「記事ってどうやって書いたら良いのだろう」
「記事例を参考にしたい」
「いい文章の見本が欲しい」
と悩んでいる駆け出しWebライターも多いですよね。
Webライティングには型やルールが存在します。
ルールを破ってしまうと、案件を受注して納品しても、クライアントからの評価が下がりやすいです。
逆に言えば、型やルールを守って執筆することができれば、クライアントから信頼されるWebライターになれます。
この記事では、Webライティングの型やルールが気になる人に向けて、以下のポイントを解説しています。
- 知っておくべきルール
- 文章の基本
- 読みやすくなるために行うべきこと
実際に記事・文章例を紹介しながら、解説するのでぜひ参考にしてください。
記事例を参考にWebライティングの型を学ぼう
Webライティングにはルールや型があります。
Webライターを目指すのであれば、ルールや型をしっかり理解して仕事に取り組む必要があります。
ルールに関しては、著作権に関わるものもあり、絶対に守らなければなりません。
正しく書けていないと、クライアントからの信用がガクッと下がってしまいます。
ルールや型を守ることで、信用されるWebライターになれます。
実際の文章例を参考にしながら学んでいきましょう。
なお、セールスライティングに特化した型が知りたい場合は、こちらのサイトの記事が役立ちます。
>>webで商品を売る魔法のセールスライティング術【基本の型・書き方】
記事構成の具体的な作り方については「【完全版】記事構成の具体的な作り方を6ステップで解説【作成例あり】」でも詳しくご紹介しているので参考にしてください!
【完全版】記事構成の具体的な作り方を6ステップで解説【作成例あり】
Webライターが知っておくべきルール6選
Webライターが知っておくべきルールは以下の6つ。
- 英数字は半角にする
- 表記ゆれをなくす
- 引用した場合は引用元を明記する
- 著作権違反をしない
- 文末表現を統一する
- メディアのレギュレーションに従う
それぞれ解説します。
1. 英数字は半角にする
英数字は全て半角で記載しましょう。
半角の方がすっきり見えるということもあり、Webライティングでは、数字を半角にすることが常識。
一方で、記号は全角なのが常識なので、混同しないように気を付ける必要があります。
間違っていると、「ルールを知らないライター」とクライアントに認識されてしまうので、必ず把握しておきましょう。
2. 表記ゆれを無くす
表記ゆれを無くしましょう。
表記ゆれとは同音・同意味の単語を違う言葉を使って表現してしまうこと。
無意識のうちに使っていることが多いので、ライティングした後は念入りに確認する必要があります。
読みにくくなったり、SEOに影響が出てしまったりするので改善しましょう。
- 猫
- ネコ
- ねこ
と漢字やひらがなを同じ言葉で使ってしまうことや、
- Web
- WEB
英語表記で大文字・小文字が混ざってしまうケースも要注意。
なお、正式名称がある場合は、必ず正しい書き方をしましょう。たとえば、YouTubeの大文字小文字を間違えてyoutubeと書くのはNGです。
記事構成の具体的な作り方については「【ヤバい】WebライターのNG行為15選【今すぐ見直さないとダメ】」でも詳しくご紹介しているので参考にしてください!
【ヤバい】WebライターのNG行為15選【今すぐ見直さないとダメ】
3. 引用した場合は引用元を明記する
引用する場合は、引用元を明記することが必須です。
引用とは、他人の文章や事例などを自分の文章の中で紹介すること。
対策として以下の3つのポイントを抑えましょう。
- 自分の文章と区別されていること
- 主従関係が存在すること
- 文章が改善されていないこと
ざっくり言うと、目立つようにそのまま記載して、しっかり引用元を明記する必要があるということです。
文章の主従関係が崩れるような引用もしてはいけません。
引用の割合が多くなってしまうと転載とみなされてしまうことがあります。
また、コピペしてしまうと、著作権違反になり、引用元から訴えられる可能性があります。
引用する際はルールを守って、周りに迷惑をかけないようにしましょう。
4. 著作権違反をしない
著作権違反をしないように、他者が撮影した写真や画像を使うのは絶対に避けましょう。
写真や画像を使う場合は、フリー素材サイトからダウンロードして画像を使う必要があります。
フリー素材サイトを使った場合でも、出典元を明記しておくと安心できますね。
5. 文末表現を統一する
より見栄えの良い文章を書くためにも、文末表現を統一しましょう。
ですます調をクライアントから指定されているのであれば「〜だ、である」を使ってはいけません。
口調が統一されていないと、読者が文章に対して違和感を抱いてしまうからです。
読者がストレスなく文章を読めるようにするためにも、文末表現は必ず統一しましょう。
6. メディアのレギュレーションに従う
Webライティングを行う場合、メディアのレギュレーションに従う必要があります。
レギュレーションから外れたライティングを行うと、大幅な修正を受けることになるからです。
また、ルールを守れていないライターと見られてしまい、評価も下がります。
まずはクライアントと契約をした段階で、渡されたレギュレーションは熟読しておきましょう。
また、見直し時もしっかりと確認を行い、レギュレーションに沿った記事を納品することが大切です。
Webライターが知っておくべき文章の基本
Webライターが知っておくべき文章の基本を以下の5項目ごとに紹介します。
- リード文
- 本文
- まとめ文
- タイトル
- 見出し
いずれも記事の重要な部分になるので、1つずつ確認していきましょう。
1. リード文
リード文は記事の導入文なので、パッと読んだだけで記事に何が書いてあるのかを、しっかり伝える必要があります。
- ターゲットに合わせて共感できる内容
- 商標記事では短めに書く
など抑えるべきポイントがいくつかあります。
特に、本文を読んでもらうために、ターゲットにしている読者が共感するような内容にする必要がありますね。
リード文の書き方については「【文例つき】リード文の書き方の5つのコツ!役割からガッツリ解説」でも詳しくご紹介しているので参考にしてください!
【文例つき】リード文の書き方の5つのコツ!役割からガッツリ解説
2. 本文
本文で必ず意識したいのは以下の2つ。
- PREP法
- 装飾をする
PREP法とは以下の順番で文章を作成することで、読みやすい文章にすることができます。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
また、読者に読んでて飽きさせないためにも、強調したい部分には太字や蛍光マーカーなどで装飾を施しましょう。
ただ、装飾はやり過ぎると文章がごちゃごちゃになって逆効果です。
色や装飾の種類は1〜2つ程度にしておき、見やすさを重視するとよりクオリティの高い記事に仕上がります。
3. まとめ文
まとめ文で特に意識したいのは以下のポイントです。
- 記事のポイントをまとめる
- 読者にどうなって欲しいか書く
読者は本文をしっかり読んでないことが多いです。
まとめ文で記事の内容を簡潔にまとめておけば、知りたい情報があった際に本文を読み直してもらえる可能性が高いですね。
また、読者にどうなって欲しいかも書いておきましょう。
読者の行動を促してあげる文章を入れることで、読者の問題解決に貢献しやすいです。
4. タイトル
タイトルをつける際に意識するのは以下のポイント。
- 35文字以内にする
- キーワードをなるべく左側に入れる
- 目立つようなワードも入れる
Googleで検索して一覧表示される際に、35文字より多いとタイトルが全て表示されません。
また、左側にある文字が見られやすいので、狙っているキーワードはなるべく左側に入れましょう。
さらに、タイトルを目立たせるためのキャッチーなワードも入れたいです。
【保存版】や【完全版】など読者がクリックしたくなるようなワードを考えて、タイトルに入れましょう。
5. 見出し
見出しを作る際のポイントは、以下の通りです。
- キーワードを入れる
- h3が1個しかない場合はh2にする
- 何が書いてあるか分かるようにする
見出しはSEOにも関わってくる部分なので、狙いたいキーワードをなるべく入れるようにしましょう。
また、h3が1つしかない場合はh2にまとめるのが基本ルールです。
目次には見出しの文字が表示されるので、パッと見ただけで何が書いてあるか分かるような見出しを作りましょう。
【記事例有り】読みやすくなるためにWebライターが行うべきこと12選
文章を読みやすくするために、以下の項目について把握しておきましょう。
- ひらがなと漢字のバランスを意識する
- タグを使う
- 句読点を適切な数入れる
- 分かりにくい言葉は説明を入れる
- PREP法で書く
- 誤字脱字を無くす
- 表を使う
- こそあど言葉などの指示語を使わない
- 同じ語尾の連続を避ける
- 冗長表現を控える
- 図や画像も用いる
- 具体的な数値を入れる
ここからは、それぞれの記事・文章例を入れて紹介します。
1. ひらがなと漢字のバランスを意識する
ひらがなと漢字のバランスを意識しないと、読みづらくなるので注意しましょう。
(悪い例)
「文章を執筆する際は誤字脱字に注意しましょう。編集者の手間が増え、評価が低下します。」
(修正後)
「ライティングの際には、誤字脱字に気をつけましょう。クライアントが修正を行う手間が増えてしまい、Webライターとしての評価が下がりやすいです。」
執筆をライティングに変えるなど、漢字やカタカナを駆使して読みやすい文章を作りましょう。
目安としては、漢字とひらがなの比率が3:7ぐらいになることが理想です。
2. タグを使う
見やすい記事にするためにも、タグをしっかり使いましょう。
並列の場合は以下の2つを使うのがおすすめです。
- 箇条書き
- 数字リスト
箇条書きがあるだけで文がぐっと読みやすくなります。
(悪い例)
私が好きな食べ物はカレーライスとハンバーグと牛丼です。
(修正後)
私が好きな食べ物は3つです。
- カレーライス
- ハンバーグ
- 牛丼
タグが使われているとSEOにも効果があるので、直接「・」「1.」と打つのではなくタグを使うようにしましょう。
3. 句読点を適切な数入れる
記事執筆を行う際は、句読点を適切な数入れましょう。
読んでいて息継ぎするくらいのタイミングで点を入れると、読みやすい文章になります。
また、意味の塊で分けるとさらに効果的です。
(悪い例)
「Webライターとして稼ぐためにはスキルを高めるだけでなく型やルールをしっかり守って執筆する必要があります。」
(修正後)
「Webライターとして稼ぐためには、スキルを高めるだけでなく、型やルールをしっかり守って執筆する必要があります。」
1回音読してみて、息継ぎしそうなところで点を入れていきましょう。
4. 分かりにくい言葉は説明を入れる
誰もが読めるような記事内容にするためにも、専門用語などには説明を入れましょう。
ポイントは小学生でも分かるように書くことです。
また、意味の塊で分けるとさらに読みやすくなります。
(悪い例)
「Webライティングでは、SEOの知識が大切です。クライアントもSEOに効果のある記事を求めています。」
(修正後)
「Webライティングでは、SEOの知識が大切です。SEOとはGoogleなどの検索エンジンに最適化されること。
最適化されていると検索された際に上位に表示されます。クライアントもSEOに効果のある記事を求めています。」
初めて読んだ人でも分かるくらい、噛み砕いて説明してあげましょう。
5. PREP法で書く
文章を書く際は基本的にPREP法で書くようにしましょう。
PREP法で記事を書くことで、見やすく論理的な文章に仕上げることが可能です。
繰り返しになりますが、PREP法とは以下の順番で文章を作成することを指します。
- 結論(Point)
- 理由(Reason)
- 具体例(Example)
- 結論(Point)
実際の例はこちら。
「Webライターとして活躍するのであれば、実績があった方が良いです。(Point)
クライアントが信用できるライターかどうか判断できる材料になるからです。(Reason)
例えば、発注したい分野で執筆経験のあるAさんと、経験の無いBさんだったら、Aさんに任せた方が短時間で良い記事を納品してくれそうですよね。(Example)
絶対とは言いませんが、実績があった方が案件を受注しやすくなるはずです。(Point)」
分かりやすい記事を書く際の基本テクニックなので、しっかり覚えておきましょう。
6. 誤字脱字を無くす
誤字脱字があるとクライアントからの評価が下がりやすいので、納品する前に徹底的にチェックしましょう。
誤字脱字をチェックするおすすめの方法は以下の2つ。
- 音読する
- Word、Googleドキュメントの誤字チェック機能を使う
音読すると、誤字脱字をチェックできるだけでなく、前後の文章との違和感にも気づけます。
また、Word、Googleドキュメントの誤字チェック機能を使うと、表現がおかしい部分をピックアップしてくれるので、間違いに気づきやすいです。
ただ、Word、Googleドキュメントはあくまでツールなので、完全に誤字脱字をチェックできるわけではありません。
目視や音読も組み合わせて、十分なチェックを行った上で納品しましょう。
7. 表を使う
文章内で比較を行う際には、表を使いましょう。
表を使う際のポイントは以下の通り。
- 簡潔にまとめる
- スマホでどう見えるか確認
表にする際は、1単語で分かるようにまとめられると、無駄なものを省けるので文章をスッキリさせられます。
また、PCでは綺麗に見えてもスマホで見ると崩れている場合があるため、スマホでの見え方も確認しておきましょう。
表の悪い例はこちら
フリーランス | 会社員 | |
収入 | 案件によって異なるので安定しない | 固定給+ボーナス |
時間 | いつでも働ける | 9時〜18時など決まっている |
場所 | カフェや自宅など自由 | 会社に出社して働く |
ごちゃごちゃしているので、以下のようにスッキリさせました。
フリーランス | 会社員 | |
収入 | 不安定 | 安定 |
時間 | 自由 | 定時+残業 |
場所 | 自由 | 固定 |
1単語で見やすく、分かりやすいようにするのが表を使う上でのポイントです。
8. こそあど言葉などの指示語を使わない
こそあど言葉などの指示語もなるべく使わないようにしましょう。
こそあど言葉とは以下のような言葉のこと。
- この
- あの
- その
- どの
文中に入っていると、「どの言葉をさしているのだろう?」と考えてしまい、読んでて疲れてしまいます。
「この」や「どの」が何を指しているかはっきりさせましょう。
(悪い例)
「Webライターは自由な仕事です。この仕事はどの場所でもPCがあれば作業可能。このご時世に合っている働き方ですね。」
(修正後)
「Webライターは自由な仕事です。ライティングの仕事はカフェや自宅などの場所でもPCがあれば作業可能。リモートワークが推奨されている現代に合っている働き方ですね。」
分かりやすく読んでもらうために、指示語はなるべく減らすようにしましょう。
9. 同じ語尾の連続を避ける
「〜です」「〜ます」など、同じ語尾が3回以上続かないようにしましょう。
単調になってしまい、読んでいて違和感が出てしまいます。
表現を変えたり、体言止めを使ったりして読みやすい文章にしていきましょう。
(悪い例)
「WebライターはPCがあれば仕事をスタートできます。場所や働く時間も自由に選べます。ノマドワークに最適な仕事となっています。」
(修正後)
「WebライターはPCがあれば仕事をスタートできます。場所や働く時間も自由で制限はありません。ノマドワークに最適な仕事です。」
〜ますを〜ですに変えられることが多いので、語尾が連続してしまっている人は意識してみましょう。
10. 冗長表現を控える
冗長表現が文章中にあると、単純に読みづらい文章になってしまいます。
読者に対して意図が伝わりにくくなってしまうので、記事をチェックする際に削ることが大切です。
- 同じ単語の繰り返し
- 同じ助詞の連続
- 二重敬語
- 二重否定
これらの表現があると、文章の見やすさが一気に下がってしまいます。
文章を最終的にチェックする際に、冗長表現がないかどうか入念にチェックして、記事のクオリティの向上に繋げましょう。
11. 図や画像も用いる
Webライティングを行う場合、文章だけで表現しようとしても限界があるので、図や画像も随所に挿入すると読みやすいです。
読者が記事に滞在する時間も伸びるため、SEOにも効果があります。
フリー画像はもちろん、スクリーンショットを用いて画像を入れていくこともおすすめです。
また、画像を作れるのであれば図解なども挿入すると、より分かりやすい記事に仕上がります。
12. 具体的な数値を入れる
より分かりやすい記事を書きたいのであれば、具体的な数字を入れるのも重要なテクニックです。
数字が入っていると具体性が高まり、より分かりやすい文章に仕上がります。
実際の文章例を見ながら比較してみましょう。
(悪い例)
「一文は短い方が読みやすい。長い文章は読んでいて疲れてしまうからだ。」
(修正後)
「一文は50~60文字ぐらいにした方が読みやすい。長い文章は読んでいて疲れてしまうからだ。」
このように、数字の有無で分かりやすさが大きく変わってきます。
読者がよりイメージしやすい記事を書くためにも、数字を使える場面があれば積極的に使いましょう。
文章・記事例を参考にWebライティングのスキルを高めよう
この記事では、Webライティングの型やルールがきになる人に向けて、以下のポイントを解説しました。
- 知っておくべきルール
- 文章の基本
- 読みやすくなるために行うべきこと
Webライティングをする上で、ルールや型を守ることは大切。
しっかり守ることができれば、記事のクオリティが高くなるので、クライアントからの評価も上がりやすいです。
Webライティングのの基礎を学びたいのであれば、当サイトが提供しているWriting Hacksで学ぶのがおすすめ。
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