需要があるの?」
「今から目指しても仕事は無くならない?」
「これからの需要と将来性を知りたい!」
などの疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
インフラエンジニアはサービスやシステム開発の土台を作る職種です。ネット社会の現代において必要な不可欠の存在ともいえます。
そのため、需要は高くたくさんの企業から求められるでしょう。
しかし、それはスキルがあるインフラエンジニアに限ります。スキルが足りない場合やAIに取られる仕事をこなしているだけだと、将来は不安です。
そこでこの記事では、
- 需要が高い理由
- 需要が懸念される意見
- 将来性
- 必要なスキル
などを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。
監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。
インフラエンジニアの需要が高い3つの理由
まず初めに、スキルがあるインフラエンジニアの需要が高い理由を3つ紹介します。
- どの企業からも求められる
- 慢性的に人手不足
- 景気に左右されない
1. どの企業からも求められる
インフラエンジニアはどの企業においても必要な存在なので、非常に需要が高いと言えます。
インフラエンジニアはサービスやシステム開発の土台を作ったり、ネットワークシステムのインフラ整備をしたり、ITの基盤を作る仕事です。現代の社会では、ほとんどの企業がネットワークを利用していて、システム開発などを行っています。
そのため、既存のシステムを活用する場合や新たにサービスを生み出すときでも、必ずインフラエンジニアの力が必要です。
多くの企業から求められるためインフラエンジニアの需要は高く、スキルがあればあるほど仕事には困りません。
2. 慢性的に人手不足
インフラエンジニアは慢性的に人手不足なので、常に需要がある職種です。
インフラエンジニアは多くの企業から求められる人材なので、エンジニアの数が間に合っていません。
IT業界は慢性的な人手不足に悩まされていて、今後もその傾向は続くため需要が高いです。
また、インフラエンジニアは24時間の対応を求められることがあるので、尚更人が足りていません。
そのため、スキルがあるインフラエンジニアはすぐに企業から求められます。
3. 景気に左右されない
インフラエンジニアは、景気に左右されないのも需要が高い理由の1つです。
世の中には景気が悪くなると仕事がなくなる職種が存在します。企業にとって需要が低いとその傾向は強くなるのは当然です。
しかし、インフラエンジニアはどれだけ景気が悪くなろうとも、ネットワークの管理に必要な存在なので、すぐに仕事がなくなることはありません。
企業や社会にとってそれだけ需要が高く、必要とされていることがわかります。
インフラエンジニアの需要が懸念される2つの意見
インフラエンジニアの需要が高い理由をお伝えしました。とはいえ、常に需要が高いと保証されているわけでもありません。
こちらでは、需要が懸念される2つの意見を紹介します。
- AIに仕事を取られる可能性
- クラウド化の浸透
1. AIに仕事を取られる可能性
ネットワークのインフラ整備はAIに仕事を取られる可能性が示唆されていて、需要が懸念される声もあります。
AIの進歩はめざましく、IT業界のポジションは全てAIに奪われるなどの意見もあるのです。
しかし、基本的にはそこまで不安に思う必要はありません。
そもそもAIの土台を作るのもインフラエンジニアの仕事なので、どれだけ技術が進歩しようと需要がなくなる可能性は少ないです。
ネットワークを人間が作り上げている間は、インフラエンジニアの役割は非常に重要になります。
2. クラウド化の浸透
もう1つは、クラウド化の浸透が進んでいることから需要が懸念される意見です。
近年では、クラウドサービスが充実していて多くの企業がクラウド化を進めています。そのため、現在のインフラエンジニアの仕事がなくなってしまうのではないかという不安が懸念されているのです。
しかし、この意見もそこまで不安視する必要はありません。
というのも、インフラエンジニアの活躍の場がクラウド上に変わるだけです。実際の業務内容に多少の変化は出ますが、今までやっていたことをクラウド上で行えば問題ありません。
逆にクラウドに関する知識をつけたら、クラウドインフラエンジニアとして需要が高まります。
クラウドに関して知識をつけるのであれば、AWSがおすすめです。AWSは「Amazon Web Services」の略で、Amazonが提供しているクラウドサービスです。
世界のクラウド市場では3割以上のシェアを誇ります。日本でも多くの企業に利用されていて、AWSエンジニアの需要は高いです。
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インフラエンジニアの需要から見る将来性
インフラエンジニアは需要が高く、AIやクラウド化の影響も受けるリスクの少ないです。それらの条件から見ても、インフラエンジニアの将来性は高いでしょう。
現在の人々の暮らしにITは必要不可欠です。今後もIT業界は伸び続ける市場であり、多くの企業や個人に求められます。
そのため、ITの土台を作り整備を行うインフラエンジニアは将来性が高いでしょう。しかし、現在はクラウド化が進んでいるため、クラウドに関するスキルが求められます。
今後も求められ続けるインフラエンジニアになるには、クラウドも扱えるようになりましょう。
需要が高いインフラエンジニアに必要な5つのスキル
さらに需要が高いインフラエンジニアになるためには、どんなスキルが必要なのか気になりますよね。
今後も活躍し続けるために必要なスキルを5つ紹介します。
- ITインフラのスキル
- クラウドインフラのスキル
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
1. ITインフラのスキル
インフラエンジニアになるためには、ITインフラのスキルが必要です。
インフラエンジニアとして、ネットワークやサーバー管理の知識や、システム開発やアプリの制作に必要な基盤を作るためのスキルが求められます。
具体的には、
- ソフトウェア:OS、ミドルウェア、ファイルシステム、開発ツールなどの知識
- ハードウェア:メモリ、プロセッサ、入出力デバイスなどの知識
- データベース:データベース方式、設計手法、データ操作などの知識
- ネットワーク:ネットワーク方式、通信プロトコル、データ通信と制御、ネットワーク管理などの知識
上記のようなITに関する基礎的な知識や、サーバーやシステム開発のスキルが必要です。
ITインフラに関わる幅広い知識をつけることで、任せられる仕事が増えてスキルアップや収入アップにつながります。
インフラエンジニアとして活躍するには、IT関連のスキルを幅広く身につけましょう。
2. クラウドインフラのスキル
インフラエンジニアとして需要を高めるにはクラウドインフラのスキルが必要です。
クラウドインフラとは、物理的なインフラ整備などをクラウド上で行うことです。クラウドのメリットとして、実機を使わずにネット上でサーバーの管理やインフラ整備ができるため、ソフトウェアやデータベースが楽に管理できます。
現在は、多くの企業がクラウド化を進めていて、クラウドインフラのスキルがないと需要が低下していくでしょう。これからも活躍し続けるインフラエンジニアになるには、クラウドインフラのスキルは必須です。
クラウドインフラのスキルをつけるには、AWSについて学習しましょう。AWSは、クラウド分野で世界で3割以上のシェアを誇るサービスです。
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3. プログラミングスキル
インフラエンジニアとしての需要を高めるにはプログラミングスキルもあると良いでしょう。
そもそもインフラエンジニアになるためには、最低限のプログラミングスキルが必要です。
というのも、インフラエンジニアはシステム開発の基盤を作るため、開発の順序や必要なことを理解しなければいけません。
実際にインフラを構築・運用する際にはPHPやRubyといったプログラミング言語を使う場面も出てきます。プログラミング言語を使えると、インフラエンジニアとして行える作業が増えるため、需要も高くなりますよ。
また、仮にインフラエンジニアとしての仕事がなくなっても、プログラミングスキルがあればその他のエンジニアとして活動が可能です。
4. コミュニケーションスキル
インフラエンジニアとしての価値を高めるにはコミュニケーションスキルも必要です。
というのも、インフラエンジニアはクライアントに合ったインフラ設備の提案をする力が求められるため、ある程度のコミュニケーションスキルがないと仕事になりません。
クライアントの予算感や希望を聞き出して、最適な提案を行う力をつけましょう。
他にも、コミュニケーションスキルがあると円滑に仕事を進められるため、クライアントや同僚の信頼を得られます。信頼があると、さらに仕事を任されたり収入アップにつながったり、需要が高まります。
また、コミュニケーションスキルは、仕事を獲得するためにも役立つのもメリットです。フリーランスは自分で仕事を見つけないといけないため、案件を受注できる営業力も身につけましょう。
5. マネジメントスキル
マネジメントスキルやリーダーポジションの経験があるインフラエンジニアも需要が高まります。
インフラエンジニアはチームで開発や構築を行うことが多く、納期に間に合うように細かくスケジュールを組み、メンバーにタスクを振らなければいけません。
他の構築を担当する複数のスタッフがひとつのプロジェクトに関わることはよくあるため、1人の仕事が遅れると他の人に迷惑をかけてしまうことも。
また、自分の仕事だけでなく部下の仕事の管理も重要です。
いくつものタスクを同時に抱えることもありますが、優先順位をつけながら効率的に物事を進める「マネジメントスキル」が問われます。
マネジメントスキルがあるとエンジニアの管理を行えるため、企業からすると需要の高い人材になれますよ。
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