「貯蓄がたまってきたので、そろそろ投資にチャレンジしたい」
「でも失敗するのが怖い」
「投資で失敗しないためにはどうすればいいの?」
などと考えていませんか?
貯金が増えてくると、資産運用に回したいと考える方は多いです。
ところが「投資にチャレンジしたら失敗するんじゃないか」と思って、一歩踏み出せない方もいます。
そこでこの記事では、資産運用に失敗する人の特徴、資産運用に失敗しないための対策を解説します。
初心者向けの投資方法も紹介しているので、これから資産運用を行う方は、ぜひ参考にしてみてください。
資産運用に失敗しやすい人の特徴7選
資産運用に失敗しやすい人の特徴としては、下記の7つが挙げられるでしょう。
- 理解度が低いままおすすめの商品を買う
- 運用目標や方針があやふやのまま
- 専門家にすべて丸投げしてしまう
- 長期的な目線を持てていない
- いきなり難易度が高い投資を始めてしまう
- 相場しか見ていない
- リスク管理ができていない
ここからは、それぞれの特徴について詳しく解説します。
1. 理解度が低いままおすすめの商品を買う
銀行や証券会社などの金融機関の窓口では、担当者から投資商品をおすすめされる場合があります。
ただ、理解していないまま金融商品を購入するのはおすすめしません。
金融機関では利益確保のために、販売手数料や運用中のコストが高い商品を勧めてくる可能性があるからです。
そこで、もし金融商品を紹介された場合は、コストやリスクについて聞いて確認を行いましょう。
また、自分でもコストやリスクについて調べて、慎重に検討することが大切です。
情報を確認した上で自分に合った方法を見つけた上で、安定した運用を行う必要があります。
2. 運用目標や方針があやふやのまま
「なんとなくお金が増やせそうだから」という理由のみで資産運用を始めると、失敗する可能性が高いです。
運用目標や方針があいまいだと、投資先を決めたり、売却を決めたりする判断基準が定められません。
金融消費や投資方法についても理解が浅いため、損をしてしまう可能性が高いです。
何となくで資産運用を行ってしまうと、効果的な運用に結びつかないことが多いので注意しましょう。
場合によっては大きな損失に繋がることもあるため、専門家の意見も聞きながら慎重に運用を開始することが大切です。
3. 専門家にすべて丸投げしてしまう
資産運用では、金融の知識が絡むことが多いので、難しい話を聞く機会が増えます。
ただ、そこで専門家にすべて丸投げするのは危険です。
専門家だからと言って、すべての判断があっているとは限りません。
また、ビジネスでやっている以上、専門家にとって都合のいい金融商品を買わされるというリスクもあります。
損をしないためにも、資産運用を行う場合は自分でも勉強して知識を身に付けましょう。
4. 長期的な目線を持てていない
短期間で大きなリターンを狙うのは、専門家でも難しいとされています。
初心者が焦って、十分な知識や経験がないまま短期間でリターンを狙うと、損失が発生しやすいです。
一度損失が生まれると、焦って返済しようとしてしまい、さらに失敗することがあります。
余計な損失を生まないためにも、資産運用を行う場合は長期的な目線をもって、運用を継続しましょう。
5. いきなり難易度が高い投資を始めてしまう
「リターンが高いらしい」という信憑性の低い情報を信じて、いきなり難易度が高い投資を始めると失敗しやすいです。
- 先物取引
- 仮想通貨
- FX
特にこれらの運用方法は、難易度が高いので初心者向きではありません。
リターンが高いのも事実ですが、十分な知識や経験がないと失敗することが多いです。
失敗した際の損失が大きい傾向にあるので、取り返しがつかなくなることもあります。
- 投資信託
- ロボアドバイザー
- iDeCo・NISA
などの初心者でも取り組みやすいものから始めて、資産運用に慣れましょう。
6. 相場しか見ていない
相場を見極めるのは、専門家でも難しいです。
知識や経験がない初心者が、相場やタイミングを見極めて投資を行うのは難しいと言えます。
失敗するリスクを抑えるためにも、専門家のアドバイスを聞きながら慎重に検討することが大切です。
自分の勘だけで投資を続けると、損失に繋がりやすくなるので注意しましょう。
7. リスク管理ができていない
投資を行うのであれば、投資時期の分散、投資先を分けて投資を行なうことが大切です。
1つの投資先に依存してしまうと、その投資先に何かあった場合に巨額の損失が生まれる可能性があります。
例えば、株式投資をしていて、投資先の会社が倒産すると、一気に資産価値を失って損失に繋がってしまうでしょう。
資産運用を行う場合は、損失を生まないためにも、投資時期・投資先の分散を考えておくことが大切です。
投資時期・投資先の分散がしやすい投資方法を選び、運用を行いましょう。
初心者におすすめな投資方法5選
初心者におすすめな投資方法として、下記の5つが挙げられます。
- 投資信託
- ロボアドバイザー
- iDeCo
- NISA
- 株式投資
いずれも初心者にとって取り組みやすい投資方法なので、1つずつ確認していきましょう。
1. 投資信託
投資信託は、投資家から集めたお金を資産運用の専門家が、株式や債券などに分散投資して運用する方法を指します。
投資対象や売買タイミングはプロが判断を行うため、初心者でも安心して利用することが可能です。
また、100円単位で買える商品もあるので、小額からでも運用可能です。
しかし、運用時には購入手数料・信託報酬・売却手数料などのコストが発生します。
実際にどのくらいのコストが発生するのか確認した上で、チャレンジしてみましょう。
2. ロボアドバイザー
ロボアドバイザーはAIが、投資家の代わりに資産運用のアドバイス、サポートを行うサービスです。
利用者のリスク許容度に合わせて、最適な資産の組合せをしてくれるため、投資初心者に向いています。
運用に割く時間と手間を省ける上に、手数料が安いのもメリットです。
普段の仕事が忙しい会社員の方に、特におすすめな投資方法と言えるでしょう。
ただ、ロボアドバイザーはローリスク・ローリターンの投資方法なので、短期間で高い利益を出すのには向いていません。
もし、利用する場合は、長期でバランスを見ながら運用するといいでしょう。
3. iDeCo
iDeCoは、個人で積み立てる個人年金のようなサービスです。
加入者が毎月一定の金額を積み立てて、預金・保険・投資信託などの金融商品を自ら運用し、60歳以降に一時金または年金で受け取れます。
積立金額はすべて「所得控除」の対象になるので、所得税・住民税の節税に繋げることが可能です。
運用で得た定期預金利息や、投資信託運用益が「非課税」なのも独自のメリットと言えるでしょう。
ただ、原則60歳までお金を引き出せないというデメリットがあります。
60歳になるまでに、病気や事故で亡くなってしまった場合でも、運用益を引き出せません。
また、元本変動型の投資信託で運用した場合、購入時の代金を下回る元本割れの可能性があることも把握しておきましょう。
4. NISA
NISAは、株式・投資信託などの金融商品で得た利益を非課税にできる制度です。
年間120万円までの投資を対象に最大5年間、運用益を非課税で保有できます。
利益や配当金を非課税で受け取れるだけではなく、iDeCoとちがっていつでも現金で引き出せるのが強みです。
ただ、非課税での運用期間が5年以内のみで、既に持っている株や投資信託は対象外になります。
さらに、1人1口座しか持てないという特徴もあるので、運用する前に理解しておきましょう。
5. 株式投資
株式投資は、上場している企業の発行する株式を取得して投資する運用法。
売却益や配当金、株主優待を狙えるのが最大のメリットです。
証券会社にもよりますが、100株未満でも購入できるので少額投資からでも始められるので、初心者に向いています。
ただ、また、元本保証がないので株価が値下がりすると、元本割れする可能性もあります。
また、投資している企業が倒産すると、一気に資産価値がなくなる点には注意が必要です。
リスクを分散させるためにも、1つの投資先に集中投資しないようにしましょう。
資産運用に失敗しないための対策4選
資産運用を確実に成功させるためにも、下記の4つの対策を把握しておきましょう。
- 長期的な目線を持つ
- 感情に流されずに判断する
- 生活費を切り崩さない
- すでに実績を出している人の思考を学ぶ
ここからは、それぞれの対策について詳しく解説します。
1. 長期的な目線を持つ
知識や運用経験がない初心者が、短期間で大きく稼ごうとすると失敗する可能性が高いです。
専門家でも短期間で大きく稼ぐのは難しいので、初心者ではまず成功しません。
損失が生まれることで資金が底をつきて、生活に影響が出てくる可能性があります。
巨額な損失に繋げないためにも、長期的な目線でこつこつ資産運用を行いましょう。
最初は少ししか利益が出ない投資方法でも、利益分も運用に回し、元本を徐々に大きくする「複利効果」で利益をアップできます。
下手にハイリスク・ハイリターンの投資方法に手を出さないように、気を付けましょう。
2. 感情に流されずに判断する
資産運用を行っていると、目先の利益にとらわれてしまい、感情に流されることがあります。
金融商品によっては、大きく収益が下がることも想定されるでしょう。
そこで、資産価値の変動に一喜一憂せず、感情に流されずに、長期的な目線で運用を行うことが大切です。
自分だけで判断せずに、専門家の意見も聞くと不安を解消できます。
自分だけの考えで運用を続けていると、失敗する可能性が高いので、視野を広げることが重要です。
3. 生活費を切り崩さない
たまに、生活費を切り崩して資産運用を行うとする方がいますが、非常に危険です。
生活費まで投資してしまうと、当然のことながら生活ができなくなります。
そこで、生活費まで使い込まないように、余剰資金を活用して投資を続けましょう。
余剰資金があれば、生活費を削らずに安定した資産運用が可能です。
余剰資金は、総資産額から半年分の手取り収入を引いた金額を目安にするといいでしょう。
万が一の場合に備えるためにも、急な事故、病気の可能性も踏まえながら、手元に残すべき現金を想定するのがおすすめです。
4. すでに実績を出している人の思考を学ぶ
資産運用や投資方法を効率よく学びたいのであれば、すでに実績を出している人の思考を学ぶことが大切です。
すでに実績を出している人の考え方なので、参考にすることで資産運用において成功する確率を高められます。
我流で資産運用するよりもリスクを抑えられる上に、よりスピーディに成功に繋げることが可能です。
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