「Twitterのスペースってなに?」
「どんなことができるの?」
「スペースのやり方が知りたい」
Twitterのスペースとは、一時期大ブームとなった音声配信アプリ「Clubhouse(クラブハウス)」のような機能です。音声を使って配信したり、聞いたりできる新しい機能です。
Twitterのスペースは、2021年5月から本格的に実装された機能なので、よくわからないという方もいるでしょう。
そこで、こちらの記事では、以下の内容について解説していきます。
- Twitterスペースの概要
- Twitterスペースのやり方・参加方法
- Twitterスペースの便利な機能
- Twitterスペースを利用するときの注意点
Twitterスペースの機能を詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
Twitterのスペースとはリアルタイムで会話できる新しい機能
Twitterスペースとは、Twitter上で音声の会話ができる機能です。Twitterのアカウントを持っていれば、誰でも参加可能です。
Twitterのスペースでは、3者で成り立ちます。
- ホスト・・・スペースを作成する人。スピーカーへの招待、スペースの終了などの権限がある
- スピーカー・・・ホストから発言する権限を与えられた人
- リスナー・・・ホストとスピーカーの発言を聴ける人。発言はできない
ホストには「共同ホスト」が存在します。ホストに招待された、ホストと同様の権限を持ちます。ホストは、共同ホストを最大2名まで招待可能です。
なお、以前はスペースを開始するための条件が「フォロワー600人以上」とされていました。しかし、現在は条件が撤廃され、公開アカウントなら誰でもスペースを開始できる仕様になっています。
【ホスト】Twitterスペースのやり方6ステップ
ホストがTwitterスペースを始める方法を、6ステップで紹介します。
- スペースを作成する
- スペースを開始する
- 参加条件を設定する
- 会話を始める
- ユーザーを招待する
- スペースを終了する
手順を知りたい方は、チェックしてみてください。
1.スペースを作成する
ホストは、スペースを開始します。公開アカウントであれば、誰でもスペースを作成できます。
ホームのタイムラインで「ツイート作成」を長押し。左にある新規スペースアイコンをタップしてみてください。紫色のアイコンが、スペースのものです。
the time has arrived — we’re now rolling out the ability for everyone on iOS and Android to host a Space
if this is your first time hosting, welcome! here’s a refresher on how pic.twitter.com/cLH8z0bocy
— Spaces (@TwitterSpaces) October 21, 2021
2.スペースを開始する
「スペースを開始する」をタップすれば、すぐに公開されます。スペースの名前は任意で設定できるので、テーマが決まっていれば入力しておくと良いでしょう。
スペースが公開されると、タイムライン上部に紫枠のアイコンが表示されます。フォロワーにも表示されるので、気づいてもらえる可能性が高いでしょう。
3.参加条件を設定する
スピーカー(発言できる参加者)をスペースに含める場合、参加条件を設定します。
スペースを開始すると、画面の下に「まだ他のユーザーはいません」と表示されます。タップ→「・・・」→設定の順にタップして、発言できる参加者を以下の3つから選択します。
- 全員
- フォローしているアカウント
- スピーカーとして招待したアカウントのみ
ホストのみが発言する場合は「スピーカーとして招待したアカウントのみ」を選択して誰も招待しなければ成立します。
4.会話を始める
画面左下にマイクボタンがあるので、オンにして会話してみましょう。スペースを開始したら、共有ボタンで告知可能です。
タイムライン上には、フォロワーにしかスペースアイコンが表示されません。しかし、告知ツイートからなら、フォロワー以外の人でも参加可能です。
5.ユーザーを招待する
スペースを作成し、発言できる参加者を「スピーカーとして招待したアカウントのみ」としている場合、DMを送ってスピーカーを招待できます。スピーカーとして招待できるのは、最大10人までです。
6.スペースを終了する
スペースを終了するには、画面上の「終了」をタップします。「スペースを終了しますか?」というメッセージが出たら「終了する」で終わります。
ホスト側が終了を押せば、スピーカーやリスナーも退出になります。
Twitterスペースの参加方法2選
ホストがスペースを開始した際、スピーカーやリスナーはどのように参加するのか確認しておきましょう。
- スピーカーとしてホストから招待を受けて参加する
- リスナーとしてスペースに参加する
2通りの参加方法を紹介していきます。
1.スピーカーとしてホストから招待を受けて参加する
スピーカーとして招待を受けて参加する方法は、以下の手順です。
- ホストから招待のDMを受け取る
- 承認するかどうか選べるので「このスペースに参加」をタップ
- スピーカー(または発言者)を選択し、再び「このスペースに参加」をタップ
iOS版は「スピーカー」ですが、Android版は「発言者」と表示されます。
2.リスナーとしてスペースに参加する
リスナーとしてスペースに参加する方法は、2通りあります。
- フォローしている人がホストになる・・・タイムライン上部に紫枠のアイコンが表示される。アイコンをタップして「このスペースに参加」をタップ
- フォローしていない人がホストになる・・・告知ツイートから「このスペースに参加」を選択。再び「このスペースに参加」をタップ
リスナーの場合、発言はできず聴くだけです。
Twitterスペースの便利な機能4選
Twitterスペースには便利な機能があります。こちらでは、3つの便利機能を紹介します。
- 録画して参加できない人に視聴してもらう
- スケジュールで事前にゲストに通知する
- 参加者に対して削除やブロックを行う
- スペース内でリアクションを送る
スペースを利用する方は、ぜひ参考にしてみてください。
1.録画して参加できない人に視聴してもらう
スペースを録画すれば、参加できない人が後ほど視聴することが可能です。録画の手順は以下の通りです。
- スペース作成時に「Record Space(スペースを録画する)」をオンにする
- 録画中であることがアイコン上部に表示される
- スペースが終了すると、ホストにスペースへの参加人数と録画データを共有するリンクが表示される
録画データは編集が可能です。始めの誰も話していない時間などはカットできます。
また、録画データは30日間アクセスでき、削除も可能です。ホストとスピーカーには「REC」の表示が出るため録画していることがわかります。しかし、リスナーには録画表示がされません。
2.スケジュールで事前にゲストに通知する
スペースは、あらかじめ開催日を決めてスケジュールできます。手順は、以下のとおりです。
- 「スケジュールする」をタップ
- スペースを公開する日付・時間をタップ
- ゲストはスペースのリマインダーを受け取れる
- スケジュールしたスペースを開始すると、ゲストに対して通知が届く
ホスト側は2週間前から1つのスペースをスケジュール可能です。2週間後まで何もできないということはなく、その間に即席のスペースは作成できます。
3.参加者に対して削除やブロックを行う
ホストや共同ホストは、スペース内のアカウントを削除したりブロックしたりできます。アカウント削除する方法は、以下の手順です。
- スペース内のプロフィール写真をタップする
- 「ブロックして削除」をタップする
ミュートをする方法は、以下の通りです。
- アカウントのプロフィールをタップする
- オプションメニューから「マイクをミュート」をタップ
- アプリ内通知によりミューとしたことが通知される
参加者をブロックすると、Twitterアカウントをブロックすることになります。
4.スペース内でリアクションを送る
スペース内では、リスナーが「Twemoji」というリアクションを送れます。2022年2月時点では、スペースに5つの「Twemoji」があります。
リアクションを使う主なシーンは、以下の4つです。
- ホストやスピーカーの話に反応するとき
- ホストやスピーカーに存在をアピールしたいとき
- スペースを退出する時(手をふる)
- アンケートの回答手段にする
リスナーは視聴のみですが、リアクションが送れるので、スペース盛り上げたり、一体感を作ったりが可能です。
Twitterスペースを利用するときの注意点
Twitterスペースを利用するときの注意点もチェックしておきましょう。
- 参加したことは他のリスナーに知られる
- 非公開アカウントはホストとしてスペースを作成できない
- アーカイブをONにしなければ録音が残らない
- スピーカーとして話せるのは最大10人
Twitterのスペースの詳しい機能について、よくわからない方はチェックしてみてください。
1.参加したことは他のリスナーに知られる
スペースでは、ホスト、スピーカー、リスナー全員に参加者が表示されます。たとえ発言できなくても、アカウント一覧にはあなたのアイコンがリスナーとして表示されてしまいます。
あなたが参加したことは、他の参加者にもわかるので、現時点で匿名での視聴は難しいでしょう。
2.非公開アカウントはホストとしてスペースを作成できない
非公開アカウント(鍵垢)は、ホストとしてスペースを作成できません。しかし、他のアカウントが開始したスペースへの参加は可能です。
非公開アカウントで聴くだけのリスナーでも、スペースに参加したことは他の参加者に表示されます。
3.アーカイブをONにしなければ録音が残らない
Twitterスペースは、以前アーカイブ(録音)ができませんでしたが現在は誰でも利用できます。ただし、自動的に録音してくれるわけではありません。
アーカイブとして残したい場合は、スペースを作成する前に「スペースを録音する」をONにしておく必要があります。スペースを開始して、左上に「REC」と表示されれば、きちんと録音が残ります。
4.スピーカーとして話せるのは最大10人
スペースを作成した場合、ホストがスピーカーとして招待できるのは最大10人までです。なお、ホスト側は、自分が開いたスペースを自由に管理できます。
例えば、
- 参加者を全員リスナーにする
- スピーカーを一斉ミュートにする
- リスナーやスピーカーを強制退出させる
など。なお、ホストとしてスペースを開始できるのは、iOSまたはAndroidのアプリのみです。参加はブラウザ版からでも可能です。