「Instagramマーケティングにはどんな方法がある?」
「具体的なやり方は?」
「成功のコツや事例が知りたい」
などと考えていませんか?
利用者が急増しているInstagramを使ったマーケティングの重要性は高まっています。
Instagramマーケティングを成功させることで、売上をさらに伸ばすことが可能です。
ところがどのように実行すればいいのかがわからないと、参入しづらいですよね。
そこで本記事ではInstagramのマーケティングについて、以下の項目を解説しています。
- Instagramマーケティングの概要やメリット
- 実行方法
- 成功のコツや事例
この記事を読めば、Instagramでマーケティングを行う方法が理解できるはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
Instagramマーケティングの概要をサクッと30秒で解説
Instagramのマーケティングでは「写真」や「動画」といった、視覚的なコンテンツを活用します。
Instagramをマーケティングに活用する際、用いられる施策は以下の3つです。
- Instagramアカウント運用
- Instagram広告
- インフルエンサーマーケティング
アカウント運用では、Instagramの機能である投稿やストーリーズを活用してフォロワーを増やし、認知度拡大を目指します。長期的に自社やサービスのファンを作りたい場合におすすめです。
広告は料金をしはらい、既存のインスタグラムユーザーに対してPRを行います。
普段見ているストーリーズやフィードの中に組み込まれるため、見られやすい点が特徴です。
インフルエンサーマーケティングは、すでにフォロワーの多いアカウントにPRを依頼する方法です。
単発ですが関連性の高いアカウントだと、大きな効果を発揮します。
いずれかの手法を利用して、自社商品やサービスの認知度を拡大する方法が、Instagramマーケティングの概要です。
Instagramマーケティング4つのメリット
ここからは、Instagramマーケティングを活用することで得られるメリットを紹介します。具体的には以下の4つです。
- 購買意欲を促進できる
- 購入への導線作りができる
- ブランディングに役立つ
- 無料で利用可能
詳細は以下をご覧ください。
1.購買意欲を促進できる
Instagramの特徴である写真投稿や動画投稿は、ユーザーの購買意欲を促進します。
自社の商品やサービスを視覚的に伝えることで、ユーザーから関心を持たれやすい点が特徴です。
特に写真や動画との相性がいいジャンルだと、大きな効果を発揮します。
- アパレル
- グルメ
- コスメ
- 旅行
などです。
FacebookやTwitterなど他のSNSでも写真投稿は可能ですが、基本的には文字情報がメインです。
写真や動画がメインで視覚的な伝達能力が高い点は、Instagramならではのメリットだといえます。
2.購入への導線作りができる
Instagramの投稿にウェブサイトのリンクが貼れるので、サービスや商品購入への導線作りができます。
ユーザーからするとわざわざ検索して探す手間が省けるため、離脱を減らすことが可能です。
- プロフィール欄
- ストーリーズ内
- 投稿写真
特にECサイトを展開している事業主や企業であれば、Instagramに力を入れることで効果的な動線が作成可能です。
また、Instagramに搭載されている「地図検索機能」や「予約機能」も購入への導線作りにうってつけだといえます。
様々な機能を用いて、購入までの流れをスムーズに構築できるのが、Instagramのメリットです。
3.ブランディングに役立つ
視覚的な表現によって企業の世界観が作りやすく、ブランディングへと結びつけやすい点がInstagramを活用するメリットです。
例えば、投稿内容や投稿時のスタイル、写真に使われる色などを工夫することで、統一されたイメージを表現できます。
すると「◯◯のイメージは落ち着いている」「カラフルで楽しい」などの印象を植え付けることが可能です。
このように、集客や商品販売に限らず、ブランド戦略としてもInstagramは活用可能です。
4.無料で利用可能
Instagramでアカウントを運用するのに費用はかかりません。
マーケティングにお金をかけることなく、商品やサービスの周知が行えるのは大きなメリットです。
資本力の面で大企業に敵わない、個人事業主や中小企業であっても工夫次第で多くのユーザーにアプローチできます。
運用を成功させるには手間も時間もかかりますが、無料でも集客ができる点はメリットです。
Instagramマーケティング3つのデメリット
ここからは、Instagramマーケティングのデメリットを3つ紹介します。
- 写真や動画と相性の悪い商品には向いていない
- 拡散力が低い
- アカウントの運用は時間と負担がかかる
詳細は以下をご覧ください。
1.写真や動画と相性の悪い商品には向いていない
インスタグラムは、良くも悪くも写真と動画に特化したSNSです。
ビジュアルとの相性が良い商品やサービスであれば効果的ですが、写真や動画と相性が悪い商品には不向きだと言えます。
例えば、ITやコンサル、金融関係の商品などは、ビジュアルで伝えるよりも文字情報と組み合わせた方が商品の特徴を伝えやすいです。
もちろん、Instagramでも文字情報の記載は可能ですが、写真がメインという認識を持たれているため、他のSNSよりも読まれる確率は下がるでしょう。
写真や動画で伝えづらい商品は他のSNSを利用するか、写真や動画でもアプローチできるような工夫が必要です。
2.拡散力が低い
InstagramはTwitterなどと比べて拡散力が高くありません。
Twitterでいう「リツイート機能」のように、拡散・シェアする機能がほとんど用意されていないからです。
特に普段の投稿をInstagram内でシェアする方法は、ストーリーズへのタグ付けのみと、かなり限られています。
情報を素早く拡散させたいのであれば、TwitterやFacebookを利用した方が良いでしょう。
3.アカウントの運用は時間と負担がかかる
Instagramのアカウント運用を成功させるには、まとまった時間と手間がかかります。
多くのフォロワーを獲得するには、定期的な投稿や改善が必要になるからです。
すぐにでもマーケティングの効果が欲しいのであれば、アカウント運用ではなく広告がおすすめです。
ただし広告には費用が発生するため、多額の予算が必要だと思っておきましょう。
アカウント運用は、すぐに効果が出るわけではないので、長期的な目線を持つ必要があります。
【3パターンを解説】Instagramマーケティングを行う手順
インスタグラムマーケティングに用いられる施策は以下の3種類です。
- Instagramアカウント運営
- Instagram広告
- インフルエンサーの活用
それぞれの施策の特徴や実行に必要な手順について解説していきます。
Instagramアカウント運営の実践方法
Instagramマーケティングのベースとなるのが、アカウントの運営によるマーケティングです。
自社のアカウントを立ち上げて、定期的なコンテンツの投稿を行うことで顧客にアプローチしていきます。
Instagramアカウントを自社で運用する場合、運用前にいくつか決めておくことがあります。
具体的には、以下の項目を事前に決めておきましょう。
- 運用の目的
- 対象となる顧客
- 投稿のコンセプト
- その他運用に関わる決め事
それぞれを詳しく解説します。
【運用の目的】
instagramアカウントの運用で何を達成したいのかを明確にしておくと、具体的な行動に移りやすくなります。
- 新規顧客の獲得
- 企業ブランディング強化
- 商品の認知拡大
など、ゴールを決めておくことが大切です。
【対象となる顧客の決定】
誰に対してアプローチするのかを決めておくことも重要です。
ターゲットが明確だと、投稿する内容やアプローチ方法が決めやすくなります。
例えば美容商品でも、OL向けなら「時短」・主婦向けなら「値段」など、様々なPRポイントがあります。
自社の商品特徴から、どういった顧客をターゲットにすれば良いのかを決めていきましょう。
【投稿のコンセプト】
フォロワーを多く集めているアカウントは、投稿内容が統一されていることが多いです。
デザインやフォントなどをあらかじめ決めておき、自社のイメージを最大限に伝えられる投稿を用意しましょう。
事前に対象のターゲット層にアンケートを取るなどして、世界観を統一してみてください。
【運用に関わる情報】
アカウント名や更新スケジュールなど、実際運用を行う際に必要になる事項を決めておきましょう。
特に投稿ペースの決定は重要です。
Instagramにはフィード投稿やストーリーズ・リールなど、様々な投稿方法があります。
すべてをバランスよく進めていくためにも、あらかじめルール化しておくことが大切です。
Instagram広告の実践方法
Instagram広告は、自社アカウントのフォロワー以外にアプローチする際におすすめの方法です。
ただし、アカウント運用の場合とは違ってInstagram広告は費用がかかります。
費用対効果を高くするためにも、事前に内容や種類を決定してから利用することが大切です。
Instagramで活用できる広告の種類は以下の6種類。自社商品との相性を考えて適切なものを選択するとよいでしょう。
【1.写真広告】
写真1枚とキャプションによる広告です。
他のアカウントの投稿と同じように表示されるので、広告感があまりない点が特徴だといえあmす。
【2.動画広告】
動画1本とキャプションの表示が可能です。
動きと音声でアプローチできるので、写真よりも印象に残る可能性が高いですが、準備に手間がかかります。
【3.ストーリーズ広告】
1枚の画像か、1本の動画をストーリーズに表示する広告です。
ストーリーズは多くの人に見られる場所なので、認知度を高める効果に優れています。
【4.コレクション広告】
メイン画像、もしくはメイン動画の下に商品カタログを表示できる広告。
多くの商品を持っているショップなどに効果的です。
【5.カールセル広告】
最大10枚の写真、もしくは動画とキャプションを表示できます。
1枚1枚の画像や動画ごとにリンクを付けられるため、一度にたくさんの商品を紹介したい時におすすめです。
【6.スライドショー広告】
画像や音楽・テキストを組み合わせて、3~10枚の画像をスライドショーのように配信できる広告です。
動画よりも制作が楽で、画像だけの広告よりもストーリー性を持たせられます。
料理のレシピなど、手順を紹介する広告におすすめです。
インフルエンサーの活用方法
すでに多数のフォロワーを抱えるインフルエンサーに商品やサービスを紹介してもらえば、商品やサービスの認知拡大が容易になります。
インフルエンサーをマーケティングに活用する場合、重要になるのはキャスティングです。
- 直接声をかける
- マーケティング会社を通じてキャスティング
- マッチングサービスを使ってキャスティング
などの方法が存在します。
コスト面を抑えたい場合は、直接インフルエンサーへの声がけが最適です。相場は1フォロワーあたり1~2円だと言われています。
ただし「何をPRすればいいのかわからない」「適した人材を探すのが面倒」という場合は、マーケティング会社やマッチングサービスを利用しましょう。
Instagramマーケティングの成功事例3選
ここからは、Instagramマーケティングの成功事例を3つ紹介します。
- 松屋
- tokyobike
- DAISO
1.松屋
牛丼で有名な「松屋」はInstagram上でユニークな投稿を展開することでフォロワーを獲得しています。
例えば、一見するとおしゃれでかっこいいファッションの投稿に見せかけて、実は洋服の一部に松屋のロゴが入っているなどです。
他にも、アニメのパロディとして松屋の牛丼を登場させたり、たまごっちのパロディを行なっていたりと、ユニークな投稿で溢れています。
飲食の枠にとらわれないアイデアで、フォロワーを獲得している成功事例です。
2.tokyobike
2002年に誕生した東京の自転車メーカーである「tokyobike」はInstagram上で多くのフォロワーを獲得しています。
tokyobikeの代表者によると、Instagramを開設した理由は「tokyobikeの世界観を広めてファンを獲得するため」。
単なる商品紹介にとどめるのではなく、Tokyo bikeがあると生活がどのように変化するのかにフォーカスを当てた投稿を行なったそうです。
結果、投稿される写真は日常の中にtokyobikeが溶け込む形でハイセンスなコンテンツが並んでいます。
3.DAISO
100円ショップ「DAISO」はInstagramで170万人以上のフォロワー獲得に成功しています。
投稿しているコンテンツは、DAISOで取り扱っている商品の説明です。
写真と文字を効果的に使うことで、商品の特徴をわかりやすく説明しています。
写真の中に挿入されている文字は読みやすいように工夫されているので、お気に入りの商品を探すのにうってつけのアカウントです。
ユーザーにとって役立つ情報を積極的に発信することで、商品に興味を持ってもらい、ファンを獲得していった良い成功事例です。
Instagramマーケティングを成功させる5つのコツ
ここからはInstagramマーケティングを成功させるコツを紹介します。具体的には以下の5つです。
- 投稿内容の分析を行う
- 定期的に投稿する
- ハッシュタグをうまく活用する
- 効果的な時間に投稿する
- 投稿のイメージを統一する
詳細は以下をご覧ください。
1.投稿の内容を分析する
Instagramマーケティングを成功させるには、闇雲に投稿を続けるだけではダメです。
投稿した内容がどのくらい効果的であったのか、結果を確認し、改善を行うための分析作業が必要になります。
Instagramで投稿したコンテンツの効果をより的確に把握したいのであれば「インサイト」の分析を行いましょう。インサイトとは、Instagramに標準搭載されている分析ツールです。
- 投稿の閲覧数
- 投稿の表示回数
- 投稿に何かしらの反応を示した数(いいねやコメントなど)
- プロフィールへのアクセス数
- フォローされていないユーザーに投稿を閲覧された数
- プロフィールのリンクをクリックした数
- フォロワーの性別・年齢層
- フォロワーの所在地
などを確認dけいます。
上記の項目を総合的に分析しながら、投稿の改善を行うことで、フォロワー数の増加や反応率の向上などが狙えます。Instagramマーケティングを成功させるには、投稿の分析は必須です。
2.定期的に投稿する
Instagramの成功に定期的な投稿が欠かせません。
投稿コンテンツの少ないアカウントはフォローされにくく、間隔が開きすぎていると更新されていないアカウントだと判断されてしまいます。
ユーザーの関心を引き留めておくためにも、また継続した投稿でファンを増やすためにも、定期的に投稿を行いましょう。
3.ハッシュタグをうまく活用する
Instagramで投稿を拡散するには、ハッシュタグを有効活用する必要があります。理由は以下の3つです。
- シェア機能が搭載されていないから
- ハッシュタグで検索する文化があるから
- ユーザーはハッシュタグのフォローが可能だから
Instagramはシェア機能が乏しく、新規のアカウントが発見されるには「おすすめに表示」か「ハッシュタグ」がほとんどです。
おすすめに表示されるにはアカウントが育つ必要があるので、まずはハッシュタグを狙っていきましょう。
4.効果的な時間に投稿する
利用者が多い時間に投稿した方が、投稿の見逃しが少なくなるので投稿時間を工夫しましょう。
おすすめの投稿時間は就業時間外です。具体的には以下の時間帯がおすすめです。
- 6時から8時(出勤時間前)
- 12時から13時(お昼休み)
- 20時から22時(ゴールデンタイム)
上記の時間は、Instagramにアクセスするユーザーが多くなります。
投稿時間も上記の時間帯に合わせた方が、より多くのユーザーに見られやすくなるでしょう。
5.投稿のイメージを統一する
投稿される内容が統一されていると、どういったアカウントなのかがすぐに分かるため、フォローされやすくなります。
統一感を出すためにも、どういった投稿を行うのかを事前に決めておきましょう。
- 1枚目の画像のデザインを統一する
- ジャンルを1つだけに定める
- 使う色を1~2色だけにする
など、イメージを固めておきましょう。