昨日,こんなツイートをしたところ,5000リツイート,5000いいねをいただきました.
QRコードを少しずつ塗りつぶしていって、誤り訂正を使っても読み取れなくなった方が負けっていうゲームを開発した pic.twitter.com/aR4TTwKHZ1
— 迫 佑樹@新学期開始 (@yuki_99_s) 2017年4月12日
ことの発端は昨日の飲食店でふと思い立ってアンケート用紙を手に取ったこと.
どこにでもあるQRコードを使ったゲームなのですが,意外と面白かったので書いておきます.
イメージ的にはデジタルの黒ひげ危機1発みたいなものです
どんなゲーム?
身近にあるQRコードを用意します.
ここでは,例として私が作ったQRコードとしますが,飲食店などで遊ぶ時はお店のアンケート用紙に書いてあるQRコードなどを利用すると良いと思います.
※アンケート用紙は遊ぶための紙ではありません,QRコードで遊んだ後はちゃんとアンケートに回答してお店に渡しましょう.
※このゲームは書き込みを行います.書き込んじゃいけない場所への落書きはやめましょう.
さて,先程のQRコード,スマホなどのQRコード読み取りアプリを使えば,こんな文字が出現するはず.
ここでなのですが,QRコードって一部隠してもちゃんと読み取れることはご存知でしょうか?
一部,丸い物体を置いて隠してみます.
これを読み込んでみましょう.
問題なく読み取れちゃいました.
なぜかというと,QRコードの作りに理由があります.
QRコードって,紙に印刷されたり,広告に貼り付けられたりして使われることが多いですよね.
そのため,多少QRコードが汚れても読み取れるようになっています
その性質を活かし,1枚のQRコードをみんなで回してペンで塗っていき,QRコードが読み取れなくなった時点でその人の負けというのがこのゲームです.
ゲームのルールは?
上でほぼ説明しちゃいましたが,複数人でQRコードを塗っていき,読み取れなくなった時点で負けというゲームです.
交互に1マスずつ塗っていきます.
単純ですね.単純だけど,あの有名ゲームの黒ひげ危機一髪のようなスリルを味わえます.
ゲーム終了後はちゃんとアンケートに回答しましょうね!! じゃないと紙の無駄遣いになっちゃいますよ!!
ちょっとした雑談
話はガラッと変わりますが,CTFという競技はご存知でしょうか?
プログラミングとかセキュリティの問題を解いて,Flagと呼ばれる文字列を見つけ出す,ハッカーの遊びです
「用意されたサーバーに不正アクセスをして隠された文字列を見つけ出す」といったような問題が用意されています.
SECCONというCTFイベントの2013年度の予選で,「焼け落ちたQRコードを復元せよ」という問題がでているのをみたことでQRコードの仕様について調べたことがありました.
これだけ損傷の激しいものも頑張れば復元できるんですよね… すごい.
という経験があり,暇つぶしに思いついたのが,今回のQRコード黒ひげ危機一髪ゲーム.
QRコードは,大きさも様々,復元レベル(QRコードの汚れの許容具合)も様々なので,やってみるとちょっと盛り上がります.
「ここを塗るとマズイ…!!」とかいうのはQRコードの仕様を調べてみると分かります,が調べないで運ゲーとしてプレーしたほうが盛り上がると思います.
飲食店で遊んでみて,負けた人が支払うなんてルールも面白いかも
普段なにげなく見たり使ったりしているQRコードみたいなものでも遊び道具になるんです,というお話でした.