「Instagram広告の出稿手順やメリットとは?」
「費用対効果を高めるポイントを知っておきたい」
「注意点はある?」
などと考えてませんか?
Instagram広告とは、タイムラインやストーリーズなどに写真や動画形式で出稿できる宣伝用の投稿です。
精度の高いターゲティングができたり、低予算から配信できたりとメリットも多いですが、どのように配信すればいいか悩みますよね。
そこでこの記事では、Instagram広告の出稿手順から効果を上げるポイントまで詳しく簡単に解説します。
- Instagram広告のメリットデメリット
- 広告を出すまでの3つのステップ
- 費用対効果を上げるコツ
この記事を最後まで読むことで、Instagram広告への理解が深まり、スムーズに出稿できるでしょう。
ぜひ最後までチェックしてみてください。
Instagram広告とは?サクッと30秒で解説
Instagram広告が出稿できる場所は以下の通りです。
- フィード画面
- ストーリーズ
- 発見タブ
広告クリエイティブの下には、CTA(コール・トゥ・アクション)という、詳細ボタンを配置できるため、ユーザーのクリックを促せます。
そのまま自社のサービスや商品のサイトなどへ飛んでもらうことも可能なため、購入や申し込みにもつなげやすいです。
一般的なユーザーの投稿の間に挿入されるような形で広告が出せるため、自然な流れで閲覧してもらえる点も大きなメリットです。
他にもInstagramは年齢や性別、住んでいる地域など精度が高いターゲティングもできます。
詳しいメリットについては次の章で解説するのでぜひ参考にしてみてください。
Instagramで広告を出すメリット5つ
Instagramで広告を出すメリット5つを紹介します。
- 様々な形式の広告を配信できる
- 約100円から出稿できる
- 年齢や性別など明確なターゲットへリーチできる
- 広告感を出さずに掲載できる
- 海外に向けてマーケティングもできる
ぜひ最後までチェックしてみてください。
1.様々な形式の広告を配信できる
Instagram広告では、以下のようにさまざまな形式の広告が配信できます。
形式 | 特徴 |
ストーリーズ広告 (フィード広告) |
動画や写真などインパクトのある訴求ができる |
カルーセル広告 | ブランドストーリーが語れる |
ショッピング広告 | ECの購買に繋がる |
アンケート広告 | 反応率を高められる |
ブランドコンテンツ広告 | インスタグラマーの投稿を広告にできる |
例えば賃貸物件の広告を出したい場合は、部屋のイメージや間取りを写真や動画で表したほうがより伝わりやすいでしょう。
自社の目的やブランドイメージに合わせて柔軟に配信できる点も大きなメリットです。
2.約100円から出稿できる
Instagramは1日当たり100円という低価格から利用可能です。
Instagram広告は「セルフサーブ型」という予算や配信期間などを自由に設定できる料金体制なため、設定した金額以上に支払う必要はありません。
よって、大企業だけでなく中小企業や個人事業主、短期間の利用もできる点がメリットと言えます。
少なめの予算だからこそ、最適なクリエイティブを何度もテストし、修正を繰り返せます。
仮に本格的に攻略したい場合は、広告を最適化するために月100万円前後の予算を確保するのが望ましいでしょう。
3.年齢や性別など明確なターゲットへリーチできる
Instagram広告は精度の高いターゲティングが実施できることもメリットです。具体的には以下の情報をもとにターゲット設定できます。
- 年齢や性別
- 地域
- 趣味や関心があるもの
- 職業
- 結婚
正確にターゲティングすることで、費用の無駄を抑えられます。
4.広告感を出さずに掲載できる
Instagram広告は、他のwebやSNS広告のようにあからさまな広告感を出さずに掲載できます。
例えば最もベーシックな広告であるフィード広告は、一般的なユーザーの投稿と同じように配信されます。
一見広告と分からない画像や動画であれば、タイムライン上でしっかり見てもらえ、ユーザーの興味を引けるでしょう。
インパクトも大きければ、高いアクション率を見込めます。
5.海外に向けてマーケティングもできる
Instagram広告では、海外へ向けてマーケティングもできます。
例えばハッシュタグを使う際「#寿司」や「#着物」を「#sushi」「#kimono」に変換するだけで、海外ユーザー向けにブランディングすることも可能です。
他にも、Instagram広告では画像や動画といったビジュアルでの訴求がメインとなるため、テキストのみの広告よりも圧倒的に伝わりやすいです。
Instagramで広告を出すデメリット3つ
Instagramで広告を出すデメリット3つを紹介します。
- ユーザー属性を見極める必要がある
- 広告をスルーされてしまう可能性もある
- 写真や動画も必要になる
それぞれ確認していきましょう。
1.ユーザー属性を見極める必要がある
Instagram広告は、細かいターゲティングが設定できるメリットがありますが、その分、ユーザー属性をしっかり見極める必要もあります。
広告を利用する際は、利用しているユーザー層を把握し、その中で細かくターゲットを絞る必要があるため、時間もかかるでしょう。
仮にターゲティングを正確に行ったとしても、利用する広告の形式がズレている場合、効果も薄くなってしまいます。
事前にしっかり属性を見極める必要があるため、ただ出稿しても高い効果は望めないと考えておきましょう。
2.広告をスルーされてしまう可能性もある
Instagram広告は、あからさまな広告感がない点もメリットですが、広告感がないからこそ、魅力的なクリエイティブでなければスルーされてしまいます。
商材やターゲットによっては、他のSNSを使った方が販促アップに効果的な場合もあるため、注意しましょう。
広告をスルーされないためにも、動画にはテキストを入れたり、画像は見やすくしたりして工夫することをおすすめします。
3写真や動画も必要になる
Instagramでは、テキスト以外にも魅力的な写真や動画も必要になります。
普通に撮っただけの写真ではなく、テキストを入れたり、加工をしたりとより目を引く魅力的なクリエイティブにしましょう。
動画を投稿する際も、見やすいように字幕を挿入したり、BGMやSEをつけたりとオリジナリティを加えることをおすすめします。
Instagram広告を出すまでの3つのステップ
Instagram広告を出すまでの3つのステップを紹介します。
- FacebookとInstagramを提携させる
- キャンペーンの目的や掲載期間を設定する
- 支払い設定をして掲載させる
ぜひ最後までチェックしてみてください。
1.FacebookとInstagramを提携させる
Instagram広告はFacebookと同じ広告管理画面を使うため、まずはアカウント連携が必要不可欠です。
Facebookのアカウントを持っていない人は先に登録をしましょう。
アカウントを持っている人はInstagramにログインし「プロアカウントに切り替える」ボタンを押します。
そこをクリックするとFacebookと連携するページが現れるため、完了させます。
PC上では「プロアカウントに切り替える」ボタンが表示されないため、スマホから行いましょう。
2.キャンペーンの目的や掲載期間を設定する
ビジネスマネージャーから広告キャンペーンの作成や目的など、詳細を決めます。
「作成ボ」タンをクリックすると広告出稿の手順に進めるため、マーケティングフローに沿った以下の11項目から目的を選択しましょう。
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリのインストール
- 動画の再生回数のアップ
- リード獲得
- メッセージ
- コンバージョン
- カタログ販売
- 来店数の増加
予算設定は「1日」と「通算」から選べます。1日の予算が細かく決まっている場合は、1日が好ましいでしょう。
3.支払い設定をして掲載させる
最後にビジネス設定に戻り「支払い」をクリックしましょう。
クレジットカードの登録ができたら、配信準備は完了です。
広告配信してから間違いを見つけないためにも、最後に以下の点をしっかり確認しておきましょう。
- 文章やリンク先は間違っていないか
- ポリシーに違反していないか
- 配信するアカウントは適切か
- ターゲットは適切か
実際に広告を出す方法がわかったら、次は効果を上げるコツを意識しましょう。
Instagram広告の費用対効果を上げるコツ6つ
Instagram広告の費用対効果を上げるコツ6つを紹介します。
- 目を引く写真や動画にする
- ハッシュタグを使う
- 推奨サイズの画像や動画にする
- いいねなどのリアクションを促す行為はしない
- 画像内のテキスト量を20%以内にする
- 実際に伸びているアカウントやプロを参考にする
ぜひ最後までチェックしてみてください。
1.目を引く写真や動画にする
Instagramは写真や動画がメインのSNSになるため、まずはインパクトのあるクリエイティブを作る必要があります。
細部まで作り込んだクオリティの高い動画や、利用シーンが明確にイメージできる詳細画像など、こだわりを持った広告を意識すると良いでしょう。
また、同じ項目ばかり流れてくるとみている人も慣れてしまうため、広告の使い回しはしないようにすることが大切です。
2.ハッシュタグを使う
ユーザーはInstagram内で検索する際に、ハッシュタグを使います。
例えば美味しいカフェを東京で探している場合「#東京カフェ」「おすすめカフェ」で検索します。
よって、飲食系の広告を運用している場合は「#夜景」「#おしゃれランチ」など店舗の特徴や魅力をアピールできるハッシュタグを利用しましょう。
3.推奨サイズの画像や動画にする
サイズが大きすぎたり小さすぎたりする場合、広告が配信されないケースもあるため注意しましょう。
広告の最大最小解像度は以下の通りです。
最大解像度 (ピクセル) |
最小解像度 (ピクセル) |
|
正方形 | 1936×1936 | 600×500 |
横型 | 1936×1936 | 600×315 |
縦型 | 1936×1936 | 600×750 |
動画の場合は「.mp4 」または 「.mov」形式、最大サイズは4GBまでです。
フィード広告で表示できる動画広告の長さは最大120秒ですが、離脱されないためにも、冒頭3秒以内にブランドや伝えたいことを入れると良いでしょう。
4.いいねなどのリアクションを促す行為はしない
リーチを人為的に増やす目的で「いいね」やコメント等のリアクションを促す戦略をエンゲージメントベイトといいます。
こうした戦略は許可されていないため、表示の順位が下がってしまいやすくなります。
「コメントしてくれた人にプレゼント」などの企画を行う際は注意しましょう。
5.画像内のテキスト量を20%以内にする
画像内のテキストを20%未満に抑えることで、パフォーマンスが高くなることがFacebookでの調査にて判明しています。
よって、画像にテキストを入れる際は、文字数を少なくしたり、フォントサイズを小さくしたりしましょう。
6.実際に伸びているアカウントやプロを参考にする
実際に伸びているアカウントや、Instagram広告のプロなどを参考にしても良いでしょう。
例えば、ゲームアプリを手がけるモンスターストライクは、リエンゲージメントを目的にインスタグラム広告を展開しています。
ターゲティングを活用し、モンスターストライクから離れている可能性があるユーザーにも、効率よくアプローチしています。
イベントやキャンペーンのタイミングに合わせて広告を配信しているため、コンバージョンも高まっています。