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【結論】RubyとPHPはどっちがおすすめ?4つの軸でガッツリ比較【働き方による】

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「プログラミングを勉強したいけど、RubyとPHPはどちらがいいんだろう?」
「初心者だから簡単な言語を勉強したい!難易度が低いのはどれ?」
「就職を見据えたらRubyっておすすめできるの?」

プログラミングをはじめるとき、最初に悩むのが言語選び。特にRubyとPHPは比較されることも多く、Webサービス開発に向いている言語なのでどちらがいいのか疑問を持つ方も多いでしょう。

そこでこの記事では、RubyとPHPを比較してどちらがいいのかわかりやすく解説します!

  • Ruby・PHPの特徴
  • RubyとPHPを4つの観点から比較
  • それぞれおすすめの人

と、言語選びに悩む方に役立つ内容となっています。

初心者でもサクッと読めるので、ぜひ参考にしてください!

監修者:平井 隆嗣
システム開発に加えてマーケティングまで対応し、集客や売上に貢献するエンジニア。
開発会社にて4年間の勤務をし、リーダーとして活躍したあとフリーランスとして独立。WordPress導入、デザイン、開発、アプリケーション開発などを幅広く手掛ける。

監修者:迫 佑樹
株式会社SkillHacks代表取締役。大学在学中からプログラミングスキルを身につけ、フリーランスエンジニアとして独立。
自身の経験を活かしプログラミングを教え、その知見からオンラインスクール事業Skill Hacksを運営。そのほか、実店舗ビジネスや知識プラットフォームBrainなどさまざまなビジネス経営中。

RubyとPHPの特徴をおさらい

RubyとPHPは、Webサービスやシステム開発に使うプログラミング言語です。どちらも書いた構文をそのまま実行できるスクリプト言語であるのが特徴で、具体的な違いがわからない方もいるでしょう。

まずは、RubyとPHPの特徴をそれぞれ解説します。

Rubyの特徴

Rubyは1993年に誕生したプログラミング言語で、コードがシンプルで読み書きしやすいのが特徴です。

たとえば、以下のようなサービス開発に積極的に使われています。

  • Webアプリケーション
  • ショッピングサイト
  • SNSサイト

有名なサービスでは、食べログやWantedly(ビジネス向けSNSサービス)などがRubyで開発されています。

RubyはRuby on Railsなどのフレームワークが豊富にあるのが大きなメリットです。

フレームワークとは、アプリケーションの処理を簡単に実装できる仕組みのこと。アプリは0から作るととても大変なので、手間を省くためのフォーマットをある程度用意してくれていたり、簡単に実装できるようにしてくれたりするのがフレームワークです。

フレームワークは頻繁に使う基本的な機能をまとめて提供してくれるので、プログラミングの時に使うとかなり効率がアップします。

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PHPの特徴

PHPは1995年に誕生しており、世界中のWebサイト開発で使われている言語です。

2020年の最新の統計では、全体のおよそ80%のサイトでPHPが使われていることが明らかになりました。(参考:W3Techs

CMS(Webサイトを簡単に作成するためのツール)として最大手のWordPressでもPHPを活用しています。

主な役割は、Webサイトの機能を充実させることです。

PHPでも、次のような機能を開発できます。

  • 問い合わせフォーム
  • SNSとサイトの連携
  • 決済システム
  • 予約システム

PHPで動いている有名なサイトには、WikipediaやFacebookなどがあります。また、PHPはRubyと同様に、HTMLに直接書き込むことができるのも特徴です。

どっちがいい?RubyとPHPを徹底比較

それではRubyとPHPどちらを学ぼうか悩んでいる方に向け、4つの軸で比較をしてみました。

  1. 求人件数
  2. 年収
  3. 習得の難易度
  4. 将来性

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 求人件数

RubyとPHPの求人件数を実際に比較してみました。(2021年1月現在)

Ruby PHP
Indeed 6,146件 19,386件
クラウドワークス 30件 117件

これをみると、PHPの方が求人が3倍近くあることがわかります。PHPはアプリ開発からサイト制作まで幅広い案件がありました。

また、勤務地も幅広く、東京以外の求人も多いのはPHPでした。

求人面から見れば、PHPエンジニアがおすすめです。

2. 年収

年代ごとに、RubyとPHPを扱うエンジニアの平均年収を比較してみました。

Ruby PHP
20代 397万円 361万円
30代 520万円 467万円
40代 603万円 586万円
50代 585万円 403万円

(出典:TECH Street「2020年プログラミング言語別年収ランキング」)

これをみると、どの年代もRubyの方が年収は高めです。

出典元の調査では21の言語を対象に調査をおこなっていますが、PHPは全体の中でも年収は低め。特に30代の年収は最下位でした。

平均値で見れば、Rubyに軍配が上がります。

なお、「【現役講師が解説】PHPエンジニアの年収は低い?収入を上げるステップや仕事内容も紹介」では現役エンジニアに突撃取材!年収に関する疑問を解決できるので、合わせてご覧ください!

3. 習得の難易度

RubyとPHPの難易度は、PHPの方がやや簡単と言われているものの、それほど変わりません。どちらも、比較的習得しやすい言語と言われています。

Rubyの方がPHPよりも汎用性が高く、記述方法に幅があるので覚えることが少し増える印象です。

ただし、環境構築はRubyの方がやや簡単という印象を持つ方が多いようです。

どちらも比較的学びやすいと言われているので、難易度はそれほど心配する必要ありません。

4. 将来性

どちらも将来性のある言語と言われています。

Rubyは汎用性が高く、フレームワークを使って短期間での開発ができるのが強み。工数を少なく開発が進められるので、スタートアップやベンチャー企業で好まれています。

一方でPHPは大手企業に多く採用されている言語であり、既存のシステムが多くあります。これらの保守や追加開発、フレームワークの置き換えなどの案件が予想されるので、しばらく需要は高いでしょう。

2つの言語はニーズは異なるものの、どちらも将来性はあると予想されます

【目的別】RubyとPHPどっちがおすすめ?タイプ別に解説

それでは、具体的にRubyとPHPどちらがおすすめか、タイプ別に解説します。どちらも需要の高い言語であるため、希望に合わせて選びましょう。

  • とにかく就職したい人
  • Webデザイナー・コーダーからのキャリアアップを狙う人
  • リモートで働きたい人

の3タイプの方々について解説するので、気になるところからチェックしてみてください。

とにかく就職したい人はPHP

できるだけ早く就職したいという方は、案件数の多いPHPがおすすめ。PHPの場合地方にも仕事が多いので、地元を離れたくない人にも向いています。

一方でスタートアップ・ベンチャー企業でスピード感をもって開発したい方はRubyがよいでしょう。

企業により求められる言語は異なります。もし希望の勤務先や仕事がある場合は、どんな言語で求人を出しているか確認してから、需要のある言語を勉強するのが確実です。

Webデザイナー・コーダーのキャリアアップにはPHP

すでにWebデザイナーやコーダーとしてサイト制作に携わっている場合は、PHPが使いやすいでしょう。PHPはHTMLに埋め込んで使うことが多く、サイト内の問い合わせや予約のフォームを実装するなら使い勝手がよいです。

また、WordPressにはPHPが使われているところもメリット。そのほか

  • ECサイト
  • オウンドメディア

などにはPHPを使われるケースが多いです。

サイト制作出身で、ここからキャリアアップのためにプログラミング言語を覚えるならPHPがあうでしょう。

リモートで働きたい人はRuby

将来リモートワークで働きたい方は、Rubyの方がチャンスが広がるでしょう。

Rubyを採用している現場は、新しい技術を取り入れたり、開発の運用が整っていたりすることが多いです。そのため、勤務体制に関しても柔軟な現場が比較的多め。

一方で、PHPは多く採用されている反面、古くからの体制を守っているところも少なくありません。常駐メインの現場が多めなので、将来リモートワークで好きな場所で働きたい方はRubyの方が可能性が広がります。

RubyとPHPどっちがいいかは人による!目的に合わせて選ぼう

RubyとPHPはどちらも習得しやすいと言われており、将来性もある言語です。そのため、プログラミングを勉強して達成したいことや、理想の働き方に合わせてどちらを学ぶか選ぶと良いでしょう。

改めて2つの言語の特徴をまとめます。

<Ruby>

  • スタートアップやベンチャーでの利用が多め
  • 汎用性の高さが特徴
  • リモートワークが比較的しやすい

<PHP>

  • 求人が多く、地方でも働きやすい
  • 平均年収は低めだが、間口が広く就職はしやすい
  • サイト制作に関わる仕事をしていた人と相性がいい

それぞれ異なる良さがあるので、より理想に近い方を選びましょう。

なお、プログラミング言語を勉強するなら、当メディアの運営元が提供するHacksシリーズがおすすめ。オンラインの講義で受講期間がないので、ご自身のペースで学べます。

さらに、質問は無制限なので、挫折しにくいのが特徴です。Rubyを学びたい方にはSkill Hacks、PHPを学びたい方にはPHP Hacksという教材を用意しています。どちらも公式ページにサンプル動画があるので、プログラミングを学習したい方はぜひご覧ください!