こんにちは,学生エンジニアの迫佑樹(@yuki_99_s)です.
この『学生エンジニア』という肩書きを使えるのも,この記事で最後になりそうです.
実は今回,大学をやめてフリーランスとして独立することを決めました.
現在ちょうどお盆休み期間で手続き自体はまだなんですが,これからは1人のフリーランスエンジニアとして生きていきます.
目次
やめる決断をした4つの理由
少し悩みましたが,やめる決定打となった大きな理由は以下の4つ.
- 研究室に時間が取られすぎていて,自分の仕事ができない
- 大卒という資格にあまり興味がない
- 複数の継続的な収入源が確保できている
- プログラミングスキルによって,どう転んでも大丈夫な状態が作れている
1つずつ,みていきますね.
理由1. 研究室に時間取られすぎ問題
まず,勘違いしてほしくないところなんですが,研究自体は楽しかったです.
研究室の先輩・同期もめちゃめちゃいい人でした.
ただ,自分の仕事と両立させることを考えた時に圧倒的に時間がなかったんです.
多い時には週3で行われる全体ミーティングとそのための資料作り,そしてさらに全体ミーティングに向けた小ミーティング.
研究,ミーティング,そして自分の仕事の時間配分を考えると,どれだけ効率化を意識しても終わらない分量になっていたんですよね.
何かに費やす時間を増やしたければ,勇気を持ってやめることも必要だなという結論に至ったわけです.
さらにいうと,最近は人手が足りなくて外注さんを雇って仕事を回していたような状態でした.
『人を雇ってまで仕事回してる状態なのに僕自身が研究に時間を取られすぎるのはどうなのかな』っていう疑問も感じていたんですね.
理由2. そもそも大卒資格に魅力がない
そして,さらにいうとこの研究を終わらせることによって得られる『大学卒業』という称号自体があまり魅力的ではなかったんです.
そもそも,フリーランスとして働いて行くのであれば学歴ってそこまで重要ではないんですね.
万が一,自分のビジネスで失敗して就職する必要があったとしても,今までの実績があるので拾ってくれる企業は必ずあるはず.
以下のように,他の人とは違うアピールポイントや実績が僕にはたくさんあります.
- 動画教材を作り,Udemyのベストセラーになった経験
- 電子書籍を出版しKindle教育ランキング1位を取った経験
- 複数のiPhoneアプリ・Webアプリをリリースしてきた経験
- 個人ブログを含め3つのWebメディアの運営経験
その実績を使えば万が一の際に大卒資格なしで就職することは全く難しくないという結論に至りました.
理由3. 分散した収入源を持っている
『急に大学やめて生きていけるの?』という声もありそうですが,収入源はかなり分散できているのであまり心配はしていません.
ざっとメインの収入源だけをあげてみてもこれだけあります.
- ロボット・IT雑食日記(当ブログ)
- おデブ大学生がライザップでガチダイエットするブログ
- 線形代数を宇宙一わかりやすく解説するサイト
- 動画で学ぶWebアプリケーション開発講座
- Rubyで作るビットコイン自動売買システム
- 電子書籍『暗記しない数学』
- 電子書籍『Ruby超入門』
- 各種有料note
- リリースしているiPhoneアプリからの広告収入
- 個人で作っている仮想通貨自動売買システムからの収入
サイトも複数持っており,個人で作った本やサービスなどからも収入を得ているため,どう考えても大丈夫かなと.
貯金も一応,3年分の生活費くらいは準備してあります.(多分勉強代とかにすぐ使っちゃうけど…)
理由4. プログラミングスキルがある以上,どうにでもなる
当ブログをお読みの方はご存知の通り,僕にはある程度のプログラミングスキルがあります.
学生の間に,1件100万越えの案件を受けることも珍しくなくなってきました.
もしもの事態が起きて,上記で紹介した収入源が全部吹っ飛んだとしても,エンジニアとしてスキルで食べていくことは十分可能な自信があります.
他にも,プログラミングスクールでの2年間の実務経験があるので仕事に関しては自由がきくんですね.
- 受託開発でフリーランスとして稼げる
- プログラミングスクールなりでリモート講師もできる
- 普通にエンジニアとして面白そうな企業に入ってもいい
今とかって,エンジニアはとても需要が高いのでどれだけ最悪のシナリオを想定したとしても,食えなくなることはないんですよ.
給与保証があるMidworksというフリーランスエージェントや,30歳までなら無料で研修をして就職まで面倒見てくれるプログラマカレッジみたいなサービスまであって,どれだけ失敗しまくったとしても何とかなってしまうという.
やめても問題ない状況が揃っている
このように,大学をやめたとしても一切問題がない状態が揃っているんです.
これだけ条件が整った中で,時間に追われて研究も仕事も中途半端になるくらいだったら,大学をやめてバリバリ仕事をしていったほうがいいかなという結論に至ったんですね.
何度も言いますが,決して研究がつまらなかったわけではなく,ただ優先順位をつけた時に自分でやっていく仕事の方が楽しいというだけなんです.
『あと半年で卒業なのにもったいない』という声も多いですが,僕からしたらその半年間を拘束される方がよっぽどもったいなったんです.
やめた後は,引き続きアプリ作ったりブログ書いたり教材作ったりと,好奇心の向くままにいろんなことをやっていく予定です.
僕の性格上,好きなことをやっている時が一番結果も出るんですよね.
最後に: スキルだけはつけておくべし
学校やめますということをTwitterで宣言すると,300いいねくらいついてついていました.
現在,研究に時間を取られすぎていて仕事に使える時間が1日の約2割って状況でした
・研究は嫌いじゃないが,時間がもったいない
・大卒資格にあまり興味がない
・すでに新卒以上の収入がある
・プログラミングができればどう考えても食っていける上記理由を考えた結果,大学やめることを決めました
— 迫 佑樹/プログラミング講師 (@yuki_99_s) 2018年8月10日
会社をやめたい方や大学の退学を検討している人も多いようで,いくつかのコメントもいただきました.
ここで勘違いして欲しくないのは,『状況が整っていない状態で安易に色々なものから逃げる選択肢を取るべきではない』ということ.
ブロガー界隈にいると,『気軽にやめちゃって大丈夫だよ!』的な発信内容をよく見ます.
ただ,学校や会社をやめると普通に苦労することになると思います.
僕の場合は上記のように収入源を確保した上で,潰しがきくプログラミングというスキルを持っていたからサクッとやめることができました
しかし,何のスキルも持っていない人が急に辞めても苦労することは目に見えています.
メルマガやブログ・Twitterでも散々いっているように,スキルをつけて人生の自由度を上げておくことは非常に大事です.
僕は今までかれこれ3年以上一貫して『プログラミングのように使えるスキルを持っておけば強いよ』という話をしてきましたが,今回の退学決意でさらにそれを確信しました.
人生なにがあるかわかりませんが,スキルだけは絶対に裏切りませんよ.
今後ともに応援よろしくお願いいたします.
これからも,どんどんいろんなことを発信したり,プログラミング初学者に向けた教材やサービスなどを作っていく予定をしています.
学生という肩書きがなくなり,さらにパワーアップした僕を今後ともによろしくお願いしますね!
P.S. Twitterで多くのコメントをいただきました.皆様の暖かい応援,感謝です.
お金を稼ぐスキルがあるかつ、自分に自信があるからこそできる選択ですね!負けてられませんな‼️
— マルシェ@プログラマー3.0 (@marche19871220) 2018年8月10日
すごい英断!
迫さんレベルならその方がいいよなぁ。 https://t.co/CY45jdE2Fp— 飼育員かずよ@一眼レフでペットの写真撮ってます (@keeperkazuyo) 2018年8月10日
このような大きな決断をスパッとできるからこそ、迫さんは常に結果を出している気がする。
お金はマイナスになっても稼ぎ方次第で取り返せるけど、時間はどんな方法を使おうが取り返すことはできないし。
既存の価値観にとらわれず、どんどん突き進んでいくその姿勢、本当に尊敬します。 https://t.co/o2YLFDIEUK
— ウェブ系ウシジマくん (@Yuta_ushizima) 2018年8月10日
むしろ今までそんな時間に制約あったことに驚愕している
作業スピードどんだけ早いんだw https://t.co/qMpJgr9cx9
— 珍獣@札幌フリーランスプログラマー (@mc_chinju) 2018年8月10日
むしろここまで条件が揃っているのに、なぜ退学しないんだろうと今までずっと思ってました。
実際に退学してしまうあたり、迫さんはやっぱ先進的で、面白い🤣 https://t.co/OdycDQwY6Y
— ふっくー📪 (@fukku99148377) 2018年8月10日
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