「ネットを使って起業してみたい」
「ネット起業にはどのような仕事があるのだろうか」
「メリットやデメリットを確認しておきたい」
インターネットを利用して「ネット起業」を始めてみたいという方も多いのではないでしょうか。
インターネットビジネスは場所を選ばず仕事ができるので、自由に働けるというイメージを持っているかもしれません。
ただしネット起業といってもさまざまな仕事があり、選ぶ職種によって必要なスキルや環境が異なります。
そこで今回は、ネット起業について以下の内容で解説していきます。
- ネット起業の概要
- ビジネスモデル
- ネット起業のメリット・デメリット
ネット起業を考えている方は参考にしてみてください。
そもそもネット起業とは
ネット起業とは、インターネットを利用してビジネスを始めることです。受注から納品まで、インターネット上ですべての取引を行うことを指します。
そのため、元々実店舗がある小売店がインターネット通販を始めることはネット起業に含まれません。
インターネット環境とパソコンがあれば、ネット起業は可能です。一般的な起業に比べると、初期費用がそれほどかからず、誰でも始めやすいのが特徴です。
副業としてネット起業を選ぶのも良いでしょう。
誰でも簡単に始められますが、その分ライバルも多く、成功するかしないかは自分次第です。
そのため、しっかり目標を立てて起業を始めることが大切だといえます。
ネット起業のビジネスモデル5選
こちらでは、ネット起業のビジネスモデルを5つ紹介します。
- Web関連の仕事の請負
- ネットショップ
- オンライン講師
- ライブ配信
- 物販ビジネス
どのような仕事が自身に向いているのか、参考にしてみてください。
1.Web関連の仕事の請負
Webの仕事を請負するのも、ネット起業のひとつです。
即金性が高く、早く成果を出せます。
さまざまな仕事がありますが、代表的なものには、
- ライター
- デザイン
- 動画制作
- HP制作
などがあります。自身のスキルを活かせるので、得意な分野があれば挑戦してみましょう。
請負で仕事をするには、自分で仕事を獲得しなければなりません。
仕事を獲得する方法はさまざまですが、
- クラウドソーシング
- 直接応募
- SNSやブログから受注
などが主です。ご自身に合う方法で仕事を受注していきましょう。
2.ネットショップ
ネットショップは、インターネット上に自分の店舗を構える方法です。
ネット上での開店は、実店舗よりもかかる資金が少ないのが特徴です。SNSの普及により、集客しやすいでしょう。
開業方法には2種類あります。
- ネット上のショッピングモールに出店する
- 自分のネットショップを開く
自分で商品を仕入れて売るのか、自分の作品を売るのかによって販売方法は異なります。
ネット上にはさまざまなネットショップがあるので、どのような商品が売れるのかしっかりリサーチすることが必須です。
3.オンライン講師
得意な分野を活かしてオンライン講師の仕事をすることも、ネット起業のひとつです。
- テキスト
- 動画
- 画像
などのデジタルコンテンツにすればオンライン講師の仕事ができます。
一度動画などのコンテンツを用意すれば、定期的に受講者から収入を得ることが可能です。Zoomなどを利用してセミナーを開催するのも良いでしょう。
得意なことや、人に教えられるほどのスキルを持っている分野がある人におすすめです。
4.ライブ配信
ライブ配信で報酬を得る人のことを「ライバー」ともいいます。リスナーからの投げ銭で報酬をもらうのが一般的です。
- YouTube Live
- 17 Live(イチナナライブ)
- SHOWROOM(ショールーム)
など、さまざまな配信アプリがあります。手軽に始められるので、副業として始める人も多い仕事です。リスナーを獲得することが大切なので、定期的に配信したりコミュニケーションを取ったりすることが必要でしょう。
収入は人によってかなりの差があり、数千円程度の人もいれば百万円単位で稼ぐ人もいるようです。
5.物販ビジネス
不用品や中古品などを安く手に入れて転売するビジネスも、ネット起業のひとつです。
専門的な知識はそれほど要らず、Amazonやメルカリを利用すれば手軽に始められるので、本業としても副業としても人気があります。
軌道に載ってきたら、ネット上で自分のショップを開設して本格的に転売を行うのも良いでしょう。
家に在庫を置くスペースがない人は「無在庫転売」という方法もあります。
物販は初心者でも始めやすいので、まずは売れそうな商品をリサーチしてみてください。
ネット起業のメリット5選
こちらでは、ネット起業を行うメリットを5つに分けて解説します。
- 誰でも始められる
- 一般的な起業よりも低リスク
- 場所を選ばない
- コストが抑えられる
- 様々なビジネスに展開できる
どのようなメリットがあるのか確認してみてください。
1.誰でも始められる
ネット起業は、パソコンとインターネット環境があれば誰でも始められます。インターネット上には、起業しやすいさまざまなサービスがあります。
- ブログ・・・WordPress・noteなど
- 商品を売る・・・メルカリ・minne・Baseなど
- ライブ配信・・・YouTube Live・17Liveなど
などのサービスを利用すれば、簡単にネット起業が可能です。それぞれのやり方も、インターネット上で探せるので、家にいながら起業できるでしょう。
また、ネット起業は副業として始められるメリットもあります。空いている時間を使って稼げるので生活に余裕を持ちたい人にも人気です。
2.一般的な起業よりも低リスク
ネット起業はインターネットさえあれば仕事ができます。ひとつの仕事に失敗しても、別の仕事に切り替えやすいのがメリットです。
一般的な起業では、店舗やオフィスを構えることがほとんどです。
店舗を構えていると、初期費用やランニングコストがかかっているため、失敗してもなかなか後に引けない場合があります。
ネット起業は初期費用もほとんどかからないので、一般的な起業に比べると「失敗したらどうしよう」という不安は軽減されるでしょう。
3.場所を選ばない
インターネットが使える環境にあれば、ネット起業は仕事をする場所を選びません。
- 自宅
- 街のカフェ
- コワーキングスペース
- シェアオフィス
など、自由な環境で仕事ができます。自分のライフスタイルに合う働き方ができるでしょう。
4.コストが抑えられる
ネット起業は実店舗を持たずに仕事ができます。自宅やカフェなどでも仕事ができるので、店舗を借りる家賃や敷金・礼金などが発生しません。
一般的な起業よりも金銭的リスクが少ないと言えるでしょう。
自分ひとりでビジネスを行う場合、人件費もかかりません。開業資金や運転資金があまりかからないので、負債をかかえるリスクが低いのはネット起業のメリットでしょう。
5.様々なビジネスに展開できる
ネット起業はさまざまなビジネスに展開できるメリットがあります。そのため、1つのビジネスに絞らずに視野を広く持つことも大切です。
例えば、
- アフィリエイトで成果が出たからネット配信でノウハウを発信する
- ブログが好評なのでライターの仕事も始める
- メルカリ転売の売上がかなり上がったので、自分の店舗を構える
など。ネット起業したらそこで終わりではなく、新しいことを学んで知識を身につけて行けば、どんどん仕事を展開させることが可能です。可能性が広がるのもネット起業の魅力といえます。
ネット起業のデメリット4選
ネット起業はメリットばかりではありません。デメリットやリスクもきちんと把握しておくと、失敗を未然に防げるかもしれません。
こちらでは、ネット起業のデメリットを4つに分けて解説します。
- 誰でも始めやすいためライバルが多い
- サイト炎上の影響を受けやすい
- 初心者を標的とした詐欺に遭う可能性がある
- 成果が出るまでに時間がかかる
ネット起業のデメリットもチェックしてみてください。
1.誰でも始めやすいためライバルが多い
ネット起業の良いところは誰でも簡単に始められることですが、そのためライバルが多いのが現状です。
コストが掛からず失敗したときの経済的な損失も少ないため、成功への執着心が希薄になりがちです。
参入者が多いからこそ、成功するめには努力が必要になります。ライバルが多いからこそ、人一倍努力して成功への気持ちを強く持つことが大切です。
2.サイト炎上の影響を受けやすい
ネットビジネスはサイトの炎上によるリスクが高いのもデメリットの1つです。取引でトラブルが起きたり、SNSやブログで不適切な発言をしたりすると、ネットを通じて一瞬で広まる危険性があります。
最悪の場合、サイトや提供するサービスが終了や閉鎖に追い込まれる可能性があります。注目を集めるためにわざと炎上させる「炎上商法」もありますが、かなり危険です。
炎上はネット起業ならではのリスクなので、不用意な発言などには注意しましょう。
3.初心者を標的とした詐欺に遭う可能性がある
ネット起業を始めようとするとき、初心者を標的とした詐欺に遭う可能性があるので注意しましょう。ネット起業のやり方がわからず不安な時に、甘い言葉を持ちかけてお金を巻き上げる詐欺師がいます。
- 100%成功するノウハウを教えます
- 楽して大金が稼げます
など。すべてが詐欺とは言いませんが、中にはこのようにネット起業の初心者をターゲットにしてお金だけを取る人もいるので気をつけてください。
4.成果が出るまでに時間がかかる
ネット起業は誰でも始めやすいですが、成果は皆同じではありません。成果が実を結ぶまでにはある程度の時間がかかります。継続的な努力が必要です。
なかなか結果が出ないからとすぐに諦めてしまえばそれまでです。万が一失敗したとしても「なぜ失敗したのか」を考え、次に活かすことで成長し続けられるでしょう。