「脱サラしたいけど失敗したらどうしよう」と考えてしまっている人も多いですよね。
脱サラは安定感は少ないですが、サラリーマン時代より稼げることも多いです。また、なにより自分のやりたい仕事ができるのは魅力ですよね。
ただ、しっかりと準備していなかったり、スキルのレベルが低かったりすると事業が回らず、失敗してしまう可能性も高いです。
突然会社を辞めるのではなく、計画を立てて事業を立ち上げましょう。もし、事業が失敗してしまっても再就職することを頭に入れておき、安心して独立できる準備を進めたいですね。
この記事では、脱サラしても失敗しないために、以下のポイントを徹底解説!
- 脱サラした人が陥りやすい失敗
- 失敗しやすい人の特徴
- 脱サラのための準備
- 再就職も検討
詳しく解説しますので、参考にしてください。
脱サラした人が陥りやすい失敗7選
まずは、独立してから後悔しないように、脱サラしたい人が陥りやすい失敗を紹介します。
失敗しやすいのは以下の7つ。
- 売り上げが思ったように立たなかった
- 初期投資に思ったよりお金がかかった
- 会計や総務周りの仕事が思ったより大変だった
- 信用がなくてローンなどが組めなかった
- 貯金がなくて生活がカツカツだった
- 相談する人がいなかった
- 家族間の仲が悪くなった
それぞれ紹介します。
【失敗例1】売り上げが思ったように立たなかった
売り上げが思ったように立たなかっという失敗が多いです。
脱サラした後はクライアントが見つからないと、売り上げを立てることができません。最悪の場合、倒産や破産する可能性も。
どんな方法で仕事をするか考え、営業活動をしてクライアントを獲得する必要があります。
お店を開く場合は、お客さんを集めるためのマーケティング施策をしっかり検討しなければいけません。
【失敗例2】初期投資に思ったよりお金がかかる
業態によっては、初期投資に思ったよりもお金がかかる場合があります。
物件を借りたり、機材を用意したりするのに何百万とかかってしまうことも。また、法人をたてる場合はそこにも費用がかかります。
回収に時間がかかるので、初期投資の額をしっかり把握することが大切です。
【失敗例3】会計や総務周りの仕事が思ったより大変だった
営業活動以外の、会計や総務などの内部周りの活動が大変だったという方も。
会社員の時は分業制になっていることが多く、自分の専門分野以外の仕事は初めてやることが多いので、戸惑うことも多いです。
特に、数字が苦手な人は苦労しがちですね。
【失敗例4】信用がなくてローンなどが組めなかった
自分の信用情報が無くて、ローンを組めなかったという方も。
脱サラしたばかりの頃は社会的信用がガクッと落ちます。クレジットカードが作れなかったり、物件を借りることができなかったりするなど、困ってしまうことが多くなってしまいます。
事業計画によって銀行から融資を受けられるので、脱サラ前に相談しておいたほうが良いでしょう。
【失敗例5】貯金がなくて生活がカツカツだった
貯金がなく、売り上げが上がるまでは生活の余裕がなかったという話もよく聞きます。
報酬形態が月末締めの翌月末払いだと、振り込まれるのが先になります。
支払いには猶予がない場合、仕事をしているのに手元にお金が無いという状態になりがち。
すぐに稼げる保証はないので、ある程度の貯金を用意しておいたほうが良いです。また、長期的な費用だけでなく、短期の資金繰りもしっかり計画する必要があります。
【失敗6】相談する人がいなかった
事業で困っときに相談する人が困ったという方も。
脱サラすると、1人で仕事を進めることが多いです。サラリーマンであれば上司に相談できますが、独立したら基本的に自分で全部やらないといけないので、悩みが解決できないという人も多いですね。
【失敗7】家族間の仲が悪くなった
家族間の仲が悪くなってしまうこともあり得ます。お金がなかったり、仕事が忙しかったりすると、イライラしてしまうことが多く、家族との関係が悪くなりやすいですね。
脱サラ前に身近な人にしっかりと相談して、良好な関係な築いておきたいですね。
脱サラして失敗しやすい人の特徴6選
脱サラをして失敗しやすい人の特徴を紹介します。
- 会社勤めが嫌だという理由だけで脱サラしている
- 事業計画をしっかり立てていない
- 経営・お金周りの勉強をしていない
- お金がない
- 実力・スキルが足りていない
- 営業力が足りていない
それぞれ紹介します。
【失敗しやすい人の特徴1】
会社勤めが嫌だという理由だけで脱サラしている
やりたいことが明確にあるわけではなく、ただ会社勤めが嫌だという理由だけで脱サラしてしてしまうと、失敗しやすいです。
目標などの目指したいものが無い場合、仕事に対するエネルギーがあまり湧かなかったり、無計画になってしまったりして、仕事にコミットしにくいです。
「〇〇〇〇万円稼ぐぞ!」という金額的な目標でも良いので、目指したいものがあると、仕事への熱量も上がりやすいもの。
新規事業に対する前向きなモチベーションが必要です。
【失敗しやすい人の特徴2】事業計画をしっかり立てていない
事業計画を立てていないと、失敗しやすいです。
事業計画とは、ざっくりいうと、自分の事業の目標を実現するための、具体的な行動を示す計画のこと。1〜5年後くらいまで目標や戦略・戦術等をしっかり描く場合がほとんど。
しっかり考え込まないと、行き当たりばったりになってしまい、うまく売り上げが立たないことも多いですね。
【失敗しやすい人の特徴3】経営・お金周りの勉強をしていない
経営やお金周りの勉強をしていないと、業務がうまく進まないことがあります。
社員やアルバイトを雇うとなると時間やコストがかかりますし、起業するとなると様々な手続きが必要です。
また、脱サラして個人事業主や経営者になると、お金の流れがサラリーマンの時とは大きく異なってきます。
自分でクライアントや取引先を見つけて営業し、商品を納品してお金をもらうというサイクルを確率しなければいけません。
お金の動き方などの会社経営に関する知識を身につけておかないと困ることが多いです。
【失敗しやすい人の特徴4】お金がない
貯金をしていない人も失敗しやすいです。売り上げがまだ立っていないときに貯金が無いと、生活が苦しくてバイトをしたり、再就職をすぐに検討したりしてしまいます。
脱サラ後はクライアントがすぐに見つからなかったり、報酬の支払いが少し先だったりして、すぐに売り上げが立たないこともあります。仕事に集中するためにもある程度の貯金はして置きたいですね。
【失敗しやすい人の特徴5】実力・スキルが足りていない
そもそも実力やスキルが足りていないと、脱サラしてもうまくいきません。独立した後は、自分がどれだけ価値提供できるかで売り上げが決まります。
仕事内容にもよりますが、以下のようなスキルが必要です。
- 業界に関する知識
- 対応する業務の知識
- マーケティングスキル
知識やスキルの差が売上にも直結してくるため、しっかり脱サラ前に準備しておきましょう。
【失敗しやすい人の特徴6】営業力が足りていない
営業力が足りていないと、スキルのレベルが高くても仕事を受注できずに、失敗することがあります。脱サラすると、自分でクライアントのレベルを見つける力が重要になってきます。
逆に言えば、スキルレベルがあまり高くなくても、営業力があれば仕事を受注することが可能です。人脈を広げ、クライアントに自分を売り込むスキルを高めていきたいですね。
また、発信力をつけることも営業力アップに繋がります。ユーザーが多いTwitterのフォロワーを増やすことについて別記事で紹介しているので、参考にしてください。
▼Twitterのフォロワーを増やす方法▼
Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
>>Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
営業ツールとして、ポートフォリオを作っておくこともおすすめ。別記事でまとめているので、ぜひ参考にしてください。
▼デザイナーのポートフォリオの作り方を解説▼
【保存版】未経験デザイナー向け爆売れポートフォリオの教科書
>>【完全ガイド】デザイナーのポートフォリオサイト作りの教科書【未経験でも0からわかる】
脱サラして失敗しないために準備すること
脱サラで失敗しないためには、入念な準備が必要です。特に以下の11個の項目の準備は必須なので、絶対に脱サラ前に行うようにしましょう。
- 最低限稼げるスキルを身につける
- 事業計画を立てておく
- 固定費を計算し不要な支出をカットできるようにする
- 信用情報が必要な手続きを済ませる
- 独立後に必要な書類を準備する
- 税金などお金周りの知識をつける
- 有給など会社の規則を確認する
- 貯金をしておく
- 人脈を作る
- 高いスキルを身につける
- 営業力を身につける
どの準備も何日も時間がかかるものばかりです。事業計画を立てたり、人脈を作っておいたりすることは、サラリーマン時代にできることなので、時間をかけて準備することをおすすめします。
それぞれの詳細は別記事でまとめているので、参考にしてください。
▼脱サラの準備について解説▼
Twitterのフォロワーを増やす4つのメリットと増やし方10選【デメリットも】
>>【要チェック】脱サラ前にやるべき11個の準備をすべき順番に解説
脱サラで失敗しても再就職できる
脱サラして失敗したらどうしようと考えている人も多いのではないでしょうか。安心してください。もし、事業が上手く回らない場合は再就職が可能です。
「またサラリーマンに戻れるのかな…」と考えてしまう方も多いかもしれませんが、スキル次第。
スキルが高ければ、経営の経験を高く評価され、転職活動がスムーズに進むことも多いです。
また、独立している時に仕事ぶりが評価され、クライアントの会社へ就職する可能性もあります。
もしうまくいかなくても再就職してやり直せると思うと、脱サラへの不安も和らぎますね。独立してから就職することについて、別記事で詳しくまとめているので、参考にしてください。
▼独立してから再就職することについて解説▼
【面接前にチェック】フリーランスから会社員へ転職する方法と人事が見ている4つのポイント
>>【面接前にチェック】フリーランスから会社員へ転職する方法と人事が見ている4つのポイント
スキルや営業力を高めて脱サラしても失敗しないようにしよう
この記事では、脱サラしても失敗しないために、以下のポイントを徹底解説しました。
- 脱サラした人が陥りやすい失敗
- 失敗しやすい人の特徴
- 脱サラのための準備
- 再就職も検討
準備を怠ると、脱サラしても失敗する可能性が高くなってしまいます。サラリーマン時代から入念に準備を進めていきたいですね。
また、スキルや営業力が足りなくて失敗してしまう可能性も高いです。もし、脱サラするのであれば、通信講座などでしっかりとスキルを高めておきたいですね。クライアントを事前に見つけておくとすぐに売り上げを立てることもできるので、人脈作りも忘れずに進めましょう。