こんにちは,現在大学でロボット工学を専攻している学生エンジニアの迫佑樹(@yuki_99_s)です.
最近流行りの匿名質問サービスで,『迫さんが初めてプログラミングを学んだのはいつですか?』という質問をいただきました.
高校生3年生のときにArduinoでプログラミング入門しました!
んでC言語→Rubyといろんな言語にハマっていったんです。 pic.twitter.com/vQppxdoZm1— 迫 佑樹 (@yuki_99_s) 2017年12月14日
僕が初めてしっかりとしたプログラミングを学んだのは高校生の時.Arduino(アルドゥイーノ)と呼ばれるものを使ってロボットを作り始めたのがきっかけです.
この小さなボードがArduinoで,センサやモータをつなぐことができます.そして,Arduinoとパソコンを繋げてプログラムを書き込むことで,色々なものを自由自在に制御することができるんですよ.
Arduinoの難易度は比較的低めで,電子工作とプログラミングを両方同時に学ぶことができるので,ロボット制作の基礎を学びたいって方にもオススメです
ただ,デメリットとしては電子工作なので抵抗や配線,センサなどを購入する必要が出てくるんですよね.
ということで今回は,電子工作やロボット制作入門者向けに,『とりあえずこれを買って遊んでみると良い!』というキットと本を紹介したいと思います.
このキットだけでArduinoで遊べる!
Amazonで販売されているArduinoをはじめようキットというが一通りセットになって売っていてオススメです.
僕も実際,1セット持っていて,中身はこんな感じになっています.
キットの内容としては以下のようになっていて,Arduinoと接続するためのケーブルやジャンパワイヤ(配線),センサ類などが一通り入っているため届いたらすぐに遊べるようになっています.
- Arduino Uno本体(マイコンボード) 1個
- 固いジャンパワイヤ 1セット
- 柔らかいジャンパワイヤ10本
- タクトスイッチ,CdS用抵抗器
- 抵抗(1kΩ抵抗×3本,10kΩ抵抗×2本,330Ω×1本,270Ω×1本)
- ブレッドボード 1個
- USBケーブル 1本
- LED 3個 (3種類)
- タクトスイッチ 1個
- CdSセル(光センサ) 1個
- MOS-FET(温度センサ) 1個
- ダイオード 1本
- 説明書
AmazonではArduino単体で販売しているものなどもありますが,初心者には一通り全部揃っているこれが一番いいんじゃないかなと思います.
また,一部『Arduino対応互換ボード』というもの販売されています.ただ,『互換ボード』は純正品じゃないためにサポートが効かないので気をつけてください
これだけ全部揃って値段は4000円ちょっととなっています!
Arduinoの入門本は必須!
そして,キットに加えてArduinoの入門書を1冊持っておくことは必須です.
なぜなら,Arduinoは回路・プログラムを両方やらないといけないがために初心者は意外なところでつまずいてしまうことも多いんです
『配線をさす場所が1箇所違ったから動かなくて1時間考えた』みたいなこともよくあるので,初心者は丁寧に解説してある入門書を一冊持っておくことがオススメ.
個人的にはプログラムの書き込み方や回路の組み方などを写真やイラスト付きで紹介しているこちらの本がよかったです.
回路初心者だと,『そもそもこのパーツの名前がよくわからない…』みたいなこともありますよね?
回路はイラスト付き,そしてプログラムも全文しっかり載せてくれているので初心者も迷わず進めることができます
まとめ
今回,私が実際に使ったことがあるキット及び入門書として以下の2つを紹介しました.
Arduinoは,実際に回路を組み立て及び制御プログラムの作成までを行うので,動きのあるものを作ることができてとても楽しいです
そして,基礎部分を理解したら自分でモータなどを購入して簡単なロボットを作ってみるのも面白いし勉強になります.以前つぶやいたピアノを弾くロボットもArduinoで作っているので,工夫次第で色々できるはず.
そういえば今日の実験でピアノが弾けるようになった pic.twitter.com/IGQZi7HZDk
— 迫 佑樹 (@yuki_99_s) 2017年11月30日
『電子工作なんてやったことがなくて難しそう…』と思っている方も,やってみると意外と簡単なのでチャレンジしてみてくださいね!