「副業はやめとけ聞くけど、理由が知りたい」
「やめておいた方がいい職業が気になる」
「失敗しないコツを教えてほしい」
このように考えていませんか?
副業を始める人が増えている一方で、やめておいた方がいいという声を耳にする機会もよくあります。自分も失敗してしまうのではと不安になり、なかなか一歩を踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、以下の内容を詳しく解説していきます。
- 「副業はやめとけ」と言われる理由
- おすすめしない職種
- 副業に向いていない人の特徴
- 失敗しないためのポイント
最後まで読めば、自分の副業への向き不向きがわかるはずです。ぜひ、参考にしてみてください。
「副業はやめとけ」と言われる7つの理由
なぜ副業に否定的な意見があるのか、気になりますよね。理由は主に以下の7つです。
- 労働時間が増えるので体力的に厳しい
- 精神的に余裕がなくなる
- 本業とのバランスを崩してしまう
- プライベートが疎かになる
- 稼げるまで時間がかかる
- 案件獲得の競争率が高い
- 確定申告などの手間が増える
順番に詳しく解説していきます。
1.労働時間が増えるので体力的に厳しい
社会人であれば、本業で1日8時間程度は働いているはずです。副業をすると、本業が終わったあとや休日に身体を休める時間が減るので、疲労が溜まりやすくなります。
厚生労働省の調査によると、副業をしていると1ヶ月あたりの総労働時間が200時間を超える人の割合が高くなります。また、睡眠時間に関しても、副業をしている人の方が少ない傾向です。
副業を始めると労働時間が増えるので、体力的な問題が出てきます。
出典:厚生労働省「労働政策審議会安全衛生分科会 副業・兼業に係る実態把握の内容等について」
2.精神的に余裕がなくなる
副業をすると、1日のなかで仕事について考える時間が長くなります。うまく気持ちの切り替えができないと、精神的に余裕がなくなってしまいます。
せっかくの休日なのに副業のことばかりを考えてしまう、他のことが手につかないなど、ノイローゼ気味になる人も珍しくありません。
副業への否定的な意見は、実際に精神的に余裕がなくなった人の声が原因の1つです。
3.本業とのバランスを崩してしまう
副業はあくまでも、本業の空き時間を活用しておこなうものです。しかし、バランスを崩してしまい、副業が本業に支障をきたすケースは少なくありません。
たとえば、土日にみっちり副業をしてしまい、月曜日の本業に身が入らなくなるなどです。特に副業を始めたばかりは「早く稼ぎたい」と、無茶をして体調を壊すこともあります。
主な収入源である本業に悪影響が出る危険性があるので、副業はやめておけと言われてしまいます。
4.プライベートが疎かになる
副業で成果を出すためには、少なからずプライベートの時間を削らないといけません。その結果、趣味や家族・友人と過ごす時間も減ってしまいます。
たとえば、アウトドアが趣味だった人が、副業をきっかけに外に出なくなったケースもあります。SNSでも、副業のために私生活の時間を犠牲にしているという投稿は少なくありません。
#朝活 665日目(就寝24:10、起床6:30)
おはようございます!副業はじめてから収入も結構増えましたが、その分犠牲にしてるプライベート時間が多い。奥さんと買い物してるときも原稿書いてたり、食事が摂れなかったり。それが幸せなのかは疑問です。人間らしい営みとは何か追求したいです😂
— やまちの|筋トレ×BtoBマーケ (@yamachino3) November 3, 2021
プライベートが疎かになってしまうのは、副業を始めるデメリットです。
5.稼げるまで時間がかかる
副業の職種や自身のスキルによっては、稼げるようになるまで時間がかかります。本業の経験を活かせる職種であれば問題ありませんが、未経験の分野に挑戦した場合は苦労しがちです。
たとえば広告収入で稼ぐアフィリエイトの副業では、一般的に収益化まで半年から2年かかると言われています。収益を得られるまでの期間がつらくて耐えられず、やめてしまう人も多いです。
副業で稼げるようになるまで時間がかかるので、本業に注力した方がいいという意見をよく聞きます。
6.案件獲得の競争率が高い
副業に取り組む人の増加に伴い、案件獲得の競争率は高くなっています。
副業案件の獲得には、受注から報酬の受け取りまでWeb上で行える、クラウドソーシングサイトの利用が人気です。しかし、良質な案件には数十件以上の応募が殺到することも多く、初心者の受注は簡単ではありません。
確かなスキルや実績がないと高単価案件を獲得するハードルが高く、副業で稼ぐのは難しい状況です。
7.確定申告などの手間が増える
副業の年間所得が20万円を超えると、確定申告が必要です。義務がありながら申告をしないと、税金の上乗せや懲役・罰金が発生するなどのペナルティがあります。
会計ソフトなどを利用すれば作業を簡略化できますが、慣れていないと帳簿付けや書類の準備は手間でしょう。「できることなら面倒だからやりたくない」という人も多く、副業のデメリットとしてもよく挙げられます。
▼確定申告を詳しく解説▼
副業稼いでて確定申告をしないはNG!バレる7つの原因やしていない人の末路・やり方まで網羅
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【収入が上がりにくい】おすすめしない副業5選
副業のなかには、収入があがりにくい職種もあります。代表的なのは、以下の5つです。
- データ入力
- ポイントサイト
- 覆面調査
- デリバリーサービスの配達員
- アルバイト全般
それぞれ内容を見ていきましょう。
1.データ入力
データ入力は、与えられたデータをWordやExcelに入力していく仕事です。単価が安く、スキルアップにもつながらないので、収入が上がりにくい副業と言えます。
具体的な報酬の目安は、以下の通りです。
- 名刺情報の入力:1枚あたり10円
- 顧客情報をエクセルに入力:1人あたり30円
- 商品情報を販売サイトに登録:1個あたり50円
入力スピードが上がっても、時給換算すると1,000円に満たない場合がほとんどです。
▼データ入力の体験談を紹介▼
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2.ポイントサイト
サイト内でゲームや動画視聴をするともらえるポイントを、現金に換金する副業です。スキマ時間を活用したお小遣い稼ぎには十分ですが、まとまった額を稼ぐのは困難です。
ポイントを稼ぐ作業には、短くても3分程度はかかります。1案件0.5円のような低単価なものが一般的なので、ポイントサイトの副業はどんなに頑張っても月3,000円程度しか稼げません。
▼ポイントサイトの詳細を解説▼
【平均3,000円/月】副業用ポイントサイト9選!さらにコスパのいい仕事も紹介
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3.覆面調査
飲食店や小売店を訪問して、依頼主からのチェックリストを元にサービス内容などを調査する仕事です。調査結果や感想を、レポートにまとめて提出します。
報酬は1件あたり数千円、高級店などでは1~2万円程度を得られることもあります。
ただし、報酬がサービス代と相殺される案件や、レポートの提出に手間がかかる場合も珍しくありません。ほとんど儲けの出ないケースも多く、あまりおすすめできない副業です。
4.デリバリーサービスの配達員
Uber Eatsなどのフードデリバリーサービスの配達員は、短期間で稼ぐにはぴったりの副業です。しかし、近年は人気急増の影響もあり、配達員の競争も激しくなっています。
また、体力が必要な仕事なので、年齢を重ねても続けるのは困難です。長期的に収入を増やし続けたいのであれば、あまりおすすめできる副業とは言えません。
▼Uber Eatsの配達ドライバーを徹底解説▼
【必見】副業Uber Eats(ウーバーイーツ)は稼げておすすめ!会社にばれないコツも伝授
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5.アルバイト全般
仕事の内容や報酬体系にもよりますが、アルバイトは全般的に推奨できない副業です。時間の切り売りになり、収入が上がっていかないためです。
たとえば、1年間勤めて時給は数十円しか上がらないケースは珍しくありません。
長期的なスパンで考えるなら、収入アップできるか作業時間の減る副業を選ぶ方が得策です。
【資産を失う危険性がある】おすすめしない副業3選
資産を失うリスクが高いので、以下3つの副業はあまりおすすめできません。
- 不労所得系の副業
- ネットワークビジネス
- 治験
特徴を紹介していきます。
1.不労所得系の副業
不労所得系の副業は、うまくいけば莫大なリターンが見込めます。しかし、稼ぐためには100万円単位の初期費用が必要な場合も多く、リスクが大きいです。
また、投資を専門としているプロがいるため、知識がほとんどない初心者では成功する可能性が低いでしょう。
失敗しても生活に問題ないほどの資金がある人には向いていますが、一般的な会社員にはおすすめできない副業だと言えます。
▼不労所得系の副業における注意点を紹介▼
【2024年版】副業で自由に!不労所得を得るための15の方法と注意したいポイントを徹底解説
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2.ネットワークビジネス
ネットワークビジネスは「マルチ商法」とも呼ばれる、口コミによって商品を販売して広げていく仕事です。自身から商品を購入した人を新たな販売員として勧誘し、売上の数%を利益として得ます。
しかし、家族や友人を勧誘した結果、人望を失う事態にもなりかねません。また、商品を仕入れるために借金を抱える人もいます。
実際に稼げている人もいるビジネスモデルですが、基本的には推奨できない副業です。
3.治験
治験は、新薬の臨床試験で副作用についてのテストを受ける仕事です。日給で1~2万円を稼げる仕事ですが、通院や入院が必要なので本業に支障が出てしまいます。
また、新薬なので健康面に影響がない保証はありません。特に持病がある人は、やめておいた方が無難です。
万が一にでも健康を損なう危険性があるので、簡単に取り組むような副業ではありません。
副業をやめておいた方がいい人の特徴3つ
副業に向いていない人には、3つの特徴があります。
- スケジュール管理が苦手
- 家族からの理解が得られない
- 楽して稼げると思っている
ご自身に当てはまるものがあるか、確認してみてください。
1.スケジュール管理が苦手
スケジュール管理が苦手な人は、副業に向いていません。無理をして体調を壊してしまったり、本業に支障が出てしまったりする可能性が高いためです。
本業が会社員の場合は、労働時間を会社や上司が管理してくれます。しかし、副業を始めると、合計の労働時間を把握できるのは自分だけです。
スケジュール管理を徹底し、無理のないペースで副業をできる人でなければ、継続していくのは困難です。
2.家族からの理解が得られない
副業を始めると、家にいる時間や家族と一緒に過ごす機会が減少します。いくら収入が増えても、家庭が円満でなくなっては成功とは言えません。
どうしても副業をしたいのであれば、1日の労働時間を決める、毎週日曜日は家族と過ごすなどのルールを提案してみましょう。
それでも家族からの理解を得られない場合は、副業をやめておいた方が無難です。
3.楽して稼げると思っている
誰でも楽して稼げるほど、副業は甘くありません。一定の収入を得るためには、スキルを身に着けたり時間をかけたりする必要があります。
ネットで検索すると「たった5分の作業で高収入」「誰でも簡単に月収100万円」といった情報もありますが、詐欺などの可能性が高いです。
真に受けてしまい、楽して稼げると思っている人はトラブルに巻き込まれる危険性があるので、副業はやめておいた方がいいです。
副業を始めるにあたって重要なのは、お金を増やすための考え方や情報収集力です。
これからビジネスで稼いでいきたい!と考えている方は、別記事の「真面目」でも「頭がいい人」でもお金持ちになれないたった1つの理由」をお読みください。
副業を始めるうえで重要な3つのポイント
副業を始めるうえで、重要なポイントは以下の3つです。
- 副業する目的を明確にしておく
- 自分に合った副業を選ぶ
- スキルを伸ばしていく
失敗を回避するためにも、事前に把握しておいてください。
1.副業する目的を明確にしておく
これから副業を始めるのであれば、目的を明確にしておいてください。目的が決まっていない状態では、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
副業をする主な目的は、以下のようなものではないでしょうか。
- 収入を増やしたい
- 人脈を広げたい
- 本業や転職に活かせる経験をしたい
- いずれは副業を本業にして独立したい
目的に正解はありません。大切なのは、なぜ副業をするのか自覚しておくことです。
2.自分に合った副業を選ぶ
自分に合った副業を選ぶのも、重要なポイントです。長続きしやすく、収入アップにもつながりやすくなります。
まずは、自分が副業に使える時間を計算してみてください。次に、収入の目標額やこれまでの経験を活かせるかなど、条件を整理していきます。柔軟な働き方をしたいのであれば、在宅でできる仕事に絞るのも方法です。
副業には膨大な数の仕事がありますが、順序立てて考えれば自分に最適なものが見つかるはずです。
▼副業の選び方を詳しく解説▼
【長く稼げる】スキルアップにつながる副業8選!自分に合った選び方を簡単解説
>>【長く稼げる】スキルアップにつながる副業8選!自分に合った選び方を簡単解説
3.スキルを伸ばしていく
副業で成功するためには、なによりスキルアップが近道です。スキルを伸ばすメリットは、主に以下の3つがあります。
- 作業効率が上がる
- 受けられる仕事の幅が広がる
- 高単価の案件を獲得しやすくなる
副業を始めるにあたって、自身を成長させる環境も整えておいてください。
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