近年話題になっている「セカンドパートナー」とは、体の関係を持たない第二のパートナーのことを言います。

  • 今の家庭に不満や居場所がないと感じている
  • 家庭の役割を忘れて素の自分を出せる相手を見つけたい
  • 家族にはバレずに第二のパートナーがほしい

このように感じている人は、セカンドパートナーを作ることで心に余裕ができて家庭にも良い影響がでるケースがあります。

しかし、後にトラブルが発生する可能性も十分あるので、デメリットや危険性などは必ず理解しておかなければいけません。

今回は、セカンドパートナーについて、条件やメリット・デメリット、見つける方法などについて詳しく説明します。

セカンドパートナーについて興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

セカンドパートナーとは?条件は?

セカンドパートナーとは、体の関係を持つ不倫とは違いプラトニックな関係性を築く相手の事をいいます。

ただ、条件を知らずにセカンドパートナーを作る人は、不倫に該当して民事上の責任を負わされる可能性もあるのです。

正しい条件を知り、ルール内で楽しみましょう。

肉体的ではなく、心の繋がりを求めるもの

セカンドパートナーは肉体関係はなく、心のつながりのみを求める関係性のことを言います。

セカンドパートナーは「恋愛感情はあるけど、あくまでも2番目」というのが基本です。

配偶者との関係を壊さず、お互いの生活を優先するのが大前提。

もし、セカンドパートナーと肉体関係を持ってしまうと「不倫」に該当し、バレると民事上の責任を負う必要があります。

「はじめは体の関係は持たなかったのに、長く一緒にいると結局肉体関係を持つようになった…」なんてこともよくあるので、気をつけましょう。

不倫と違い肉体関係はなく、「プラトニック不倫」と呼ばれることもある

セカンドパートナーは不貞行為に該当する肉体関係は持たないため、一般的な不倫とは異なりますが「プラトニック不倫」と呼ばれることがあります。

「プラトニック不倫なら万が一バレたとき、慰謝料請求や離婚になることはないの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

実は、法律上不倫(不貞行為)と認められない可能性があるものがあります。

具体的には…

  • SNS・メールのやりとりだけ
  • 二人での食事
  • 二人で映画館
  • 二人でドライブ
  • 手をつなぐ
  • 性的行為のない風俗店の利用

場合によっては不貞行為に該当するケースもあるようですが、通常は上記の行為だけで不貞だと認定されることはありません。

つまり、セカンドパートナーは、食事や手を繋ぐまでの関係性だと認識しておくと分かりやすいでしょう。

基本的に、男女ともに既婚者同士の場合が多い

セカンドパートナーは基本的に、相手の家庭を壊さず関係を築くため、お互い既婚者同士であるケースが多いです。

既婚者同士であればお互い家庭の事情がわかるため、家族にバレることなく長く関係を続けやすい傾向にあります。

一方、どちらかが独身である場合、離婚を迫ってきたりわざと家族にバレるような行動を取られたりする危険性もあるのです。

既婚者同士だとお互いの悩みや不満も理解しやすく、より良い関係を保ちやすいメリットもあります。

セカンドパートナーとして良いこと・悪いこと

セカンドパートナーとしても良いことは、先述したとおり「一般的な不倫に該当しない行動」です。

具体的に「しても良いこと」「すると悪いこと」について理解し、不倫に手を染めないようにしましょう。

(※不倫の境界線は人によって異なります。ここでは、一般的に不倫に該当しない行為を紹介していますが、個人の考えは人それぞれで違うことを理解してチェックしていきましょう。)

メール、LINE、電話はOK

一般的には、既婚者が異性とメールやLINE、電話をするくらいでは不倫に該当しないので「セカンドパートナーとしても良いこと」に当てはまります。

ただ、異性とのやり取りに対して不快感を抱く方は多いはずです。

スマホを見られたとき、配偶者に嫌な思いをさせないためにもやり取りはこまめに消すことをおすすめします。

また、バレないよう以下のことは最低限徹底しましょう。

  • 通知をOFFにする(もしくはロック画面に表示されないよう非表示に設定する)
  • 登録する相手の名前を変える
  • 家族と過ごす時間に連絡しないようにする

また、LINEではなくカカオやインスタなどSNS上でのやり取りにすると、尚バレにくいです。

食事・デートはOK

食事やデートをするだけなら、セカンドパートナーとしても良いことに該当します。

ただ、毎日会うような関係になるのは、プラトニックな関係の境界線を超えてしまいます。

また、デートの頻度が増えるほど肉体関係を持ちたくなるケースが多いです。

そのため、食事やデートの頻度には注意しましょう。

お互いの家庭に迷惑をかけないよう、月1回がベストです。

手繋ぎ・ハグはOK

デート中、手つなぎやハグなど軽いスキンシップなら、セカンドパートナーとしても良いことに該当します。

ただ、他人から見ると恋人にしか見えない行動です。

知り合いに会うと誤解される可能性もあるので、手つなぎやハグをする場所は選びましょう。

また、スキンシップをとることで、その先に進みたくなる可能性が高くなります。

感情をコントロールするのが苦手な方は、過度な触れ合いはしないよう心がけましょう。

そもそも、生活圏内でデートをするのは危険です。

デートをするなら、少し離れた知り合いに会う可能性が低い場所を選びましょう。

キスは基本的にNG

セカンドパートナーのキスは、基本的にNGです。

キスが不倫に値する可能性があるという問題もありますが、のめり込んでしまう危険性があるのでやめておきましょう。

相手にのめり込むことで、これまでの関係性が変わってしまう可能性があります。

たとえば、相手家族にやきもちを焼くようになったり、必要以上に詮索するようになったり…。

相手を本気になるほど、関係性がバレやすくなる行動を取りがちなので注意が必要です。

添い寝は基本的にNG

セカンドパートナーとの添い寝も、基本的にはNGです。

明確には、本当に添い寝をするだけなら、プラトニックな関係でしても良い行為のギリギリ範囲内です。

ですが、添い寝をすると多方面でのトラブルが発生する可能性が高いため、基本的にはしないでおきましょう。

たとえば、添い寝をするためだけにホテルなどの密室に入っただけだとしても、それだけで不貞行為に該当する可能性があります。

万が一、領収書やホテルに入っていく姿を見られた場合、それだけで十分離婚事由になるのです。

そして、添い寝をすることで相手にのめり込んでしまったり、体の関係を持ちたくなったりする可能性も高くなります。

プラトニックな関係を維持するためにも、添い寝は避けましょう。

体の関係はNG

セカンドパートナーと体の関係を持つのは、NGです。

体の関係を持つことで、セカンドパートナーではなく不倫相手になってしまいます。

明確な不貞行為で、配偶者にバレると慰謝料請求や離婚などの恐れもあります。

セカンドパートナーとして長く関係を保ちたいなら、体の関係を持つことはやめてください。

セカンドパートナーを作るメリット

セカンドパートナーを作ることによってできるメリットは、主に3つあります。

家庭に良い影響が出るケースもあるので「セカパを作って本当によかった」と思う人は多いです。

家庭内の悩みやモヤモヤを発散でき、逆に夫婦関係がよくなる

セカンドパートナーに家庭内の悩みやモヤモヤを相談することで、発散する場所が出来て夫婦関係が良くなるケースがあります。

また、夫婦は結婚生活が長いほど「家族」としての役割を果たすのがメインになってきます。

つまり、恋愛関係だけをずっと続けるのは、難しいということです。

付き合い始めや新婚のときのようなドキドキ、ワクワクする感覚は、年々薄れてしまうのが現実。

そんなとき「恋愛関係」を補完できるのが、セカンドパートナーになります。

恋愛と家族をバランスよく取れるようになるため、夫婦関係が良くなることが期待できるのです。

自分が辛い時でも精神的に支えてくれる

自分が辛いとき、セカンドパートナーが精神的に支えてくれるのも大きなメリットです。

会社の同僚や友達にも相談しにくいことをセカンドパートナーになら、話しやすいと感じる人は多いです。

悩みを打ち明けるだけでも気持ちは楽になりますが、共感してもらえたりアドバイスをもらえたりするため配偶者の気持ちも理解できるようになるケースもあります。

配偶者に相談しづらいこともセカンドパートナーには打ち明けやすいため、心に余裕が持てるようになるのです。

自分磨きができ、マンネリを解消できる

恋愛関係を楽しめるセカンドパートナーといるだけで、自分磨きの意欲が沸いてくるケースがあります。

結婚生活が長くなると「相手のために綺麗(かっこよく)でいよう」と思うことが減ってきます。

その結果、お互い体型がだらしなくなったり身なりを気にしなくなったりして、相手にときめかなくなるケースが多いです。

ですが、好きな人(セカンドパートナー)ができることで、相手に「かわいい」「かっこいい」と思われたい気持ちができるため、自分磨きをするきっかけ作りになります。

ドキドキ・ワクワクすることも増えるので、日常のマンネリ化を解消することも可能です。

セカンドパートナーを作るデメリット・危険性

セカンドパートナーを作ることは、デメリットや危険もたくさんあります。

不倫でなくても、既婚者が配偶者以外を好きになること自体、危険な行為です。

少しでもトラブルが発生する可能性を低くするためには、これから紹介するデメリットや危険性はしっかり理解しておいてください。

ファーストパートナーにバレる危険性がある

セカンドパートナーを作る事によって、ファーストパートナー、つまり配偶者にバレる危険性があります。

これは、セカンドパートナーを作るにあたって、絶対に避けたい事態です。

近年ではセカンドパートナーや婚外恋愛に理解を持つ方も増えてはいますが、それでも賛成派はごくわずか。

理解されにくい関係性なので、バレることはあってはいけません。

万が一バレれば、不倫を疑われることは自然な流れです。

言い訳しても通用しないケースもあるので、注意しましょう。

バレたら離婚につながる可能性もある

配偶者にバレると、離婚につながる可能性ももちろんあります。

一般的に不貞行為に該当しなければ、離婚事由には当てはまらないケースが通常です。

離婚事由に当てはまらなければ、法的に離婚が認められることは基本的にありません。

しかし、相手の離婚の意志が固い場合、夫婦生活を終わらせる他ないでしょう。

セカンドパートナーを作るなら、自分の家庭を壊す危険性があることは承知の上で、絶対にバレないよう徹底しなければいけません。

周りにはセカンドパートナーの存在を言えない

セカンドパートナーができたとしても、その存在を周囲に伝えることはできません。

セカパについて肯定派の方はいますが、まだ世間から理解されにくい関係です。

  • 最低
  • クズ
  • 許せない
  • 不倫じゃん
  • 配偶者がかわいそう
  • 頭おかしいんじゃないの?

このように、悪いイメージを持たれる可能性が高いです

もし、セカンドパートナーに対しての悩みがあったとしても、それを相談できる相手もいないので辛いと感じる人もいます。

相談した相手から、配偶者に話が伝わる可能性も十分考えられます。

そのため、セカンドパートナーの存在は絶対に秘密にしなければいけません。

つい一線を超えてしまう可能性もある

セカンドパートナーと長く過ごすほど、つい一線を超えてしまう可能性もあります。

「絶対に体の関係は持たない」そう決めていたとしても、好きな人ともっと親密になりたいと思う気持ちが生まれ結果的にセックスまでしてしまったケースは多いです。

過ちを生まないためにも、密室でデートをしたりお酒を飲んだりするのは避けましょう。

一度体の関係を持ってしまうと、そのままずるずる不倫関係を続けるようになり「セカンドパートナー」とは言えない相手になります。

セカンドパートナーを見つける方法

セカンドパートナーを見つける方法は、一般的な出会い方に比べると限られてきます。

しかし、方法が無いわけではありません。

本気でパートナーを探している方は要チェックです。

既婚者同士のマッチングサイト

セカンドパートナー探しで最もおすすめなのが、既婚者限定で利用できるマッチングサイトです。

結婚している人だけが利用するサービスなので、独身者と出会う心配はありません。

効率よくセカンドパートナーを見つけられます。

一般的なマッチングアプリに比べて利用者は少ないですが、登録者の多くがプラトニックな関係を築ける相手を探すためです。

利用目的が一致しているため、最も早くセカンドパートナーを作れるでしょう。

X(旧Twitter)などのSNS

X(旧Twitter)やチャットアプリなど、SNSでセカンドパートナーを作る方法もあります。

ただ、今回紹介する中で最も難しく危険な方法です。

実際に出会える確率が少ないうえ、業者やサクラなどに騙される可能性もあります。

また、セカンドパートナーを探している人と出会うのも難しく、効率が悪いです。

そして、Instagramのように出会い目的で利用することを禁止されているツールもあります。

禁止事項を確認したうえで利用する必要があるほか、身バレしないよう工夫しなければいけないのも大きなデメリットです。

よほどの事情がない限りは、他の方法で探すことをおすすめします。

知り合い

知人や友人など、知り合いの中から探す方法もあります。

昔からの知り合いが、何かのきっかけでセカンドパートナーになるケースもあるのです。

しかし、共通の友人がいる場合は注意しましょう。

目撃される危険性があるほか、周囲にバレて噂が広まる可能性も十分あります。

知り合いの中からセカンドパートナーを探す場合は、バレる可能性が高いことを理解しておきましょう。

職場

セカンドパートナーを探す場として、職場も一つの方法です。

実際に職場の人がセカンドパートナーというカップルもいるほどなので、出会える確率は低くないでしょう。

ただ、職場でセカンドパートナーを作った場合、バレたとき仕事のキャリアを失うリスクがあります。

経営者や役員などの場合、会社のイメージが悪くなることも。

さらに、同じ職場となると知り合いも多く、どこかで目撃される可能性もあります。

リスクが非常に大きいため、あまりおすすめはできません。

趣味

趣味や習い事なども、セカンドパートナー探しが成功する可能性がある場です。

ただし、習い事や趣味サークルなどは出会いを探す場ではありません。

セカンドパートナー探しとして参加するのは好ましくないことは、理解しておきましょう。

趣味や習い事の活動で出会う相手は、共通点があるため仲良くなりやすいです。

仲良く接しているうちに、セカンドパートナーとしてお付き合いに繋がる可能性は十分あります。

セカンドパートナーに対してよくある質問

セカンドパートナーは最近話題になったこともあり、わからないことが多い方もいるでしょう。

なかでも多い疑問「よくある質問」についてお答えしていきます。

セカンドパートナーを求める男性心理は?

  • 仕事や家庭の悩みを打ち明けて寄り添ってほしい
  • 長年の夫婦関係がマンネリ化していて新たな刺激がほしい
  • 男としての自信を取り戻したい
  • 単純に恋愛を楽しみたい

セカンドパートナーを求める男性心理は、主に上記の4つです。

なかでも、日常がマンネリ化していて刺激がほしいと考える男性は多いようです。

共通しているのは「ファーストパートナーと離婚は考えていないこと」。

あくまでも、自分の不満やストレスを緩和するため、癒やしてほしいという思いでセカンドパートナーをつくる人が多数います。

セカンドパートナーを求める女性心理は?

  • 誰かから必要とされたい
  • さみしい
  • 女としての自信・プライドを取り戻したい
  • 平凡な毎日に飽きて非日常や刺激を求めている

セカンドパートナーを求める女性の心理は、主に上記の4つです。

夫は大切で離婚したいとは思っていないけど、女として見てもらえないのがさみしい・辛いと感じている女性は多いです。

安定しているのは良いことだと分かっていながらも、平凡な毎日に飽きて刺激を求める人も少なくありません。

男性と同じく、自分の欲求やストレスを緩和するためにセカンドパートナーがほしいという思いで、自分の家庭を壊したくないという思いを持っています。

セカンドパートナーを作る人は頭がおかしい?

セカンドパートナーを作る人は頭がおかしいと、一般的にはそう思われてしまいます。

しかし、夫婦や家庭にはそれぞれの事情があり、男女ともにセカンドパートナーを求めている夫婦がいることも事実です。

実際に行動に移してはいないけど「また昔のようなドキドキを味わいたい」「女(男)として求められたい」という気持ちを密かに抱いている方は多いでしょう。

推奨されている行為ではありませんし、バレると離婚問題に発展する可能性も十分あります。

そのため、セカンドパートナーを作るなら自己責任でやるべきです。

セカンドパートナー|まとめ

セカンドパートナーとは、プラトニックな関係を築く相手のことを言います。

セカンドパートナーに精神的な支えになってもらえたり、不安や不満を相談することで解消され、夫婦関係が改善するメリットもあります。

あくまでも、食事やデートを楽しんで日常のストレスや不満を発散できる関係性であることが前提です。

体の関係を持ってしまうと「不倫」になるので、セカンドパートナーとの距離感には十分注意しましょう。

デメリットやリスクを十分理解したうえで、自分の合う方法でセカンドパートナーを探してくださいね!

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